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第三十四話 貸した金返せよ
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「ソビエト連邦無条件降伏す!」
この大ニュースは世界を駆け巡る。反応は様々、心から安堵する国、当然の結果と胸を張る国、嘆く国と色々だが青ざめている国が一国ある。
紅茶中毒で皮肉屋そして七つに海を制する国だ。大英帝国宰相は残り少なくなった髪がハラハラと抜けるのを感じながらこの報告を受けた。
米国は戦争機材と物資は送ってきても人はとんと送ってこない。アジアの英連邦構成国は、遂に熊を刺身に変えた赤殺料理人の視線が、自分に向くのでは?と悲鳴を上げる。
状況は刻刻と大英帝国不利に傾きつつある。
「何処かで損切が必要なのかもしれない」
しかし、タダでドイツの風下に立つのは絶対に容認し難い、何より統一された欧州と言う悪夢が眼前に現れるのは英国の安全保障に致命的な打撃を与えるだろう。
時代がナポレオン戦争時代に戻ってしまう。どうせジャガイモの支配は長く続く事はないであろうが、苦難の時代になる事は確かだ。何処かで、暴れまわるプロイセンの田舎者に嫌がらせをしなくてはいけない。
楔を打ち込み暴走列車が大事故を起こす事を待つのだ。それが最低限、一時的に欧州のイニシアティブを、三流絵描きの伍長率いるならず者集団に明け渡す条件だ。
「やはり、日本か」
サー・ウィンストン・チャーチルは葉巻の煙芬々たる書斎で独り言ちる。
ドイツそして枢軸各国のスタンピートの裏には、大日本帝国の常識外れの支援が有るのは、誰の目にも明らかだ。
この両者を何処かで引き離す必要が有る。
日本は今回の戦争で徹底して反共の為の戦いであると主張し、米国からのレンドリースを妨害していない。
ドイツからの再三の対英参戦も無視し続けている。
彼らの目にはロシア以外映っては居ないのだろう。
日の出の勢いの帝国には市場が必要なのだ。英国がそうだったように。そこに付け目がある。
ドイツは今後、日本に対して、対英戦争の為軍事通行権辺りを要求するだろう。
大英帝国の至宝インドを襲う為に。
もしそこで日本が拒否する様であれば好機はある。
ソバカスだらけの田舎娘より洗練されたレディを選ばせる。
業腹だがそれしかない。であるなら工作が必要だ。
ドイツがこれまでやらかしていた外道非道の数々は証拠付きでたっぷり揃えてある。
ユダヤ人に対する、冷血動物の我々ジョンブルでも鼻白む仕打ちは、ロシアを下し隣り合う中になった日本は目にするはずだ。
日本人が、この所の空前の好景気と女性登用とやらで、温厚と言うか頭の中が春になっている事は掴んでいる。
狙うは太平楽を謳歌する国民。世論をドイツ嫌悪、最悪でも距離を置く事態に持って行ければ上等だ。
日本の支援の無いジャガイモは膨れ上がった占領統治に溺れるだろう。少なくとも大英手国侵攻は躊躇する。
「希望的観測だがな。メイド君、イーデン外相とメンジーズ長官との会議をセッティングしてくれ。至急、対日政策について話したい事があると」
「畏まりました。ご主人様」
近頃は秘書として活躍までしている、優秀極まりない女性へと指示を出したチャーチル卿は、深く葉巻を吸うと少しむせた。
「ストレス溜まっとるな私は」
ドイツ第三帝国 ポッダム県ツェツィリエンホフ宮殿
1941年7月2日 無条件降伏したソヴィエト連邦の今後を決める為、枢軸各国の外相が集結していた。
今後と言ってもソヴィエト連邦解体では各国一致している。二度とロシアには立ち上がって欲しくないのだ。
目下の議題は、熊の死体の取り分である。
各国共に政府や軍部から良ーく言い含められている。
ここで引いたら外務省は熊より早く解体されてしまう。
理性を置いてけぼりに各国外相は吠える吠える。
まあ、死体の食えそうな所を巡って争っている訳だから、餓えた野犬に近くなるのはしょうがないのかもね。
「カレリア全土にムルマンスク含めラップランドのソ連領は全て頂きたい。大フィンランドは民族の悲願だ。レニングラードも頂く。あそこは我が国が単独で落としたのだ」
「大ルーマニアを実現しないことには私は本国に帰れない。何としても飲んでいただく。どれだけ我が国の兵士が死んだと思われるか!」
「大ルーマニア結構だがその前にトランシルバニアを返して頂こう!リッベントロップ外相!戦争前に約束して頂いた。トランシルバニア返還への約束、まさか忘れておられないでしょうな」
「我が国は、イギリスとの条約を蹴ってまで貴国に協力したのだ。アルメニアとジョージアは頂く!カフカスにいる同胞を見捨てて置くわけにはいかない!」
「クリミア半島は元来ローマ帝国の一部なのです。我が国はローマを取りも出さなくてはいけない。クリミア併合!我が国は譲りませんぞ!」
「ふざけないで頂きたい!何でイタリアがクリミアを併合するんだ!」
「そうだ、其れならアゼルバイジャンもオスマントルコの物だ!賛成して欲しいなら、アゼルバイジャンも寄越せ!」
「好き放題おっしゃられている様だが。まず分割の権利は我が第三帝国にあるのを忘れて居られるのでは?大ドイツの東方生存権を確保するのを待ってから話は進めて頂きたい!」
「「ドイツばかりずるいぞ!」」
「「そうだ、そうだ」」
ワンワンワンワン吠えるよワーン。
餌を巡って争う餓犬の喧嘩は止まらない。通訳もヘトヘトだが、ここを逃しては領土拡大など夢のまた夢。引いてたまる物か!
「あー皆さんがた一つ忘れて居られる」
「「「ワウーン?」」」
犬の喧嘩は大日本帝国外務大臣松岡 松岡洋右の一言で一時休戦。
この対ソ戦での日本の活躍は無視できない。悔しいが日本への譲歩はするしかない。
「「仕方ない、此処で日本に恩を売り我が国に有利に」」
人類から一時退化している犬人間の群れが邪心を一致させていると松岡は爆弾発言を破裂させる。
「今回の戦争で貴国方にお渡しした援助物資の料金なのですが」
そう言うと脇に控えたメイドが各国外相に紙の束を渡して回る。中身は請求書である。えーとお幾らかな?
「こ、、これは、幾ら何でも法外だよ。松岡外相。それにあの物資は援助だろう?」
請求書の額を見たリッベントロップ外相は震える声をだす。
これではドイツの年間予算何十年分になる事か、その他外相は忘れてたと言う顔。
ついにバレたかと言う顔の者も。
「そうですかな、ここに居られる皆さん方の御国が使われた額を合わせますとその位になるんですよ。
皆さん盟主のドイツさんへの付けで随分買われました。
鉄、銅、レアメタル、石油、ゴム。ああ金を大量にお求めになった国もありましたな。武器弾薬や輸送機材はタダでも。その他は流石に。特にモスクワ攻略の為の費用は全部我が国が持ちましたからねぇ。
貴国軍は一会戦ごとに三倍は弾薬や機材を使っていたと報告を受けております。」
「付け?聞いておりませんぞ!どうなっているんですかな皆さん!」
((知らんもんね))
各国外相そっぽを向く。下手な口笛まで聞こえそうだ。
(こいつ等人の財布だと思って好き放題しやがって。金だと、直近の戦争遂行に何でこんなに大量の金が要るんだ!)
捲るページ捲るページ大量の買い付けが出るわ出るわ。各種工業製品にマザーマシン、大量の酒煙草等の嗜好品に宝石類。
「誰だ駆逐艦まで頼んだ奴!日本も律儀に持って来るな!おい!イタリアその手が有ったと言う顔をするな!」
「まあ、まあリッベントロップ外相。我が国も全部返せと言っては居りません。我が国の要求を聞いて頂ければ棒引きにしても良いと本国から指示を受けております」
「本当ですかな」
脂汗を垂らしながら請求書を見つめるリッベントロップ外相に、松岡は助け舟をだす。
思わず飛びつく野犬代表。
「ええ、本当です。我が国が求めて居るのは人材でして。いるでしょう?御国に収容所に入っとるのが、それに占領地のポーランド人言う事を聞かないのでしょう?いっそ捨ててしまっては?」
「ですが、それは親衛隊の所管でして私の一存では、、」
「まあ、ご相談なさい。待ちますので」
結局ドイツ政府は折れた。
日本がモスクワ周辺を放棄した処か、ヴォルガ川以東の勢力圏編入で譲歩したからだ。
まあ良い。使い潰せる奴隷は幾らでも手に入った。ユダヤもポーランド人も好きなだけくれてやる。綺麗になった土地は優秀なるアーリア人の物だ。
後日。総統閣下は相当カッカする事になる。大日本帝国は緩衝国としてヴォルガポーランド王国と東方シオン共和国の建国を発表したからだ。
これより、ドイツに恨み骨髄の国家が日本の援助を受けて大事な東方生存権を睨みつける事になる。総統閣下が畜生めと言ったかどうかは定かではない。
この大ニュースは世界を駆け巡る。反応は様々、心から安堵する国、当然の結果と胸を張る国、嘆く国と色々だが青ざめている国が一国ある。
紅茶中毒で皮肉屋そして七つに海を制する国だ。大英帝国宰相は残り少なくなった髪がハラハラと抜けるのを感じながらこの報告を受けた。
米国は戦争機材と物資は送ってきても人はとんと送ってこない。アジアの英連邦構成国は、遂に熊を刺身に変えた赤殺料理人の視線が、自分に向くのでは?と悲鳴を上げる。
状況は刻刻と大英帝国不利に傾きつつある。
「何処かで損切が必要なのかもしれない」
しかし、タダでドイツの風下に立つのは絶対に容認し難い、何より統一された欧州と言う悪夢が眼前に現れるのは英国の安全保障に致命的な打撃を与えるだろう。
時代がナポレオン戦争時代に戻ってしまう。どうせジャガイモの支配は長く続く事はないであろうが、苦難の時代になる事は確かだ。何処かで、暴れまわるプロイセンの田舎者に嫌がらせをしなくてはいけない。
楔を打ち込み暴走列車が大事故を起こす事を待つのだ。それが最低限、一時的に欧州のイニシアティブを、三流絵描きの伍長率いるならず者集団に明け渡す条件だ。
「やはり、日本か」
サー・ウィンストン・チャーチルは葉巻の煙芬々たる書斎で独り言ちる。
ドイツそして枢軸各国のスタンピートの裏には、大日本帝国の常識外れの支援が有るのは、誰の目にも明らかだ。
この両者を何処かで引き離す必要が有る。
日本は今回の戦争で徹底して反共の為の戦いであると主張し、米国からのレンドリースを妨害していない。
ドイツからの再三の対英参戦も無視し続けている。
彼らの目にはロシア以外映っては居ないのだろう。
日の出の勢いの帝国には市場が必要なのだ。英国がそうだったように。そこに付け目がある。
ドイツは今後、日本に対して、対英戦争の為軍事通行権辺りを要求するだろう。
大英帝国の至宝インドを襲う為に。
もしそこで日本が拒否する様であれば好機はある。
ソバカスだらけの田舎娘より洗練されたレディを選ばせる。
業腹だがそれしかない。であるなら工作が必要だ。
ドイツがこれまでやらかしていた外道非道の数々は証拠付きでたっぷり揃えてある。
ユダヤ人に対する、冷血動物の我々ジョンブルでも鼻白む仕打ちは、ロシアを下し隣り合う中になった日本は目にするはずだ。
日本人が、この所の空前の好景気と女性登用とやらで、温厚と言うか頭の中が春になっている事は掴んでいる。
狙うは太平楽を謳歌する国民。世論をドイツ嫌悪、最悪でも距離を置く事態に持って行ければ上等だ。
日本の支援の無いジャガイモは膨れ上がった占領統治に溺れるだろう。少なくとも大英手国侵攻は躊躇する。
「希望的観測だがな。メイド君、イーデン外相とメンジーズ長官との会議をセッティングしてくれ。至急、対日政策について話したい事があると」
「畏まりました。ご主人様」
近頃は秘書として活躍までしている、優秀極まりない女性へと指示を出したチャーチル卿は、深く葉巻を吸うと少しむせた。
「ストレス溜まっとるな私は」
ドイツ第三帝国 ポッダム県ツェツィリエンホフ宮殿
1941年7月2日 無条件降伏したソヴィエト連邦の今後を決める為、枢軸各国の外相が集結していた。
今後と言ってもソヴィエト連邦解体では各国一致している。二度とロシアには立ち上がって欲しくないのだ。
目下の議題は、熊の死体の取り分である。
各国共に政府や軍部から良ーく言い含められている。
ここで引いたら外務省は熊より早く解体されてしまう。
理性を置いてけぼりに各国外相は吠える吠える。
まあ、死体の食えそうな所を巡って争っている訳だから、餓えた野犬に近くなるのはしょうがないのかもね。
「カレリア全土にムルマンスク含めラップランドのソ連領は全て頂きたい。大フィンランドは民族の悲願だ。レニングラードも頂く。あそこは我が国が単独で落としたのだ」
「大ルーマニアを実現しないことには私は本国に帰れない。何としても飲んでいただく。どれだけ我が国の兵士が死んだと思われるか!」
「大ルーマニア結構だがその前にトランシルバニアを返して頂こう!リッベントロップ外相!戦争前に約束して頂いた。トランシルバニア返還への約束、まさか忘れておられないでしょうな」
「我が国は、イギリスとの条約を蹴ってまで貴国に協力したのだ。アルメニアとジョージアは頂く!カフカスにいる同胞を見捨てて置くわけにはいかない!」
「クリミア半島は元来ローマ帝国の一部なのです。我が国はローマを取りも出さなくてはいけない。クリミア併合!我が国は譲りませんぞ!」
「ふざけないで頂きたい!何でイタリアがクリミアを併合するんだ!」
「そうだ、其れならアゼルバイジャンもオスマントルコの物だ!賛成して欲しいなら、アゼルバイジャンも寄越せ!」
「好き放題おっしゃられている様だが。まず分割の権利は我が第三帝国にあるのを忘れて居られるのでは?大ドイツの東方生存権を確保するのを待ってから話は進めて頂きたい!」
「「ドイツばかりずるいぞ!」」
「「そうだ、そうだ」」
ワンワンワンワン吠えるよワーン。
餌を巡って争う餓犬の喧嘩は止まらない。通訳もヘトヘトだが、ここを逃しては領土拡大など夢のまた夢。引いてたまる物か!
「あー皆さんがた一つ忘れて居られる」
「「「ワウーン?」」」
犬の喧嘩は大日本帝国外務大臣松岡 松岡洋右の一言で一時休戦。
この対ソ戦での日本の活躍は無視できない。悔しいが日本への譲歩はするしかない。
「「仕方ない、此処で日本に恩を売り我が国に有利に」」
人類から一時退化している犬人間の群れが邪心を一致させていると松岡は爆弾発言を破裂させる。
「今回の戦争で貴国方にお渡しした援助物資の料金なのですが」
そう言うと脇に控えたメイドが各国外相に紙の束を渡して回る。中身は請求書である。えーとお幾らかな?
「こ、、これは、幾ら何でも法外だよ。松岡外相。それにあの物資は援助だろう?」
請求書の額を見たリッベントロップ外相は震える声をだす。
これではドイツの年間予算何十年分になる事か、その他外相は忘れてたと言う顔。
ついにバレたかと言う顔の者も。
「そうですかな、ここに居られる皆さん方の御国が使われた額を合わせますとその位になるんですよ。
皆さん盟主のドイツさんへの付けで随分買われました。
鉄、銅、レアメタル、石油、ゴム。ああ金を大量にお求めになった国もありましたな。武器弾薬や輸送機材はタダでも。その他は流石に。特にモスクワ攻略の為の費用は全部我が国が持ちましたからねぇ。
貴国軍は一会戦ごとに三倍は弾薬や機材を使っていたと報告を受けております。」
「付け?聞いておりませんぞ!どうなっているんですかな皆さん!」
((知らんもんね))
各国外相そっぽを向く。下手な口笛まで聞こえそうだ。
(こいつ等人の財布だと思って好き放題しやがって。金だと、直近の戦争遂行に何でこんなに大量の金が要るんだ!)
捲るページ捲るページ大量の買い付けが出るわ出るわ。各種工業製品にマザーマシン、大量の酒煙草等の嗜好品に宝石類。
「誰だ駆逐艦まで頼んだ奴!日本も律儀に持って来るな!おい!イタリアその手が有ったと言う顔をするな!」
「まあ、まあリッベントロップ外相。我が国も全部返せと言っては居りません。我が国の要求を聞いて頂ければ棒引きにしても良いと本国から指示を受けております」
「本当ですかな」
脂汗を垂らしながら請求書を見つめるリッベントロップ外相に、松岡は助け舟をだす。
思わず飛びつく野犬代表。
「ええ、本当です。我が国が求めて居るのは人材でして。いるでしょう?御国に収容所に入っとるのが、それに占領地のポーランド人言う事を聞かないのでしょう?いっそ捨ててしまっては?」
「ですが、それは親衛隊の所管でして私の一存では、、」
「まあ、ご相談なさい。待ちますので」
結局ドイツ政府は折れた。
日本がモスクワ周辺を放棄した処か、ヴォルガ川以東の勢力圏編入で譲歩したからだ。
まあ良い。使い潰せる奴隷は幾らでも手に入った。ユダヤもポーランド人も好きなだけくれてやる。綺麗になった土地は優秀なるアーリア人の物だ。
後日。総統閣下は相当カッカする事になる。大日本帝国は緩衝国としてヴォルガポーランド王国と東方シオン共和国の建国を発表したからだ。
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