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第二章 葬送
第五節 reformed
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「その通りだ、ハーラ、弟よ」
ナーガ・ゾデの狂戦士、ハーラ・グル・アーヤバに、姉であり神官、カムンナーギのメルバは言った。
ハーラに対して意見を通そうと思ったら、彼の地位を剥奪するしかなく、その為には最恐の戦士に対抗する為の戦士が必要だった。
ハーラ・グル・アーヤバの言い分がどれだけ理不尽で、ディバーダ族の理念に反するものであったとしても、ディバーダ族の規則そのものであるハーラ・グル・アーヤバに逆らう事は出来ないのだ。
ヴァーマ・ドゥエルの一騎当千の勇士、トゥケィ=ゼノキスァとの戦いに水を差されて気分が悪かったダブーラ・アブ・シャブーラであったが、未だにハーラ・グル・アーヤバに適う実力を身に着けてはいなかった。だから、ここでは押し黙るしかない。
「しかしハーラよ、これだけは聞かせて貰う。何故、ダブーラ・アブ・シャブーラと戦ったあの男を喰らう事を、しなかったのだ。お前はこれ以上ゾデ戦士として昇格する必要がないが、戦場に出て敵を殺せば、食すのが自らに課した掟ではないのか」
下級戦士がどれだけ人を殺して喰っても、その一部分を残して持ち帰らなければゾデ戦士としては認められない。昇格の意志が希薄な下級戦士は、遺体を喰い尽くしてしまう。
ハーラもゾデ戦士となる前はそうした行動が多かった。姉であるメルバの指導を受けて漸く、持ち帰る分の遺体を残す事を覚えたのだが、ナーガ・ゾデとなった今でも、食人行動をやめなかった。
そのハーラが、トゥケィ=ゼノキスァの遺体をその場に放置して、ダブーラを連れ帰ったのだ。
「姉よ、カムンナーギたる女よ、俺は神託を受けたのだ、あの男は殺してはならない」
「神託だと……」
「あの男はやがて、より大いなる存在となって俺の前に立ちはだかるだろう。だから俺は奴を殺さなかった。奴の血肉を我が身に取り入れる事をしなかった。今はまだその時ではない……」
ハーラ・グル・アーヤバは、唯一露出している口元をにやりと吊り上げると、話は終わりだとばかりに踵を返して、森の中に消えてゆく。
「どういう事でしょうか」
ダブーラは訊いた。ダブーラ自身、痛みで朦朧とする意識の中で見た光景であったからはっきりとはしていないが、ハーラが投擲したガビジは確かに、あの男の眉間を貫いた筈だった。ガビジをあのようにして頭部に突き立てられて、生きている筈がないのだ。
「分からん……何を考えているのだ、ハーラ……」
カムンナーギのメルバは、弟の消えて行った密林の闇をじっと見据えた。だがその奥に、ハーラの姿はもう見えなくなっていた。まるで、弟と自分との間に出来た溝のような暗闇であった。
どれだけ月が明るくても、光がある所に必ず闇は生じるのだ。
夜を徹した葬儀が終わり、日が昇る頃、長老ワカフ、司祭ルマ・サイーバとフルマ・サイーバ、戦士長のドゥギャ、ガムラ、マモラらは中央の神殿内に造られた会合の間に、数名の戦士を呼び集めた。
その中にはアーヴァンもおり、ガムラはアーヴァンの父親だ。
女性が二人いる。どちらも男たちに敗けず劣らず立派な筋肉を持っていた。年増の方がアーヴァンの母親であるアビー、若い方はオウマの姉であるシュメだ。二人は、戦士団に上がる前の若い少年たちを鍛える役回りである。
会合の間は、特に背の高い中央神殿の最上階中にあり、二〇名近くの戦士たちが雑魚寝出来るくらいの広さであった。四方に燭台が置かれており、燃える樹液を染み込ませた枝に火を点けて、光源としていた。ぱっと見では密室に見えるものの、何処かに通風孔があって風通しが良く、外で騒ぎが起こればその音が聞こえるようになっていた。
集められた皆は、先日のディバーダ族の襲撃や、これからの事に関して、意見を交わし合っていた。
その中で話題に上がったのは、トゥケィ=ゼノキスァの死だった。
「トゥケィは強い男だった」
「彼を失ったのは大きい」
「ゼノキスァの兄か……彼は皆に好かれていたから、戦士たちの士気も下がるだろう」
ルマ・サイーバと、ドゥギャ、ガムラなどはそう言った。アビーとシュメもこの意見には賛成している。シュメは弟がトゥケィを嫌っている事を知っているが、同時に彼なりの尊敬を抱いている事も知っていた。
一方、フルマ・サイーバやマモラ、多くの戦士たちは、トゥケィの死をさして大ごととは思わなかった。
「強いと言っても、彼には協調性がない」
「独りでは、無数の軍勢には敵わなかった。実際今回も、彼は一人も守れずに殺されたじゃないか」
「彼の死は教訓だ、我々は一人の優秀な戦士よりも、集団の力を合わせるべきなのだ」
「第一、彼の死んだ両親は不貞を働いていたという話だ。妹がその証拠じゃないか」
あまつさえ妹や、昔の崩落事故の事まで持ち出して、トゥケィを貶めようとした。
アーヴァンは、偉ぶっているだけでトゥケィの事を何も分かろうとしない大人たちに対して、今にも殴り掛かってゆきたい、彼にしては非常に珍しく暴力的な衝動に駆られた。
ガムラはそんな息子の心情を慮り、話題を無理にでも変えさせた。
「何はともあれ、これからどうするのか、それが問題だ」
これからもディバーダ族からの侵略は続くだろう。勿論、他の部族もヴァーマ・ドゥエルを狙っている。ヴァーマ・ドゥエルを含めて七つの集落が互いに敵視し合っている、今でさえ厳しい状況に追い込まれているのだ。これが、最も和平を掲げつつも最も戦力の多いヴァーマ・ドゥエル打倒の為に手を組んだとしたらどうなるか。
「人数こそ少ないが我らよりも闘争に於いて秀でた凶暴な戦闘民族のディバーダ族が、他の部族と手を組むとは考えられないのではないか」
「アージュラ族は元々我らヌェズキから分派したものだ。それにフィダス族にもその一部が渡っているという。どうにか交渉が出来ないだろうか」
「バッグベム族もリオディン・ダグラ族も、ドドラグラ族も、外来の民族だ。どうにか追い返せはしないだろうか……」
諸々の意見が出たが、どれも、誰もの支持を得なかった。
すると、会合の間の扉が開かれ、一人の少年がやって来た。
「オウマ――」
シュメが、その名を呼んだ。
オウマは例の武器、ヴォルギーンを携えて、会合の間に足を踏み入れた。
「収集にも応じず今頃、しかもそんなものを持ってやって来て、一体、何の用だ!?」
戦士長、マモラが言った。
オウマはすぐには答えず、会合の間に集まった者たちの姿を値踏みするように見回すと、最初に言葉を発したマモラを指差した。
「あんたで良い……」
「何の話だ」
「戦士長マモラ、あんたに決闘を申し入れる」
「な――」
会合の間の一同が、ざわめいた。
シュメは立ち上がると弟に駆け寄って、その頬に平手を見舞った。腰の入った見事なビンタは、並の戦士であれば頸を痛めていてもおかしくはなさそうだった。
オウマは姉に頬を張られても気にした様子はなく、言葉を続けた。
「こんなくだらない話し合いを続けていたって、こっちの戦力が満たされる訳じゃないぜ。本気で戦力を整えたいのなら、俺が前々から言っているような、軍団の結成と秩序化、様々な武器の開発と導入をすべきなんじゃないのか?」
「ヴァーマ・ドゥエルは平和の都だ。和平の使者は矛を持たぬ」
フルマ・サイーバが言った。
オウマは鼻で笑い飛ばす。
「周りをハイエナに囲まれて過ごす事の何が平和だ。石の砦と謳っちゃいるが、これじゃ牢獄も良い所だぜ。俺たちが咎人ならばそれも良い。けれど俺たちは何の罪も犯しちゃいねぇ、それなのにただ無意味に喰い殺されるのを、黙って見ていろって言うのか? ふざけるな!」
オウマはヴォルギーンの石突を床に突き立てた。入り口付近の燭台が照らし上げる少年の顔には、変革を厭う大人たちへの明確な怒りが浮かび上がっている。
「俺の意見を受け入れろ、長老! 和平の使者とやらが仲間内での戦いに勝てないようでは、敵から身を守る事さえ出来ないんじゃないか!? 戦士長の実力がどの程度のものなのか、しかと見届け、ボケた眼を見開いて正しい判断を下せ!」
「オウマ、お前……ワカフ翁に何て事を!」
シュメがオウマに詰め寄ったが、弟は姉を弾き飛ばして、長老を睨み付けた。
それまで沈黙を守っていた長老ワカフは、白い眉の下の、浅黒い瞼を持ち上げた。日に焼けた瞼の下から、黒く濡れた瞳が現れ、それに見つめられるとさしもの少年も怯まざるを得ない。
「戦士長マモラよ……」
「ワカフ翁……」
「オウマの、言う通りかもしれぬな。やってみるが良い」
「や、やるとは!?」
「オウマと戦い、自らの正しさを証明する時が来たのじゃ。時代が移り変わる時やもしれぬ……」
ワカフの言葉を聞き、オウマは、にっと笑った。
アーヴァンは友人の狂気の笑みを、どのような表情で見守れば良いのか、迷った。
ナーガ・ゾデの狂戦士、ハーラ・グル・アーヤバに、姉であり神官、カムンナーギのメルバは言った。
ハーラに対して意見を通そうと思ったら、彼の地位を剥奪するしかなく、その為には最恐の戦士に対抗する為の戦士が必要だった。
ハーラ・グル・アーヤバの言い分がどれだけ理不尽で、ディバーダ族の理念に反するものであったとしても、ディバーダ族の規則そのものであるハーラ・グル・アーヤバに逆らう事は出来ないのだ。
ヴァーマ・ドゥエルの一騎当千の勇士、トゥケィ=ゼノキスァとの戦いに水を差されて気分が悪かったダブーラ・アブ・シャブーラであったが、未だにハーラ・グル・アーヤバに適う実力を身に着けてはいなかった。だから、ここでは押し黙るしかない。
「しかしハーラよ、これだけは聞かせて貰う。何故、ダブーラ・アブ・シャブーラと戦ったあの男を喰らう事を、しなかったのだ。お前はこれ以上ゾデ戦士として昇格する必要がないが、戦場に出て敵を殺せば、食すのが自らに課した掟ではないのか」
下級戦士がどれだけ人を殺して喰っても、その一部分を残して持ち帰らなければゾデ戦士としては認められない。昇格の意志が希薄な下級戦士は、遺体を喰い尽くしてしまう。
ハーラもゾデ戦士となる前はそうした行動が多かった。姉であるメルバの指導を受けて漸く、持ち帰る分の遺体を残す事を覚えたのだが、ナーガ・ゾデとなった今でも、食人行動をやめなかった。
そのハーラが、トゥケィ=ゼノキスァの遺体をその場に放置して、ダブーラを連れ帰ったのだ。
「姉よ、カムンナーギたる女よ、俺は神託を受けたのだ、あの男は殺してはならない」
「神託だと……」
「あの男はやがて、より大いなる存在となって俺の前に立ちはだかるだろう。だから俺は奴を殺さなかった。奴の血肉を我が身に取り入れる事をしなかった。今はまだその時ではない……」
ハーラ・グル・アーヤバは、唯一露出している口元をにやりと吊り上げると、話は終わりだとばかりに踵を返して、森の中に消えてゆく。
「どういう事でしょうか」
ダブーラは訊いた。ダブーラ自身、痛みで朦朧とする意識の中で見た光景であったからはっきりとはしていないが、ハーラが投擲したガビジは確かに、あの男の眉間を貫いた筈だった。ガビジをあのようにして頭部に突き立てられて、生きている筈がないのだ。
「分からん……何を考えているのだ、ハーラ……」
カムンナーギのメルバは、弟の消えて行った密林の闇をじっと見据えた。だがその奥に、ハーラの姿はもう見えなくなっていた。まるで、弟と自分との間に出来た溝のような暗闇であった。
どれだけ月が明るくても、光がある所に必ず闇は生じるのだ。
夜を徹した葬儀が終わり、日が昇る頃、長老ワカフ、司祭ルマ・サイーバとフルマ・サイーバ、戦士長のドゥギャ、ガムラ、マモラらは中央の神殿内に造られた会合の間に、数名の戦士を呼び集めた。
その中にはアーヴァンもおり、ガムラはアーヴァンの父親だ。
女性が二人いる。どちらも男たちに敗けず劣らず立派な筋肉を持っていた。年増の方がアーヴァンの母親であるアビー、若い方はオウマの姉であるシュメだ。二人は、戦士団に上がる前の若い少年たちを鍛える役回りである。
会合の間は、特に背の高い中央神殿の最上階中にあり、二〇名近くの戦士たちが雑魚寝出来るくらいの広さであった。四方に燭台が置かれており、燃える樹液を染み込ませた枝に火を点けて、光源としていた。ぱっと見では密室に見えるものの、何処かに通風孔があって風通しが良く、外で騒ぎが起こればその音が聞こえるようになっていた。
集められた皆は、先日のディバーダ族の襲撃や、これからの事に関して、意見を交わし合っていた。
その中で話題に上がったのは、トゥケィ=ゼノキスァの死だった。
「トゥケィは強い男だった」
「彼を失ったのは大きい」
「ゼノキスァの兄か……彼は皆に好かれていたから、戦士たちの士気も下がるだろう」
ルマ・サイーバと、ドゥギャ、ガムラなどはそう言った。アビーとシュメもこの意見には賛成している。シュメは弟がトゥケィを嫌っている事を知っているが、同時に彼なりの尊敬を抱いている事も知っていた。
一方、フルマ・サイーバやマモラ、多くの戦士たちは、トゥケィの死をさして大ごととは思わなかった。
「強いと言っても、彼には協調性がない」
「独りでは、無数の軍勢には敵わなかった。実際今回も、彼は一人も守れずに殺されたじゃないか」
「彼の死は教訓だ、我々は一人の優秀な戦士よりも、集団の力を合わせるべきなのだ」
「第一、彼の死んだ両親は不貞を働いていたという話だ。妹がその証拠じゃないか」
あまつさえ妹や、昔の崩落事故の事まで持ち出して、トゥケィを貶めようとした。
アーヴァンは、偉ぶっているだけでトゥケィの事を何も分かろうとしない大人たちに対して、今にも殴り掛かってゆきたい、彼にしては非常に珍しく暴力的な衝動に駆られた。
ガムラはそんな息子の心情を慮り、話題を無理にでも変えさせた。
「何はともあれ、これからどうするのか、それが問題だ」
これからもディバーダ族からの侵略は続くだろう。勿論、他の部族もヴァーマ・ドゥエルを狙っている。ヴァーマ・ドゥエルを含めて七つの集落が互いに敵視し合っている、今でさえ厳しい状況に追い込まれているのだ。これが、最も和平を掲げつつも最も戦力の多いヴァーマ・ドゥエル打倒の為に手を組んだとしたらどうなるか。
「人数こそ少ないが我らよりも闘争に於いて秀でた凶暴な戦闘民族のディバーダ族が、他の部族と手を組むとは考えられないのではないか」
「アージュラ族は元々我らヌェズキから分派したものだ。それにフィダス族にもその一部が渡っているという。どうにか交渉が出来ないだろうか」
「バッグベム族もリオディン・ダグラ族も、ドドラグラ族も、外来の民族だ。どうにか追い返せはしないだろうか……」
諸々の意見が出たが、どれも、誰もの支持を得なかった。
すると、会合の間の扉が開かれ、一人の少年がやって来た。
「オウマ――」
シュメが、その名を呼んだ。
オウマは例の武器、ヴォルギーンを携えて、会合の間に足を踏み入れた。
「収集にも応じず今頃、しかもそんなものを持ってやって来て、一体、何の用だ!?」
戦士長、マモラが言った。
オウマはすぐには答えず、会合の間に集まった者たちの姿を値踏みするように見回すと、最初に言葉を発したマモラを指差した。
「あんたで良い……」
「何の話だ」
「戦士長マモラ、あんたに決闘を申し入れる」
「な――」
会合の間の一同が、ざわめいた。
シュメは立ち上がると弟に駆け寄って、その頬に平手を見舞った。腰の入った見事なビンタは、並の戦士であれば頸を痛めていてもおかしくはなさそうだった。
オウマは姉に頬を張られても気にした様子はなく、言葉を続けた。
「こんなくだらない話し合いを続けていたって、こっちの戦力が満たされる訳じゃないぜ。本気で戦力を整えたいのなら、俺が前々から言っているような、軍団の結成と秩序化、様々な武器の開発と導入をすべきなんじゃないのか?」
「ヴァーマ・ドゥエルは平和の都だ。和平の使者は矛を持たぬ」
フルマ・サイーバが言った。
オウマは鼻で笑い飛ばす。
「周りをハイエナに囲まれて過ごす事の何が平和だ。石の砦と謳っちゃいるが、これじゃ牢獄も良い所だぜ。俺たちが咎人ならばそれも良い。けれど俺たちは何の罪も犯しちゃいねぇ、それなのにただ無意味に喰い殺されるのを、黙って見ていろって言うのか? ふざけるな!」
オウマはヴォルギーンの石突を床に突き立てた。入り口付近の燭台が照らし上げる少年の顔には、変革を厭う大人たちへの明確な怒りが浮かび上がっている。
「俺の意見を受け入れろ、長老! 和平の使者とやらが仲間内での戦いに勝てないようでは、敵から身を守る事さえ出来ないんじゃないか!? 戦士長の実力がどの程度のものなのか、しかと見届け、ボケた眼を見開いて正しい判断を下せ!」
「オウマ、お前……ワカフ翁に何て事を!」
シュメがオウマに詰め寄ったが、弟は姉を弾き飛ばして、長老を睨み付けた。
それまで沈黙を守っていた長老ワカフは、白い眉の下の、浅黒い瞼を持ち上げた。日に焼けた瞼の下から、黒く濡れた瞳が現れ、それに見つめられるとさしもの少年も怯まざるを得ない。
「戦士長マモラよ……」
「ワカフ翁……」
「オウマの、言う通りかもしれぬな。やってみるが良い」
「や、やるとは!?」
「オウマと戦い、自らの正しさを証明する時が来たのじゃ。時代が移り変わる時やもしれぬ……」
ワカフの言葉を聞き、オウマは、にっと笑った。
アーヴァンは友人の狂気の笑みを、どのような表情で見守れば良いのか、迷った。
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