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ジョージ・ブルーデネル目線(3)
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「こちらはマリアよ。私のことはキャロラインと呼んでくださるかしら?」
「は、はい。キャロライン様」
馬車が出発すると同時に、私は王太子妃に地図を渡されてにこやかに話かけられた。
「今日行きたいのは、こちらの印が付いている村よ。やはり古い教会があって、その教会を子供用の配給所に利用したいの。この村には働き手の候補もいるのよ。市場はここね」
キャロライン王太子妃は気さくな様子で話し始めた。
「今日は早くに出てきたから、あなたのお弁当も用意していただいたのよ。騎士団皆さんのも御者のジャスパーの分もね」
「あ、ありがとうございます」
「王太子妃さま、ピクニック気分では困りますよ」
「わかっていますわ」
侍女のマリアと王太子妃は随分と仲が良いようだ。
私は馬車の道中、王太子妃から計画の全貌を聞かされた。伯爵家の狩猟用森を買取り、そこを国民に解放する計画まで聞かされ、私は忙しくメモを取っていた。
ちょうど人気のない森に差し掛かったところだった。
――この森が道中にあるから、おしのびとは言えども、騎士団が多めに付いてきているんだな。王家の制服をわざと仰々しく着ているのは警備のためだな。
私がそんなことをぼんやり思った時だ。先頭の騎士団の一人が落馬したようだ。
怒鳴り声がして、騎士団が馬車を取り囲んだ。
「は、はい。キャロライン様」
馬車が出発すると同時に、私は王太子妃に地図を渡されてにこやかに話かけられた。
「今日行きたいのは、こちらの印が付いている村よ。やはり古い教会があって、その教会を子供用の配給所に利用したいの。この村には働き手の候補もいるのよ。市場はここね」
キャロライン王太子妃は気さくな様子で話し始めた。
「今日は早くに出てきたから、あなたのお弁当も用意していただいたのよ。騎士団皆さんのも御者のジャスパーの分もね」
「あ、ありがとうございます」
「王太子妃さま、ピクニック気分では困りますよ」
「わかっていますわ」
侍女のマリアと王太子妃は随分と仲が良いようだ。
私は馬車の道中、王太子妃から計画の全貌を聞かされた。伯爵家の狩猟用森を買取り、そこを国民に解放する計画まで聞かされ、私は忙しくメモを取っていた。
ちょうど人気のない森に差し掛かったところだった。
――この森が道中にあるから、おしのびとは言えども、騎士団が多めに付いてきているんだな。王家の制服をわざと仰々しく着ているのは警備のためだな。
私がそんなことをぼんやり思った時だ。先頭の騎士団の一人が落馬したようだ。
怒鳴り声がして、騎士団が馬車を取り囲んだ。
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