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あやかしと神様の過去のこと
4☆今が幸せならそれでいい
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晴房は結局、見つからなくて、諦めて帰ってきたら巫女に仲間に意地悪されて、閉じこめられた…
男と一緒にいて穢れた身だと言われて…
寒くて、体が冷えて、肺が苦しくて辛くてこのまま苦しんで一人で死んでいくのかと思っていた。
でも、
死ぬの嫌!
死にたくない……
死んだらお父様が悲しむ…
それに…
まだ、恋もせず…
人生楽しいこともしないで死にたくない…!
生きなくちゃ
誰か!誰か…助けて!
その思いに西を守る白狐の神が私を助けてくれた。
そして、人生でやり残した事をさせてくれる契約を結び、あやかしであり神である神狐になった。
人に戻るには、
『陛下からの寿ぎ口づけをもらえれば人に戻れる…』
人に戻るため機会があればくちづけが欲しかった…
「今も陛下の口づけが欲しいのか?」
葛葉子は首を思いっきり横に振る。
「恐れ多いし!出来ないよ!」
「だろうな。」
瑠香にドヤ顔される。
葛葉子は、むぅっ!と睨む。
「でも、もう陛下の寿ぎは諦めるよ。
恐れ多いし、あやかしでも瑠香といられるならそれでいい…」
そういって瑠香に寄りそう。
白狐もきっとそれがわかってて寿ぎを貰えば人に戻すことができるっていったのかも….
菊は永遠の恋心で神狐になった。
恋願う思いが強い、元大妖怪のあやかしの九尾の狐。
むしろ陛下の口づけの寿ぎをもらったら神であられるための『恋心』が消えてしまったら……
菊は国を滅ぼす九尾の狐の大妖怪に戻ってしまうと予測する….
葛葉子が陛下に恋心を抱くのも立派に皇室を守ることになっているのだと思うと複雑なため息を瑠香は吐いた。
「ところで、晴房は陛下がお隠れになった時どこに行って何してたんだ?」
瑠香は疑問に思った。
探し回った挙句、晴房はトレーナー一枚で空から降りてきた。
そのあと宮中に仕える神の化身で神事を手伝い、無事祝皇としてご即位された。
生身の人では持てない触れない神器を任されるのも高位の巫女や神の化身の役目でもある。
晴房はあの時のこと思い出し、
「女神といちゃついてた。」
ぽっとわざと頬を赤らめるしぐさをする。
葛葉子と瑠香の様子を見て自分もそんなふうだったと思いワザと言った。実際は少し違うけれど…
「その女神ってだれ?」
「名前は忘れたが…」
僅かな時間しか傍にいられなかったからほんとに忘れたけれど、
「美し裸の女神だった。
ハルはきっと忘れられないぞ!」
興奮して言う。その美しさは絶対に忘れられない、自分だけの宝物だ。
(エロガキ…)
と思ったのは同時だった。
「あ、裸だけじゃなく笑顔も素敵だったぞ!
ハ、ハルはエロガキじゃないぞ!」
恥ずかしくなって顔を真っ赤にして否定する。
「それに、ハルはルカと違って他の女の裸なんか見ないぞ!葛葉子の裸も見る気もない!」
瑠香に指を指して言った。
(余計なことを言うなっ!)
と、思い瑠香は焦る。
「ん…?それってどういうのこと?」
葛葉子は瑠香を見る目が座ってる
「それはさておき!」
瑠香は焦って大声で閉めようとする。
「今あるのは、晴房が行方不明になったからだな…」
葛葉子は晴房の頭を撫でる。
「でなかったら、今の私はいなかったし、瑠香と恋人にもなれなかったよ」
どうせ巫女を辞める気だったなら今あることが幸せだ…
「だけど…オレのせいであやかしになってしまった…」
どう考えても原因は自分だと己を責めてしまう…
「瑠香と一緒にいて穢れた巫女っていわれてイジメられて死んだというなら瑠香のせいじゃないよ。」
眉をさげる瑠香の手をさすり、
「瑠香に直接殺されたわけじゃないもの。」
「そういうことじゃなくて、原因作ったのはオレ…」
葛葉子はキスをして黙らせる。
「それを言ったらきりがないから、言うの無し!」
ムッと起こったふうで言う。
「今が幸せなんだからいいの!
それ以上ゴタゴタ言わない!
分かった!?」
とパンっ!と手のひらで頬をはさみ葛葉子は言い切った。
「わ、わかった…」
そう言って顔を引き寄せまたキスをする。
今が幸せならそれでいい…
それは真理だなと瑠香は葛葉子と共にいられる幸せを味わうことが今幸せでずっと、こうしていたい…
二人の会話を隣の部屋で聞いていた陰陽寮長は、
(瑠香は尻にしかれるな)
と、鋭い瞳を和らげた。
「それにしても…さっきの晴房の言葉……」
「…ん?」
瑠香は冷や汗が出る。
「瑠香の過去の事も聞きたいよ…」
葛葉子の笑顔が怖い。
背後には荒御魂が吹き荒れていた。
自分の過去のことより瑠香の、過去(女関係)のほうが気になる葛葉子だった。
男と一緒にいて穢れた身だと言われて…
寒くて、体が冷えて、肺が苦しくて辛くてこのまま苦しんで一人で死んでいくのかと思っていた。
でも、
死ぬの嫌!
死にたくない……
死んだらお父様が悲しむ…
それに…
まだ、恋もせず…
人生楽しいこともしないで死にたくない…!
生きなくちゃ
誰か!誰か…助けて!
その思いに西を守る白狐の神が私を助けてくれた。
そして、人生でやり残した事をさせてくれる契約を結び、あやかしであり神である神狐になった。
人に戻るには、
『陛下からの寿ぎ口づけをもらえれば人に戻れる…』
人に戻るため機会があればくちづけが欲しかった…
「今も陛下の口づけが欲しいのか?」
葛葉子は首を思いっきり横に振る。
「恐れ多いし!出来ないよ!」
「だろうな。」
瑠香にドヤ顔される。
葛葉子は、むぅっ!と睨む。
「でも、もう陛下の寿ぎは諦めるよ。
恐れ多いし、あやかしでも瑠香といられるならそれでいい…」
そういって瑠香に寄りそう。
白狐もきっとそれがわかってて寿ぎを貰えば人に戻すことができるっていったのかも….
菊は永遠の恋心で神狐になった。
恋願う思いが強い、元大妖怪のあやかしの九尾の狐。
むしろ陛下の口づけの寿ぎをもらったら神であられるための『恋心』が消えてしまったら……
菊は国を滅ぼす九尾の狐の大妖怪に戻ってしまうと予測する….
葛葉子が陛下に恋心を抱くのも立派に皇室を守ることになっているのだと思うと複雑なため息を瑠香は吐いた。
「ところで、晴房は陛下がお隠れになった時どこに行って何してたんだ?」
瑠香は疑問に思った。
探し回った挙句、晴房はトレーナー一枚で空から降りてきた。
そのあと宮中に仕える神の化身で神事を手伝い、無事祝皇としてご即位された。
生身の人では持てない触れない神器を任されるのも高位の巫女や神の化身の役目でもある。
晴房はあの時のこと思い出し、
「女神といちゃついてた。」
ぽっとわざと頬を赤らめるしぐさをする。
葛葉子と瑠香の様子を見て自分もそんなふうだったと思いワザと言った。実際は少し違うけれど…
「その女神ってだれ?」
「名前は忘れたが…」
僅かな時間しか傍にいられなかったからほんとに忘れたけれど、
「美し裸の女神だった。
ハルはきっと忘れられないぞ!」
興奮して言う。その美しさは絶対に忘れられない、自分だけの宝物だ。
(エロガキ…)
と思ったのは同時だった。
「あ、裸だけじゃなく笑顔も素敵だったぞ!
ハ、ハルはエロガキじゃないぞ!」
恥ずかしくなって顔を真っ赤にして否定する。
「それに、ハルはルカと違って他の女の裸なんか見ないぞ!葛葉子の裸も見る気もない!」
瑠香に指を指して言った。
(余計なことを言うなっ!)
と、思い瑠香は焦る。
「ん…?それってどういうのこと?」
葛葉子は瑠香を見る目が座ってる
「それはさておき!」
瑠香は焦って大声で閉めようとする。
「今あるのは、晴房が行方不明になったからだな…」
葛葉子は晴房の頭を撫でる。
「でなかったら、今の私はいなかったし、瑠香と恋人にもなれなかったよ」
どうせ巫女を辞める気だったなら今あることが幸せだ…
「だけど…オレのせいであやかしになってしまった…」
どう考えても原因は自分だと己を責めてしまう…
「瑠香と一緒にいて穢れた巫女っていわれてイジメられて死んだというなら瑠香のせいじゃないよ。」
眉をさげる瑠香の手をさすり、
「瑠香に直接殺されたわけじゃないもの。」
「そういうことじゃなくて、原因作ったのはオレ…」
葛葉子はキスをして黙らせる。
「それを言ったらきりがないから、言うの無し!」
ムッと起こったふうで言う。
「今が幸せなんだからいいの!
それ以上ゴタゴタ言わない!
分かった!?」
とパンっ!と手のひらで頬をはさみ葛葉子は言い切った。
「わ、わかった…」
そう言って顔を引き寄せまたキスをする。
今が幸せならそれでいい…
それは真理だなと瑠香は葛葉子と共にいられる幸せを味わうことが今幸せでずっと、こうしていたい…
二人の会話を隣の部屋で聞いていた陰陽寮長は、
(瑠香は尻にしかれるな)
と、鋭い瞳を和らげた。
「それにしても…さっきの晴房の言葉……」
「…ん?」
瑠香は冷や汗が出る。
「瑠香の過去の事も聞きたいよ…」
葛葉子の笑顔が怖い。
背後には荒御魂が吹き荒れていた。
自分の過去のことより瑠香の、過去(女関係)のほうが気になる葛葉子だった。
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