あやかしと神様の恋愛成就

花咲マイコ

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あやかしと神様の夏休み(番外編)

7☆密かな恋の約束

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 瑠香に近づきたくない春陽は真陽の部屋に避難した。
 神々しかった瑠香が、ドスケベになっていたことがショックで真陽のそばに寄り添う。

「ぼく、瑠香兄みたいにドスケベにならないから…四年待ってくれる?」
 真陽は星空を見るのが趣味で望遠鏡で星を眺めていたら春陽が寄りそってそう言ってきたことに驚く。
 いや、好意を持っていてくれたことは知っていたけれど……
 年の差がある。
 瑠香より年下だ。
 しかも7つも…
 瑠香はあの性格だからカワイイとは思えないけど、春陽は生まれた時から可愛い弟のような存在だった。

 なのに、今、本気でそんなことを言われた…

 名前を自分に似た『春陽』とつけたのは真陽だ。
 なにか、縁があるのかしらと、ときめいた。

「うーん。その時は私は二十五か…」
「待てない?」
「四年くらいなら待ってあげてもいいわよ」
「ほんと!」
 頬を高調させて喜ぶ春陽は可愛い。
 真陽は、可愛い男の子も大好きだけど…

「なんか、春陽君は葛葉子ちゃんに似てるし、将来クズハ君ぽくなりそうだしね…」
「クズハ君?だれ?」
 春陽はすぐライバル視する。

 自分のためのヤキモチは嬉しいし………

「春陽くんかわいいっ!」

チュッ!

 と唇にキスをする…
 いや、思わずキスしてしまった。
 しかも唇に!
 頬とか、おでこならまだしも…

(あー…私、犯罪者だわー)

 と思うものの心が浮かれる。
 ドキドキが止まらなくなる。
 本気の恋の約束のように感じる。
「ほ、本気だよ!」
 春陽は真っ赤になって言う。

 葛葉子とした冗談のキスとは違うと思う…
 その考えを春陽は覗いて、嬉しくなる。
 悪いことしても隠し事はできない
 テレパシーの能力者同士、ある程度のふしだらな考えはあたりまえにある、理解してるけど…
 だから、気にしないけれど…
(瑠香の場合は度を越してるから軽蔑してしまったほどだが…)

 好きになると気にしてしまうものらしい。
 ふしだらな考えを覗かれるのは互いに恥ずかしい…
 好きだから、お互いの考えてることを覗かない。

 それがテレパシーを使う者達の暗黙の恋愛の約束。
 真陽と春陽は互いの考えを覗かない約束もする。
「や、やくそくだよ。」
「う、うん。春陽くんも私をおばさんだと思っちゃダメよ」
「思わないよ。真陽姉は僕の永遠の女神様だもん」

 そういうと、もう一度キスをした。

 影でラブラブな歳の差カップルが誕生してたことを葛葉子と瑠香はしらなかった。
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