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第26話 聞いたことのある声
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~音咲華多莉視点~
「あのさ、俺と付き合ってよ」
油断していた。きっとあの織原朔真のせいだ。
──織原のせいで今日はなんだか……
なんだかいつもと違っていた。謝ることに成功して、体育館裏での出来事に感謝された私は、胸に残る暖かな感情を抱きながら残りの授業を受けたのだ。それは夢を見ているようにフワフワしていていつもの私とは違っていた。だからこういうことになったのだ。
いつもなら美優と茉優が私の周りを固めてくれている筈なのに。一瞬の隙をつかれた。
──普段ならこんなシチュエーションにならないように気を付けていたのに……くそ!!
私は芝居のように断りの台詞を言った。
「…ごめんなさい……」
優しい口調で、惜しむように言及する。ドラマのワンシーンをイメージした。
「え?なんで?」
3年生の先輩が私の素晴らしい演技を無視して尋ねる。
「私、今誰かと付き合うとかそういうの考えられなくて…本当にごめんなさい……」
そう言って、私は後ろを振り返り、帰りを急ぐ。急いでいる心とは裏腹に背中で心苦しさを醸し出せた気がした。告白をされて、悪い気はしない。その人の気持ちに応えることができないのは本当に心苦しい。しかし、付き合えることが当然かのような告白をされて、私は多少苛ついてもいたのだ。
廊下から階段へ、そして階段を下りようとする私と正反対に上ってくる人がいた。織原朔真だ。
──き、聞かれてた!?
普段ならこんな男に何を聞かれようが気にもしない筈なのに。今日の私はやっぱりいつもと違っていた。何故だか織原には私が告白されているところを聞かれたくなかった。
自分の感情に戸惑う私は、何を思ったか足を止めてしまった。彼に先程の件を聞かれていたかどうか確かめたくて止まったんだと思う。時に人は精神と肉体が別々の思考を持っているのではないかと思うほど、ぎこちなくなる瞬間がある。
織原も何故か立ち止まった。
私が織原に尋ねようとしたその瞬間、先程私がいた廊下から大きな声が聞こえてくる。
「どうせ色んな奴とやりまくってんだろ?」
「ぜってぇーそうだよなぁ」
3年生の先輩達が私の悪口を言う。世界が急に暗転して、胸が締め付けられる。こんなのは慣れている筈なのに。織原朔真が目の前にいるとやっぱりいつもの私ではいられない。彼に自分が侮辱されている瞬間を何故だか見てほしくなかった。
私は唇を噛みしめ、拳に力を込めながら、締め付けられる痛みに対抗した。そして歩みを進めて織原とすれ違う。
「マジでああいう生意気な女無理だわ」
「それな」
私は彼等の言葉が届かない距離まで階段を降りた。
「てかさぁ、絶対ああいう女って裏表激し──」
彼等の声が聞こえなくなった。私は大きく息を吸い込み、気持ちを落ち着かせる。先輩達の声が聞こえなくなり、織原も視界からいなくなった。私は自分でも驚くほど落ち着きを取り戻すと、不意に不安になった。
──もしかして織原、絡まれてたりしてないよね?
別に絡まれても構わない。しかし、私のせいで彼が因縁をつけられていたら寝覚めが悪い。
私は来た道を急いで引き返し、階段を上った。すると先程まで自分がいた所、教室の前から声が聞こえてくる。
「裏表あるなんて別にふつーじゃないっすか?」
「は?」
「だって学校にいる時と家にいる時でキャラ変わったりしません?」
聞き覚えのある声が、廊下に響き渡る。良く響く声。
──この声どこかで……
私は記憶を呼び起こす作業に入った。
「それとも先輩達はヤクザとかの前でもそんなデカイ態度とれんすか?」
オレンジ髪の青年が喋っている光景が私の脳裏に過る。しかしその顔は陰っていてよく見えない。
「それにたった今フラれたからって、すぐ手のひら返す先輩の方が裏表激しいんじゃないんすか?」
内容からして私のことで誰かが言い争っているのは確かなようだ。
「あんまりだっせぇこと後輩の前でしない方が良いっすよー?」
その特徴のある声と挑発的な口調によって私の脳内に閃光が駆け巡った。その光は私の記憶を呼び覚ます。陰っていてよく見えなかったオレンジ髪の青年の顔がはっきりと見えた。
──エ、エ、え?エドヴァルド様!!?
私は顔を少しだけ出して廊下を見る。声の主を探した。しかし、私に告白した先輩の走り去る後ろ姿しか視界に捉えられなかった。
直ぐに後を追いかけようとした私だったが、涙が止まらない。私はその場でうずくまり、動揺と嬉しさが私の脳内を混沌へと誘う。それを落ち着かせようと私はスマホについたエドヴァルド様のロザリオを握り締める。
「…ありがとうございます……エドヴァルド様ぁ……」
エドヴァルド様が私を庇ってくれたことに言葉にできない喜びが押し寄せ、目から溢れる涙を加速させた。次にエドヴァルド様の声が生で聴けたことに感動する。
──…生声の方が良い声だぁ……
そして最後に私は想う。
──てかエドヴァルド様って高校生だったの!?
しかも私と同じ高校。
──いや待て、エドヴァルド様に似ているだけかもしれない……
──いやいやあの声は唯一無二だ!!
──3年生達に敬語を使っていたから同級生か1歳下……
胸のときめきと涙が止められなかった。
──きょ、今日の配信は絶対リアタイしなきゃ……
「あのさ、俺と付き合ってよ」
油断していた。きっとあの織原朔真のせいだ。
──織原のせいで今日はなんだか……
なんだかいつもと違っていた。謝ることに成功して、体育館裏での出来事に感謝された私は、胸に残る暖かな感情を抱きながら残りの授業を受けたのだ。それは夢を見ているようにフワフワしていていつもの私とは違っていた。だからこういうことになったのだ。
いつもなら美優と茉優が私の周りを固めてくれている筈なのに。一瞬の隙をつかれた。
──普段ならこんなシチュエーションにならないように気を付けていたのに……くそ!!
私は芝居のように断りの台詞を言った。
「…ごめんなさい……」
優しい口調で、惜しむように言及する。ドラマのワンシーンをイメージした。
「え?なんで?」
3年生の先輩が私の素晴らしい演技を無視して尋ねる。
「私、今誰かと付き合うとかそういうの考えられなくて…本当にごめんなさい……」
そう言って、私は後ろを振り返り、帰りを急ぐ。急いでいる心とは裏腹に背中で心苦しさを醸し出せた気がした。告白をされて、悪い気はしない。その人の気持ちに応えることができないのは本当に心苦しい。しかし、付き合えることが当然かのような告白をされて、私は多少苛ついてもいたのだ。
廊下から階段へ、そして階段を下りようとする私と正反対に上ってくる人がいた。織原朔真だ。
──き、聞かれてた!?
普段ならこんな男に何を聞かれようが気にもしない筈なのに。今日の私はやっぱりいつもと違っていた。何故だか織原には私が告白されているところを聞かれたくなかった。
自分の感情に戸惑う私は、何を思ったか足を止めてしまった。彼に先程の件を聞かれていたかどうか確かめたくて止まったんだと思う。時に人は精神と肉体が別々の思考を持っているのではないかと思うほど、ぎこちなくなる瞬間がある。
織原も何故か立ち止まった。
私が織原に尋ねようとしたその瞬間、先程私がいた廊下から大きな声が聞こえてくる。
「どうせ色んな奴とやりまくってんだろ?」
「ぜってぇーそうだよなぁ」
3年生の先輩達が私の悪口を言う。世界が急に暗転して、胸が締め付けられる。こんなのは慣れている筈なのに。織原朔真が目の前にいるとやっぱりいつもの私ではいられない。彼に自分が侮辱されている瞬間を何故だか見てほしくなかった。
私は唇を噛みしめ、拳に力を込めながら、締め付けられる痛みに対抗した。そして歩みを進めて織原とすれ違う。
「マジでああいう生意気な女無理だわ」
「それな」
私は彼等の言葉が届かない距離まで階段を降りた。
「てかさぁ、絶対ああいう女って裏表激し──」
彼等の声が聞こえなくなった。私は大きく息を吸い込み、気持ちを落ち着かせる。先輩達の声が聞こえなくなり、織原も視界からいなくなった。私は自分でも驚くほど落ち着きを取り戻すと、不意に不安になった。
──もしかして織原、絡まれてたりしてないよね?
別に絡まれても構わない。しかし、私のせいで彼が因縁をつけられていたら寝覚めが悪い。
私は来た道を急いで引き返し、階段を上った。すると先程まで自分がいた所、教室の前から声が聞こえてくる。
「裏表あるなんて別にふつーじゃないっすか?」
「は?」
「だって学校にいる時と家にいる時でキャラ変わったりしません?」
聞き覚えのある声が、廊下に響き渡る。良く響く声。
──この声どこかで……
私は記憶を呼び起こす作業に入った。
「それとも先輩達はヤクザとかの前でもそんなデカイ態度とれんすか?」
オレンジ髪の青年が喋っている光景が私の脳裏に過る。しかしその顔は陰っていてよく見えない。
「それにたった今フラれたからって、すぐ手のひら返す先輩の方が裏表激しいんじゃないんすか?」
内容からして私のことで誰かが言い争っているのは確かなようだ。
「あんまりだっせぇこと後輩の前でしない方が良いっすよー?」
その特徴のある声と挑発的な口調によって私の脳内に閃光が駆け巡った。その光は私の記憶を呼び覚ます。陰っていてよく見えなかったオレンジ髪の青年の顔がはっきりと見えた。
──エ、エ、え?エドヴァルド様!!?
私は顔を少しだけ出して廊下を見る。声の主を探した。しかし、私に告白した先輩の走り去る後ろ姿しか視界に捉えられなかった。
直ぐに後を追いかけようとした私だったが、涙が止まらない。私はその場でうずくまり、動揺と嬉しさが私の脳内を混沌へと誘う。それを落ち着かせようと私はスマホについたエドヴァルド様のロザリオを握り締める。
「…ありがとうございます……エドヴァルド様ぁ……」
エドヴァルド様が私を庇ってくれたことに言葉にできない喜びが押し寄せ、目から溢れる涙を加速させた。次にエドヴァルド様の声が生で聴けたことに感動する。
──…生声の方が良い声だぁ……
そして最後に私は想う。
──てかエドヴァルド様って高校生だったの!?
しかも私と同じ高校。
──いや待て、エドヴァルド様に似ているだけかもしれない……
──いやいやあの声は唯一無二だ!!
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