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第7話 ララさん
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~織原朔真視点~
チャンネル登録者がまだ100人にも満たない時、ファンであるララさんからの要望でアクリルで出来たロザリオを妹の萌のデザインで造ったことがある。どうせ大量に発注をしても売れないのだからと言って萌が手造りで造っていたのを思い出した。10数個売れたことに僕と萌は感動したのを覚えている。
それが有名アイドルグループの椎名町45のメンバーにして僕の同級生の女の子が持っていることに僕は目を疑った。
何度も遠目から確かめたが、見れば見るほどエドヴァルドのロザリオで間違いがない。それに音咲さんのことをよく見ると、片腕にくぐらせたシュシュの色はエドヴァルドの着ている服と髪の色と同じ組み合わせだし、ペンケースにもエドヴァルドのロザリオのシールがいくつも貼られていた。
──自分でシール造ったんかな?
過去にロザリオのシールを造ったことはない筈だ。そして極め付きなのは、彼女がいじっているスマートフォンの画面だ。彼女はロザリオを一頻り握り締めた後、そのままポケットの中にあるスマホを引っ張りだして、それをいじり始めた。彼女が何気なく開いたツブヤイターのヘッダーにいるエドヴァルド・ブレインの目と僕の目があった。
彼女はツブヤイターに何やら書き込んでいる。両手を使っては忙しなくフリック入力をしている。書き込みが完了したのか再び、もう1人の僕であるエドヴァルドの画面が写った。そして目を凝らすと雷に打たれたような感覚に陥る。彼女のアイコンが両目を瞑って、片目から涙を流している画像だからだ、そしてアカウント名が『ララ』であった。
──音咲さんが、ララさん……?
僕はしばらくもう一人の僕と目があったまま打ちのめされるように呆けていると、先程まで忙しなく動いていた彼女の指がピタリと止まった。
僕は異変を感じとり、もう一人の僕、音咲さんのスマホ画面にいるエドヴァルドから目を逸らし、音咲さんの胸、首、唇の順で上へ向ける。そして今度は彼女と目があった。
音咲さんはまるで殺人を犯したところを僕に見られたかのような表情をすると、叫んだ。
「この変態!」
彼女の叫び声は、ちょうどクラスメイトが自己紹介を終えて拍手が鳴り響いている時だった。彼女の席の周辺は何事かと後ろを振り返るが、音咲さんは微笑みながら言った。
「あ、なんでもないよぉ」
クラスメイト達は前に向き直った。それを見計らって音咲さんの暖かい微笑みは冷気を帯びた冷たい表情に切り替わる。彼女の瞳からは光が消え、氷のような眼差しで僕を見た。
──あ、死んだ……
彼女は僕を見据えながら、エドヴァルドのロザリオのシールが貼られているペンケースからペンを取り出す。
──あれで目を刺されるのか……
僕の予想は外れた。彼女は僕から視線を外さないでペンを走らせると、書き終えた紙を僕に投げ付ける。勿論誰にも見られないように。
僕は机に転がる丸まった紙片を開くとそこにはこう記されてあった。
『放課後、体育館裏に来い』
今日は始業式である為、授業はなかった。
クラス全員の自己紹介が終わると直ぐに放課後がやってくる。
バスケ部の力強いドリブルの音がいくつも聞こえる。キュッキュッと磨かれたバッシュが体育館の床を踏み鳴らす。初めて体育館裏に着いた僕は先程からずっと頭から離れなかったことを思う。
──音咲さんがララさんだったなんて……
配信をしてもしばらく同時接続数が0人の時があった。たまに1人、2人と数字を変えることもあったが基本は0人。そんな時ララさんがやって来てくれて、コメントを残してくれるようになった。モデレーターにもなってくれたし、その時のララさんはとても喜んでくれたのを覚えている。僕が誰かを喜ばせることができた。
──そのおかげで今まで頑張れたんだ。
時に、ララさんがどんな人なのかを想像したこともある。絶対年上の女性だと思っていた。今はもういない母のような母性にも似た感情や、淡い恋心なんかも抱いたこともある。
『この変態!』
まさにその言葉の通りなのかもしれない。
バスケ部の他にもバレー部の掛け声が聞こえるなか、伸びきった雑草を踏み締める音が混ざった。
──来た……
誰もいないこの場所、汚れている塀、乱雑に生えた雑草の中にララさんである音咲華多莉がいる。映画のワンシーンのように凛とした姿勢で彼女は佇んでいる。僕はこれから行われる尋問を忘れて、彼女にみとれていた。
音咲華多莉は来て早々、僕を指差しながら言った。
「私のスマホから何を見た?」
「な、何も……」
僕の声はうわずっていた。
──ちょうどいい……
普段の声、エドヴァルドの声を出したら一貫の終わりだ。彼女はララさんなのだから。
「正直に言いなさい。言わないと……」
彼女は懐に手を入れ始める。僕が今朝触れた胸辺りに。僕はゴクリと唾を飲み込んだ。
──え?拳銃とか出すの?
彼女は懐から勢いよくあるものを取り出す。僕はビクリと身体を反応させて身構えるが、思っていたような物騒なものではなかった。五円玉の穴に糸を通したものだ。
「いい?貴方は正直に話したくな~る」
彼女はそう言うと、五円玉の付いていない方の糸の先端を持って揺らす。五円玉は弧を描き始めた。
──何してんだこの人……
「正直に話しなさい。私のスマホに何を見たの?」
わざとらしく声を低くして僕に訊く。僕は答えた。
「な、何も、見て、ない、です……」
僕も声を変えていた。さっきとまた違った声で言った。
僕の返答に音咲さんは返す。
「あれ?おかしいわね……メンバーの皆にはちゃんとかかったのに……いや、本当に見てないってことね……」
僕は椎名町45のメンバー達の仲がよく、優しい人達であることを知った。
音咲さんは、糸のついた五円玉をしまって再び訊く。
「ほ、本当でしょうね!?私のスマホを覗いて、彼氏がいるかどうか探ってたりしたんじゃないの!?そのネタで私をゆすろうとかして……」
彼女が何を恐れているのかようやく見当がついた。僕はただ、貴方がララさんであることを知った事実しか見ていない。
僕は首を振ったが音咲さんはどこか別の世界に入ってしまったのかブツブツと呟きながら身をくねらせている。
「彼氏って、そんな…エドヴァルド様が……それに彼は今大事な時期で……私のせいで足をひっぱっちゃうのは……それよりもあのビッチ、今度エドヴァルド様に色目使ったら……でもアイツのおかげでエドヴァルド様が有名になって……いや有名になってほしかったんだけどなってほしくない的な?いつまでも私だけの…エドヴァルド様で……ってキャーー♡」
僕は思った。
──あぁ、ヤバいタイプのオタクだ……
音咲さんははしゃいでる姿を僕に見られていることに気が付いた。ハッとした表情から、一気に険しい表情となり攻撃的に声を発する。
「な、何見てんのよ変態!!」
見たって言うか見せられたって感じだ。
「フン、良いわ。本当に何も見てないみたいだから。それよりも……」
それよりも?僕は首を傾げて先を促した。
「…それよりも…今日は……その……」
同じ文言を続けて口にする彼女に僕は更に角度を深くして首を傾げた。
「……こ、今度から人のスマホを覗き込むような真似はしないことね!!」
仰る通りだ。そう言って音咲さんは僕を置いて体育館裏をあとにした。僕は音咲さんの後ろ姿を見送り、そして思った。
──僕がエドヴァルドだって音咲さんが知ったら、彼女は一体どうなっちゃうんだろうか……
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──自分でシール造ったんかな?
過去にロザリオのシールを造ったことはない筈だ。そして極め付きなのは、彼女がいじっているスマートフォンの画面だ。彼女はロザリオを一頻り握り締めた後、そのままポケットの中にあるスマホを引っ張りだして、それをいじり始めた。彼女が何気なく開いたツブヤイターのヘッダーにいるエドヴァルド・ブレインの目と僕の目があった。
彼女はツブヤイターに何やら書き込んでいる。両手を使っては忙しなくフリック入力をしている。書き込みが完了したのか再び、もう1人の僕であるエドヴァルドの画面が写った。そして目を凝らすと雷に打たれたような感覚に陥る。彼女のアイコンが両目を瞑って、片目から涙を流している画像だからだ、そしてアカウント名が『ララ』であった。
──音咲さんが、ララさん……?
僕はしばらくもう一人の僕と目があったまま打ちのめされるように呆けていると、先程まで忙しなく動いていた彼女の指がピタリと止まった。
僕は異変を感じとり、もう一人の僕、音咲さんのスマホ画面にいるエドヴァルドから目を逸らし、音咲さんの胸、首、唇の順で上へ向ける。そして今度は彼女と目があった。
音咲さんはまるで殺人を犯したところを僕に見られたかのような表情をすると、叫んだ。
「この変態!」
彼女の叫び声は、ちょうどクラスメイトが自己紹介を終えて拍手が鳴り響いている時だった。彼女の席の周辺は何事かと後ろを振り返るが、音咲さんは微笑みながら言った。
「あ、なんでもないよぉ」
クラスメイト達は前に向き直った。それを見計らって音咲さんの暖かい微笑みは冷気を帯びた冷たい表情に切り替わる。彼女の瞳からは光が消え、氷のような眼差しで僕を見た。
──あ、死んだ……
彼女は僕を見据えながら、エドヴァルドのロザリオのシールが貼られているペンケースからペンを取り出す。
──あれで目を刺されるのか……
僕の予想は外れた。彼女は僕から視線を外さないでペンを走らせると、書き終えた紙を僕に投げ付ける。勿論誰にも見られないように。
僕は机に転がる丸まった紙片を開くとそこにはこう記されてあった。
『放課後、体育館裏に来い』
今日は始業式である為、授業はなかった。
クラス全員の自己紹介が終わると直ぐに放課後がやってくる。
バスケ部の力強いドリブルの音がいくつも聞こえる。キュッキュッと磨かれたバッシュが体育館の床を踏み鳴らす。初めて体育館裏に着いた僕は先程からずっと頭から離れなかったことを思う。
──音咲さんがララさんだったなんて……
配信をしてもしばらく同時接続数が0人の時があった。たまに1人、2人と数字を変えることもあったが基本は0人。そんな時ララさんがやって来てくれて、コメントを残してくれるようになった。モデレーターにもなってくれたし、その時のララさんはとても喜んでくれたのを覚えている。僕が誰かを喜ばせることができた。
──そのおかげで今まで頑張れたんだ。
時に、ララさんがどんな人なのかを想像したこともある。絶対年上の女性だと思っていた。今はもういない母のような母性にも似た感情や、淡い恋心なんかも抱いたこともある。
『この変態!』
まさにその言葉の通りなのかもしれない。
バスケ部の他にもバレー部の掛け声が聞こえるなか、伸びきった雑草を踏み締める音が混ざった。
──来た……
誰もいないこの場所、汚れている塀、乱雑に生えた雑草の中にララさんである音咲華多莉がいる。映画のワンシーンのように凛とした姿勢で彼女は佇んでいる。僕はこれから行われる尋問を忘れて、彼女にみとれていた。
音咲華多莉は来て早々、僕を指差しながら言った。
「私のスマホから何を見た?」
「な、何も……」
僕の声はうわずっていた。
──ちょうどいい……
普段の声、エドヴァルドの声を出したら一貫の終わりだ。彼女はララさんなのだから。
「正直に言いなさい。言わないと……」
彼女は懐に手を入れ始める。僕が今朝触れた胸辺りに。僕はゴクリと唾を飲み込んだ。
──え?拳銃とか出すの?
彼女は懐から勢いよくあるものを取り出す。僕はビクリと身体を反応させて身構えるが、思っていたような物騒なものではなかった。五円玉の穴に糸を通したものだ。
「いい?貴方は正直に話したくな~る」
彼女はそう言うと、五円玉の付いていない方の糸の先端を持って揺らす。五円玉は弧を描き始めた。
──何してんだこの人……
「正直に話しなさい。私のスマホに何を見たの?」
わざとらしく声を低くして僕に訊く。僕は答えた。
「な、何も、見て、ない、です……」
僕も声を変えていた。さっきとまた違った声で言った。
僕の返答に音咲さんは返す。
「あれ?おかしいわね……メンバーの皆にはちゃんとかかったのに……いや、本当に見てないってことね……」
僕は椎名町45のメンバー達の仲がよく、優しい人達であることを知った。
音咲さんは、糸のついた五円玉をしまって再び訊く。
「ほ、本当でしょうね!?私のスマホを覗いて、彼氏がいるかどうか探ってたりしたんじゃないの!?そのネタで私をゆすろうとかして……」
彼女が何を恐れているのかようやく見当がついた。僕はただ、貴方がララさんであることを知った事実しか見ていない。
僕は首を振ったが音咲さんはどこか別の世界に入ってしまったのかブツブツと呟きながら身をくねらせている。
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僕は思った。
──あぁ、ヤバいタイプのオタクだ……
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