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19.現実的とは
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「じゃあとりあえず、今まで会った四人全員とお友達にーって感じ?」
「いえ、五人よ」
のじゃロリ女神が言ってた人数には、まだ一人足りないわ。
「ん? あと一人って誰?」
……私が聞きたいわ。
「えーっと、五人ぐらい候補がいた方が良いわね、って意味よ!」
「……シェリーってば積極的なのか消極的なのか謎すぎるわ……」
うっ……確かに、自分で言っててちょっとおかしいと思うわよ。
でも、逆ハーを渋々やらされる身にもなってよぉ……。
「とにかく! あと一人、良さそうな男子を教えてちょうだい!」
「えー、あと一人かぁ……」
ラフィは食事の手を止め、手帳をパラパラとめくる。
あれでもない、これでもないと、ひとしきり悩んだ後――。
「目ぼしい男子は居ないわね」
ぱたん、と手帳を閉じた。
「そ、そんなはずないわ! あと一人、いるでしょ?!」
「何で確定なの……?」
だって攻略対象は五人なのよ。女神が言ってたもの!
「まぁ、少なくとも私は知らないよ。どうしてもあと一人ーって言うなら、シェリーが探してみれば?」
「そう……そうね、わかった。自分でも探してみるわ」
ラフィのイケメンセンサーに引っかからないなんて、隠しキャラかもしれないわね……。
主人公と出会うことで、ようやくデータが開示されるようになるのかも。
色んな所に出向いて、出会いイベントがないかチェックしなきゃ。
あーでも、特定の時期にならないと出てこないっていうパターンもあるわね。
あとは別のパラメータがフラグになっているパターンもね。
実は最近、成績が徐々に下がってきてるのよね……。
座学は良いのよ。ただ勉強するだけなら、授業をしっかり受けていればなんとかなるわ。
でも実技が……魔法が、ね……。
推薦を受けた理由も『適正』が高いっていうだけで、実際に上手いわけじゃないもの。
こっちもどうにかしないと、エンディング後の人生が困ったことになっちゃう!
それに成績がエンディングやイベントに関係してくる可能性もあるわ……。
学園モノの乙女ゲーなら、学科のパラメータ上げは必須だったりするものね。
まだ行ったことない場所をフラついて、魔法の勉強もして、その合間に他のキャラのイベントも進めて……。
ハァ~、主人公ってば忙しすぎでしょ!
「四人もイケメンと知り合っておいて、浮かない顔だね」
「……もっと現実的な出会いが欲しかったわ」
逆ハーエンドに辿り着けたら、愛は元の世界に戻る。だから先には繋がらない。
シェリーにとっては一生の問題かもしれないけど、ね……。
「現実的って、例えば?」
「そうねぇ……大人で、安定した職に就いてて、紳士的で、優しくて、頼りになって、私を一番に考えてくれて……」
「あーはいはい、なるほどね」
まだ途中だったのに、ラフィには分かったみたい。
さすが親友、通じ合ってるわ。
「どっちかっていうと、そっちの方が夢みたいじゃない……」
……鋭いわね!
こちらの世界じゃシェリーが現実――実在する人間なわけで、前世こそ夢のよう。
どちらが夢でどちらが現実なのか……分からなくなってきそうだわ!
「大人しくセーリオ君達と仲良くしときなって。あの人達も十分ハイレベルなんだからさ」
「それは間違いないわね」
いくら同じ学院に通う生徒といっても、庶民で特別な家も無い私と攻略対象達とじゃ、天と地の差があるわ。
容姿に関しては良い勝負なんだけどね!
「まぁ、しばらくはあの四人と仲良くなる方向で頑張るわ。あと勉強もね」
「うんうん、それが良いよ」
納得のいく結論が出たところで、本格的にランチを再開した私達。
デザートのプリンまでしっかりと堪能した後は、お勉強。
特に魔法の教科書を丹念に読み込んで、少しでもコツがつかめないかと唸ったりした。
ああ、私ったらまるで学生の鑑のようね!
「いえ、五人よ」
のじゃロリ女神が言ってた人数には、まだ一人足りないわ。
「ん? あと一人って誰?」
……私が聞きたいわ。
「えーっと、五人ぐらい候補がいた方が良いわね、って意味よ!」
「……シェリーってば積極的なのか消極的なのか謎すぎるわ……」
うっ……確かに、自分で言っててちょっとおかしいと思うわよ。
でも、逆ハーを渋々やらされる身にもなってよぉ……。
「とにかく! あと一人、良さそうな男子を教えてちょうだい!」
「えー、あと一人かぁ……」
ラフィは食事の手を止め、手帳をパラパラとめくる。
あれでもない、これでもないと、ひとしきり悩んだ後――。
「目ぼしい男子は居ないわね」
ぱたん、と手帳を閉じた。
「そ、そんなはずないわ! あと一人、いるでしょ?!」
「何で確定なの……?」
だって攻略対象は五人なのよ。女神が言ってたもの!
「まぁ、少なくとも私は知らないよ。どうしてもあと一人ーって言うなら、シェリーが探してみれば?」
「そう……そうね、わかった。自分でも探してみるわ」
ラフィのイケメンセンサーに引っかからないなんて、隠しキャラかもしれないわね……。
主人公と出会うことで、ようやくデータが開示されるようになるのかも。
色んな所に出向いて、出会いイベントがないかチェックしなきゃ。
あーでも、特定の時期にならないと出てこないっていうパターンもあるわね。
あとは別のパラメータがフラグになっているパターンもね。
実は最近、成績が徐々に下がってきてるのよね……。
座学は良いのよ。ただ勉強するだけなら、授業をしっかり受けていればなんとかなるわ。
でも実技が……魔法が、ね……。
推薦を受けた理由も『適正』が高いっていうだけで、実際に上手いわけじゃないもの。
こっちもどうにかしないと、エンディング後の人生が困ったことになっちゃう!
それに成績がエンディングやイベントに関係してくる可能性もあるわ……。
学園モノの乙女ゲーなら、学科のパラメータ上げは必須だったりするものね。
まだ行ったことない場所をフラついて、魔法の勉強もして、その合間に他のキャラのイベントも進めて……。
ハァ~、主人公ってば忙しすぎでしょ!
「四人もイケメンと知り合っておいて、浮かない顔だね」
「……もっと現実的な出会いが欲しかったわ」
逆ハーエンドに辿り着けたら、愛は元の世界に戻る。だから先には繋がらない。
シェリーにとっては一生の問題かもしれないけど、ね……。
「現実的って、例えば?」
「そうねぇ……大人で、安定した職に就いてて、紳士的で、優しくて、頼りになって、私を一番に考えてくれて……」
「あーはいはい、なるほどね」
まだ途中だったのに、ラフィには分かったみたい。
さすが親友、通じ合ってるわ。
「どっちかっていうと、そっちの方が夢みたいじゃない……」
……鋭いわね!
こちらの世界じゃシェリーが現実――実在する人間なわけで、前世こそ夢のよう。
どちらが夢でどちらが現実なのか……分からなくなってきそうだわ!
「大人しくセーリオ君達と仲良くしときなって。あの人達も十分ハイレベルなんだからさ」
「それは間違いないわね」
いくら同じ学院に通う生徒といっても、庶民で特別な家も無い私と攻略対象達とじゃ、天と地の差があるわ。
容姿に関しては良い勝負なんだけどね!
「まぁ、しばらくはあの四人と仲良くなる方向で頑張るわ。あと勉強もね」
「うんうん、それが良いよ」
納得のいく結論が出たところで、本格的にランチを再開した私達。
デザートのプリンまでしっかりと堪能した後は、お勉強。
特に魔法の教科書を丹念に読み込んで、少しでもコツがつかめないかと唸ったりした。
ああ、私ったらまるで学生の鑑のようね!
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