あやかしと神様の恋愛成就

花咲マイコ

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あやかしと神様の夏休み(番外編)

8☆『嫁』より『妻』

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「なんかこの頃、嫁にするって言ったのに、
『妻』って言い変えたみたい」
 葛葉子は瑠香の言い方が変わって、不思議になったことを真陽に言う。

「たしかに、初めて葛葉子ちゃんを連れてきた時、嫁って連呼してたわね」
 真陽には思い当たるフシはある。
「あいつ、官能小説にはまってるからじゃない?」
「えっ!なんでそうなるの?」
 真陽は意地悪く笑って、
「『嫁』より、
『妻』ほうが、エロいとでも思ってるんでしょ?あんたのことだから!」
 瑠香を指さし叫んだ。
 目の前に瑠香がいる上での質問だった。

 官能小説ハマってることをバラされてバツが悪いけれど、まぁいいかと諦めた。
 ドスケベもバレてるし…

「で、どっち?」
 二人に迫られる。
「葛葉子は、どっちがいい?『嫁』と『妻』」

「おい、嫁!」
「おい、妻!」

「オレの嫁だ!」
「オレの妻だ!」

 瑠香は、同じ口調で言ってみた。

「うーん…妻のほうが愛しさが言霊にある感じがする…」

「あら、ホントだわ。」

 嫁より妻っていい響だ。
 エロさ関係なく。

 真陽は瑠香の頭の中を読んだのでホントは官能小説を読んで言葉を変えたことを知っているが…

「私も妻って読んでもらう人探すわー」
 と乙女心くすぐられる、葛葉子と真陽だった。



「真陽姉!ほんとに、ほんとに!ぼくの妻になってネ!」

 この子は素で言ってかわいいと、春陽にキュンとする真陽だった。
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