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第五章 変身
第一節 morgue
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その男は――意気揚々とやって来た場所に存在した惨状に、眼を疑った。
洞窟の壁面にはヒヒイロカネの器が突き立てられており、その上に火を点けた枝を数本載せる事で、洞窟の中に明かりを灯している。
明かりはまばらだった。変わらずに点灯しているものもあれば、消えているものもあり、地面に転がり落ちている器もあった。
ぽつぽつと灯る火が照らす洞窟の中は、鼻孔を貫く生臭さで支配されていた。血と肉の匂いだ。
人の手。
腕。
足。
腿。
頭。
眼。
顎。
歯。
肺。
腸。
それらが点々と、血溜まりの中に転がっている。
どういう事だ――?
ディバーダ族は、他の部族を殺して喰らう事はしても、仲間同士で殺し合いはしないのではなかったか?
ゾデ戦士と下級戦士の間に、不自然とさえ呼べるくらいの知性の差異がある事は分かっている。だが、理性なきケダモノと言う事さえ憚らない下級戦士であっても、共食いをするような事はない。
第一、名もなき下級戦士ではゾデ戦士に敵わない。理知性ばかりでなく、戦闘力であっても劣るからだ。
ディバーダ族の砦には、誰も近付かない。ならばこうして彼らの洞窟の中に、ディバーダ族の戦士たちの死体が転がっているという事は、ディバーダ族の中で戦いがあったという事だろう。しかし下級戦士ではゾデ戦士に敵う訳がなく、即ち、この惨状を生み出したのは上級ゾデ戦士である事になる。
男は器を壁から引き抜いて、洞窟の奥まで進んだ。器は半球状になっており、中央が深く窪んでいる。その中に小枝を手折って入れて、火種を入れて明かりを灯すのだ。壁に突き立てる用の突起が伸びていて、男はその部分を掴んだ。しかし熱伝導率が極めて悪いようで、器の中で火が燃え立っているのに、手は全く熱くない。
洞窟の奥まで、死骸の道は続いていた。まるで言い伝えにある死者の国への通り道だった。死者の国は、初めからそうであった訳ではない。生命が増え過ぎた為、一部を残して別の世界に移民させる事を古代の神々は考えたという。その別の世界を創造する神話があり、この世界と世界を結ぶ道には、神の命令で道を作った者たちの死骸が残されているというのだ。
それはさて置き、洞窟はかなり長く続いている。いつまで歩けば最奥に辿り着くのか分からない。こんな奥深い場所から頻繁に出入りするのはナーガ・ゾデのククーラであるとしても大変であろうと、呑気に男は思った。
死骸はいつまでも途切れる事はなかった。そして洞窟の奥へ進めば進むだけ、転がっている遺体の、無事である部分が身に着けている装飾品が、豪奢になってゆく。
洞窟は複数に分岐しており、蟻の巣のような暮らしをするようになっている。そして奥にゆく程、階級の高い者が住む部屋になっていた。
男は、洞窟の最奥で立ち止まった。そこには、ヒヒイロカネの扉が造られている。他の部屋にはないもので、この奥にある空間が特別である事を意味していた。
この先には、ナーガ・ゾデのククーラと、その親類者であるカムンナーギの聖なる泉があった。
その扉の手前に、ククーラの腕のみが、比較的完全な形で残っている。肩口から引き千切られたか切り落とされたもので、助けを求めるようにぴんと肘を伸ばし、手を鉤爪状にしている。
前腕の中頃まで、布が覆っていた。ヅィバン・ナーガ・ゾデだ。
ナーガ・ゾデに次ぐ高位のゾデ戦士……彼を倒せるのは、最高位のゾデ戦士、ナーガ・ゾデであるハーラ・グル・アーヤバただ一人だ。
まさか――?
ハーラ・グル・アーヤバの奔放さ、そして凶悪さは聞き及んでいたが、そんな事をするとは思えなかった。しかし実際、こうしてヅィバン・ナーガ・ゾデのククーラの腕が転がされているのであるから、ハーラ・グル・アーヤバの仕業である可能性は高い。
男は恐る恐る、見た目よりもずっと軽いヒヒイロカネの扉を押し開けた。
洞窟の中は、ほぼ崖をくり抜いただけのものだったが、扉の向こうは、ヴァーマ・ドゥエルもかくやというくらいの石の切り出しであり、整然とした静謐な空間だった。居住区であろう場所を抜けると、その先に階段があり、地下へ下りてゆくと蒼く揺らめく泉があった。
カムンナーギとナーガ・ゾデのみが足を踏み入れられる、禊の場所だ。
泉の中程に、カムンナーギ・メルバが裸体を晒していた。蛮人ディバーダ族の首長の妹とは思えないきめ細やかな肌に、健康的に成長した乳房や尻、括れた腰付き、長い四肢……
カムンナーギ・メルバは、聖なる場所に相応しくない男の侵入に気付くと、無表情に言い放った。
「何の用だ、神の都を裏切りし、薄汚い小鼠よ」
その冷たい眼に見据えられて男……ン・ダーモは言葉を失った。
夜が明けた。
地平線の彼方から、白い光が溢れ出す。
近くの木々を伐り倒して、どうにか鎮火を果たしたオウマは、その場にへたり込みそうになった。
まさか女たちが、ここまで森での作業に慣れていないとは思わなかった。
無論、森での狩りや資材集めは、男の仕事である。それに異論はない。
だが、リオディン・ダグラ族に連れて来られた女たちは、そうした作業に手慣れていない、非力な女たちであった。
オウマの姉シュメや、アーヴァンの母アビーのような、体格ががっしりとして気質も男勝り、下手な子供なら片手で軽く放れるような女たちを、リオディン・ダグラ族はほぼ全て殺害してしまった。彼女らは戦闘力で言えば、男の戦士たちと変わりがないからだ。
抵抗する体力や気力を持たない、若く弱い女を狙って、リオディン・ダグラ族は捕虜にした。慰み者とする以外の用途は、彼女らに対して見出していないようであった。
そのような女たちに、森を守る為と言って樹を伐採させるのも、一苦労だ。そのやり方から教えてやらなければいけなかったし、中には今まで経験がないからと鉄器を持つのを渋る者さえあった。
平生なら、苛立ちを顔に出す事はどうにか抑えられる――と本人は思っている――オウマであるが、一刻も早く砦に戻り、対策を練るべく状況でここまで足を引っ張られてしまうと、怒鳴り散らしたくなる。
これを堪えて作業をやり、鎮火が完了した時は火が昇り始めていたのだ。
しかもこれから、連中の馬を使って、連中の生き残りを砦まで運ばなければならない。奴隷として働く事で、ヴァーマ・ドゥエルを滅ぼし掛けた責任を取って貰わなければならないのだ。
流石にこれは、女たちにやらせる訳にはいかない。
オウマは、樹に縛り付けられ、トゥケィの襲撃によって暴れ疲れていた馬を宥めると、一頭に対して一人か二人、身体によっては三人を乗せ、鐙に縄を使って身体を括り付けた。
「これから、砦に戻る。馬を引くのを、手伝ってくれ」
オウマが言うと、何人かは頷いたが、何人かは深い溜め息を吐いた。それが疲労によるものであれば、オウマも納得出来たのだが――
「オウマ、どうして貴方が、戦士長を気取っているの?」
「もう戦士たちは殆どいないんでしょう。そんな砦に戻って、何をするのよ」
「大体、もっと早く助けに来られなかったの? その上、こんな労働までさせて……」
「そもそも貴方は何もしてないじゃない、私たちを助けてくれたのはトゥケィなんだから」
こいつら――
オウマの眼の下のクマが、ぴくぴくと痙攣し始めた。
彼女らの言っている事が、全く分からないではない。自分が戦士長になったのはその場の流れのようなものであるし、今の砦に戦士は自分とトゥケィしかいない。もっと早く助けてやりたかったという気持ちも、心身共に疲弊している彼女らに労働させた事を済まないと思う気持ちも、オウマの中にある。自分がやったのが安全地帯から火矢を射っていただけというのは事実だし、危険に身を躍らせて一〇〇人を追い払ったのはトゥケィだ。
それら全てを鑑みても、この場で必要なのは自分に対する文句や怨み節ではなく、協力であるという事が分からないのか――
中には、オウマの苦労を労い、文句を言う女たちを諫める者もあったが、それだけに悪態を吐く者たちの存在が際立った。
許されるなら、こんな奴らはこの場に放って、自分一人だけで砦に戻りたい所である。
憤りをどうにか堪え、しかし堪え切れずに溢れた震えを足に伝わらせているオウマの傍に、マキアがやって来た。今まで、弱い自分を乗り越えようとしないマキアの事をオウマは嫌いだったが、弱い自分を弁えている彼女の沈黙を、オウマは美徳だと思う事が出来た。
だからなのか、オウマは珍しく優しい声で、足元のマキアに話し掛けた。
「兄貴が心配か?」
「え……」
マキアは眼が見えない分、音に敏感だ。オウマの口調がいつもより和らいでいるのに気付き、戸惑う。
「いえ、心配は、していません。お兄さんは、帰って来ます……オウマさんもそう言っていました」
「――」
「でも……」
マキアは不穏な様子で呟き、押し黙ってしまう。何を言い掛けたのかオウマが問い掛けようとした所で、マキアの黄色い眼が持ち上がり、きょろきょろと周囲を見渡した。
そして身体ごとくるりと回転し、顔を向けた先から、人がやってくる気配があった。
枝を手で払い、草を踏み締めて現れたのは、トゥケィだった。
洞窟の壁面にはヒヒイロカネの器が突き立てられており、その上に火を点けた枝を数本載せる事で、洞窟の中に明かりを灯している。
明かりはまばらだった。変わらずに点灯しているものもあれば、消えているものもあり、地面に転がり落ちている器もあった。
ぽつぽつと灯る火が照らす洞窟の中は、鼻孔を貫く生臭さで支配されていた。血と肉の匂いだ。
人の手。
腕。
足。
腿。
頭。
眼。
顎。
歯。
肺。
腸。
それらが点々と、血溜まりの中に転がっている。
どういう事だ――?
ディバーダ族は、他の部族を殺して喰らう事はしても、仲間同士で殺し合いはしないのではなかったか?
ゾデ戦士と下級戦士の間に、不自然とさえ呼べるくらいの知性の差異がある事は分かっている。だが、理性なきケダモノと言う事さえ憚らない下級戦士であっても、共食いをするような事はない。
第一、名もなき下級戦士ではゾデ戦士に敵わない。理知性ばかりでなく、戦闘力であっても劣るからだ。
ディバーダ族の砦には、誰も近付かない。ならばこうして彼らの洞窟の中に、ディバーダ族の戦士たちの死体が転がっているという事は、ディバーダ族の中で戦いがあったという事だろう。しかし下級戦士ではゾデ戦士に敵う訳がなく、即ち、この惨状を生み出したのは上級ゾデ戦士である事になる。
男は器を壁から引き抜いて、洞窟の奥まで進んだ。器は半球状になっており、中央が深く窪んでいる。その中に小枝を手折って入れて、火種を入れて明かりを灯すのだ。壁に突き立てる用の突起が伸びていて、男はその部分を掴んだ。しかし熱伝導率が極めて悪いようで、器の中で火が燃え立っているのに、手は全く熱くない。
洞窟の奥まで、死骸の道は続いていた。まるで言い伝えにある死者の国への通り道だった。死者の国は、初めからそうであった訳ではない。生命が増え過ぎた為、一部を残して別の世界に移民させる事を古代の神々は考えたという。その別の世界を創造する神話があり、この世界と世界を結ぶ道には、神の命令で道を作った者たちの死骸が残されているというのだ。
それはさて置き、洞窟はかなり長く続いている。いつまで歩けば最奥に辿り着くのか分からない。こんな奥深い場所から頻繁に出入りするのはナーガ・ゾデのククーラであるとしても大変であろうと、呑気に男は思った。
死骸はいつまでも途切れる事はなかった。そして洞窟の奥へ進めば進むだけ、転がっている遺体の、無事である部分が身に着けている装飾品が、豪奢になってゆく。
洞窟は複数に分岐しており、蟻の巣のような暮らしをするようになっている。そして奥にゆく程、階級の高い者が住む部屋になっていた。
男は、洞窟の最奥で立ち止まった。そこには、ヒヒイロカネの扉が造られている。他の部屋にはないもので、この奥にある空間が特別である事を意味していた。
この先には、ナーガ・ゾデのククーラと、その親類者であるカムンナーギの聖なる泉があった。
その扉の手前に、ククーラの腕のみが、比較的完全な形で残っている。肩口から引き千切られたか切り落とされたもので、助けを求めるようにぴんと肘を伸ばし、手を鉤爪状にしている。
前腕の中頃まで、布が覆っていた。ヅィバン・ナーガ・ゾデだ。
ナーガ・ゾデに次ぐ高位のゾデ戦士……彼を倒せるのは、最高位のゾデ戦士、ナーガ・ゾデであるハーラ・グル・アーヤバただ一人だ。
まさか――?
ハーラ・グル・アーヤバの奔放さ、そして凶悪さは聞き及んでいたが、そんな事をするとは思えなかった。しかし実際、こうしてヅィバン・ナーガ・ゾデのククーラの腕が転がされているのであるから、ハーラ・グル・アーヤバの仕業である可能性は高い。
男は恐る恐る、見た目よりもずっと軽いヒヒイロカネの扉を押し開けた。
洞窟の中は、ほぼ崖をくり抜いただけのものだったが、扉の向こうは、ヴァーマ・ドゥエルもかくやというくらいの石の切り出しであり、整然とした静謐な空間だった。居住区であろう場所を抜けると、その先に階段があり、地下へ下りてゆくと蒼く揺らめく泉があった。
カムンナーギとナーガ・ゾデのみが足を踏み入れられる、禊の場所だ。
泉の中程に、カムンナーギ・メルバが裸体を晒していた。蛮人ディバーダ族の首長の妹とは思えないきめ細やかな肌に、健康的に成長した乳房や尻、括れた腰付き、長い四肢……
カムンナーギ・メルバは、聖なる場所に相応しくない男の侵入に気付くと、無表情に言い放った。
「何の用だ、神の都を裏切りし、薄汚い小鼠よ」
その冷たい眼に見据えられて男……ン・ダーモは言葉を失った。
夜が明けた。
地平線の彼方から、白い光が溢れ出す。
近くの木々を伐り倒して、どうにか鎮火を果たしたオウマは、その場にへたり込みそうになった。
まさか女たちが、ここまで森での作業に慣れていないとは思わなかった。
無論、森での狩りや資材集めは、男の仕事である。それに異論はない。
だが、リオディン・ダグラ族に連れて来られた女たちは、そうした作業に手慣れていない、非力な女たちであった。
オウマの姉シュメや、アーヴァンの母アビーのような、体格ががっしりとして気質も男勝り、下手な子供なら片手で軽く放れるような女たちを、リオディン・ダグラ族はほぼ全て殺害してしまった。彼女らは戦闘力で言えば、男の戦士たちと変わりがないからだ。
抵抗する体力や気力を持たない、若く弱い女を狙って、リオディン・ダグラ族は捕虜にした。慰み者とする以外の用途は、彼女らに対して見出していないようであった。
そのような女たちに、森を守る為と言って樹を伐採させるのも、一苦労だ。そのやり方から教えてやらなければいけなかったし、中には今まで経験がないからと鉄器を持つのを渋る者さえあった。
平生なら、苛立ちを顔に出す事はどうにか抑えられる――と本人は思っている――オウマであるが、一刻も早く砦に戻り、対策を練るべく状況でここまで足を引っ張られてしまうと、怒鳴り散らしたくなる。
これを堪えて作業をやり、鎮火が完了した時は火が昇り始めていたのだ。
しかもこれから、連中の馬を使って、連中の生き残りを砦まで運ばなければならない。奴隷として働く事で、ヴァーマ・ドゥエルを滅ぼし掛けた責任を取って貰わなければならないのだ。
流石にこれは、女たちにやらせる訳にはいかない。
オウマは、樹に縛り付けられ、トゥケィの襲撃によって暴れ疲れていた馬を宥めると、一頭に対して一人か二人、身体によっては三人を乗せ、鐙に縄を使って身体を括り付けた。
「これから、砦に戻る。馬を引くのを、手伝ってくれ」
オウマが言うと、何人かは頷いたが、何人かは深い溜め息を吐いた。それが疲労によるものであれば、オウマも納得出来たのだが――
「オウマ、どうして貴方が、戦士長を気取っているの?」
「もう戦士たちは殆どいないんでしょう。そんな砦に戻って、何をするのよ」
「大体、もっと早く助けに来られなかったの? その上、こんな労働までさせて……」
「そもそも貴方は何もしてないじゃない、私たちを助けてくれたのはトゥケィなんだから」
こいつら――
オウマの眼の下のクマが、ぴくぴくと痙攣し始めた。
彼女らの言っている事が、全く分からないではない。自分が戦士長になったのはその場の流れのようなものであるし、今の砦に戦士は自分とトゥケィしかいない。もっと早く助けてやりたかったという気持ちも、心身共に疲弊している彼女らに労働させた事を済まないと思う気持ちも、オウマの中にある。自分がやったのが安全地帯から火矢を射っていただけというのは事実だし、危険に身を躍らせて一〇〇人を追い払ったのはトゥケィだ。
それら全てを鑑みても、この場で必要なのは自分に対する文句や怨み節ではなく、協力であるという事が分からないのか――
中には、オウマの苦労を労い、文句を言う女たちを諫める者もあったが、それだけに悪態を吐く者たちの存在が際立った。
許されるなら、こんな奴らはこの場に放って、自分一人だけで砦に戻りたい所である。
憤りをどうにか堪え、しかし堪え切れずに溢れた震えを足に伝わらせているオウマの傍に、マキアがやって来た。今まで、弱い自分を乗り越えようとしないマキアの事をオウマは嫌いだったが、弱い自分を弁えている彼女の沈黙を、オウマは美徳だと思う事が出来た。
だからなのか、オウマは珍しく優しい声で、足元のマキアに話し掛けた。
「兄貴が心配か?」
「え……」
マキアは眼が見えない分、音に敏感だ。オウマの口調がいつもより和らいでいるのに気付き、戸惑う。
「いえ、心配は、していません。お兄さんは、帰って来ます……オウマさんもそう言っていました」
「――」
「でも……」
マキアは不穏な様子で呟き、押し黙ってしまう。何を言い掛けたのかオウマが問い掛けようとした所で、マキアの黄色い眼が持ち上がり、きょろきょろと周囲を見渡した。
そして身体ごとくるりと回転し、顔を向けた先から、人がやってくる気配があった。
枝を手で払い、草を踏み締めて現れたのは、トゥケィだった。
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