【王族転生】~王様になった俺は、SSS級チートで世界征服をする~

黒木理

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寝室

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 その夜。

 エルヴィン軍の野営地。

 エルヴィンは、野営地の中央部に【土魔法】と【錬金魔法】で城を建てた。

 家具や調度品さえも、魔法で創造してしまう。

 200人は楽にすめる小城が、一瞬で出来上がり、周囲の人間が驚愕した。

 その後、エルヴィンは自分で造り上げた小城に入った。

(今日だけは書類仕事を止めておこう)

 とエルヴィンは思った。

 最近、連日連夜、書類仕事ばかりだった。

 仕事から逃げるつもりはないが、一日くらいは休んでも良いだろう。

 俺は、【収納庫】から、ワインが詰まった棚を取り出した。

 【収納庫】は亜空間に通じており、大量の物質を収納できるのだ。

 俺はワインと銀杯を棚から取り出した。

 銀杯にワインを注ぎ込む。

 美味い。

 最高の葡萄酒だ。

 熟成された一品で、地球ならば500万円はするだろう。

 贅沢というのは最高だ。

 健康で、なおかつ物欲が満たせれば、人間は幸福になれる。

 俺は高級ワインをゴクリと飲んで味わった。

 今日も、俺の人生は最高だ。

 溜息とともにそう思っているとノックの音がした。

 このノックの仕方は、ルイズだな。

「入れ」
「陛下、失礼致しますの」

 ルイズが室内に入ってきた。

 銀髪金瞳のエルフは、黒いタイトなスーツ姿で部屋に入ってきた。

 顔には眼鏡をつけている。

 学校の女教師の出で立ちだ。

「懐かしい姿だな」  

  と俺は微笑した。

 ルイズは、俺の幼少期の教師の一人だった。

 軍事史の座学をする時に、ルイズはこの格好をしていた。

「女教師の姿はお好きでしょう?」

 ルイズは美麗な顔に、官能的な微笑を浮かべた。

「ああ、好きだな」 

 俺は銀杯を持ったまま片手でルイズを抱き寄せた。

 エルフの美女の細い腰を自分の腰に密着させる。

 ルイズの顔が至近にせまる。

 相変わらず、美しい。

 外見の年齢は25才前後だ。

 女の盛りという年齢。

 胸は大きく、腰は細い。

 尻と太ももは官能的に熟している。

 女の匂いがムンと鼻をつく。

 フローラのような少女には出せない大人の『女』の匂いだ。

 俺は目線で、ルイズに服を脱ぐように促す。

 ルイズは微笑するとタイトスカートの裾を少しずつあげた。

 銀髪金瞳のエルフの美しい太ももが、徐々にあらわになる。

 ルイズは、ストリッパーのように艶めかしく腰を振りながら、スカートを上げ、白い下着が見えてきた。

 黒いタイトスカートに白い純白の下着。

 良い組み合わせだ。

 俺は銀杯のワインを飲み干し、テーブルの上においた。

 酒を飲み、美女を抱く。

 男の幸福はこれに尽きる。

 俺はルイズを抱きしめようとした。

 だが、ルイズはスルリと俺の手から逃れた。

「どうしたのだ?」

 俺が問う。

「陛下、今日は折り入ってお願いがありますの」

 ルイズはそういうと、寝室に俺を誘った。





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