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月日がたち、英気を養えた人々によって神殿はあっという間に完成した。
そして、『エルファラの緑の神殿に行けば、食べ物を得られる』という噂がまことしやかに囁かれ、その緑の神殿にはより沢山の砂漠の民が集まるようになったのだった。
本来であれば、樹齢1000年以上は経っているように見える大樹。
根元の空ろに入り込む形で、神殿は大樹と一体になっている。外壁は無垢な白。周りには様々な花が咲き乱れ、この場所の豊かさを象徴していた。
大樹の中は空洞になっていて、神殿と続く2階部分が、クラリスの住居となった。こんなに良い所に住まわせていただいてもいいのでしょうか? とクラリスがアービドに聞いてしまうほど、造りは立派だ。
窓を開き森を見渡すと、沢山の人が神殿と少し離れた位置でテントを張り、そこで寝泊まりしている様子がうかがえた。
「私だけ木造の家に住むのは、気が引けるわ」
クラリスがため息を吐くと、ノックの音が聞こえた。
「はい」
「クラリス様、あの件ですが」
「どうぞ、お入りになってください」
「かしこまりました」
入室を促すと、アービドが遠慮がちに部屋に入ってくる。
「お許しさえいただければ、私の力とクラリス様の力で、民たちの家を作らせていただきたいのです」
「許しなどいりませんわ。私の力は、人を助けるときに使うものです」
「‥‥‥貴女様がこの地に降りて下さって、本当に良かった」
(だって、衣食住すべて与えていただいてるし、少しは働いて恩返ししないと)
そう、ボロボロだったドレスは、神話の女神が身に纏うかのような純白のドレスに代わっていた。ビーズ等を使用し、細かく刺繍されている。艶を取り戻した春色の髪は、編み込みになっていて花がさしてある。その出で立ちは、クラリスの神々しさを強く増していた。
(いくら食糧係とは言え、貢がれすぎよね)
クラリスが考えに耽っていると、それまで話していたアービドに問いかけられた。
「クラリス様?」
(やばい、話の内容聞いてなかった)
ここはやり過ごそう、とクラリスが曖昧に微笑む。
その笑みを見て、アービドは頬を染める。そして、クラリスに跪いた。
「我が花よ、私の命、剣、英知を全て貴女様にお捧げいたします。どうぞこの、新エルファラをお導きくださいませ――」
「‥‥‥‥‥‥んん?」
どうやら、聞いておかねばならない事を聞き逃していたらしい。
しかし、アービドは跪いて神妙な面持ちで目を伏せている。クラリスが「さっきの話なんでしたっけ?」と、とても伺える雰囲気ではない。故に、取り敢えず当たり障りのない返答を返す。
「私は、ただ力を貸すだけです。貴方が導くのが良いかと」
「っ、貴女は」
すると、アービドが急に立ち上がったかと思えば、両手を壁に付きクラリスを挟んだ。――俗に言う壁ドンである。
(これは、一体どういう状況なの?)
「貴女様には、欲というものがないのですか……っ。神ゆえに、何もいらぬと? そんな貴女様を見ていると、縋りつき羽を捥いで差し上げたくなる。私だけが、求めてばかりだ」
「ええと」
「いっそ、穢れてくだされば――。この渇いた心は潤うのでしょうか」
「落ち着いて」
どうやら彼の地雷を踏んでしまったらしい。
クラリスの上気した頬に汗が流れると同時に、アービドの瞳から涙が伝った。
(ひええ)
クラリスには今まで婚約者など居なかったし、同じくらいの男性への耐性がない。しかも、泣かせてしまって頭の中はパニック状態だ。
「よ……よしよし?」
相手は成人男性である。しかし、クラリスは幼い子を宥めるようにしてアービドの頭を優しくなでた。彼女にも言い分はある。悲しむ瞳が、かつて母を亡くした自分の姿と重なったのだ。2人の間には気まずい沈黙が流れた。
「クラリス様……」
アービドは撫でる手をそっと自らの手で取り、頬に寄せた。
「貴女様の御心を推し量るなど、愚かな真似をいたしました。お許しいただけますか」
「(よく分からないけど)ええ、勿論ですよ」
「有難き幸せ。王として、永久にクラリス様をお守りいたします」
満足げに微笑むアービドを余所に、クラリスは今を切り抜けられてよかった、と息をついたのだった。
エルファラの森は、1つの国が建つにおいて十分な広さへと拡がっていた。
クラリスとアービドの力によって、王国から流れ着いた難民の家も確保でき、森は実質、国と名乗っても良い程の規模だ。
不安を抱える民たちを安心させるため、アービドはこの地を『ヤシュム』と名付け、国を興した。
ヤシュムとは『翡翠』、クラリスの瞳の色である。
――やがて、大陸に大干ばつが訪れた。
その渇きは、フローリア領地をも襲った。重税を敷いたフローリア伯爵家やエルファラの王室は、民たちの反乱に遭いその栄華に幕を下ろした。
そんなさ中、大干ばつの影響を全く受けることのなかった国が存在した。
白亜の神殿の前に広がる露地。
1人の女性が高台に居て、多くの民たちが彼女を仰ぎ見ていた。
彼女、クラリスは祈り手を作り、歌いだす。
広場の地面から、美しい草花が生え、その場に彩をもたらした。実る果実に、最近逃れてやって来た飢える難民たちは、どよめき奇跡を讃える。
その民衆の中から、彼女に向って大きな声がかけられた。
「く、クラリス! 私よ! 一緒に育ったでしょう。どうか、助けて」
クラリスが半眼で声がした方を向く。
(お姉さまがた……)
そこには、かつてクラリスを虐げていたフローリア家の娘たちが居た。2人しかいないという事は、彼女らの両親は断罪されたらしい。
姉妹達は下卑た笑みを浮かべ、クラリスの足元まで寄って来る。
「ねっ、家族なのだから。貴女の力でどうにかして頂戴」
「……」
クラリスは何も言わず、踵を返した。
彼女が一言命令すれば、姉妹達の命はない。だが、そうすることを望まなかったのだ。
(そもそも、私にはそんな権限ないし……)
夜。
噴水を囲んだヤシュムの植物園。
青い蝶が月光を浴び、ひらひらと舞った。
夜の寒さにクラリスが身震いすると、肩に暖かい布が掛けられる。
「アービドさん」
夜でも分かるルビーの瞳が輝き、声に応えて優しく細められた。
「クラリス様。お隣を宜しいでしょうか?」
「ええ、どうぞ」
浮かない顔をしたクラリスを見て、アービドがくすりと笑った。
「私は、今まで貴女様にばかりご負担をお掛けしてしまっておりましたね。お力を振るわれず済むよう、今後努めてまいります」
「いいえ、そんなこと」
そんなことはない。クラリスは心からそう思った。アービドは何もかも彼女の世話をしてくれて来たのだから。
「貴女様にかかる火の粉は、すべて払って差し上げたい。……クラリス・フローリア伯爵令嬢殿」
「!」
隠していたわけではない。だが、本能的に棄ててしまいたかった名前を呼ばれ、彼女は目を見開いた。
「ご存知でしたか」
「ああいえ、ついさっき知りまして」
(ついさっき?)
アービドは口が滑った、と目を伏せた。まさか、投獄したフローリアの令嬢たちから聞き出したなどとは言えない。
「私には貴女様の身分など、どうでもよいのです。ただ、お伝えしたいことがあります。
クラリス様。
――心より貴女様を愛しております。どうか私と、婚約していただけないでしょうか? ……三食昼寝付きですよ?」
アービドは跪き、彼の女神へ悪戯に微笑んだ。
その手には、翡翠がはめ込まれた指輪。
そして、クラリスは得意の『とりあえず』ではない、何処までも美しい笑みを顔に浮かべ――。
ただ、頬を染めて。
「はい」
と答えたのだった。
そして、『エルファラの緑の神殿に行けば、食べ物を得られる』という噂がまことしやかに囁かれ、その緑の神殿にはより沢山の砂漠の民が集まるようになったのだった。
本来であれば、樹齢1000年以上は経っているように見える大樹。
根元の空ろに入り込む形で、神殿は大樹と一体になっている。外壁は無垢な白。周りには様々な花が咲き乱れ、この場所の豊かさを象徴していた。
大樹の中は空洞になっていて、神殿と続く2階部分が、クラリスの住居となった。こんなに良い所に住まわせていただいてもいいのでしょうか? とクラリスがアービドに聞いてしまうほど、造りは立派だ。
窓を開き森を見渡すと、沢山の人が神殿と少し離れた位置でテントを張り、そこで寝泊まりしている様子がうかがえた。
「私だけ木造の家に住むのは、気が引けるわ」
クラリスがため息を吐くと、ノックの音が聞こえた。
「はい」
「クラリス様、あの件ですが」
「どうぞ、お入りになってください」
「かしこまりました」
入室を促すと、アービドが遠慮がちに部屋に入ってくる。
「お許しさえいただければ、私の力とクラリス様の力で、民たちの家を作らせていただきたいのです」
「許しなどいりませんわ。私の力は、人を助けるときに使うものです」
「‥‥‥貴女様がこの地に降りて下さって、本当に良かった」
(だって、衣食住すべて与えていただいてるし、少しは働いて恩返ししないと)
そう、ボロボロだったドレスは、神話の女神が身に纏うかのような純白のドレスに代わっていた。ビーズ等を使用し、細かく刺繍されている。艶を取り戻した春色の髪は、編み込みになっていて花がさしてある。その出で立ちは、クラリスの神々しさを強く増していた。
(いくら食糧係とは言え、貢がれすぎよね)
クラリスが考えに耽っていると、それまで話していたアービドに問いかけられた。
「クラリス様?」
(やばい、話の内容聞いてなかった)
ここはやり過ごそう、とクラリスが曖昧に微笑む。
その笑みを見て、アービドは頬を染める。そして、クラリスに跪いた。
「我が花よ、私の命、剣、英知を全て貴女様にお捧げいたします。どうぞこの、新エルファラをお導きくださいませ――」
「‥‥‥‥‥‥んん?」
どうやら、聞いておかねばならない事を聞き逃していたらしい。
しかし、アービドは跪いて神妙な面持ちで目を伏せている。クラリスが「さっきの話なんでしたっけ?」と、とても伺える雰囲気ではない。故に、取り敢えず当たり障りのない返答を返す。
「私は、ただ力を貸すだけです。貴方が導くのが良いかと」
「っ、貴女は」
すると、アービドが急に立ち上がったかと思えば、両手を壁に付きクラリスを挟んだ。――俗に言う壁ドンである。
(これは、一体どういう状況なの?)
「貴女様には、欲というものがないのですか……っ。神ゆえに、何もいらぬと? そんな貴女様を見ていると、縋りつき羽を捥いで差し上げたくなる。私だけが、求めてばかりだ」
「ええと」
「いっそ、穢れてくだされば――。この渇いた心は潤うのでしょうか」
「落ち着いて」
どうやら彼の地雷を踏んでしまったらしい。
クラリスの上気した頬に汗が流れると同時に、アービドの瞳から涙が伝った。
(ひええ)
クラリスには今まで婚約者など居なかったし、同じくらいの男性への耐性がない。しかも、泣かせてしまって頭の中はパニック状態だ。
「よ……よしよし?」
相手は成人男性である。しかし、クラリスは幼い子を宥めるようにしてアービドの頭を優しくなでた。彼女にも言い分はある。悲しむ瞳が、かつて母を亡くした自分の姿と重なったのだ。2人の間には気まずい沈黙が流れた。
「クラリス様……」
アービドは撫でる手をそっと自らの手で取り、頬に寄せた。
「貴女様の御心を推し量るなど、愚かな真似をいたしました。お許しいただけますか」
「(よく分からないけど)ええ、勿論ですよ」
「有難き幸せ。王として、永久にクラリス様をお守りいたします」
満足げに微笑むアービドを余所に、クラリスは今を切り抜けられてよかった、と息をついたのだった。
エルファラの森は、1つの国が建つにおいて十分な広さへと拡がっていた。
クラリスとアービドの力によって、王国から流れ着いた難民の家も確保でき、森は実質、国と名乗っても良い程の規模だ。
不安を抱える民たちを安心させるため、アービドはこの地を『ヤシュム』と名付け、国を興した。
ヤシュムとは『翡翠』、クラリスの瞳の色である。
――やがて、大陸に大干ばつが訪れた。
その渇きは、フローリア領地をも襲った。重税を敷いたフローリア伯爵家やエルファラの王室は、民たちの反乱に遭いその栄華に幕を下ろした。
そんなさ中、大干ばつの影響を全く受けることのなかった国が存在した。
白亜の神殿の前に広がる露地。
1人の女性が高台に居て、多くの民たちが彼女を仰ぎ見ていた。
彼女、クラリスは祈り手を作り、歌いだす。
広場の地面から、美しい草花が生え、その場に彩をもたらした。実る果実に、最近逃れてやって来た飢える難民たちは、どよめき奇跡を讃える。
その民衆の中から、彼女に向って大きな声がかけられた。
「く、クラリス! 私よ! 一緒に育ったでしょう。どうか、助けて」
クラリスが半眼で声がした方を向く。
(お姉さまがた……)
そこには、かつてクラリスを虐げていたフローリア家の娘たちが居た。2人しかいないという事は、彼女らの両親は断罪されたらしい。
姉妹達は下卑た笑みを浮かべ、クラリスの足元まで寄って来る。
「ねっ、家族なのだから。貴女の力でどうにかして頂戴」
「……」
クラリスは何も言わず、踵を返した。
彼女が一言命令すれば、姉妹達の命はない。だが、そうすることを望まなかったのだ。
(そもそも、私にはそんな権限ないし……)
夜。
噴水を囲んだヤシュムの植物園。
青い蝶が月光を浴び、ひらひらと舞った。
夜の寒さにクラリスが身震いすると、肩に暖かい布が掛けられる。
「アービドさん」
夜でも分かるルビーの瞳が輝き、声に応えて優しく細められた。
「クラリス様。お隣を宜しいでしょうか?」
「ええ、どうぞ」
浮かない顔をしたクラリスを見て、アービドがくすりと笑った。
「私は、今まで貴女様にばかりご負担をお掛けしてしまっておりましたね。お力を振るわれず済むよう、今後努めてまいります」
「いいえ、そんなこと」
そんなことはない。クラリスは心からそう思った。アービドは何もかも彼女の世話をしてくれて来たのだから。
「貴女様にかかる火の粉は、すべて払って差し上げたい。……クラリス・フローリア伯爵令嬢殿」
「!」
隠していたわけではない。だが、本能的に棄ててしまいたかった名前を呼ばれ、彼女は目を見開いた。
「ご存知でしたか」
「ああいえ、ついさっき知りまして」
(ついさっき?)
アービドは口が滑った、と目を伏せた。まさか、投獄したフローリアの令嬢たちから聞き出したなどとは言えない。
「私には貴女様の身分など、どうでもよいのです。ただ、お伝えしたいことがあります。
クラリス様。
――心より貴女様を愛しております。どうか私と、婚約していただけないでしょうか? ……三食昼寝付きですよ?」
アービドは跪き、彼の女神へ悪戯に微笑んだ。
その手には、翡翠がはめ込まれた指輪。
そして、クラリスは得意の『とりあえず』ではない、何処までも美しい笑みを顔に浮かべ――。
ただ、頬を染めて。
「はい」
と答えたのだった。
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話も無駄なく簡潔にまとめられていて、読みやすかったです。
今日から始まった新連載も楽しみにしてます!
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文章も読みやすかったし久しぶりにテンション上がりました。
お時間がある時に、こういう勘違いものの小説をお願いします(^^)
ご感想ありがとうございます!
ひろさんに喜んで頂けて嬉しいです。小説を投稿した甲斐がありました!
勘違い系のリクエストをいただけたので、挑戦してみます。励みになります!