5分前契約した没落令嬢は、辺境伯の花嫁暮らしを楽しむうちに大国の皇帝の妻になる

西野歌夏

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第一章

宿屋の夜 ※

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 暖炉の前で炎を見つめていると、ラファエルがそっと部屋に入って来て、私を抱きしめてくれた。

「ジェラールはもう大丈夫だ。奴は今度こそ二度と君の前に姿を現せないよ」

 ラファエルはそっと私にささやいた。

「ええ。わかっているわ」

 私はうなずいた。口付けをして「今日の予定はまず、古代の言葉の学習のあとは……」と言いかけると、唇に人差し指を押されて「しーっ」とされた。

「騎士団のみんなも朝は早いから、朝一で武術の訓練をしよう。夜は言葉の学習と私と君の夫婦の時間にしよう」

 ラファエルはイタズラっぽい瞳で私を見つめて甘く囁いた。最後の言葉を言いながら、ラファエルの指が私の背中をそっとさすり、私は飛び上がりそうになった。

「ええ」

 恥ずかしさで真っ赤になりながら、私は同意した。

 そのままベッドに二人で腰掛けて言葉の勉強をした。私の発音をいくつか訂正されながら、私が知っている隣国の言葉をベースに古代語を学ぶ。私はペンを持って書き留めていく。

 言葉の発音を直されて、顎に手をかけられたと思ったら、ラファエルの唇が近づいてきて、私の唇をそっと温かく包んだ。ペンをそっと取りあげられて、私は胸を揉まれた。

 あぁっんっ

「今日のレッスンは次に移ろう」

 ネグリジェをすっと脱がされ、私はむき出しになった胸の頂を舐め上げられてあまりの快感にのけぞった。

 いやっんっ

 そのまま押し倒されて、胸を揉まれながら、舌の先で胸の先を転がされた。私は声が漏れ出てしまうのを抑えきれなかった。

「ダメだ。この宿は壁が薄い。ロザーラ、今日は声を我慢するんだよ」

 私はうなずき、腰がくねってしまう状態で必死で声を我慢した。

 あぁっ!

 声にならない声をあげたのは、ラファエルの指が私の太ももの間に伸びたからだ。

「気持ちいいなら頷いて」

 私は恥ずかしさで真っ赤になりながらも、うなずいた。ラファエルの手が触れると私は快感の波が押し寄せてきて、思わずラファエルの体に手を伸ばしていた。ラファエルがさっと上着を脱いだ。凛々しく逞しい体に思わず体が震えてしまう。

 そのままラファエルが私の膝を押し広げ、私の秘部に唇を押し当ててきた。

 いやんっ……

 私はラファエルの髪の毛のあたりに手を伸ばして逃げようとした。

「ダメだ」

 ラファエルは舌の先を使って私の秘部を舐め上げて、私は快感に腰を揺らしてしまった。涙が出てくる。腰が淫らに動いてしまい、私は声にならない声を出して喘いだ。そのまま指をすっと入れられて、いよいよ声が出てしまった。

 あぁっん

 胸も揉まれて胸の先も弄ばれ、私は何がなんだか分からないリズムで体が揺れるのを感じて喘いだ。

 私は大きな川を越えて一つ目の山地を越えるところまで、ラファエルと一度進んでいる。その時は一日目で痛みを堪えて彼を受け入れた。なので、死から戻ってきて迎えている二日目の夜は、全く夜の生活の知識がないわけではなかった。今の私の体は男性をまだ一度も受け入れた事がないままでも、ラファエルと結ばれる経験だけはしていた。

「あなた」

 私がそう言ってラファエルを見ると、ラファエルは見たこともない悩ましい表情で私を見つめていた。私は知っている限りの知識を総動員してラファエルの体に手を伸ばした。

 そして、ラファエルのズボンから彼のそのものを取り出した。それは大きく逞しくそそり立ち、今にもはち切れそうになっている。

 私はそっと両胸でラファエルのそのものを包み込んだ。私の胸はとても大きくて、ツンと上を向いている。

 ラファエルは突然私にそんなことをされて「あぁっ!」と仰け反り、身悶えした。

「気持ちいい?」

 私はそっと聞いた。ラファエルは頬を赤らめて少し恥ずかしそうに頷いた。チラッとこちらを見て、またうめいている。

 私は今度は先ほど秘部に口付けをされたのを思い出して、お返しにラファエルのそのものを舐めた。

 あぁっ!

 今度はラファエルが声にならない声をあげる番だった。

 私はラファエルの反応を見て、すっと舌を使って舐め上げて、それを口に含んだ。今晩の私の体にこんな大きなものを入れるとまだ痛いと思う。でも、他の方法でならラファエルを喜ばせることができそうだ。

 私は口で続けた。最後にラファエルが突然体をこわばらせて私を優しく押しのけて高みに達した。事が終わると、私はラファエルに抱き寄せられた。


 私とラファエルの二日目の夜は、こうして幸せに過ぎて行った。私は新婚二日目で、宿屋のベッドで経験を重ねたのだ。それは、結ばれるまではいかなくても、私たち二人にとっては甘い快感に溺れる夜だったのだ。

「少しずつね。あなた」
「そうだ。ロザーラ、君の体が私を受け入れられるように少しずつ進もう」

 ラファエルは低く落ち着いた声で私にささやき、私も眠りにつく前に幸せな思いでうなずいた。



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