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第1話 クロスブラッド誕生
Part21 バスケ無双、俺inミライ
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何が危ないッ……のか、気付いた時にはもう遅かった。
試合の最中、選手から選手に投げ渡されたボール。
投げる方が力を入れ過ぎて、受ける側がその威力を見誤った。
勢い良く受け手の身体にぶつかったボールは、回転しながら明後日の方向へ。
そのボールが、体育館の隅に向かって飛来する。
ボールの飛んでゆく先には――運悪く、俺が座っていた。
ただ座って、試合を見学しているだけであったなら、それを躱す事も出来ただろう――出来なかったとしても、そういう想像をしたのなら何処かの平行世界には回避成功した俺もいる――。
だが俺はミライによる説明に夢中になっており、又、新たな疑問を持った事で、すっかり授業から意識を反らしていた。
だから自分にボールが迫っている事に気付けず、回避も、出来ないなりの防御も、しようとしなかったのである。
俺の顔の前に、回転するボールが真っ直ぐに向かって来る。
速度が落ちる程の距離ではない。選手の身体にぶつかって宙に浮かび上がったそれは、放物線を描いて、一番加速の乗った地点で俺の顔面に炸裂する。
バスケットボールの粒々を数えられそうな程、回転は緩やかだった。しかしそれはアドレナリンによる意識の加速が齎すものであり、俺の肉体はこれについてゆかない……
ばぢん!
人間の身体くらいはある風船が、眼の前で破裂するような音がした。
だが、顔面に直撃したのなら、それよりももっと酷い音がするはずだ。流石に骨折はないが……暫く眼が開けられなくなり、鼻から血がこぼれるくらいの衝撃も。
「危ない所だったな」
俺の声だった。
俺の唇が動いて、その音声を俺の耳が拾った。
しかし、それは俺の意思が発した言葉ではなかった。
だが、紛れもなく俺の身体である。顔面に直撃する前に、ボールを左掌で受け止めた俺が、発した言葉であった。
「飛鳥、大丈夫か!?」
「ぶつからなかったか!」
「おい、気を付けろよ!」
「悪い! ……飛鳥、平気?」
試合をしていたクラスメイトたちが駆け寄って来た。他のクラスの人間も、ちょっとは俺を心配しているみたいだった。
「ああ、何とか平気さ」
俺の身体が勝手に立ち上がり、クラスメイトの佐々田……やけに強い威力でボールを投げた生徒に、ボールを投げ返した。
佐々田は、素早い回転を伴い、微妙に弧を描いて飛んだボールを、ドッヂボールのように胸と両腕で受け止めた。
「え? 飛鳥、怒ってる?」
「怒ってないよー。何言ってんのさ」
「いや、結構、強かったなぁって」
「ボール投げるの? そんな事ないって。……まだ時間あるよな、ちょっとさ、俺も試合やって良いかな?」
俺は、クラスメイトはおろか、俺までも驚く事を言った。
何を言ってるんだ!?
しかし、この感覚は……昨日と同じだ! ミライが、俺の身体を使って喋っているのだ!
ミライ! 何やって……
「気になってるんだろ?」
ミライは口を動かさず、俺に語り掛けた。
「俺がどうしてお前の心を読めるのか……今から、その説明をしてやるぜ」
「でも、身体、大丈夫なのか?」
「少し運動するくらいなら平気だよ。ほら、もう時間がないぜ。試合再開――ッと!」
ぱんぱん、と手を叩いて、チームメイトを促す俺。
その場でジャンプしたり、座っていて固まった筋肉をほぐすと、コートに踏み込んでゆく。
代わりに相手チームの人間が、さっきまで俺が座っていた場所へ向かった。スローインだ。
再開のホイッスルが鳴る。
コーナーのすぐ傍に、両方のチームの人間が互いを牽制しながら並んだ。スローインを任された生徒は、ボールを左右に振りつつチームメイトに指示を出し、コート中央に近い場所にいる者に、長めのパスを出した。
高く舞い上がり、コートの中心よりも相手ゴール寄りのポイントに伸びるパス。
それを予測していた俺……もといミライは、パスコースを察した相手の生徒を除いて真っ先に走り出し、しかもジャンプしてスローインをカットなどしてしまった。
ボールを抱えて着地し、そのままドリブルで進む。
相手チームのメンバーが、俺の前に立ちはだかった。
俺は右へ左へステップして掻い潜ると、更に進撃する。
今度は右側から、俺に追い縋るようにして迫る相手選手。
俺はドリブルをする手を左手に入れ替え、相手が差し出した右手を躱すと、右足を前に出してブレーキを掛け、後ろから追って来たチームメイトに片手パスを出した。
意外なパスに驚き、取りこぼしてしまうチームメイト。
それを相手チームの選手が拾い、さっと駆け出してゆく。
俺は大股でこれを追い掛け、追い付くと、正面に回り込んで、ドリブルで跳ね上がったボールを下から打ち上げ、奪い取った。
打ち上げられたボールを、佐々田が受け止める。
佐々田は一瞬俺に視線をくれた。俺は顎をしゃくり、前に出るよう指示を出す。
佐々田が走り出し、これを妨害しようと相手選手、それに続いて味方のメンバーが佐々田を守るように纏わり付く。
俺はその後ろから悠然と、しかし素早く追い駆けた。
佐々田がゴールまで接近し、シュートを打つ。しかしボールはボードに直撃して、大きく跳ね返った。
ミライはそれを見越していたようだ。俺の身体を、ゴールと一直線に結ぶライン上、しかし他の選手がマークしていなかったコート中央近くに持って来ていた。
丁度、ボールが俺目掛けて飛んで来る。
これを、膝をたわめつつ両手で受け取った俺は、膝を伸ばす勢いを肩に肘に手にプラスし、全身をバネのように使ってボールを発射する砲台になった。
ボールが弧を描き、ゴールネットに吸い込まれてゆく。
リングを通過し、ネットからこぼれたボールが、床に跳ねて、転がった。
その試合が終了するホイッスルがなる。
「決まったな!」
ミライが俺に呼び掛けた。
すると突然、俺の眼の前で虹色の火花が上がり、景色が歪んだ。俺は立っている事が出来なくなり、その場で大の字に倒れ込んだ。
クラスメイトが心配して駆け寄り、教師まで呼び付ける事態になった。俺は次第に明度を落としてゆく視界の中で、意識をゆったりとブラックアウトさせたのであった。
市街地から幾らか離れると、周りには田んぼや畑だけが広がる平野があり、更に先へ進むと背の低い鳥居を発見する。鳥居から後ろは深い森になっており、森は半径およそ一キロメートルの円形になっている。
元々は、近くの田畑もこの森の一部であったらしいが、村の敷地を広げるのに木々を伐採して土地を整え、今のような大きさにまで狭まっている。
鳥居は、森がこのような範囲になってから造られたものだ。
この鳥居を潜ると、小さな祠が建てられている。これも、どれだけ見積もっても一〇〇年よりも前に造られたという事はない。
鎮守の森である。
土地が開拓される以前は、森の中心の太い樹を神木として信仰の対象となっていたが、現在ではこの森で儀式を執り行なう者もなく、殊更に立ち入りを禁じている訳ではないが、積極的に関わる事を勧める者もなかった。
日中ですら、背の異なる木々の幹から無軌道に伸びる枝と葉っぱが折り重なる事により、太陽の光が地上に届くまで八割方遮られてしまう。人里にありながら、人間の文明を拒絶した闇であった。
その中心の、かつて神と崇められた大樹の傍に、一人の少女が座り込んでいる。
黒い蓬髪を乗せた頭を、がっくりと落とし、ブレザーやスカートが汚れる事も厭わず、地面に直接足を投げ出しているのは、布川あやかであった。
あやかは、全身の力が全て抜け落ちてしまったかのように、微動だにしなかった。
風が木の葉を揺らす以外の音がなく、ミミズや蛇が地面を這うだけで騒音と呼べそうな静謐さが、あやかを包んでいる。
そんなしじまを壊すように、金属を弾く音が、無遠慮に土を踏んでやって来た。
「布川さん、こんな所でどうしたんだい?」
右手でメダルを弾きながら現れたのは、詰襟の学生服を着て、伸ばした前髪で左眼を隠した少年――妹尾トラスである。
「珍しいね、布川さんが学校を休むなんて。体調でも悪いのかい」
ぴくりと、あやかが反応を示した。ぼさぼさの髪の隙間から、虚ろな眼が覗く。
妹尾トラスは頭の上までトスしたメダルを握り締めると、座り込んだあやかの前でしゃがみ、彼女のブレザーの前を引き裂くように開いた。
ブラウスを突き破って、胸の正面を覆うような三角形のプレートが取り付けられていた。その正面には、丁度メダルを填め込める大きさの窪みがある。
「それなら、我慢する事はないんだよ」
妹尾トラスが、プレートの中央に、星印の面を手前に向けてメダルを填め込んだ。するとメダルがプレートの窪みで回転し始め、赤黒い粒子があやかを包むように吹き出し始める。
「あぁッ……」
あやかが切なげに顎を反らした。その白い首筋に太く血管が浮かび上がったかと思うと、それはたちまち全身に広がって――あやかの姿は、あの怪物へと変わってしまった。
試合の最中、選手から選手に投げ渡されたボール。
投げる方が力を入れ過ぎて、受ける側がその威力を見誤った。
勢い良く受け手の身体にぶつかったボールは、回転しながら明後日の方向へ。
そのボールが、体育館の隅に向かって飛来する。
ボールの飛んでゆく先には――運悪く、俺が座っていた。
ただ座って、試合を見学しているだけであったなら、それを躱す事も出来ただろう――出来なかったとしても、そういう想像をしたのなら何処かの平行世界には回避成功した俺もいる――。
だが俺はミライによる説明に夢中になっており、又、新たな疑問を持った事で、すっかり授業から意識を反らしていた。
だから自分にボールが迫っている事に気付けず、回避も、出来ないなりの防御も、しようとしなかったのである。
俺の顔の前に、回転するボールが真っ直ぐに向かって来る。
速度が落ちる程の距離ではない。選手の身体にぶつかって宙に浮かび上がったそれは、放物線を描いて、一番加速の乗った地点で俺の顔面に炸裂する。
バスケットボールの粒々を数えられそうな程、回転は緩やかだった。しかしそれはアドレナリンによる意識の加速が齎すものであり、俺の肉体はこれについてゆかない……
ばぢん!
人間の身体くらいはある風船が、眼の前で破裂するような音がした。
だが、顔面に直撃したのなら、それよりももっと酷い音がするはずだ。流石に骨折はないが……暫く眼が開けられなくなり、鼻から血がこぼれるくらいの衝撃も。
「危ない所だったな」
俺の声だった。
俺の唇が動いて、その音声を俺の耳が拾った。
しかし、それは俺の意思が発した言葉ではなかった。
だが、紛れもなく俺の身体である。顔面に直撃する前に、ボールを左掌で受け止めた俺が、発した言葉であった。
「飛鳥、大丈夫か!?」
「ぶつからなかったか!」
「おい、気を付けろよ!」
「悪い! ……飛鳥、平気?」
試合をしていたクラスメイトたちが駆け寄って来た。他のクラスの人間も、ちょっとは俺を心配しているみたいだった。
「ああ、何とか平気さ」
俺の身体が勝手に立ち上がり、クラスメイトの佐々田……やけに強い威力でボールを投げた生徒に、ボールを投げ返した。
佐々田は、素早い回転を伴い、微妙に弧を描いて飛んだボールを、ドッヂボールのように胸と両腕で受け止めた。
「え? 飛鳥、怒ってる?」
「怒ってないよー。何言ってんのさ」
「いや、結構、強かったなぁって」
「ボール投げるの? そんな事ないって。……まだ時間あるよな、ちょっとさ、俺も試合やって良いかな?」
俺は、クラスメイトはおろか、俺までも驚く事を言った。
何を言ってるんだ!?
しかし、この感覚は……昨日と同じだ! ミライが、俺の身体を使って喋っているのだ!
ミライ! 何やって……
「気になってるんだろ?」
ミライは口を動かさず、俺に語り掛けた。
「俺がどうしてお前の心を読めるのか……今から、その説明をしてやるぜ」
「でも、身体、大丈夫なのか?」
「少し運動するくらいなら平気だよ。ほら、もう時間がないぜ。試合再開――ッと!」
ぱんぱん、と手を叩いて、チームメイトを促す俺。
その場でジャンプしたり、座っていて固まった筋肉をほぐすと、コートに踏み込んでゆく。
代わりに相手チームの人間が、さっきまで俺が座っていた場所へ向かった。スローインだ。
再開のホイッスルが鳴る。
コーナーのすぐ傍に、両方のチームの人間が互いを牽制しながら並んだ。スローインを任された生徒は、ボールを左右に振りつつチームメイトに指示を出し、コート中央に近い場所にいる者に、長めのパスを出した。
高く舞い上がり、コートの中心よりも相手ゴール寄りのポイントに伸びるパス。
それを予測していた俺……もといミライは、パスコースを察した相手の生徒を除いて真っ先に走り出し、しかもジャンプしてスローインをカットなどしてしまった。
ボールを抱えて着地し、そのままドリブルで進む。
相手チームのメンバーが、俺の前に立ちはだかった。
俺は右へ左へステップして掻い潜ると、更に進撃する。
今度は右側から、俺に追い縋るようにして迫る相手選手。
俺はドリブルをする手を左手に入れ替え、相手が差し出した右手を躱すと、右足を前に出してブレーキを掛け、後ろから追って来たチームメイトに片手パスを出した。
意外なパスに驚き、取りこぼしてしまうチームメイト。
それを相手チームの選手が拾い、さっと駆け出してゆく。
俺は大股でこれを追い掛け、追い付くと、正面に回り込んで、ドリブルで跳ね上がったボールを下から打ち上げ、奪い取った。
打ち上げられたボールを、佐々田が受け止める。
佐々田は一瞬俺に視線をくれた。俺は顎をしゃくり、前に出るよう指示を出す。
佐々田が走り出し、これを妨害しようと相手選手、それに続いて味方のメンバーが佐々田を守るように纏わり付く。
俺はその後ろから悠然と、しかし素早く追い駆けた。
佐々田がゴールまで接近し、シュートを打つ。しかしボールはボードに直撃して、大きく跳ね返った。
ミライはそれを見越していたようだ。俺の身体を、ゴールと一直線に結ぶライン上、しかし他の選手がマークしていなかったコート中央近くに持って来ていた。
丁度、ボールが俺目掛けて飛んで来る。
これを、膝をたわめつつ両手で受け取った俺は、膝を伸ばす勢いを肩に肘に手にプラスし、全身をバネのように使ってボールを発射する砲台になった。
ボールが弧を描き、ゴールネットに吸い込まれてゆく。
リングを通過し、ネットからこぼれたボールが、床に跳ねて、転がった。
その試合が終了するホイッスルがなる。
「決まったな!」
ミライが俺に呼び掛けた。
すると突然、俺の眼の前で虹色の火花が上がり、景色が歪んだ。俺は立っている事が出来なくなり、その場で大の字に倒れ込んだ。
クラスメイトが心配して駆け寄り、教師まで呼び付ける事態になった。俺は次第に明度を落としてゆく視界の中で、意識をゆったりとブラックアウトさせたのであった。
市街地から幾らか離れると、周りには田んぼや畑だけが広がる平野があり、更に先へ進むと背の低い鳥居を発見する。鳥居から後ろは深い森になっており、森は半径およそ一キロメートルの円形になっている。
元々は、近くの田畑もこの森の一部であったらしいが、村の敷地を広げるのに木々を伐採して土地を整え、今のような大きさにまで狭まっている。
鳥居は、森がこのような範囲になってから造られたものだ。
この鳥居を潜ると、小さな祠が建てられている。これも、どれだけ見積もっても一〇〇年よりも前に造られたという事はない。
鎮守の森である。
土地が開拓される以前は、森の中心の太い樹を神木として信仰の対象となっていたが、現在ではこの森で儀式を執り行なう者もなく、殊更に立ち入りを禁じている訳ではないが、積極的に関わる事を勧める者もなかった。
日中ですら、背の異なる木々の幹から無軌道に伸びる枝と葉っぱが折り重なる事により、太陽の光が地上に届くまで八割方遮られてしまう。人里にありながら、人間の文明を拒絶した闇であった。
その中心の、かつて神と崇められた大樹の傍に、一人の少女が座り込んでいる。
黒い蓬髪を乗せた頭を、がっくりと落とし、ブレザーやスカートが汚れる事も厭わず、地面に直接足を投げ出しているのは、布川あやかであった。
あやかは、全身の力が全て抜け落ちてしまったかのように、微動だにしなかった。
風が木の葉を揺らす以外の音がなく、ミミズや蛇が地面を這うだけで騒音と呼べそうな静謐さが、あやかを包んでいる。
そんなしじまを壊すように、金属を弾く音が、無遠慮に土を踏んでやって来た。
「布川さん、こんな所でどうしたんだい?」
右手でメダルを弾きながら現れたのは、詰襟の学生服を着て、伸ばした前髪で左眼を隠した少年――妹尾トラスである。
「珍しいね、布川さんが学校を休むなんて。体調でも悪いのかい」
ぴくりと、あやかが反応を示した。ぼさぼさの髪の隙間から、虚ろな眼が覗く。
妹尾トラスは頭の上までトスしたメダルを握り締めると、座り込んだあやかの前でしゃがみ、彼女のブレザーの前を引き裂くように開いた。
ブラウスを突き破って、胸の正面を覆うような三角形のプレートが取り付けられていた。その正面には、丁度メダルを填め込める大きさの窪みがある。
「それなら、我慢する事はないんだよ」
妹尾トラスが、プレートの中央に、星印の面を手前に向けてメダルを填め込んだ。するとメダルがプレートの窪みで回転し始め、赤黒い粒子があやかを包むように吹き出し始める。
「あぁッ……」
あやかが切なげに顎を反らした。その白い首筋に太く血管が浮かび上がったかと思うと、それはたちまち全身に広がって――あやかの姿は、あの怪物へと変わってしまった。
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