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冒険者ギルド世界を変える
124 セリカとカルスト 英雄と中層の魔物
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迷宮25階層
土の壁に囲まれた薄暗い空間を二人の冒険者が進む。
ローブと杖を装備した魔法使いの男性と、革鎧に扇を装備した少女だ。
分岐した複雑な通路を歩く二人の足取りに迷いはない。
それは二人が何度も迷宮25層へ訪れたことがある熟練の冒険者であることを示していた。
「はぁー、やっと着きましたぁ…。迷宮から出るときみたいに、入るときもピューンって飛んでいければ楽なのに。めんどくさいですぅ」
愚痴を吐きながら装備した金属の扇でバタバタと風を起こす女性はセリカ。
明るい栗色のショートヘアが豪風に煽られて豪快に揺れる。小柄な体型に見合わぬ剛力の持ち主だ。
「おい、その扇に付加された水魔法はお前が涼むためのものじゃないぞ。仕事はこれからだ。気を抜くなよ」
セリカのだらけた様子に、隣を歩く男性、カルストは呆れたようにセリカを見た。
「はーいししょー…」
なおもバタバタと冷風を起こすセリカ。
「…まぁ気持ちは分かるがな。だが手間がかかるからこそ深層の素材はとんでもない値が付くんだ。せいぜい高値を吹っかけてやれば良い」
「むー。ししょーは交渉が上手だから良いですけど、私だと苦労して拾ってきた素材を買い叩かれてしまうのですぅ。ししょーに出会えなかったら飢え死にしていたところですぅ。あぁ、思い出してムカムカしてきました」
「まったく。なぜそれだけの力があって貧乏だったのか理解に苦しむ。ベルベットに甘えていたからだ。お前はもう少し世間の仕組みを勉強しろ。…む、来たぞ!」
「やっと現れやがりましたか。さっさと狩って戻るです!冒険者ギルドが私たちを待っているのですぅ!」
即座に臨戦態勢に入る二人。
気軽にやりとりをしていた二人だが、熟練の冒険者らしく常に周囲に気を配っていたのだ。
通路の奥から地面を抉り壁を引っ掻くような音が聞こえてくる。
音の主はカルストたちに気付いているようだ。音は急激に大きくなっていく。
ZYAAAAAAAA!!!
「依頼の魔物か。しかも単体だぞ。最初からあたりを引くとは運が良いな」
「何度見ても気持ち悪いですぅ…」
二人の前に出現したのは25階層の魔物、マッドマンティス。巨大なカマキリのような魔物だ。
数メートルはある巨大な二振りの鎌。三角の頭部でギラリと光る禍々しい複眼が、二人の倍ほどの高さから彼らを睥睨している。
迷宮で冒険者と魔物が出会えばやることは一つ。戦いの始まりだ。
生粋のハンターであるマッドマンティスにためらいはない。
ノコギリ状の鎌で二人を捕え切り裂かんと迫る。
複数の足を器用に操るマッドマンティスの突進は驚くほどに素早い。
大型の魔物の突進はそれだけで脅威だ。
心得のない者にとっては死が迫ってくるに等しい。
まして鋭い鎌を振り上げ迫るマッドマンティスの突進が直撃すれば、レベル20に満たない冒険者なら一撃でミンチになるだろう。
もちろん二人にはあてはまらないが。
「火壁」
杖を掲げたカルストが火魔法を発動する。
マッドマンティスの進路上に分厚い炎の壁が出現し、マッドマンティスの全身を焼け焦がす。
GOZYAAAAAAAA!!
思わず突進を止め、全身を焦がす炎を振り払おうと暴れまわるマッドマンティス。
だが火魔法の熟練者を前に足を止めるのは致命的に過ぎる。
「火弾」「火弾」
続けざまに放たれたカルストの火弾が暴れまわるマッドマンティスの鎌の付け根に吸い込まれる。
巨大な爆音が迷宮を揺らす。
土と煙が舞い上がりカルストの視界を覆った。
「さすがにこいつの鎌は丈夫だな。あれで傷一つ付かないとは。だが…」
強力な火弾によって生じた煙が晴れ、マッドマンティスが姿を現す。
マッドマンティス最大の武器である鎌は健在だ。だが鎌の付け根はカルストの火弾により炭化し、もう鎌を持ち上げることはできないだろう。
火壁により体の至る所が焼け焦げ、少なくないダメージを与えている。
GITITITITITITII…
だがマッドマンティスの戦意は衰えない。
甲殻によって炎を逃れたハネを展開し、鋭い牙で獲物を食いちぎるべく飛翔体制に入った。
痛みと怒りで血走った魔物の眼光は、魔法攻撃をしたカルストに集約されている。
マッドマンティスは優れた複眼を持っている。
広い視界に加え、対象の僅かな動きを見逃さない優れた器官だ。
だがどれだけ優れた道具を持っていても、それを活かせなければ意味がない。
怒りに我を忘れていなければ、煙に視界を妨害されていなければ、あるいはセリカが背後に回り込んでいることに気付けたかもしれない。
もっとも、たらればを語るのは意味がない。
この状況はカルストが意図して引き起こした状況だからだ。
ほとんどの熟練の冒険者は、魔物とまともに殴り合うことはない。
何らかの必勝パターンを用意して戦いに挑むものだ。
「お命頂戴ですぅ」
セリカが両手に装備した二枚の扇を振りかぶる。マッドマンティスの反応は鈍い。
一閃。
展開した左手の扇の斬撃によってマッドマンティスの首が半ばまで切断され、さらにその断面が凍り付く。
一打。
閉じた右手の扇による打撃がマッドマンティスの頭部を叩きつけ、ゴキリと鈍い音とともに首が折れ曲がった。
頭部との連絡を失い、ゆっくりと崩れ落ちるマッドマンティスの巨体。勝負はついた。
煙が立ち昇り、マッドマンティスの素材のみがその場に残される。
「よっし、お仕事完了ですぅ!」
マッドマンティスの絶命を確認し、満足げに微笑むセリカ。
一連の流れは戦いではなく、狩猟に近かった。
力で劣る人族の冒険者の武器は創意工夫だ。
迷宮へ潜ることはそれだけでリスクの塊だ。無謀な冒険者は早死にする。
ただ幸運なだけではレベル20を超えるまで迷宮で生き残ることはできないだろう。
現代においてレベル20を超える冒険者は英雄と呼ばれる。
英雄と呼ばれる者たちは、例外なく迷宮で生き残るための武器を持っている。
カルストとセリカの武器は、火魔法による戦況のコントロールと扇による急所への一撃である。
それが通用しない階層へは決して進まないし、進んではならない。
無謀な冒険はしない。それが冒険者として長生きするコツなのだ。
土の壁に囲まれた薄暗い空間を二人の冒険者が進む。
ローブと杖を装備した魔法使いの男性と、革鎧に扇を装備した少女だ。
分岐した複雑な通路を歩く二人の足取りに迷いはない。
それは二人が何度も迷宮25層へ訪れたことがある熟練の冒険者であることを示していた。
「はぁー、やっと着きましたぁ…。迷宮から出るときみたいに、入るときもピューンって飛んでいければ楽なのに。めんどくさいですぅ」
愚痴を吐きながら装備した金属の扇でバタバタと風を起こす女性はセリカ。
明るい栗色のショートヘアが豪風に煽られて豪快に揺れる。小柄な体型に見合わぬ剛力の持ち主だ。
「おい、その扇に付加された水魔法はお前が涼むためのものじゃないぞ。仕事はこれからだ。気を抜くなよ」
セリカのだらけた様子に、隣を歩く男性、カルストは呆れたようにセリカを見た。
「はーいししょー…」
なおもバタバタと冷風を起こすセリカ。
「…まぁ気持ちは分かるがな。だが手間がかかるからこそ深層の素材はとんでもない値が付くんだ。せいぜい高値を吹っかけてやれば良い」
「むー。ししょーは交渉が上手だから良いですけど、私だと苦労して拾ってきた素材を買い叩かれてしまうのですぅ。ししょーに出会えなかったら飢え死にしていたところですぅ。あぁ、思い出してムカムカしてきました」
「まったく。なぜそれだけの力があって貧乏だったのか理解に苦しむ。ベルベットに甘えていたからだ。お前はもう少し世間の仕組みを勉強しろ。…む、来たぞ!」
「やっと現れやがりましたか。さっさと狩って戻るです!冒険者ギルドが私たちを待っているのですぅ!」
即座に臨戦態勢に入る二人。
気軽にやりとりをしていた二人だが、熟練の冒険者らしく常に周囲に気を配っていたのだ。
通路の奥から地面を抉り壁を引っ掻くような音が聞こえてくる。
音の主はカルストたちに気付いているようだ。音は急激に大きくなっていく。
ZYAAAAAAAA!!!
「依頼の魔物か。しかも単体だぞ。最初からあたりを引くとは運が良いな」
「何度見ても気持ち悪いですぅ…」
二人の前に出現したのは25階層の魔物、マッドマンティス。巨大なカマキリのような魔物だ。
数メートルはある巨大な二振りの鎌。三角の頭部でギラリと光る禍々しい複眼が、二人の倍ほどの高さから彼らを睥睨している。
迷宮で冒険者と魔物が出会えばやることは一つ。戦いの始まりだ。
生粋のハンターであるマッドマンティスにためらいはない。
ノコギリ状の鎌で二人を捕え切り裂かんと迫る。
複数の足を器用に操るマッドマンティスの突進は驚くほどに素早い。
大型の魔物の突進はそれだけで脅威だ。
心得のない者にとっては死が迫ってくるに等しい。
まして鋭い鎌を振り上げ迫るマッドマンティスの突進が直撃すれば、レベル20に満たない冒険者なら一撃でミンチになるだろう。
もちろん二人にはあてはまらないが。
「火壁」
杖を掲げたカルストが火魔法を発動する。
マッドマンティスの進路上に分厚い炎の壁が出現し、マッドマンティスの全身を焼け焦がす。
GOZYAAAAAAAA!!
思わず突進を止め、全身を焦がす炎を振り払おうと暴れまわるマッドマンティス。
だが火魔法の熟練者を前に足を止めるのは致命的に過ぎる。
「火弾」「火弾」
続けざまに放たれたカルストの火弾が暴れまわるマッドマンティスの鎌の付け根に吸い込まれる。
巨大な爆音が迷宮を揺らす。
土と煙が舞い上がりカルストの視界を覆った。
「さすがにこいつの鎌は丈夫だな。あれで傷一つ付かないとは。だが…」
強力な火弾によって生じた煙が晴れ、マッドマンティスが姿を現す。
マッドマンティス最大の武器である鎌は健在だ。だが鎌の付け根はカルストの火弾により炭化し、もう鎌を持ち上げることはできないだろう。
火壁により体の至る所が焼け焦げ、少なくないダメージを与えている。
GITITITITITITII…
だがマッドマンティスの戦意は衰えない。
甲殻によって炎を逃れたハネを展開し、鋭い牙で獲物を食いちぎるべく飛翔体制に入った。
痛みと怒りで血走った魔物の眼光は、魔法攻撃をしたカルストに集約されている。
マッドマンティスは優れた複眼を持っている。
広い視界に加え、対象の僅かな動きを見逃さない優れた器官だ。
だがどれだけ優れた道具を持っていても、それを活かせなければ意味がない。
怒りに我を忘れていなければ、煙に視界を妨害されていなければ、あるいはセリカが背後に回り込んでいることに気付けたかもしれない。
もっとも、たらればを語るのは意味がない。
この状況はカルストが意図して引き起こした状況だからだ。
ほとんどの熟練の冒険者は、魔物とまともに殴り合うことはない。
何らかの必勝パターンを用意して戦いに挑むものだ。
「お命頂戴ですぅ」
セリカが両手に装備した二枚の扇を振りかぶる。マッドマンティスの反応は鈍い。
一閃。
展開した左手の扇の斬撃によってマッドマンティスの首が半ばまで切断され、さらにその断面が凍り付く。
一打。
閉じた右手の扇による打撃がマッドマンティスの頭部を叩きつけ、ゴキリと鈍い音とともに首が折れ曲がった。
頭部との連絡を失い、ゆっくりと崩れ落ちるマッドマンティスの巨体。勝負はついた。
煙が立ち昇り、マッドマンティスの素材のみがその場に残される。
「よっし、お仕事完了ですぅ!」
マッドマンティスの絶命を確認し、満足げに微笑むセリカ。
一連の流れは戦いではなく、狩猟に近かった。
力で劣る人族の冒険者の武器は創意工夫だ。
迷宮へ潜ることはそれだけでリスクの塊だ。無謀な冒険者は早死にする。
ただ幸運なだけではレベル20を超えるまで迷宮で生き残ることはできないだろう。
現代においてレベル20を超える冒険者は英雄と呼ばれる。
英雄と呼ばれる者たちは、例外なく迷宮で生き残るための武器を持っている。
カルストとセリカの武器は、火魔法による戦況のコントロールと扇による急所への一撃である。
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