不思議な短篇集

さきがけ

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五感ギャンブル

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 「お連れします。」俺を乗せてきた黒塗りの外車を降りると、闇のように真っ黒なスーツを着た190はありそうな大男が迎えに来た。この駐車場の車は俺でも名前を知っている高級車だらけだと言うことから察するに、ここは金持ち専用の駐車場らしい。というと、今乗せられようとしているこのエレベーターもvipエレベーターと言うことか。金持ちは何から何まで贅沢なもんだ。「お乗りください。」

 俺はエレベーターの天井についたシャンデリアを眺めながらここ数日の奇妙さについて考えていた。始まりは一通の美しい封筒だった。競馬とパチンコにはまって消費者金融で借金を作り、たばこを買う金にも困っていた俺のボロアパートに、ある朝凝った模様の封蝋のされた手紙が届いていた。差出人の名前もなく、こんなものを送ってくる人に心当たりもない。中の羊皮紙にはきれいな文字でこう書かれていた。


木村様
カジノ101にご招待いたします。現金、クレジットカード、その他一切必要ありません。全てお持ちにならなくて結構です。明日7月15日お迎えの車が参ります。


翌日、本当に家の前に高級車が来た。促されるまま車に乗ると、すぐに車は走り出した。運転手は何を聞いても、「恐れ入りますが、ご質問にはお答えしかねます。そのように仰せつかっておりますので。」としか答えなかった。

 エレベーターはすごい速さで地下へ降りていった。てっきり最上階に行くんだと思っていた俺は面食らった。着くと、これまたきらびやかな、宮殿のような廊下が続いていて、俺はその奥の大きな扉の向こうへ通された。

 中は今までとは少し違い、高級感は相変わらずだが照明を落とした落ち着いた雰囲気の小さな部屋だった。部屋の中心には大きなカジノテーブルがあり、その向こう側に長めのひげを整えた紳士が品のいい微笑をたたえながら立っていた。何故か紳士の俺を見る目の中に一瞬懐かしさのようなものが見えた。「初めまして。いや、突然お連れして申し訳ございません。驚かれたでしょう。」「当たり前だ。あんたは一体誰なんだ。何で俺をわざわざこんなところへ案内させた。」「私が誰か、それを聞くのはご容赦ください。しかし今日お越しいただいていたのはほかでもない、私とこのカジノで勝負していただくためです。」「は?勝負?勝負って俺はそんな金ねえよ。第一、今日は金は必要な言っていったのはあんたじゃないか。」「はい。お金は必要ありません。あなたに賭けていただくのは、五感です。」「五感...?」何をいってるんだこいつは。そんなもの賭けさせて勝ったとして何がしたいのだろう。

 「そうです。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感です。私の方はあなたの欲しいものを何でも賭けてあげましょう。」「本当か?なら金だ。金がほしい。」「いいでしょう。では感覚一つにつき一千万かけましょう。」俺はゴクリと唾を飲み込んだ。一千万。それだけあれば俺の借金なんて一瞬で完済できる。いや、スレでも山ほどおつりが来るだろう。俺が想像するしかできなかったものが何でも現実になる。そんな大金を一度にかけるなんて、ビルゲイツでもできるだろうか。「ほ...本当にそんな金があるのか?」「夫、これは失礼。今きちんとお見せしましょう。」そう言って紳士が目配せすると、さっきの大男が大きな金属の台車にぎっしり積み上がった札束を持ってきた。俺は急いで駆け寄って、中の一枚を抜き出してみた。確かに本物だった。お望みでしたら貴金属でお支払いすることもできますよ。」そう言って紳士は付けていたネクタイピンを外した。するとピンは手の上で燃え上がり金貨に変わった。「これは今日来ていただいたお礼に差し上げましょう。」俺は受け取った金貨を爪で少しひっかいてみた。すると表面に傷がつき、剥がれた部分が爪の間にたまっていた。純金はとても柔らかいからこのようになると聞いたことがある。それにこれはずっしり重い。これは本物の金貨だ。紳士はマジックまでできるのか。

 「いっ...一億だ。」気づくと言葉が口をついて出ていた。「感覚一つで一億賭けてくれ。俺は自分でも己の欲深さに驚いた。しまった。こんなうまい話二度と無いだろうに。紳士が賭けをやめてしまったら元も子もない。「一億。いいでしょう。」俺は目を見張った。アドレナリン湧き上がってくるのを感じた。「ただし条件があります。賭ける感覚の順番は私が決めさせていただきます。」この金貨はいくらだろうか。高く見積もっても俺の借金を返せそうにない。それに一億の前では霞んで見える。

 「やるよ。」俺は言った。ここでやらなきゃ必ず後悔するだろう。

 「ありがとうございます。そう言ってもらえると思っていましたよ。」紳士の目がギラリと光った。「さあ、ゲームを選んでください。ここでは何でもできます。ブラックジャック、ポーカー、トラントエカラント、シュマンドフェール、牌九、ルーレット...」

 「丁半だ。」ここのゲームは聞いたことのないものばかりだ。それにさっきのマジックを見るにこの男手先が器用だ。今はそんなそぶりはないがいかさましてくる可能性がある。わかりやすくて運任せの方がいい。

 「丁半...私も好きなゲームですよ。では約束通り一億かけましょう。あなたには...視覚を賭けていただきます。」やっぱりそう来るよな。だが一億のためにはやるしかないだろ。「もちろんだ。早いとこ始めようぜ。」

 程なくして大男がどこからか盆台、サイコロ、それに茶碗ほどの大きさの笊を持ってきた。何でもできると言ったのは本当らしい。

 丁半博打は笊の中で二つのサイコロを振り、その和の偶奇にかける賭博だ。偶数なら丁、奇数なら半だ。出目は6掛ける6の36通り、うち18が偶数だからどっちを選んでも勝つ確率は半分だ。大男が中盆兼ツボ振りとして初めに二回縁起のいい目が出るまでサイコロを振って出目を整えた。俺は台、笊、大男の袖を確認し、いかさまのできないことを確かめた。「はい、ツボをかぶります。」大男はサイコロ2つを笊で覆い伏せたまま3回奥と手前を往復させた。中でサイコロ同士がぶつかる音がした。「どっちも、どっちも。」「半!」「丁!」俺と紳士は全く同時に言った。俺は半を選んだ。「勝負。」大男が笊を持ち上げる。心臓が早鐘を打つようだった。手は汗を握っていた。俺は次の瞬間に大金持ちか盲目になるか決まる。まさに一か八かだ。頼む、頼む。この結果を半にしてくれたら俺は何だってする。頼む。半であってくれ...!!

 平空かれた笊の下には一と三の目が出ていた。丁だ。力が抜けていくと同時に決まってしまった現実への絶望感に襲われた。くそったれが。視力をとられちまう。待てよ、視力をとるってどうやって...

 「これであなたの視覚は私のものですね。でも安心してください。不利が生じてはいけないので勝負の間だけは頂戴した感覚は戻しておいてあげましょう。まだ続けられるのであれば、次は聴覚を賭けていただきます。どうしますか。」俺は少し考えて答えた。「続けよう。」ギャンブラーは霊柩車を見たとき、落ち込まずにむしろ喜ぶ。不運なことはそう続くものではないから、その次の勝負にはツキが回ってくるかも知れないからだ。大きく負けた分、次は勝てるかもしれない。それに嗅覚なんて一億のためならば惜しくはない。視覚だけ取られて引くわけにはいかない。

 大男がサイコロを振り、二人にどちらに賭けるか聞いた。変えて負けたら悔しいだろう。ここは同じ方に張ろう。俺は半といい、紳士は丁といった。「勝負。」さいの目は二と五。やった...やったぞ!信じられねえ!勝っちまった!俺の勝ちだ!一億が俺のものだ!!

     勝利の瞬間。この一瞬だけは全世界が俺の味方になったように感じる。俺は存分に喜びに浸った。
 「おめでとうございます。約束の現金一億円、先にお渡ししましょう。」紳士が言うと大男が金の積まれた台車を俺の隣に止めた。これが全部俺の金...。まだ実感が湧かなかった。

 「さあ、次はどうします?」紳士は聞いた。視力を賭けたんだ。嗅覚を賭けないのは金を倍にするチャンスを見過ごすようなものだ。嗅覚を失うまでは、何度でも賭けた方が得なんじゃないか。俺は答えた。「望むところだ。」

 しかし現実はそう甘くなかった。俺はその次の勝負で嗅覚も失った。紳士は言った。「続けられるのでしたら次は聴覚を賭けていただきます。いかがなさいますか。」この上聴覚を失っては生きてゆくのさえ難しいだろう。視覚を失ったとはいえ一億は手に入れた。これで良しとしよう。「いや、俺はもう降りるよ。」「そうですか。承知しました。それでは約束通り視覚と嗅覚をいただきます。」                     

 その瞬間、テレビのスイッチを切ったように何も見えなくなった。これはどういうことだ。本当にこんなことが起きるなんて...「お疲れになったでしょう。お部屋と食事を用意しました。今日は休んでいってください。」
 
俺は大男に手を取られて自分の部屋へと導かれた。瞼の動く感覚はあるのに目を開いても何も見えない。いや、今までは瞼を閉じても何かしら見えていた。全く何も見えないというのは初めての感覚だ。「見よう」とすると意思が空回りして耳へと行き着くき、次第に聴覚に頼るようになっていく。

 「こちらです。どうぞごゆっくり。後ほど食事をお持ちいたします。」後ろでドアの閉まる音がした。俺はいろいろなものにぶつかりながら部屋がどんなものかを確認し、とりあえずテレビを見つけ、つけてみた。今まで意識したことはなかったが、番組は音だけでは何が起きているかいまいち分かりづらく、とてももどかしい。だからテレビを「見る」というのか。なんて不便なんだ。漫画も読めない、外も歩けない。それに人の顔も分からないなら、声だけで人を覚えなければいけないのか。考えてみればこの世のものはほとんど全部が視覚のある人間たちに向けて作られている。なんて不公平な社会なんだ!

 しばらくテレビを聞いているうちに部屋に料理が運ばれてきた。フカヒレのスープだそうだ。慎重に口へ運ぶと、今まで食べたことのないくらいうまかった。鼻がきけば、さぞかしいい匂いがしただろう。これじゃあいくらうまい料理も楽しみが半分じゃないか。

 俺はふかふかのベッドに寝っ転がって考えた。ずっと、このままなのだろうか。俺は早くも「見える」という感覚を忘れかけてきた。色とか光とか、そんなこともいずれ俺にはなんだか分からなくなるのか。これでは折角手に入れた一億もすぐ誰かにとられちまうかも知れない。ああ、欲しい。視覚がもう一度欲しい。その時俺は紳士が言っていたあることを思い出した。「まあ、そのことについては明日になってからだな。」

 俺はその晩、音だけの夢を見た。
 
 翌朝、俺は朝食を運んで来たやつに紳士のところまで案内させて、紳士に言った。「俺はもう一度あんたと勝負したい。」紳士は思いのほか落ち着いた様子だった。「あんた、最初に何でも賭けてくれるって言ったよな。俺の視覚を賭けていただきたい。」「視覚を取り戻したいと。そう来ましたか。それではきりが無いではありませんか。しかし、そう言ったものは仕方ありません。賭けてあげましょう。ただし、この一回きりですよ。それからあなたには聴覚を賭けていただきます。よろしいですね。」「もちろんだ。それと、カジノの種類はバックギャモンだ。」昨日から決めていた。聴覚まで失ったら点字も知らない俺は言語を失ってしまう。そんな勝負を確率に丸投げするわけにはいかない。紳士の腕は未知数だが、バックギャモンは俺の一番得意なボードゲームだ。どうせ賭けるならこれに賭けてやる。

 バックギャモンとは西洋双六とも呼ばれる世界最古のボードゲームの一種だ。毎回自分の番にサイコロを二つ振り、相手の次の手を予測しながら自分の手を決め、駒を進ませ、先に自分の15個の駒をあげた方が勝ちだ。

 プレイヤーは自分の番の前に、掛け金を二倍にする提案をすることができる。提案を受けた方が受け入れた場合、掛け金は二倍になりゲームは続行し、受け入れなかった場合、そのままの掛け金で提案した方の勝ちとなる。

 「よろしい。それでは参りましょう。」紳士は言った。案の定立派な台が運ばれてきてゲームが始まった。俺は序盤から俺に有利となるぞろ目を連発した。今日は俺にも運が向いているのかも知れない。その間も俺は紳士の一手一手を注意深く分析し続けた。決して初心者ではないが、そこまで強いわけではない。強さ、プレースタイルも俺と同じだ。それならばこの状況は俺が思っている以上に、俺に有利なんじゃないか。勝てるかも知れない。視覚が戻って、俺は一億を持って帰る...

 その時俺の中にさらなる欲が湧いた。足りない。一億ででかい家を買って、高い車を買って、でもそうすると維持費がかかる。最初のうちはいいだろうが、すぐ無くなってしまうかも知れない。残りの金を気にしていたら、遊んでいても楽しめない。掛け金を二倍にするんだ。そうして勝てば、俺は嗅覚と引き替えに二億を手に入れこのカジノを去ることができる。この状況、きっと勝てる。これは俺の人生で最大の好機かもしれない。俺は湧き上がる興奮を抑えられなかった。

 「ダブルだ。」俺は言った。紳士がこの状況を分かっていれば、降りた方が得だと思うかもしれない。だが俺はそれでもかまわない。どっちに転んでも俺は得をする。しかし意外にも紳士の答えは違った。「テイク。」掛け金は二倍になり、ゲームは続行するということだ。俺は聴覚に加えて味覚を賭け、紳士は視覚に加えて追加の一億をかけることになった。

 それから何回か番が回った後、紳士は突然言った。「ダブル。」俺は面食らった。「本来なら掛け金は四倍になりますが、あなたがまだ賭けていない感覚は触覚だけですね。それをさらに賭けていただきます。私の方は追加で一億、合計二億と視覚をかけましょう。」くそっ...いくらなんでも賭けすぎだ。これを受けて負けたら五感が全てなくなるじゃないか。しかしここで降りても俺には触覚しか残らない。まだ戦局は先が見えないじゃないか。もう俺に後戻りするという選択肢は残されていない。この勝負に全てを賭けるんだ。俺は覚悟を決めた。「テイクだ。俺の残りの感覚全てを賭けよう。」

 それからしばらく対局は俺のペースで進んだ。しかし、少しずつ雲行きが変わり始めた。俺がリスクを背負わざるを得なかった手に、紳士が、俺の最も恐れていた目を出したのだ。「これでやっと...」紳士はなにか一人で呟いた。まずい。まずいまずいまずい。対局は終盤にさしかかり、ついに互いの駒が全てすれ違った。ここから逆転できる見込みはとても薄い。俺は電気椅子に座らされて、椅子が故障していることを祈る死刑囚の気持ちを理解した。駒は少しずつ上がっていき、ああ、ついに奇跡は起こらなかった。俺は負けたのだ。
 
 「さあ、約束です。残りの五感を全ていただきます。」「ま、待て。やめてくれ。全て失ったら俺は生きていけなくなる。俺を殺す気か!」「安心してください。命は保証しましょう。あなたは本来の寿命を全うするまでの間、決して死ぬことはありません。」「そんなもので喜ぶとでも...」

 その時だった。突然世界が俺の前から姿を消した。まさか...全ての感覚が...

 俺は絶叫したが、全く何も聞こえなかった。自分の体も感じられなかった。俺は状況が受け入れられず、無意識に外からの情報を探した。しかし何もなかった。ここは暗闇でも静けさでもない、本物の無だった。俺と世界を結びつけていた五感という五つの窓が、全て閉じられ、俺は堅い頭蓋骨の中に閉じ込められたのだ。ああ、大変なことになってしまった。取り返しがつかないことだ。俺は元いた部屋を思い描こうとした。だが全ての感覚を失ったおれは、感覚そのものを急速に忘れていっていた。まるで寝苦しくて寝付けない夜がずっと続く様だ。

 紳士は、俺は寿命を全うするまで死ねないと言っていた。ああ、こんな世界がずっと、何十年と続くのか。俺はこの何もない場所で、究極の退屈と戦いながら、いつ終わるとも知れない苦しみをひたすら耐えるのか。

 俺は突然気がついた。俺は十分幸せだったのだ。五感が全部そろっているというだけで。俺はそんなことにも気づかず金を持たない自分を不幸だと思っていた。

 五感が欲しい。欲しくてたまらない。嗅覚だけでも、あるだけで俺は心の底から感謝するだろう。
 
    それから長い長い年月が過ぎた。もっとも、この世界には時計さえないから、それが数日なのか数百年なのかはわからない。俺はその無限とも呼べる時間の中で、ほかの全てのことを忘れて、五感への執着だけをどこまでも強くしていった。朝も昼も夜もない世界で、狂ったようにただひたすらそれだけを欲し続けた。ああ、五感が欲しい!

 どれくらいの時が経っただろうか、俺が、自分自身がなんだったのかも忘れかけた頃、全ての感覚がいきなり戻ってきた。気づくと俺はあの部屋にいた。俺の姿は、服装も含めてあのときの紳士にそっくりだった。そうか。カジノで勝負する間だけ、俺の五感は戻ってくるのか。大男が部屋にい入ってきていった。「もうすぐ彼が到着します。」「そうですか。」俺は答えた。「駐車場まで迎えに行ってあげてください。」
 しばらくして汚い身なりの男が大男に連れられてきた。俺はまだ部屋の豪華さにうろたえている男に言った。「初めまして。突然お連れして申し訳ありません。ようこそお越しくださいました。」
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