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森の中で
森を出ないワケ
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必死さが伝わる目だった。怒られても構わないような、その表情には力強さが見える。
「ハカセがでかけているとき、チカやウィルと話してみて思ったの。やっぱり、ここにいるだけじゃダメだって。もっと森の外のことを知るべきだわ。じゃないと、ハカセの病気の治療法も見つかりっこないもの」
ハカセさんの服を握る手はとても小さいけれど、そこには強い意志が感じられた。
ココネはなおも説得を続ける。
「ハカセのことが嫌いになったんじゃないの。大好きなのは変わらないわ。でも、森の外のこともそれと同じくらいに好きになりたいの。じゃないと、私たち絶対後悔する。体の小さい私でもチカと友達になれたんだもの。きっとなんとかなるはずよ」
「…………」
ココネの主張が終わると、ハカセさんは私とウィルをじっと見つめた。
なにを考えているのかわからないけど、無表情ながらもココネの言葉を真摯に受け止めてくれているみたいだ。
「ボクは。心珠。ない。だから。心珠。研究。してる。作りたい。から。心珠。ほしい」
ハカセさんの言葉には感情がこもっていない。だけど、悔しさがつまっていた。
「森の。外。ボクは。きっと。不気味に。見える。だから。外。出れない」
「心珠を作るためにここに住み込んでて、心珠がないうちは外に出ないほうが良いって、そう言いたいのか」
ウィルが確認すると、ハカセさんはこくりと頷く。
人間には必ず備わっているはずの器官、心珠は意思疎通をするのに欠かせないもの。
それがないというのは、確かに不気味がられるし信用もされないだろう。
その代わりとなるものを、ハカセさんはここで作ろうと研究にいそしんでいるのだ。
「ココネも。同じ。妖精。信用。されてない。見つかったら。危険。だから」
──一緒に住むのは許可できない。
ハカセさんはそう結論づけた。
「そう……」
ココネは力なくうなだれて、掴んでいた服を手放した。
「毎日。ここに。帰ってきて。暗くなる。まえに」
「……え」
私もココネもきょとんとする。それってつまり、一緒には住めないけど、通うのなら別に構わないということ?
「それと。心珠に。化けるのは。禁止」
追加の条件だろうか。私の心珠として化けるのは禁止、というもの。実際、開花直後の心珠は咲きづらいこともままあるので、誤魔化せる期間は多少ある。
「その二つを守れたら、森の外にでてもいいの?」
ココネの問いにハカセさんは再びうなずいた。
「やった! ありがとう! ハカセ大好き!」
ココネは嬉しさのあまり、先ほどより強くハカセさんの服を引き寄せ抱きしめた。
私もどこかホッとする。お母さんやお父さん、リリさんやクラスメイトたちに本当のことを打ち明ける必要がちょっとだけなくなったこともそうだけど、ココネと離ればなれになるのが一番さびしかったから。
これでまた一緒におしゃべりができる。
「他の人。見つからないように。狼の。縄張りも。あとで。教える」
「うん! チカとそこのバカ以外には見つからないように注意するわ」
「おい誰がバカだ」
ふてくされた顔でウィルは抗議するけど、ココネは相手にしてなかった。
自然とふきだしてしまう。なんだか久しぶりに笑えた気がした。
狼のことについては、獣よけの魔法とそのルートを確保してくれるとのこと。
「ったく。オレはまだ完全には信用してないからな。怪しい素振りがあったら、すぐに村のみんなに言いつけるから、それだけは覚悟しておけよ」
「ウィルがハカセさんの代わりにココネの見張りするってこと?」
「まあそういうことだ。チビ、妙なマネするんじゃねえぞ」
「だからチビっていうなあ! あんたに言われるまでもないわよ!」
やんやと二人は軽口をたたき合う。なんだかんだとつっかかりはするけれど、ウィルはおおむねココネとハカセさんのことを黙っていてくれるみたいだ。完全にとはいいがたいけど、森の中で対峙したときよりは二人を信用した、ということだろう。
「オレからもあんたに三つほど質問あるんだけど、いいか」
軽口の言い合いが終わったあと、ウィルはハカセさんにそう切り出した。
「あんた何者なんだ? 心珠がない人間なんて、オレは聞いたことないぜ」
核心をつく疑問だ。ココネもわからず、ハカセさんは自分のことをあまり話したがらないと言っていたけど。
ハカセさんは一度ココネをみた。なにかを遠慮するような素振りのように思える。
「ボクも。わからない。記憶。なくなってた」
その返事に私たちはみんな眉をひそめた。それは一体──
「どういう意味だ? そこのチビと出会う前からか?」
「そう。ココネと。出会う。六年くらい前から」
「どうしてチビにそのことを教えなかった」
「ココネ。また。心配する。外に。出たがる。だから。言わなかった。いまは。君たち。信用。できる。だから。話す」
ココネは息をのんでハカセさんの言葉に耳を傾けていた。そのとおりだからだろう。
ハカセさんも記憶喪失だとしたら、より森の外に出たがっただろうから。
「心珠の。研究。自分の。こと。知るため。そういう。意味も。ある」
研究は失った記憶を探るためのものでもあると、ハカセさんは言う。
その言葉に納得したのか、ウィルは質問を続けた。
「二つ目。机の中にあった写真のおっさん、あれは誰だ?」
「ちょ」
思わず声をだしてウィルを止めようとしたけど、もう手遅れだった。
ハカセさんはココネをちらりとみやる。
だけど、その瞳はココネを咎めていなかった。
「言えない。言ったら。あの人。迷惑。する」
それ以上をハカセさんはなにも語らなかった。
話さないのは思いやり。ハカセさんは自分がどれだけ怪しまれる存在なのか、充分理解しているからこそ、写真の人に迷惑がかかると言っている。
ウィルも問い詰めなかった。ため息をついて、一人こんなことをつぶやく。
「賢明だな。その調子で、ずっとこの森に引きこもっててほしいくらいだ」
「ちょっとウィル、それは失礼よ。ハカセさんはとても不自由してるみたいなんだから、どうやったら村に溶け込めるかココネと一緒に」
「イヤだ。オレはあくまで、こいつが危険かどうか探りたくてここに来たんだ。それ以上のことに関わるつもりはない」
「狼から助けてもらったじゃない。協力してあげようよ」
「た、助けてもらったことには感謝してるけど、それとこれとは話が別だろ」
ハカセさんより意固地だった。ウィルは耳を傾けようとしない。
「その子の。言ってること。正しい。受け入れて。くれる人。受け入れて。くれない人。キミたち。みたいに。村で。村人同士で。ケンカに。なって。ほしくない」
「ハカセさん……」
さすがに何も言えなかった。
ハカセさんの入村に賛成する人、反対する人の両者で衝突が起こるのは避けたいとのこと。
「ココネ。にも。本当は。諦めて。ほしい」
「それはイヤ。心珠を作るよりも、まずはその病気を治すのが先でしょ」
ココネも同様。ハカセさんのいうことを聞く気はないみたいだ。
ココネに森からの外出を許可したのは、妥協できるギリギリの範囲なのだろう。ハカセさんにとって、病気を治すのは最優先ではないみたいだ。
「じゃあ、これが最後の質問だ」
ウィルはそう切り出す。
窓からは、もう夕日がこぼれはじめていた。これ以上ここにいると、森を抜ける頃には真っ暗になってしまう。その前に家に帰らないと、お母さんやお父さんに怒られてしまうだろう。それをウィルも気にしてるのか、茜色の差す太陽を眺めながらこんなことを問いただした。
「心珠を咲かせなくする方法って、あるか?」
「ハカセがでかけているとき、チカやウィルと話してみて思ったの。やっぱり、ここにいるだけじゃダメだって。もっと森の外のことを知るべきだわ。じゃないと、ハカセの病気の治療法も見つかりっこないもの」
ハカセさんの服を握る手はとても小さいけれど、そこには強い意志が感じられた。
ココネはなおも説得を続ける。
「ハカセのことが嫌いになったんじゃないの。大好きなのは変わらないわ。でも、森の外のこともそれと同じくらいに好きになりたいの。じゃないと、私たち絶対後悔する。体の小さい私でもチカと友達になれたんだもの。きっとなんとかなるはずよ」
「…………」
ココネの主張が終わると、ハカセさんは私とウィルをじっと見つめた。
なにを考えているのかわからないけど、無表情ながらもココネの言葉を真摯に受け止めてくれているみたいだ。
「ボクは。心珠。ない。だから。心珠。研究。してる。作りたい。から。心珠。ほしい」
ハカセさんの言葉には感情がこもっていない。だけど、悔しさがつまっていた。
「森の。外。ボクは。きっと。不気味に。見える。だから。外。出れない」
「心珠を作るためにここに住み込んでて、心珠がないうちは外に出ないほうが良いって、そう言いたいのか」
ウィルが確認すると、ハカセさんはこくりと頷く。
人間には必ず備わっているはずの器官、心珠は意思疎通をするのに欠かせないもの。
それがないというのは、確かに不気味がられるし信用もされないだろう。
その代わりとなるものを、ハカセさんはここで作ろうと研究にいそしんでいるのだ。
「ココネも。同じ。妖精。信用。されてない。見つかったら。危険。だから」
──一緒に住むのは許可できない。
ハカセさんはそう結論づけた。
「そう……」
ココネは力なくうなだれて、掴んでいた服を手放した。
「毎日。ここに。帰ってきて。暗くなる。まえに」
「……え」
私もココネもきょとんとする。それってつまり、一緒には住めないけど、通うのなら別に構わないということ?
「それと。心珠に。化けるのは。禁止」
追加の条件だろうか。私の心珠として化けるのは禁止、というもの。実際、開花直後の心珠は咲きづらいこともままあるので、誤魔化せる期間は多少ある。
「その二つを守れたら、森の外にでてもいいの?」
ココネの問いにハカセさんは再びうなずいた。
「やった! ありがとう! ハカセ大好き!」
ココネは嬉しさのあまり、先ほどより強くハカセさんの服を引き寄せ抱きしめた。
私もどこかホッとする。お母さんやお父さん、リリさんやクラスメイトたちに本当のことを打ち明ける必要がちょっとだけなくなったこともそうだけど、ココネと離ればなれになるのが一番さびしかったから。
これでまた一緒におしゃべりができる。
「他の人。見つからないように。狼の。縄張りも。あとで。教える」
「うん! チカとそこのバカ以外には見つからないように注意するわ」
「おい誰がバカだ」
ふてくされた顔でウィルは抗議するけど、ココネは相手にしてなかった。
自然とふきだしてしまう。なんだか久しぶりに笑えた気がした。
狼のことについては、獣よけの魔法とそのルートを確保してくれるとのこと。
「ったく。オレはまだ完全には信用してないからな。怪しい素振りがあったら、すぐに村のみんなに言いつけるから、それだけは覚悟しておけよ」
「ウィルがハカセさんの代わりにココネの見張りするってこと?」
「まあそういうことだ。チビ、妙なマネするんじゃねえぞ」
「だからチビっていうなあ! あんたに言われるまでもないわよ!」
やんやと二人は軽口をたたき合う。なんだかんだとつっかかりはするけれど、ウィルはおおむねココネとハカセさんのことを黙っていてくれるみたいだ。完全にとはいいがたいけど、森の中で対峙したときよりは二人を信用した、ということだろう。
「オレからもあんたに三つほど質問あるんだけど、いいか」
軽口の言い合いが終わったあと、ウィルはハカセさんにそう切り出した。
「あんた何者なんだ? 心珠がない人間なんて、オレは聞いたことないぜ」
核心をつく疑問だ。ココネもわからず、ハカセさんは自分のことをあまり話したがらないと言っていたけど。
ハカセさんは一度ココネをみた。なにかを遠慮するような素振りのように思える。
「ボクも。わからない。記憶。なくなってた」
その返事に私たちはみんな眉をひそめた。それは一体──
「どういう意味だ? そこのチビと出会う前からか?」
「そう。ココネと。出会う。六年くらい前から」
「どうしてチビにそのことを教えなかった」
「ココネ。また。心配する。外に。出たがる。だから。言わなかった。いまは。君たち。信用。できる。だから。話す」
ココネは息をのんでハカセさんの言葉に耳を傾けていた。そのとおりだからだろう。
ハカセさんも記憶喪失だとしたら、より森の外に出たがっただろうから。
「心珠の。研究。自分の。こと。知るため。そういう。意味も。ある」
研究は失った記憶を探るためのものでもあると、ハカセさんは言う。
その言葉に納得したのか、ウィルは質問を続けた。
「二つ目。机の中にあった写真のおっさん、あれは誰だ?」
「ちょ」
思わず声をだしてウィルを止めようとしたけど、もう手遅れだった。
ハカセさんはココネをちらりとみやる。
だけど、その瞳はココネを咎めていなかった。
「言えない。言ったら。あの人。迷惑。する」
それ以上をハカセさんはなにも語らなかった。
話さないのは思いやり。ハカセさんは自分がどれだけ怪しまれる存在なのか、充分理解しているからこそ、写真の人に迷惑がかかると言っている。
ウィルも問い詰めなかった。ため息をついて、一人こんなことをつぶやく。
「賢明だな。その調子で、ずっとこの森に引きこもっててほしいくらいだ」
「ちょっとウィル、それは失礼よ。ハカセさんはとても不自由してるみたいなんだから、どうやったら村に溶け込めるかココネと一緒に」
「イヤだ。オレはあくまで、こいつが危険かどうか探りたくてここに来たんだ。それ以上のことに関わるつもりはない」
「狼から助けてもらったじゃない。協力してあげようよ」
「た、助けてもらったことには感謝してるけど、それとこれとは話が別だろ」
ハカセさんより意固地だった。ウィルは耳を傾けようとしない。
「その子の。言ってること。正しい。受け入れて。くれる人。受け入れて。くれない人。キミたち。みたいに。村で。村人同士で。ケンカに。なって。ほしくない」
「ハカセさん……」
さすがに何も言えなかった。
ハカセさんの入村に賛成する人、反対する人の両者で衝突が起こるのは避けたいとのこと。
「ココネ。にも。本当は。諦めて。ほしい」
「それはイヤ。心珠を作るよりも、まずはその病気を治すのが先でしょ」
ココネも同様。ハカセさんのいうことを聞く気はないみたいだ。
ココネに森からの外出を許可したのは、妥協できるギリギリの範囲なのだろう。ハカセさんにとって、病気を治すのは最優先ではないみたいだ。
「じゃあ、これが最後の質問だ」
ウィルはそう切り出す。
窓からは、もう夕日がこぼれはじめていた。これ以上ここにいると、森を抜ける頃には真っ暗になってしまう。その前に家に帰らないと、お母さんやお父さんに怒られてしまうだろう。それをウィルも気にしてるのか、茜色の差す太陽を眺めながらこんなことを問いただした。
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