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変な番組
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まりはスマホを握りしめ、震える手で情報を追っていた。そのとき、リビングのドアが開いた。
「まり、何を見てるの?」
まりは少し驚き、顔を上げて小さく答える。
「あ、お母さん……」
しかし、気がつくとテレビ画面は切り替わっていた。インフィニティTVのニュースはすでに終わり、代わりに教育系番組のオープニングが流れている。
画面に現れたのは、白衣に眼鏡をかけた学者風の人物だった。後ろには大きく「最新の健康研究」と書かれたスクリーンが映っている。聴衆席には高学歴そうな人々が整然と座り、メモを取りながら熱心に耳を傾けていた。
学者風の人物はゆっくりと口を開いた。
「皆さん、最新の研究によると、野菜や玄米はすべて体に悪影響を及ぼすことがわかりました。」
まりは眉をひそめ、思わず手で口を押さえた。
「え……そんな……」
学者は続ける。
「では、体に良い食品は何か? 答えは、アスパルテーム、トランス脂肪酸、そして農薬たっぷりの米です。」
聴衆の一人が手を挙げ、小声で質問する。
「でも、農薬って人体に有害では……?」
学者風の人物はにっこり笑い、手を軽く振った。
「いいえ、有害なのは虫だけです。人間には全く影響ありません。逆に、健康を増進する効果があります。」
次にスクリーンには、バターご飯にトランス脂肪酸とアスパルテームがふんだんにかけられた映像が映し出される。学者は自信満々に言った。
「この『完全健康食』を摂取すれば、あなたの健康は保証されます!」
まりは椅子に座ったまま、目を見開いた。
「……え、これ、本当に大丈夫なの……?」
まりはテレビに映る学者の名前をメモした。スマホで検索すると、最初に出てきたのは芸人事務所の情報だった。
まりは息をのむ。教授は嘘で、お笑い芸人として活動しているのだ。
テレビの中の学者風の人物は、威勢よく告げた。
「皆さん、嘘を信じてはいけません。正しいのは僕だけです。学者風の人たちに騙されてはいけません。僕はこれからこの正しい知識を啓蒙していきます!」
まりは手を震わせながらスマホを握りしめる。
お母さんは言った。
「最近は変な番組があるのね。」
それから、学者風の人物は、自信満々に白い壺を取り出した。
「そして皆さん、この壺を買えば、もう騙されることはありません!」
カメラがアップになり、壺には謎めいた文様が刻まれている。
「今なら特別価格! 一つ1000万円で提供します!」
まりはスマホを握り、恐る恐る検索した。
「インフィニティTV 1000万 壺」――
画面には、まさにその壺が公式サイトで堂々と1000万円で売られている写真と商品説明が並んでいた。
「……本当に売ってる……?」
まりはそれを見ているのが恐ろしくなって、テレビを消した。
「まり、何を見てるの?」
まりは少し驚き、顔を上げて小さく答える。
「あ、お母さん……」
しかし、気がつくとテレビ画面は切り替わっていた。インフィニティTVのニュースはすでに終わり、代わりに教育系番組のオープニングが流れている。
画面に現れたのは、白衣に眼鏡をかけた学者風の人物だった。後ろには大きく「最新の健康研究」と書かれたスクリーンが映っている。聴衆席には高学歴そうな人々が整然と座り、メモを取りながら熱心に耳を傾けていた。
学者風の人物はゆっくりと口を開いた。
「皆さん、最新の研究によると、野菜や玄米はすべて体に悪影響を及ぼすことがわかりました。」
まりは眉をひそめ、思わず手で口を押さえた。
「え……そんな……」
学者は続ける。
「では、体に良い食品は何か? 答えは、アスパルテーム、トランス脂肪酸、そして農薬たっぷりの米です。」
聴衆の一人が手を挙げ、小声で質問する。
「でも、農薬って人体に有害では……?」
学者風の人物はにっこり笑い、手を軽く振った。
「いいえ、有害なのは虫だけです。人間には全く影響ありません。逆に、健康を増進する効果があります。」
次にスクリーンには、バターご飯にトランス脂肪酸とアスパルテームがふんだんにかけられた映像が映し出される。学者は自信満々に言った。
「この『完全健康食』を摂取すれば、あなたの健康は保証されます!」
まりは椅子に座ったまま、目を見開いた。
「……え、これ、本当に大丈夫なの……?」
まりはテレビに映る学者の名前をメモした。スマホで検索すると、最初に出てきたのは芸人事務所の情報だった。
まりは息をのむ。教授は嘘で、お笑い芸人として活動しているのだ。
テレビの中の学者風の人物は、威勢よく告げた。
「皆さん、嘘を信じてはいけません。正しいのは僕だけです。学者風の人たちに騙されてはいけません。僕はこれからこの正しい知識を啓蒙していきます!」
まりは手を震わせながらスマホを握りしめる。
お母さんは言った。
「最近は変な番組があるのね。」
それから、学者風の人物は、自信満々に白い壺を取り出した。
「そして皆さん、この壺を買えば、もう騙されることはありません!」
カメラがアップになり、壺には謎めいた文様が刻まれている。
「今なら特別価格! 一つ1000万円で提供します!」
まりはスマホを握り、恐る恐る検索した。
「インフィニティTV 1000万 壺」――
画面には、まさにその壺が公式サイトで堂々と1000万円で売られている写真と商品説明が並んでいた。
「……本当に売ってる……?」
まりはそれを見ているのが恐ろしくなって、テレビを消した。
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