俺が侯爵令嬢として愛を知るまで

彼名

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第4章

19.スッキリしましたわ!

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「…未来の王太子妃?気が早いねユーナ。僕は君と婚約者ではあるが、結婚をするつもりはない。婚約も父上が勝手に決めたものだ。リリスこそが僕の運命の相手なんだ!リリスを見下すのは止めて貰おうか!」

気圧されながらも、ユーナに好きな人を侮辱されたのが耐えれなかったレオンは叫んだ。

そんなレオンの顎に手を伸ばして、指でそっと撫でる。ビクッと跳ねたが気にせず、そのまま優しく頬を包み混むように手を添える。

「そうですわね。この婚約は陛下がお決めになったことで、私達の意思ではない。レオン様、お忘れですか?私達は貴族です。当主の決定は絶対です。政略結婚など当たり前のこと。そして、レオン様の父上は国王陛下。国の王なのですよ?王が決定した婚約を破棄する。レオン様はそんなことができるのですね?凄いですわ!楽しみにしております」

ニッコリと華が咲くように笑い、レオンから離れた。

「レオン様、是非に婚約破棄ができるようにして下さいな。私も結婚など真っ平ごめんですので」

ウフフと笑って、呆気に取られて固まるレオンを放って教室へと向かった。

「言いたいことが言えてスッキリしましたわ!」

鼻歌を歌いながら去っていくユーナとは違い、取り残されたレオンは混乱していたことなどユーナは知るよしもない。

そして、機嫌良く建物の中に入ったはいいが、ユーナは迷子になってしまった。

「…ここはどこかしら?」

ゲームの頃は勝手に場所移動をしてくれていたので、校内の位置を覚えていない。

こんなことなら、マーサに道順を聞けば良かった…
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