【R18】魔術師伯爵の秘密実験〜快楽の代償は溺愛でした〜

布団のノラネコ

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25話

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 全ての招待客を見送り、パーティーは終わりを迎えた。

 ヴィクトールとエリーゼは寝室のバルコニーに出て夜風に当たっていた。

「ふぅ……ようやく終わりましたね……」
「次は結婚式かな」
「もう、今くらいは先々のことを忘れて休ませてくださいな」

 二人で顔を見合わせてくすくすと笑う。

「君と結婚できる日が楽しみで仕方ないんだよ。名実ともに妻と呼べるのだから」

 ヴィクトールはそう言って、エリーゼの頬にキスをした。

「ヴィクトール様ったら」
「さあ、そろそろ部屋に戻ろう。体が冷えてしまう」

 寝室に戻った二人は、自然と抱き合いながら寝台へと横たわった。

「エリーゼ……」
「ヴィクトール様……」

 どちらからともなく、唇が合わさる。

 甘く、優しい口付け。

 ヴィクトールの舌がゆっくりとエリーゼの口内に侵入してきて、丁寧に絡め取っていく。

「ん……ふ……」

 エリーゼも応えるように、ヴィクトールの舌と戯れる。

 長い口付けの後、二人は息を切らせながら見つめ合った。

「エリーゼ……今日は君が主役だったね。本当に美しかった」

 ヴィクトールは優しくエリーゼのドレスの紐を解いていく。

 一つ一つ、丁寧に。まるで大切な宝物を扱うかのように。

「綺麗だよ。エリーゼ」

 ドレスが床に落ち、コルセットも外される。エリーゼの白い肌が、月明かりに照らされて浮かび上がった。

「ヴィクトール様も……」

 エリーゼはヴィクトールの礼服のボタンをはずしていく。震える指先で、一つ一つ丁寧に。

 やがて二人とも何も身につけていない姿となり、再び抱き合った。

 肌と肌が触れ合う温もり。

 心臓の鼓動が重なり合う。

「愛してる、エリーゼ」
「私も……愛しています。ヴィクトール様」

 ヴィクトールはエリーゼの腕にそっと覆い被さる。

 全身を確かめるように、唇で触れていく。

 首筋、胸、お腹、太もも。

 ヴィクトールの唇が触れた箇所から、火が灯るように体が火照っていく。

「ん……あ……」

 ヴィクトールの指が、胸の先端をそっと摘んだ。

「や……ヴィクトール様……」
「気持ちいい?」
「はい……」

 エリーゼは素直に頷く。

 もう恥ずかしがる必要はない。愛する人との触れ合いなのだから。

 ヴィクトールは胸の先端を唇で包み込むと、優しく吸い上げた。

「あ……んん……」

 甘い痺れが胸に走る。

 もう一方の胸も、手のひらで優しく揉みしだかれる。

「エリーゼ……かわいいよ」

 エリーゼの顔にキスの雨が降り注ぐ。

 ヴィクトールの指が、エリーゼの最も敏感な場所へと伸びた。

「っ……」

 エリーゼは思わず体を震わせた。

「もう、こんなに濡れてる」

 ヴィクトールは優しく微笑むと、指先をつぷりと中へ沈める。

「あっ、あぁっ」

 一本、二本。

 優しく、丁寧に、エリーゼの中を確かめるように動く。

 指をクイと曲げて一際敏感な箇所を刺激されると、エリーゼは甲高い声で鳴いた。

 中がとろとろに蕩け切ったところで、ヴィクトールは指を抜いた。

「エリーゼ、そろそろ、いい?」
「はい……きてください、ヴィクトール様……」

 エリーゼは両腕を広げて、ヴィクトールを迎え入れた。

 ヴィクトールは優しくエリーゼに覆い被さると、ゆっくりと腰を進めていく。

「ん……ふぅ……」

 二人が一つに繋がる。
 ヴィクトールの熱がエリーゼの中を満たしていく。

「エリーゼ……」
「ヴィクトール様……」

 二人は見つめ合いながら、ゆっくりと動き始めた。

 急がない。

 今日は、ただ愛を確かめ合うだけでいい。

「気持ちいよ、エリーゼ」
「私も……です」

 ヴィクトールの動きに合わせて、エリーゼも腰を動かす。

 二人のリズムが重なり合い、快楽が増していく。

「あ……ヴィクトール様……」
「エリーゼ、愛してる」

 何度も何度も、愛の言葉を交わしながら。
 二人は高まっていく。

「も、もう……」
「僕も……一緒に……」

 ヴィクトールの動きが早くなる。
 エリーゼも、もう限界だった。

「ヴィクトール様……っ!」
「エリーゼ……!」

 二人は同時に達した。

 熱いものがエリーゼの中を満たしていく。

「はぁ……はぁ……」

 二人とも、荒い息を吐きながら抱き合っていた。
 ヴィクトールがエリーゼの額にキスをする。

 二人は満ち足りた表情で抱き合った。

「ヴィクトール様」
「ん?」
「これから先、ずっと一緒にいてくださいね」
「もちろんだよ。君と離れるつもりなんてない」

 ヴィクトールはエリーゼを強く抱きしめた。

「エリーゼ、君は僕の全てだ」
「私も……」

 二人は再び唇を重ねた。

 そして、そのまま抱き合いながら、幸福な眠りについたのだった。

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お読みいただきありがとうございます。本作、第19回恋愛小説大賞にエントリーしております。
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