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あやかしと神様と祈り姫
5☆ガールズトーク
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まだ、見回りには時間があるということで春子は葛葉子を祈りの宮に招きお茶にする。
侍女たちは葛葉子の異様さを見てみぬふりをする。
ちょっと居心地が悪いとは思うもののこれが普通の人間の反応なのだから仕方がない。
侍女たちも我国、日和は神々のおわす国で、統治者祝皇陛下は神に祈りを捧げ、民の幸せを祝福する存在であり、宮中、宮殿に神の化身やあやかしが存在を許されているということは知ってはいる。
だけど、両方をかね揃えたあやかし者を見るのは初めてで戸惑う。
むしろ滅多に見ることはない存在だ。
戸惑わないのは東殿下や春子皇族殿下だけの特有なことなのかもしれないが……
葛葉子は姿隠しの術とか使えれば良かったのにと初めて思った…
そんな葛葉子を春子は気にしないでお茶をグイッ!と飲み干してトンッ!とテーブルに置くと、勢い良くずいっと身を乗り出す。
品がないとはこの事ではと思うが構わない。
まだ一五才少し反抗期まじりの恋する複雑な年ごろだ。
「私、恋愛中の姉様に、恋の極意を教わりたいですわ!」
「極意と言われても…瑠香一人しかわからないよ」
言葉遣いは巫女修行の時のようにして欲しいということで普段の喋り方で接する。
すると昔仲良かった姉妹もどきに戻った気がする。
気兼ねなく喋れて春子も満足だった。
「春子殿下は何時頃から東殿下に恋してたの?」
婚約者になったから好きになろうとしていなくて、もとから東殿下のことを好きな雰囲気が出ているから直接聞く。
春子は頬を両手にあてて真っ赤になって上目遣いで
「私を守って川に落ちてしまった頃からですわ…
私を守ってくれた優しさが忘れられないのですの」
自信たっぷりだった春子は少し反省混じりで告白する。
「だけど、私がしっかりしていれば東さまを危険な目にあわせなくてすんだのに!
…と後悔がありましたの…
だから、東さまを守るには強くなりたいと思ってありとあらゆる護身術を習うために祈り姫に立候補しましたの。」
「そ、そうだったんだ…さすが祈り姫さまだね…」
葛葉子は素直な感想を言った。
普通の巫女より、祈り姫のほうが修行の年数が長いのは、初代様が神を祀るための土地を探すたびに出る際に護身術を身につけていたことと、時代を経るごとにいろいろな武術まで伝承されてしまった経緯もあった。
護身よりも祈りの力が重要なので、あくまでおまけの護身術に力を入れていたことを思い出した。
「それと、私は霊視ができても、お化けが大ッキライでしたの…」
そんな幼かった春子は怯えていて泣いていたら東は優しく頭をなでて、
『死んだものは何か念残して死んだのだから思いを浄化させてあげなきゃね?』
「…と教わって、私も東さまを見習って祈り姫を目指しましたの!」
今や霊的にも物理的にも強くなられたという事だった。
それは自分のためというより東に恋をして頑張っている。
「なのに、東様は…そんな私を苦手なんて…」
春子はしゅんとした表情をして
「困った殿方ですこと…」
とため息を吐いた。
葛葉子は苦笑してお茶を飲んだ。
春子自身に非はないと言いたいらしい。
確かに春子は全力で努力をしているが、東親王は女のコを守るのは男の義務として譲らないところがあるし、春子は自分で好きな人やモノは守りたいという似たようなポリシーがある。
お互い似た物同士でお互いを守りたいと思っている。
だけど思いっきりすれ違った想いだ。
春子の一方通行の恋…空回りしている。
だけど、春子のように強い思いの瑠香に葛葉子は心うたれて今に至るだから…
「私は春子殿下の恋を応援するよ!」
葛葉子は春子の手を握りそう言った。
侍女たちは葛葉子の異様さを見てみぬふりをする。
ちょっと居心地が悪いとは思うもののこれが普通の人間の反応なのだから仕方がない。
侍女たちも我国、日和は神々のおわす国で、統治者祝皇陛下は神に祈りを捧げ、民の幸せを祝福する存在であり、宮中、宮殿に神の化身やあやかしが存在を許されているということは知ってはいる。
だけど、両方をかね揃えたあやかし者を見るのは初めてで戸惑う。
むしろ滅多に見ることはない存在だ。
戸惑わないのは東殿下や春子皇族殿下だけの特有なことなのかもしれないが……
葛葉子は姿隠しの術とか使えれば良かったのにと初めて思った…
そんな葛葉子を春子は気にしないでお茶をグイッ!と飲み干してトンッ!とテーブルに置くと、勢い良くずいっと身を乗り出す。
品がないとはこの事ではと思うが構わない。
まだ一五才少し反抗期まじりの恋する複雑な年ごろだ。
「私、恋愛中の姉様に、恋の極意を教わりたいですわ!」
「極意と言われても…瑠香一人しかわからないよ」
言葉遣いは巫女修行の時のようにして欲しいということで普段の喋り方で接する。
すると昔仲良かった姉妹もどきに戻った気がする。
気兼ねなく喋れて春子も満足だった。
「春子殿下は何時頃から東殿下に恋してたの?」
婚約者になったから好きになろうとしていなくて、もとから東殿下のことを好きな雰囲気が出ているから直接聞く。
春子は頬を両手にあてて真っ赤になって上目遣いで
「私を守って川に落ちてしまった頃からですわ…
私を守ってくれた優しさが忘れられないのですの」
自信たっぷりだった春子は少し反省混じりで告白する。
「だけど、私がしっかりしていれば東さまを危険な目にあわせなくてすんだのに!
…と後悔がありましたの…
だから、東さまを守るには強くなりたいと思ってありとあらゆる護身術を習うために祈り姫に立候補しましたの。」
「そ、そうだったんだ…さすが祈り姫さまだね…」
葛葉子は素直な感想を言った。
普通の巫女より、祈り姫のほうが修行の年数が長いのは、初代様が神を祀るための土地を探すたびに出る際に護身術を身につけていたことと、時代を経るごとにいろいろな武術まで伝承されてしまった経緯もあった。
護身よりも祈りの力が重要なので、あくまでおまけの護身術に力を入れていたことを思い出した。
「それと、私は霊視ができても、お化けが大ッキライでしたの…」
そんな幼かった春子は怯えていて泣いていたら東は優しく頭をなでて、
『死んだものは何か念残して死んだのだから思いを浄化させてあげなきゃね?』
「…と教わって、私も東さまを見習って祈り姫を目指しましたの!」
今や霊的にも物理的にも強くなられたという事だった。
それは自分のためというより東に恋をして頑張っている。
「なのに、東様は…そんな私を苦手なんて…」
春子はしゅんとした表情をして
「困った殿方ですこと…」
とため息を吐いた。
葛葉子は苦笑してお茶を飲んだ。
春子自身に非はないと言いたいらしい。
確かに春子は全力で努力をしているが、東親王は女のコを守るのは男の義務として譲らないところがあるし、春子は自分で好きな人やモノは守りたいという似たようなポリシーがある。
お互い似た物同士でお互いを守りたいと思っている。
だけど思いっきりすれ違った想いだ。
春子の一方通行の恋…空回りしている。
だけど、春子のように強い思いの瑠香に葛葉子は心うたれて今に至るだから…
「私は春子殿下の恋を応援するよ!」
葛葉子は春子の手を握りそう言った。
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