【完結】人前で話せない陰キャな僕がVtuberを始めた結果、クラスにいる国民的美少女のアイドルにガチ恋されてた件

中島健一

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第118話 絵だから心がない

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~織原朔真視点~

 僕の予想通り、SNSではVチューバーがJ-POPのアーティスト達と肩を並べて、歌の祭典に出場したことに嫌悪感を表す者で溢れていた。過去にユーチューバーが出た時は、そのユーチューバーが元々音楽活動をしていたこともあってそこまで炎上はしなかったが、今回、バーチャルユーチューバーの天久あまひさカミカはそうではない。

 そして、FMS歌謡祭を終えてすぐに、カミカさんは配信を行う予定になっていた。FMSに出た感想配信を行うようだ。待機場には既に多くのリスナーが集まっており、期待感を表す言葉や『FMS良かった』『最高だった』という称賛のコメントの他に『糞だった』『マジで出ないでほしかった』等の否定意見がコメント欄を埋め尽くす。

 配信のオープニングが始まり、水色髪のカミカさんが姿を現す。

『奇跡の女子高生!私はカミカ!?天久カミカでぇっす☆』

 いつもの前口上を発言したカミカさんに対して、コメント欄が物凄い速さで流れていく。

 〉神か!!?
 〉god!!?
 〉FMS良かったよ!!
 〉FMSはお前みたいなのが出る場所じゃねぇんだよ

『え~早速、荒れ気味のコメント欄なんですが、FMS歌謡祭。皆さん観て頂けましたか?』

 〉見た
 〉最高でした
 〉見たよぉ~
 〉観た観た!!

『この配信では、FMS歌謡祭での本番中やそれまでのリハーサルの現場の雰囲気などをお話していきたいと思います』

 急に音声案内のような女性の声で配信内容を説明するカミカさん。

 〉音声案内か!?
 〉マジで音声案内のお姉さんかと思た。
 〉草
 〉クサ 

『最近音声案内のお姉さんの声にはまっていて練習してるんですよ。ETCカードが挿入されていません』

 〉上手すぎ
 〉似てる!
 〉LOL
 〉本人ですか?

『っていうね、モノマネはおいといてぇ、あのねぇ、本番マジで緊張した。私そんなに緊張しない方なんだけど、FMS歌謡祭ってさアーティスト達が、会場で歌ってる人達の歌を聞いてるじゃん?もぉアウェイ感が半端なくて、まぁ、私の思い込みなんだろうけど、何回か吐きそうになりました。今もですね、思い出しただけで……オロオロオロオロ』

 〉ゲボ助かる
 〉助かる
 〉吐くな
 〉きちゃない

 すると、カミカさんの背後から声が聞こえる。

『吐くなよ』

 カミカさんは、現在同じ事務所ラバラブに所属する伊角恋いすみれんさんの家で配信をしている旨を事前に伝えていた。

『でもすごい貴重な経験だった!』

 〉そりゃそうでしょ!
 〉誰にでも出来る経験じゃない
 〉椎名町の人達と会いましたか?
 〉three timesには会えましたか?

『椎名町の人達に会いましたか?会いましたよ!リハーサルに行く途中の廊下でかたりんとノンちゃんに会いました!その時は諸事情で私だって挨拶できなかったんですけどぉ』

 〉良いなぁ
 〉可愛かった?
 〉俺も会いたい。
 〉詳しく

『会ったんですけどぉ……』

 僕の心臓が跳ね上がった。偶然、ディスティニーシーで会った時のことを、僕との関係を音咲さんにバラしてしまったんじゃないかとも思った。

『その時の会話とかは御本人様達に許可をとれてないので詳しく話せません。ていうかその時、私遅刻してて……』

 〉え……
 〉あーあ
 〉印象最悪じゃん
 〉Vチューバーが足引っ張んな

 その時の会話を聞きたいような、聞きたくないような、お預けを食らってる子供のような心境に僕は陥った。

『Vチューバーが足引っ張んな。正にその通りですね。反省してます。今回ですね、そのぉ、odaさんがアニメのキャラクターとして紅白に出てた時とは違って本当にライブで、生でパフォーマンスをしたんですよ』

 カミカさんはパフォーマンスについての話をした。ラバラブの技術スタッフに番組スタッフ、更に音響スタッフ、タイムキーパー、カミカさんの経験したどのイベントよりもたくさんの人達が、FMS歌謡祭に関わっていて、番組を成り立たせていたことを話す。

 僕とコメント欄の人達が感心していると、コメント欄には赤色のスパチャが贈られた。つまり1万円以上のスパチャだ。既にその色のスパチャが数多く贈られていたが、今回のスパチャの内容が否定的な意見であった為、僕はそれに目を止めてしまった。カミカさんも同様だ。そして彼女はそのスパチャを読み上げてしまった。

『Vチューバーはただの絵だから心なんてないし、歌を歌ってても感情が伝わってこない……ですか……』

 カミカさんは一瞬間を置いた。コメント欄と僕の心がざわつく。Vチューバーを嫌いな人は多い。それが何故なのか僕にはわからない。そこに無理矢理理由を付けるならば、実写のドラマや映画が好きな人が昔、アニメを嫌っていた感覚に似ていると考えている。アニメが好き、或いは漫画が好き、ということはその人が幼稚であると宣言しているような、そんな風に思ってしまう人がいる。彼等はそれらを否定することで自分を保っているのではないかと僕は思っている。

 〉読まなくていいのに
 〉気にすんなよ
 〉言わせておけ
 〉赤スパでそれ言うやつ、怖すぎ

『じゃあ絵でもない文字のお前にも心がないってことですよね?それを私にぶつけるってことは自分で無意味なことをしているってことで良いですか?』

 〉正論パンチ
 〉これにはぐうの音もでんな
 〉その通りやんけ
 〉特大ブーメラン 

『それに絵に心がないならアニメもそうなりますけど……』

 この言葉を皮切りに、カミカさんの配信が荒れ始めた。

 〉アニメは別だろ
 〉お前らと一緒にすんな
 〉アニメは芸術やろ?お前らのはただのお喋り

『アニメは芸術?はぁ、マジっすか……そもそも絵だから心がないってのが間違いで、心を絵にしたっていうのが正確な表現かもしれませんね。確かに絵は初めの方は宗教画が多かったし、偉い人や貴族の絵も多かった。しかしルネサンス以降人間の行いや心にフォーカスが当てられてきたんですよ』

 〉早口で草
 〉文字に感情揺さぶられてて草
 〉その辺でやめとこ

『アニメも一緒です。人間の心、普段何を想い、何を感じたか、それを物語にして絵に落とし込む。つまり私達Vチューバーのやっているお喋りは芸術の元になることなんですよ。皆の文字、コメントも一緒です。そこに何を想ってコメントを残してるんですか?その思ったことをアニメにしたりドラマにしたりしてるんですよ』

 〉やば、泣けてきた
 〉話でかくしすぎ
 〉お前らのやってることが芸術とかふざけんな
 〉今の発言は燃えるな 

『トイレの便器にサイン書いただけで芸術になるし、ありふれた缶詰を並べ立てるだけでも芸術になるんですよ』 

 〉この子絵画教室に通ってたから……
 〉悪い子じゃないんです
 〉デュシャンとアンディ・ウォーホルね

『しかも歌を歌ってても感情が伝わってこないってなに?そりゃあ私は歌下手だし、そう言われてもしょうがないけど、CDやMP3は顔すら見えないじゃん。顔見えなきゃ感動できないってことでしょ?それって歌という表現方法よりも誰が歌っているかの方が重要ってことじゃん』

 〉この会場暖まってきたな
 〉確かに……
 〉その辺にしとけ

『それにさ、今AIアートであったり、AIVチューバー、ボカロだって人間の声と変わらないくらいのソフトがあるんですよ。人間の描いた絵に心がないならば、AIの作ったモノにも心を感じられないってことになる。今後そう言ったものがたくさん出てきますよ。そういう世の中になったとき、自分で感動する範囲を限定してしまうのは勿体ないですよ。てか心ってなに!?』 

 〉哲学?
 〉哲学系Vチューバー流行りそうだな
 〉炎上確定だ……

 僕はカミカさんの言葉にハラハラするというよりかは、勇気付けられていた。しかしこのカミカさんの発言は物議を醸し始める。

──────────────────────────────────────────────────

『え~、川の流れのようにさん……最近、Vチューバーに向かってお前は絵だから心がないといった発言をしている人がいました。そのVチューバーは絵でもない文字のお前にも心がない、コメントするだけ無意味だと自分で言ってることになると言っていましたが、ヒロミチさん的にはこのことについてどう思いますか?』

 殺風景な背景。高い位置に小窓があり、さわやかな陽光が見える。パソコン画面を観ながらマイクに向かってヒロミチというインフルエンサー、ネット掲示板の創設者が喋りだした。

『そのVチューバーさん優秀ですよねぇ。その動画というか切り抜きを僕も見たんですけどぉ、そもそもぉ、3次元というリアルな世界をカメラで撮ってぇ、テレビやスマホの画面で見るわけじゃないですかぁ、つまりぃ、僕達は動く画を観て笑ったり、悲しんだりしてるんですよ』

──────────────────────────────────────────────────

『え~、ジェロイの騎士さん10代、男性の方ですね。Vチューバーは動く絵だから心がない等の言葉を投げつけている人がいます。僕はそうではないと思っていますが、上手く言葉にできません。今田さんはこのことについてどう思いますか。是非ご意見を聞かせて頂きたいです』

 今田というオタクの王を自称している人が、視聴者の質問に回答していく。彼の背後にはフィギュアや模型、本等がたくさん置かれていた。

『前にですね、バ美肉おじさんについて語ったことがあるんですけど、詳しくはそのアーカイブを観てほしいんですが、つまりバーチャルの空間で美少女の身体を手に入れたおじさんのことですね。身体は美少女だけど中身はおじさんである、本来はスーツを着てたり、無精髭を生やしていたりという肉体、そんな見た目や地位といった外側の部分には価値はないという中世カソリックのような価値観ですよね。つまり外側であるビーグル、乗り物が動く絵であろうが、なんだろうがその中の人と呼ばれる魂には何ら影響を及ぼさない価値観というのがここ最近の傾向でですね。それは僕の本にも書いてあるんですけど、つまりVチューバーは動く絵だから心がないというのはその人の思想であって、価値観ですよね。どちらかというと批判しているその人はリアルな世界に友達がいてですね、誰かと一緒に外で遊ぶことによって心を動かしてきたんじゃないでしょうか?しかしですね、このネット文化が発達してから年齢や性別、外見を知らずにですね、心の友達、精神的価値観の合致する人と出会ったり、そのコミュニティに所属する人達が増え始めてですね。外見なんて関係ない!中身が大事なんだぁ!という思想を持つ人が増え始めたんですね。ジェロイの騎士さんは後者なだけであって、あまり気にしないで自分の好きなコンテンツを楽しめば良いんじゃないでしょうか?』

──────────────────────────────────────────────────

 abamaのニュース番組に於いて、女性の声がテーマとなるニュースを報道する。

『バーチャルユーチューバー。漫画のようなイラストにlive2Dという技術を使ってイラストの表情を動かしながら動画配信を行っている配信者のこと。最近ではチャンネル登録者数300万人を超えるバーチャルユーチューバーや投げ銭システムを使って1日に約3億円もの投げ銭が投げられるようなVチューバーも。その活動は日本だけではなく、世界にまで波及しています。そして富士見テレビの時価総額を越えたVチューバー事務所LIVER・A・LIVEに所属するタレントである天久カミカさんの配信にてこんな出来事が……』

 ここから女性ではなく男性の声に切り替わった。

『Vチューバーはただの絵だから心なんてないし、歌を歌ってても感情が伝わってこない』 

 そしてまた女性の声に戻る。

『そのようなことを配信上のコメント欄に記入された他、以前には操作するアバターに対しての誹謗中傷により裁判になっているケースも……今後、ますます発展すると予測されるVチューバーの表現方法を、スタンフォード大学准教授の成宮先生と一緒に考えていきます』

 放送席へとカメラが移り、男性アナウンサーがあとを引き継ぐ。

『それでは早速、成宮先生の意見をお聞かせください』

 変わった眼鏡をかけた男性が喋りだす。

『これはただ趣味趣向の問題であって、それ以上でも、それ以下でもないと思うんですよ。昔、アニメや漫画の風当たりが強かったじゃないですか?それでも今や日本の映画の興業収入ランキングなんかはアニメが独占してるわけで……ユーチューバーも、喋るゴミだって言われてましたけど、今でも多くのフォロワーが残ってますよね。つまり昔のコンテンツが好きな人が新しいコンテンツをただただ否定したいだけだと僕は思ってます。それでもその勢いっていうのは止められなくて、どんどん機械化していく世の中に、人の心の温かみが感じられなくなってけしからんといって怒りを覚える老害が騒いでるだけなんじゃないですか?それよりもそのVチューバーのかたが言っていたAIについての議論で、いまここにいる下落合さんと話した方が面白くなりそうだと僕個人としては思ってます』

 男性アナウンサーが次に下落合さんというこれまた大学の教授に話をふった。

『あ~、そうですね、僕もこの動画見たんですけど、ほぼ9割り方人間が行っているVチューバーの表現を受け入れられない場合、AIアートやAIによって作られた曲なんかを楽しむことが出来なくなりますし、今後AIに自分の作ったモノを評価してもらうフェーズに移行したらその人にとっては地獄みたいなところだよね』

『そのフェーズっていうのは具体的にどう言ったことですか?』

『あ~、つまり自分の描いた絵や小説とかを誰かに見せるのではなくてAI、機械に見てもらうってことですね。例えば…カラオケの採点なんかがそれに当て嵌まるかな。機械に自分の歌を聴いてもらって一喜一憂するって感じで、他の創作物や呟きなんかを見せて、AIに反応してもらうみたいな……』

 男性アナウンサーが喋る。

『なるほど、でもそれは凄い閉じたコミュニティというかコンテンツになってしまいませんか?個人とAIだけの間でしかコミュニケーションされないような』

『あ~、例えば自分の興味のある研究を何年もかけてやってきて、ようやく論文を出したけど、その論文に書かれていたことは何年も前にAIが発見したことで、今ではそれよりも更に発展した論文をAIが分速で書いてる、なんてことがこれから起こりうるんですよ。今は例として論文を出しましたけど、それが映画であったり小説だった時に、人間同士の創作活動でのコミュニケーションは今より希薄になるのは明確じゃないですか』

『つ、つまり今回のテーマであるVチューバーの表現方法というよりは……』

『そうそう、人間全体の表現方法について今後大きく変わっていくってことですね。例えば夏休みの宿題に絵日記を描いてこいって言われた場合、AIにどのようなアプローチをしたら自分の思った通りの絵を描いてくれるか、文章を表現してくれるか、この出力が問われることがあると思います。しかしこれも日々改良され、数ヶ月後にはあまり意味のないスキルになりそうだよね……』
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