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第九章 野獣の饗宴
第七節 夜の蛇王子
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ぬめるような白い肌に、女が舌を這わせている。
こりこりと硬くなった男の乳首に、唾液まみれの赤い蛇が触れた。
引き絞られた腹筋にも、女の唾液が塗り込まれている。
足置き台の向こうに伸ばされた裸足に、それぞれ女が一人就いて、踵から指の股の間までを丹念に舐め取っていた。
ソファの横から身を乗り出した女が、そそり立つ逸物を咥え込んでいる。
アミューズメントホテル“SHOCKER”の、宿泊ルームの一つである。
ツインルーム。
六人の女に、自分の肉体を啄ばませているのは、蛟である。
弥名倉橋のホームレスたちや明石雅人を始末し、渋江杏子を拉致した蛟は、紀田勝義に言って女をあてがって貰った。
紀田は、子飼いの女たちの中から、幾らでも上玉を選んで欲しいと言ったが、蛟はそうはしなかった。
ブスではないが、美人という訳でもない。化粧をして、暗い室内で会って漸く、外れではないと思えるくらいの女を、適当に六人、選んだ。
この時に、アタッシュケースいっぱいの金を、紀田に渡している。そんなに払ってまで抱くような女ではないと紀田は訝しんだが、それはつまり、そういう事なのだ。
金髪のボブが、アミ。
黒髪ロングが、メル。
丸顔で、胸が大きいのが、イクヨ。
やたらに背の高いのが、ルナ。
ちょっと太り気味なのが、ケイ子。
子供のような身長のくせに、尻が丸く育っているのが、エリ。
シャワーを浴びた蛟の部屋にやって来た時は、それぞれ洒落た服を着ていたが、蛟はファッションには興味がない。すぐに服を脱がせて、自分の身体を舐めさせた。
「お客さん、血の匂いがするよ」
誰かが言った。
「生理なんですよ」
「やだ、もう、そんな冗談」
一通り、全身リップを終えると、蛟はソファから立ち上がって六人を伴い、ベッドに移動した。
蛟は、ベッドの上に六人を並ばせて、四つん這いにして自分の方へ尻を突き上げさせた。
自分のものをしごき立てて、先ずは左端のアミの尻を、鷲掴みにした。
そしていきなり、女陰へと陽根を突き立ててゆく。
「待って、ちゃんと濡らして……」
そう言おうとしたアミだったが、蛟のものは抵抗なく、女の陰部へと吸い込まれて行った。
蛟に挿入されたアミは、いきなり狂ったように喘ぎ声を上げ始め、マットに顔を埋めた。
アミの花蜜を絡ませたまま、蛟はその隣で彼女の変貌に驚いていたケイ子に入れた。
ケイ子も同じように、獣のような嬌声を発した。下品な、豚の鳴く声であった。
続けてメル。
イクヨは、その大きな胸を揉みしだかれながら、何度も腰を痙攣させた。
最後に、一番尻が実っていたエリを、暴力的な抽送で蛟は犯した。
まともに前戯をされた者はいなかったが、蛟のものが挿し込まれるとすぐに正気を失い、気取った愛らしい喘ぎではなく、腹の底から搾り出される、悶えるような悲鳴を上げて、女たちは法悦に至った。
蛟はベッドの足の方に腰を下ろすと、女たちを呼んで、自分の股間にたからせた。
一つの角砂糖に群がる蟻のように、表情を蕩けさせた女たちが、蛟の陽根に口を這わせる。
自分ばかりか、他人の陰部にも潜り込んだものであるのだが、そんな事は気にしていないようであった。
一人が先端を咥えれば、別の人間が竿を唇で食み、睾丸を吸う。
それを六人が交互に繰り返している。
その内、あぶれてしまった一人が出る。その時は、イクヨであった。
イクヨは、蛟の先端を呑み込んでいたアミの後ろから、その頸をいきなり両手で挟み込むと、腕に筋を浮かべて強烈な力で締め上げた。
アミの口が蛟から引き剥がされ、顔から血の気が失せてゆく。
突然の暴行に、他の女たちは混乱した。
だが、その混乱に乗じるようにしてケイ子が、メルの長い髪を掴んで、彼女の頸に巻き付ける。
メルも負けじと、ケイ子の頸に指を添えるのだが、ぼきり、という妙な音がすると共に、彼女の黒髪が引き千切られた。
メルの頭のてっぺんが、乳首の位置まで垂れ下がっていた。頸骨の先端が、頸の横側を突き破って飛び出している。
「ひぃっ」
エリが声を上げて、そのままベッドから落下した。
こりこりと硬くなった男の乳首に、唾液まみれの赤い蛇が触れた。
引き絞られた腹筋にも、女の唾液が塗り込まれている。
足置き台の向こうに伸ばされた裸足に、それぞれ女が一人就いて、踵から指の股の間までを丹念に舐め取っていた。
ソファの横から身を乗り出した女が、そそり立つ逸物を咥え込んでいる。
アミューズメントホテル“SHOCKER”の、宿泊ルームの一つである。
ツインルーム。
六人の女に、自分の肉体を啄ばませているのは、蛟である。
弥名倉橋のホームレスたちや明石雅人を始末し、渋江杏子を拉致した蛟は、紀田勝義に言って女をあてがって貰った。
紀田は、子飼いの女たちの中から、幾らでも上玉を選んで欲しいと言ったが、蛟はそうはしなかった。
ブスではないが、美人という訳でもない。化粧をして、暗い室内で会って漸く、外れではないと思えるくらいの女を、適当に六人、選んだ。
この時に、アタッシュケースいっぱいの金を、紀田に渡している。そんなに払ってまで抱くような女ではないと紀田は訝しんだが、それはつまり、そういう事なのだ。
金髪のボブが、アミ。
黒髪ロングが、メル。
丸顔で、胸が大きいのが、イクヨ。
やたらに背の高いのが、ルナ。
ちょっと太り気味なのが、ケイ子。
子供のような身長のくせに、尻が丸く育っているのが、エリ。
シャワーを浴びた蛟の部屋にやって来た時は、それぞれ洒落た服を着ていたが、蛟はファッションには興味がない。すぐに服を脱がせて、自分の身体を舐めさせた。
「お客さん、血の匂いがするよ」
誰かが言った。
「生理なんですよ」
「やだ、もう、そんな冗談」
一通り、全身リップを終えると、蛟はソファから立ち上がって六人を伴い、ベッドに移動した。
蛟は、ベッドの上に六人を並ばせて、四つん這いにして自分の方へ尻を突き上げさせた。
自分のものをしごき立てて、先ずは左端のアミの尻を、鷲掴みにした。
そしていきなり、女陰へと陽根を突き立ててゆく。
「待って、ちゃんと濡らして……」
そう言おうとしたアミだったが、蛟のものは抵抗なく、女の陰部へと吸い込まれて行った。
蛟に挿入されたアミは、いきなり狂ったように喘ぎ声を上げ始め、マットに顔を埋めた。
アミの花蜜を絡ませたまま、蛟はその隣で彼女の変貌に驚いていたケイ子に入れた。
ケイ子も同じように、獣のような嬌声を発した。下品な、豚の鳴く声であった。
続けてメル。
イクヨは、その大きな胸を揉みしだかれながら、何度も腰を痙攣させた。
最後に、一番尻が実っていたエリを、暴力的な抽送で蛟は犯した。
まともに前戯をされた者はいなかったが、蛟のものが挿し込まれるとすぐに正気を失い、気取った愛らしい喘ぎではなく、腹の底から搾り出される、悶えるような悲鳴を上げて、女たちは法悦に至った。
蛟はベッドの足の方に腰を下ろすと、女たちを呼んで、自分の股間にたからせた。
一つの角砂糖に群がる蟻のように、表情を蕩けさせた女たちが、蛟の陽根に口を這わせる。
自分ばかりか、他人の陰部にも潜り込んだものであるのだが、そんな事は気にしていないようであった。
一人が先端を咥えれば、別の人間が竿を唇で食み、睾丸を吸う。
それを六人が交互に繰り返している。
その内、あぶれてしまった一人が出る。その時は、イクヨであった。
イクヨは、蛟の先端を呑み込んでいたアミの後ろから、その頸をいきなり両手で挟み込むと、腕に筋を浮かべて強烈な力で締め上げた。
アミの口が蛟から引き剥がされ、顔から血の気が失せてゆく。
突然の暴行に、他の女たちは混乱した。
だが、その混乱に乗じるようにしてケイ子が、メルの長い髪を掴んで、彼女の頸に巻き付ける。
メルも負けじと、ケイ子の頸に指を添えるのだが、ぼきり、という妙な音がすると共に、彼女の黒髪が引き千切られた。
メルの頭のてっぺんが、乳首の位置まで垂れ下がっていた。頸骨の先端が、頸の横側を突き破って飛び出している。
「ひぃっ」
エリが声を上げて、そのままベッドから落下した。
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