88 / 172
レインベル領と新たな世界
86 宝箱はレインベル領を歩く
しおりを挟む
論功行賞の二日後。
俺はアイシャとの野暮用と冒険者ギルドへの指示を一通り済ませ、シオンを連れてレインベル領へ転移してきた。
レインベル領は人族の領域の北東外縁部に位置する。
ラ・メイズから移動する場合、迷宮の最短ルートを通っても数日はかかるのだが【迷宮主の紫水晶】を使用すれば一瞬だ。
ゼベルが俺たちを妨害しようとしても、その指示が届くまでにはまだ余裕がある。
せっかくラ・メイズから出たのに、前回はレインベル領を見て回らなかった。
忙しくなる前に、一度観光をしておきたいところだ。
「そういうわけだコレット、レインベル領を案内しろ」
「わ、私にはまだ準備が、他種族と会議前のすり合わせをしないと…」
「問題ない。会議の時にまとめてやれば良い」
「兵站の管理も…」
「全て無限工房に揃っているから問題ない」
「特殊区画は15層ですわ。さらに環境も復活しており、戦力の抽出が…」
「領の端から集めても数日もかからん。いざとなればシオン一人でもボスを倒せる」
「それは、そうなのかもしれません。ですが私には他にも何かできることが、しなければならないことがあるはずですわ」
「実際、お前の仕事はほとんど終わっているはずだ。あとは兵と食料などが集まるのを待つだけだろう。…命令だ、コレット」
「っ、かしこまりました。私はトシゾウ様にすべてを託したのでした。いくらでも案内いたします。トシゾウ様を、信じております。どうか、民を、レインベル領をお救いくださいまし」
命令と言われ、口を引き結んで項垂れるコレット。
「コレット…」
シオンが悲し気にコレットを見ているのが印象的だ。
本当に信じている者は、わざわざ信じていますなどと口に出したりはしない。
コレットは未だ迷い、自問自答し、領民のため俺の機嫌を損ねないようにと考えている。
それに、とにかく何かをしていないと落ち着かないのだろう。
コレットはまた自分で自分を追いつめているらしい。
コレットは俺の所有物だ。
所有物を磨き、最善の状態に整えるのも俺の生きがいだ。
コレットが塞ぎこんでいる現状は良くない。塞ぎこむコレットもそれはそれで魅力的だが、少々度を越している。
外を歩くことで多少は気がまぎれれば良いのだが。
【常雨の湿地】へ出発するのは4日後だ。
ボス討伐の用意はコレットの大事な仕事だが、軽く息抜きをするくらいは問題ないだろう。
俺は机にかじりついて仕事をしていたコレットを拉致し、レインベル領の観光へ出かけた。
☆
「これがレインベル領か。見事だ。人族の創意工夫はやはり素晴らしい」
「水の上に家が建っています。どうして沈まないのでしょう。それにたくさんの木の箱が泳いでいます」
目の前に絶景が広がっている。
前世で例えるなら、アジアの水上都市と雰囲気が似ている。
「家は杭を地面に刺してその上に建築しているようだ。木の箱は船という。ラ・メイズとはまったく雰囲気が違うな。領地の特徴に合わせて工夫をしているのか」
「トシゾウ様のおっしゃる通りですわ。我が、…いえ、レインベル領は【常雨の湿地】を開放して生まれた領域です。領地全体が水に囲まれているんですの。そのため、私たちは水の上に木で生活する場所を作るのですわ」
コレットがどこか誇らしげに説明する。
レインベル領は水に囲まれた領地だ。
【常雨の湿地】を開放して生まれた領域である。
人族の領域は、迷宮の特殊区画を開放することで拡張する。
拡張した領地は、元の特殊区画の特徴を引き継ぐことがほとんどだ。
いま俺たちがいるのはレインベル領の中心地だ。
巨大な湖の上に建築された水上都市である。
レインベル領は、陸地よりも湖の面積の方がはるかに多い。
端の見渡せない広大な湖の上に、人々の生活の場が広がっている。
湖の上には木でできた建物が点在し、同じく木でできた通路でつながっている。
街のすべてが、一つの巨大なイカダのようだ。
建物の間を縫うように船が通り、人と物を運んでいる。
住民は器用に船を操り、湖の上を移動していく。
住民には人族だけでなく、獣人やエルフ、ドワーフも多く含まれているようだ。
彼らは完全に人族に溶け込んでいる。ラ・メイズでは見られない光景だ。
レインベル領は貴重な薬草や生物の宝庫でもある。
湖の上に点在する陸地は、いずれも豊かな湿地になっており豊かな生態系が生まれている。
陸地ごとに、見たことのない花や鳥が目に入る。
派手な色合いの植物も多く、まるで熱帯のジャングルのようでもある。
珍しいものを見て回ることも、好奇心が刺激されて良いものだ。
人族に擬態してからは特にそう感じるようになった。
【擬態ノ神】による擬態は、擬態対象に精神が引っ張られる。
人族の好奇心は旺盛であり、俺はそれに影響を受けているのかもしれない。
ギシ、ギシ…
水上都市を歩く。木で組まれた足場が歩くたびに軽く揺れる。
「ゆ、揺れています。地面が揺れるなんて、おかしいです」
シオンがほとんど四つん這いの状態でおっかなびっくり後ろを着いてくる。白い尻尾が情けないほどに垂れている。へたれかわいい。
とはいえ、これでは普通に歩けないので困る。
「ご、ご主人様!?」
シオンを抱き上げ、背中に背負う。
「そんな、従者が主人に背負われるなど…」
「忘れたか、シオン。お前の価値観よりも俺の判断の方が優先だ。これは俺がしたいからしていることだ。シオンが気にすることではない」
「は、はい」
背中で硬くなっていたシオンだったが、やがて観念したように力を抜く。
「み、密着していた方が楽ですよね」
そう言って体をすりつけてくる。マーキングか。犬か。狼だった。なんとなく良い匂いがしてくる。だが今の俺はスッキリしているので動じないぞ。
「シオンはたくましいな」
「た、たくましい、ですか。嬉しいような、嬉しくないような」
「シオンは本当にトシゾウ様のことを慕っているのですわね」
コレットがどこか寂し気に呟いた。
俺はアイシャとの野暮用と冒険者ギルドへの指示を一通り済ませ、シオンを連れてレインベル領へ転移してきた。
レインベル領は人族の領域の北東外縁部に位置する。
ラ・メイズから移動する場合、迷宮の最短ルートを通っても数日はかかるのだが【迷宮主の紫水晶】を使用すれば一瞬だ。
ゼベルが俺たちを妨害しようとしても、その指示が届くまでにはまだ余裕がある。
せっかくラ・メイズから出たのに、前回はレインベル領を見て回らなかった。
忙しくなる前に、一度観光をしておきたいところだ。
「そういうわけだコレット、レインベル領を案内しろ」
「わ、私にはまだ準備が、他種族と会議前のすり合わせをしないと…」
「問題ない。会議の時にまとめてやれば良い」
「兵站の管理も…」
「全て無限工房に揃っているから問題ない」
「特殊区画は15層ですわ。さらに環境も復活しており、戦力の抽出が…」
「領の端から集めても数日もかからん。いざとなればシオン一人でもボスを倒せる」
「それは、そうなのかもしれません。ですが私には他にも何かできることが、しなければならないことがあるはずですわ」
「実際、お前の仕事はほとんど終わっているはずだ。あとは兵と食料などが集まるのを待つだけだろう。…命令だ、コレット」
「っ、かしこまりました。私はトシゾウ様にすべてを託したのでした。いくらでも案内いたします。トシゾウ様を、信じております。どうか、民を、レインベル領をお救いくださいまし」
命令と言われ、口を引き結んで項垂れるコレット。
「コレット…」
シオンが悲し気にコレットを見ているのが印象的だ。
本当に信じている者は、わざわざ信じていますなどと口に出したりはしない。
コレットは未だ迷い、自問自答し、領民のため俺の機嫌を損ねないようにと考えている。
それに、とにかく何かをしていないと落ち着かないのだろう。
コレットはまた自分で自分を追いつめているらしい。
コレットは俺の所有物だ。
所有物を磨き、最善の状態に整えるのも俺の生きがいだ。
コレットが塞ぎこんでいる現状は良くない。塞ぎこむコレットもそれはそれで魅力的だが、少々度を越している。
外を歩くことで多少は気がまぎれれば良いのだが。
【常雨の湿地】へ出発するのは4日後だ。
ボス討伐の用意はコレットの大事な仕事だが、軽く息抜きをするくらいは問題ないだろう。
俺は机にかじりついて仕事をしていたコレットを拉致し、レインベル領の観光へ出かけた。
☆
「これがレインベル領か。見事だ。人族の創意工夫はやはり素晴らしい」
「水の上に家が建っています。どうして沈まないのでしょう。それにたくさんの木の箱が泳いでいます」
目の前に絶景が広がっている。
前世で例えるなら、アジアの水上都市と雰囲気が似ている。
「家は杭を地面に刺してその上に建築しているようだ。木の箱は船という。ラ・メイズとはまったく雰囲気が違うな。領地の特徴に合わせて工夫をしているのか」
「トシゾウ様のおっしゃる通りですわ。我が、…いえ、レインベル領は【常雨の湿地】を開放して生まれた領域です。領地全体が水に囲まれているんですの。そのため、私たちは水の上に木で生活する場所を作るのですわ」
コレットがどこか誇らしげに説明する。
レインベル領は水に囲まれた領地だ。
【常雨の湿地】を開放して生まれた領域である。
人族の領域は、迷宮の特殊区画を開放することで拡張する。
拡張した領地は、元の特殊区画の特徴を引き継ぐことがほとんどだ。
いま俺たちがいるのはレインベル領の中心地だ。
巨大な湖の上に建築された水上都市である。
レインベル領は、陸地よりも湖の面積の方がはるかに多い。
端の見渡せない広大な湖の上に、人々の生活の場が広がっている。
湖の上には木でできた建物が点在し、同じく木でできた通路でつながっている。
街のすべてが、一つの巨大なイカダのようだ。
建物の間を縫うように船が通り、人と物を運んでいる。
住民は器用に船を操り、湖の上を移動していく。
住民には人族だけでなく、獣人やエルフ、ドワーフも多く含まれているようだ。
彼らは完全に人族に溶け込んでいる。ラ・メイズでは見られない光景だ。
レインベル領は貴重な薬草や生物の宝庫でもある。
湖の上に点在する陸地は、いずれも豊かな湿地になっており豊かな生態系が生まれている。
陸地ごとに、見たことのない花や鳥が目に入る。
派手な色合いの植物も多く、まるで熱帯のジャングルのようでもある。
珍しいものを見て回ることも、好奇心が刺激されて良いものだ。
人族に擬態してからは特にそう感じるようになった。
【擬態ノ神】による擬態は、擬態対象に精神が引っ張られる。
人族の好奇心は旺盛であり、俺はそれに影響を受けているのかもしれない。
ギシ、ギシ…
水上都市を歩く。木で組まれた足場が歩くたびに軽く揺れる。
「ゆ、揺れています。地面が揺れるなんて、おかしいです」
シオンがほとんど四つん這いの状態でおっかなびっくり後ろを着いてくる。白い尻尾が情けないほどに垂れている。へたれかわいい。
とはいえ、これでは普通に歩けないので困る。
「ご、ご主人様!?」
シオンを抱き上げ、背中に背負う。
「そんな、従者が主人に背負われるなど…」
「忘れたか、シオン。お前の価値観よりも俺の判断の方が優先だ。これは俺がしたいからしていることだ。シオンが気にすることではない」
「は、はい」
背中で硬くなっていたシオンだったが、やがて観念したように力を抜く。
「み、密着していた方が楽ですよね」
そう言って体をすりつけてくる。マーキングか。犬か。狼だった。なんとなく良い匂いがしてくる。だが今の俺はスッキリしているので動じないぞ。
「シオンはたくましいな」
「た、たくましい、ですか。嬉しいような、嬉しくないような」
「シオンは本当にトシゾウ様のことを慕っているのですわね」
コレットがどこか寂し気に呟いた。
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~
草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。
レアらしくて、成長が異常に早いよ。
せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。
出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
鬼の兵法伝承者、異世界に転世せしむる
書仙凡人
ファンタジー
俺の名は桜木小次郎。
鬼一法眼を祖とする鬼一兵法の令和の伝承者。
だがある時、なぜか突然死してしまったのだ。
その時、自称神様の変なペンギンが現れて、ファンタジー世界の転生を持ちかけられた。
俺はヤケになって転生受け入れたら、とんでもない素性の奴にログインする事になったのである。
ログイン先は滅亡した国の王子で、従者に毒盛られて殺されたばかり。
なにこれ? クーリングオフねぇのかよ!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる