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課題の階段
しおりを挟む今、その1歩を踏み出せなければ、
またいつか違った形で向き合わなきゃいけなくなる。
逃げ続けたら、一生そこで止まったまんまだよ。
私の大学時代の恩師の言葉は今でも忘れない。
この言葉があったから、私は人生で生まれて初めて好きな男性に告白することが出来た。
それは、物凄く味気のない、相手に返事さえ求めない、私の独白のような無様な告白だったけれど
後悔はない。
当時は、告白した後、
穴があったら入りたい、
一生の汚点をつくってしまった、
と恥ずかしさでしばらく悶絶したが
今後新しい恋をして
好きな男性が出来た時、
その時私は以前のように悩むことなく告白が出来るだろう。
ただ、失恋する痛みや
両思いの恋人同士の先にある、甘いあれそれ、辛いあれそれの課題は手付かずのままだから
その度に私は息を切らしながら階段を登るんだろうな。
自分なりのペースで
人の背中がもう随分遠く先にあっても
焦らなくていい
ちゃんと私に合わせた課題がやってくるから
だから、まだ見ぬ君は私に受けてたって下さい
おねがいします。
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