117 / 181
あやかしと神様の過去のこと
4☆今が幸せならそれでいい
しおりを挟む
晴房は結局、見つからなくて、諦めて帰ってきたら巫女に仲間に意地悪されて、閉じこめられた…
男と一緒にいて穢れた身だと言われて…
寒くて、体が冷えて、肺が苦しくて辛くてこのまま苦しんで一人で死んでいくのかと思っていた。
でも、
死ぬの嫌!
死にたくない……
死んだらお父様が悲しむ…
それに…
まだ、恋もせず…
人生楽しいこともしないで死にたくない…!
生きなくちゃ
誰か!誰か…助けて!
その思いに西を守る白狐の神が私を助けてくれた。
そして、人生でやり残した事をさせてくれる契約を結び、あやかしであり神である神狐になった。
人に戻るには、
『陛下からの寿ぎ口づけをもらえれば人に戻れる…』
人に戻るため機会があればくちづけが欲しかった…
「今も陛下の口づけが欲しいのか?」
葛葉子は首を思いっきり横に振る。
「恐れ多いし!出来ないよ!」
「だろうな。」
瑠香にドヤ顔される。
葛葉子は、むぅっ!と睨む。
「でも、もう陛下の寿ぎは諦めるよ。
恐れ多いし、あやかしでも瑠香といられるならそれでいい…」
そういって瑠香に寄りそう。
白狐もきっとそれがわかってて寿ぎを貰えば人に戻すことができるっていったのかも….
菊は永遠の恋心で神狐になった。
恋願う思いが強い、元大妖怪のあやかしの九尾の狐。
むしろ陛下の口づけの寿ぎをもらったら神であられるための『恋心』が消えてしまったら……
菊は国を滅ぼす九尾の狐の大妖怪に戻ってしまうと予測する….
葛葉子が陛下に恋心を抱くのも立派に皇室を守ることになっているのだと思うと複雑なため息を瑠香は吐いた。
「ところで、晴房は陛下がお隠れになった時どこに行って何してたんだ?」
瑠香は疑問に思った。
探し回った挙句、晴房はトレーナー一枚で空から降りてきた。
そのあと宮中に仕える神の化身で神事を手伝い、無事祝皇としてご即位された。
生身の人では持てない触れない神器を任されるのも高位の巫女や神の化身の役目でもある。
晴房はあの時のこと思い出し、
「女神といちゃついてた。」
ぽっとわざと頬を赤らめるしぐさをする。
葛葉子と瑠香の様子を見て自分もそんなふうだったと思いワザと言った。実際は少し違うけれど…
「その女神ってだれ?」
「名前は忘れたが…」
僅かな時間しか傍にいられなかったからほんとに忘れたけれど、
「美し裸の女神だった。
ハルはきっと忘れられないぞ!」
興奮して言う。その美しさは絶対に忘れられない、自分だけの宝物だ。
(エロガキ…)
と思ったのは同時だった。
「あ、裸だけじゃなく笑顔も素敵だったぞ!
ハ、ハルはエロガキじゃないぞ!」
恥ずかしくなって顔を真っ赤にして否定する。
「それに、ハルはルカと違って他の女の裸なんか見ないぞ!葛葉子の裸も見る気もない!」
瑠香に指を指して言った。
(余計なことを言うなっ!)
と、思い瑠香は焦る。
「ん…?それってどういうのこと?」
葛葉子は瑠香を見る目が座ってる
「それはさておき!」
瑠香は焦って大声で閉めようとする。
「今あるのは、晴房が行方不明になったからだな…」
葛葉子は晴房の頭を撫でる。
「でなかったら、今の私はいなかったし、瑠香と恋人にもなれなかったよ」
どうせ巫女を辞める気だったなら今あることが幸せだ…
「だけど…オレのせいであやかしになってしまった…」
どう考えても原因は自分だと己を責めてしまう…
「瑠香と一緒にいて穢れた巫女っていわれてイジメられて死んだというなら瑠香のせいじゃないよ。」
眉をさげる瑠香の手をさすり、
「瑠香に直接殺されたわけじゃないもの。」
「そういうことじゃなくて、原因作ったのはオレ…」
葛葉子はキスをして黙らせる。
「それを言ったらきりがないから、言うの無し!」
ムッと起こったふうで言う。
「今が幸せなんだからいいの!
それ以上ゴタゴタ言わない!
分かった!?」
とパンっ!と手のひらで頬をはさみ葛葉子は言い切った。
「わ、わかった…」
そう言って顔を引き寄せまたキスをする。
今が幸せならそれでいい…
それは真理だなと瑠香は葛葉子と共にいられる幸せを味わうことが今幸せでずっと、こうしていたい…
二人の会話を隣の部屋で聞いていた陰陽寮長は、
(瑠香は尻にしかれるな)
と、鋭い瞳を和らげた。
「それにしても…さっきの晴房の言葉……」
「…ん?」
瑠香は冷や汗が出る。
「瑠香の過去の事も聞きたいよ…」
葛葉子の笑顔が怖い。
背後には荒御魂が吹き荒れていた。
自分の過去のことより瑠香の、過去(女関係)のほうが気になる葛葉子だった。
男と一緒にいて穢れた身だと言われて…
寒くて、体が冷えて、肺が苦しくて辛くてこのまま苦しんで一人で死んでいくのかと思っていた。
でも、
死ぬの嫌!
死にたくない……
死んだらお父様が悲しむ…
それに…
まだ、恋もせず…
人生楽しいこともしないで死にたくない…!
生きなくちゃ
誰か!誰か…助けて!
その思いに西を守る白狐の神が私を助けてくれた。
そして、人生でやり残した事をさせてくれる契約を結び、あやかしであり神である神狐になった。
人に戻るには、
『陛下からの寿ぎ口づけをもらえれば人に戻れる…』
人に戻るため機会があればくちづけが欲しかった…
「今も陛下の口づけが欲しいのか?」
葛葉子は首を思いっきり横に振る。
「恐れ多いし!出来ないよ!」
「だろうな。」
瑠香にドヤ顔される。
葛葉子は、むぅっ!と睨む。
「でも、もう陛下の寿ぎは諦めるよ。
恐れ多いし、あやかしでも瑠香といられるならそれでいい…」
そういって瑠香に寄りそう。
白狐もきっとそれがわかってて寿ぎを貰えば人に戻すことができるっていったのかも….
菊は永遠の恋心で神狐になった。
恋願う思いが強い、元大妖怪のあやかしの九尾の狐。
むしろ陛下の口づけの寿ぎをもらったら神であられるための『恋心』が消えてしまったら……
菊は国を滅ぼす九尾の狐の大妖怪に戻ってしまうと予測する….
葛葉子が陛下に恋心を抱くのも立派に皇室を守ることになっているのだと思うと複雑なため息を瑠香は吐いた。
「ところで、晴房は陛下がお隠れになった時どこに行って何してたんだ?」
瑠香は疑問に思った。
探し回った挙句、晴房はトレーナー一枚で空から降りてきた。
そのあと宮中に仕える神の化身で神事を手伝い、無事祝皇としてご即位された。
生身の人では持てない触れない神器を任されるのも高位の巫女や神の化身の役目でもある。
晴房はあの時のこと思い出し、
「女神といちゃついてた。」
ぽっとわざと頬を赤らめるしぐさをする。
葛葉子と瑠香の様子を見て自分もそんなふうだったと思いワザと言った。実際は少し違うけれど…
「その女神ってだれ?」
「名前は忘れたが…」
僅かな時間しか傍にいられなかったからほんとに忘れたけれど、
「美し裸の女神だった。
ハルはきっと忘れられないぞ!」
興奮して言う。その美しさは絶対に忘れられない、自分だけの宝物だ。
(エロガキ…)
と思ったのは同時だった。
「あ、裸だけじゃなく笑顔も素敵だったぞ!
ハ、ハルはエロガキじゃないぞ!」
恥ずかしくなって顔を真っ赤にして否定する。
「それに、ハルはルカと違って他の女の裸なんか見ないぞ!葛葉子の裸も見る気もない!」
瑠香に指を指して言った。
(余計なことを言うなっ!)
と、思い瑠香は焦る。
「ん…?それってどういうのこと?」
葛葉子は瑠香を見る目が座ってる
「それはさておき!」
瑠香は焦って大声で閉めようとする。
「今あるのは、晴房が行方不明になったからだな…」
葛葉子は晴房の頭を撫でる。
「でなかったら、今の私はいなかったし、瑠香と恋人にもなれなかったよ」
どうせ巫女を辞める気だったなら今あることが幸せだ…
「だけど…オレのせいであやかしになってしまった…」
どう考えても原因は自分だと己を責めてしまう…
「瑠香と一緒にいて穢れた巫女っていわれてイジメられて死んだというなら瑠香のせいじゃないよ。」
眉をさげる瑠香の手をさすり、
「瑠香に直接殺されたわけじゃないもの。」
「そういうことじゃなくて、原因作ったのはオレ…」
葛葉子はキスをして黙らせる。
「それを言ったらきりがないから、言うの無し!」
ムッと起こったふうで言う。
「今が幸せなんだからいいの!
それ以上ゴタゴタ言わない!
分かった!?」
とパンっ!と手のひらで頬をはさみ葛葉子は言い切った。
「わ、わかった…」
そう言って顔を引き寄せまたキスをする。
今が幸せならそれでいい…
それは真理だなと瑠香は葛葉子と共にいられる幸せを味わうことが今幸せでずっと、こうしていたい…
二人の会話を隣の部屋で聞いていた陰陽寮長は、
(瑠香は尻にしかれるな)
と、鋭い瞳を和らげた。
「それにしても…さっきの晴房の言葉……」
「…ん?」
瑠香は冷や汗が出る。
「瑠香の過去の事も聞きたいよ…」
葛葉子の笑顔が怖い。
背後には荒御魂が吹き荒れていた。
自分の過去のことより瑠香の、過去(女関係)のほうが気になる葛葉子だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
過労薬師です。冷酷無慈悲と噂の騎士様に心配されるようになりました。
黒猫とと
恋愛
王都西区で薬師として働くソフィアは毎日大忙し。かかりつけ薬師として常備薬の準備や急患の対応をたった1人でこなしている。
明るく振舞っているが、完全なるブラック企業と化している。
そんな過労薬師の元には冷徹無慈悲と噂の騎士様が差し入れを持って訪ねてくる。
………何でこんな事になったっけ?
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる