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森の中で
また明日(後編)
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詳しくは本人も知らないらしいけど、ウィルのおばさんとおじさんはそんな経緯で村に移住してきたとのこと。
ウィルと知り合ったのは確かにそのころからだ。当時は都会からやってきた家族ということで物珍しかったけど、気さくなご両親だったおかげか、私のお母さんやお父さんとも仲良くしている。
「心珠があるせいで他人から遠ざけられるって、そう考えてたんだけどな」
そこで再びウィルは私を見つめる。どこか儚げな視線は、なんだか切なく感じた。
「お前みたいなやつがいたら、どうなってたんだろうな」
「さ、さあ……?」
ご両親が失敗したその場に私がいたら、ということを言いたいのだろうか。あいにく、当事者じゃないのでなんとも答えられなかった。
「勘違いすんなよ。父さんも母さんも、この村は居心地が良いって言ってる。オレも嫌いじゃないしな。この話、誰にもいうんじゃねえぞ」
「わ、わかってるわよ」
いつもの口調に戻って、私はなんだかホッとする。
それと、ウィルの本心が垣間見えた気がした。心珠を開花させたくない理由にご両親の経験を照らし合わせているのなら、きっと……。
「ウィルのご両親の不幸を喜ぶ意味はもちろんないけど。私、ウィルが隣に引っ越してきてくれて、友達になってくれて、今日一緒に着いてきてくれて、冒険してくれて、とても感謝してるわ」
「どうしたんだよ急に。そんなかしこまられると、まるでオレがひねくれてるみてえじゃねえか」
「ひねくれてるじゃない。心珠が咲かないから言葉で伝えてるの。ウィルって優しいところもあるのね」
「ハアッ!?」
ウィルはすっとんきょうな声を出しながら、目を丸くしてこちらを向く。
「だって、心珠がケンカのもとになるってウィルは考えてるんでしょ。それって、他人を傷つけたくないって言ってるようなものじゃない」
「いや、オレはべつに」
「心配しなくても良いと思うわ。心珠が開花したとき、そういう感情も花として咲いてくれるはずだから、みんなわかってくれるわよ」
「だから勝手に話を進めんな! オレは単にっ」
「シーッ、声が大きいってば。誰かに見つかっちゃうわよ」
「あ……」
口を慌てておさえ、ウィルはバツが悪そうにうつむいた。もう森の出口が見えている。大きな音をたててしまえばいつ気づかれてもおかしくはない。
「単に、他人に感情を知られるのが恥ずかしいだけだ。オレは、その、心配して着いてきたのは間違いないけど」
「……?」
ボソボソと聞き取りづらい声で呟かれる。
「ちぇ。ここまで言葉が出かかってるのにな……恥ずかしいから一度しか言わないぞ」
――頼ってくれて嬉しかった。
――相談してくれて、ありがとう。
チラチラとこちらを見て、そのうえ耳まで真っ赤になっている。言葉どおり相当はずかしいのだろう。
「ウィルが素直になるだなんて、明日は雪かしら。でも、うん。こちらこそ、ありがとうだよ」
世にも珍しいお礼を受けて、返事をする。また胸の奥がムズムズとした。
心珠が開花していない、私たちだけの気持ちの伝え方。
いつか、ハカセさんともこんなやりとりが出来たら良いなとも思った。
ちなみに。
みんなに心珠の開花がウソであることを伝えるのは、祭のあとが良いのではとウィルから意見をもらっている。
そのほうが委員長のリリさんも厳しく咎めないだろうという見立てだ。
村から追い出される不安を話したところ、ウィルに笑われた。いくらなんでもそこまではしないだろうと言ってくれたのだ。ハカセさんも言葉は少なかったけど同意見だった。
なので、妖精の森に向かうときのような恐さはもうない。もちろん、ウソをついていることには反省しているけど。
「よし、誰もいないな。出るぞ」
周囲を充分に確認して妖精の森から出る。目の前に川があるけど、かなり上流のためか、その幅は橋を渡ったところよりとても狭かった。これなら石を伝って靴を濡らさずに渡れそうだ。
ふう、と深呼吸をする。
今日はいろいろなことがあった。森に入ってウィルに脅されて、かと思えば狼に襲われてハカセさんに助けてもらって、たくさんの物を見て。
「どんなことにも理由はあるものなのね」
「あん? なんだよやぶからぼうに」
「ううん。大したことじゃないんだけど、ほら、途中で狼に襲われたじゃない。それって狼が自分の子供を守るためだったし」
「ああ、そうだな」
森の方へ振り向く。
ウィルが私についてきてくれたのは、ココネを怪しんだから。
ココネがハカセさんのことを詳しく言わなかったのは、ハカセさんを怖く思ってほしくなかったから。
ココネに森からの外出を禁止したのは、村のみんなを驚かせてしまうから。
ハカセさんが写真にうつった誰かを紹介しないのは、その誰かに迷惑がかかるから。
全て思いやりから来ているのだ。
「わからないこともあるけどな」
「うん」
妖精の森はあまり危険ではなかったこと。
今までいなかったはずの狼がどうして森にいたのか。
ハカセさんは何者なのか。
ハカセさんの病気の治し方とか。ハカセさんの知り合いらしき人物の写真とか。
「結局、あのチビの正体もハッキリとしなかったしな」
「べつにいいじゃない。私たちの友達でさ」
何十年も前に森から追い出されたはずの妖精。ココネは記憶を失ったまま取り残されていたのだろうか。本人は私やハカセさんがいるから寂しくない、仲間がいなくても構わないから気を遣わなくていいと言ってたけど。
「…………」
「浮かない顔ね。まだなにか気になるの?」
ウィルはココネたちのいる家のほうに目を向けていた。その眼差しは何かを考えているようで。
「しっくりこないんだよな。あいつがチビに『花に化けるな』って言ったのが。森で姿を隠すなら……森じゃなくても、建物の外なら花に化けた方が隠れやすいのに」
「それは、偽物だとバレたら大変だからって」
そう伝えると、ウィルは返事をせず再び考え込んでしまった。
ついで、私にこう釘を刺してくる。
「チカ、妖精の森にはもう入るなよ。これ以上の面倒事はゴメンだからな」
「え、どうして」
「いくら安全だからってわかっても、あいつは得体が知れない上に、もし村の誰かに見つかったら厄介なことになるだろうが。それくらい自分でわかれよ」
反論を許されず、ウィルは話を続けた。
「あいつの家に山積みになってた本とか日用品、あれはどこで仕入れたのか気になった。村に出入りしてないみたいだったし、一人で持ち運ぶには無理な量だっただろ?」
「別の町で買ったとかじゃないの?」
「だからおかしいんだろ。チビの話じゃ、最低でも二年は森から出ていないはずなんだからな」
「あ……」
ウィルの言いたいことを理解する。四年前、ハカセさんはセーメイ地方にいた。
妖精の森に引っ越してから辞典類を買ったのだとしたら、とても面倒なことをしている。
カハズ村ではないどこか遠くの町で本を仕入れ、そして妖精の森に戻る。
明らかに遠回りだ。ある程度は自給自足ができているみたいだったけど。
「魔法で日用品を作れるとしても、だ。あの住処自体が怪しいんだよな」
言われてみればと頷ける話だった。ゴチャゴチャしていたとはいえ、あの家には生活感があったし。
「あいつは自分の異様さを自覚していて、他人を驚かしたくないから森にいるって言ってるけどさ、本当にそれだけなのか? 心珠がなくてもチビが花に化ければ解決のはずだ。なのに、森から外にでようともしない。なんでだ?」
「それも、心珠が偽物だとバレると大変だから?」
私に聞かれてもわからない。ハカセさんが森の外にでないのも、ココネを森から出そうとしなかったのも、まだ他に事情があるんじゃないかとウィルは睨んでいた。
「まさか、な……」
そういって、村のほうに視線を向ける。
空に数羽、ハトが森の方に飛んでいくのが見えて、私たちはそれを目で追った。
なにか思いついたのか、私はウィルに尋ねようとしたのだけど、彼は首をふってウンと伸びをした。
「考えすぎか。帰ろうぜ、今日はもう疲れた」
「そうね」
頭の回転が早いウィルがそういうのだから、私が聞いてもよくはわからないだろう。
木陰からのぞく夕日の影を目に映し、足を家のほうに向ける。
ココネの羽は三日で治るという。数日したら村に遊びにきてくれるとも言っていた。
自然と笑みがこぼれてしまう。
その日を楽しみに思いながら、私は帰路につくのだった。
ウィルと知り合ったのは確かにそのころからだ。当時は都会からやってきた家族ということで物珍しかったけど、気さくなご両親だったおかげか、私のお母さんやお父さんとも仲良くしている。
「心珠があるせいで他人から遠ざけられるって、そう考えてたんだけどな」
そこで再びウィルは私を見つめる。どこか儚げな視線は、なんだか切なく感じた。
「お前みたいなやつがいたら、どうなってたんだろうな」
「さ、さあ……?」
ご両親が失敗したその場に私がいたら、ということを言いたいのだろうか。あいにく、当事者じゃないのでなんとも答えられなかった。
「勘違いすんなよ。父さんも母さんも、この村は居心地が良いって言ってる。オレも嫌いじゃないしな。この話、誰にもいうんじゃねえぞ」
「わ、わかってるわよ」
いつもの口調に戻って、私はなんだかホッとする。
それと、ウィルの本心が垣間見えた気がした。心珠を開花させたくない理由にご両親の経験を照らし合わせているのなら、きっと……。
「ウィルのご両親の不幸を喜ぶ意味はもちろんないけど。私、ウィルが隣に引っ越してきてくれて、友達になってくれて、今日一緒に着いてきてくれて、冒険してくれて、とても感謝してるわ」
「どうしたんだよ急に。そんなかしこまられると、まるでオレがひねくれてるみてえじゃねえか」
「ひねくれてるじゃない。心珠が咲かないから言葉で伝えてるの。ウィルって優しいところもあるのね」
「ハアッ!?」
ウィルはすっとんきょうな声を出しながら、目を丸くしてこちらを向く。
「だって、心珠がケンカのもとになるってウィルは考えてるんでしょ。それって、他人を傷つけたくないって言ってるようなものじゃない」
「いや、オレはべつに」
「心配しなくても良いと思うわ。心珠が開花したとき、そういう感情も花として咲いてくれるはずだから、みんなわかってくれるわよ」
「だから勝手に話を進めんな! オレは単にっ」
「シーッ、声が大きいってば。誰かに見つかっちゃうわよ」
「あ……」
口を慌てておさえ、ウィルはバツが悪そうにうつむいた。もう森の出口が見えている。大きな音をたててしまえばいつ気づかれてもおかしくはない。
「単に、他人に感情を知られるのが恥ずかしいだけだ。オレは、その、心配して着いてきたのは間違いないけど」
「……?」
ボソボソと聞き取りづらい声で呟かれる。
「ちぇ。ここまで言葉が出かかってるのにな……恥ずかしいから一度しか言わないぞ」
――頼ってくれて嬉しかった。
――相談してくれて、ありがとう。
チラチラとこちらを見て、そのうえ耳まで真っ赤になっている。言葉どおり相当はずかしいのだろう。
「ウィルが素直になるだなんて、明日は雪かしら。でも、うん。こちらこそ、ありがとうだよ」
世にも珍しいお礼を受けて、返事をする。また胸の奥がムズムズとした。
心珠が開花していない、私たちだけの気持ちの伝え方。
いつか、ハカセさんともこんなやりとりが出来たら良いなとも思った。
ちなみに。
みんなに心珠の開花がウソであることを伝えるのは、祭のあとが良いのではとウィルから意見をもらっている。
そのほうが委員長のリリさんも厳しく咎めないだろうという見立てだ。
村から追い出される不安を話したところ、ウィルに笑われた。いくらなんでもそこまではしないだろうと言ってくれたのだ。ハカセさんも言葉は少なかったけど同意見だった。
なので、妖精の森に向かうときのような恐さはもうない。もちろん、ウソをついていることには反省しているけど。
「よし、誰もいないな。出るぞ」
周囲を充分に確認して妖精の森から出る。目の前に川があるけど、かなり上流のためか、その幅は橋を渡ったところよりとても狭かった。これなら石を伝って靴を濡らさずに渡れそうだ。
ふう、と深呼吸をする。
今日はいろいろなことがあった。森に入ってウィルに脅されて、かと思えば狼に襲われてハカセさんに助けてもらって、たくさんの物を見て。
「どんなことにも理由はあるものなのね」
「あん? なんだよやぶからぼうに」
「ううん。大したことじゃないんだけど、ほら、途中で狼に襲われたじゃない。それって狼が自分の子供を守るためだったし」
「ああ、そうだな」
森の方へ振り向く。
ウィルが私についてきてくれたのは、ココネを怪しんだから。
ココネがハカセさんのことを詳しく言わなかったのは、ハカセさんを怖く思ってほしくなかったから。
ココネに森からの外出を禁止したのは、村のみんなを驚かせてしまうから。
ハカセさんが写真にうつった誰かを紹介しないのは、その誰かに迷惑がかかるから。
全て思いやりから来ているのだ。
「わからないこともあるけどな」
「うん」
妖精の森はあまり危険ではなかったこと。
今までいなかったはずの狼がどうして森にいたのか。
ハカセさんは何者なのか。
ハカセさんの病気の治し方とか。ハカセさんの知り合いらしき人物の写真とか。
「結局、あのチビの正体もハッキリとしなかったしな」
「べつにいいじゃない。私たちの友達でさ」
何十年も前に森から追い出されたはずの妖精。ココネは記憶を失ったまま取り残されていたのだろうか。本人は私やハカセさんがいるから寂しくない、仲間がいなくても構わないから気を遣わなくていいと言ってたけど。
「…………」
「浮かない顔ね。まだなにか気になるの?」
ウィルはココネたちのいる家のほうに目を向けていた。その眼差しは何かを考えているようで。
「しっくりこないんだよな。あいつがチビに『花に化けるな』って言ったのが。森で姿を隠すなら……森じゃなくても、建物の外なら花に化けた方が隠れやすいのに」
「それは、偽物だとバレたら大変だからって」
そう伝えると、ウィルは返事をせず再び考え込んでしまった。
ついで、私にこう釘を刺してくる。
「チカ、妖精の森にはもう入るなよ。これ以上の面倒事はゴメンだからな」
「え、どうして」
「いくら安全だからってわかっても、あいつは得体が知れない上に、もし村の誰かに見つかったら厄介なことになるだろうが。それくらい自分でわかれよ」
反論を許されず、ウィルは話を続けた。
「あいつの家に山積みになってた本とか日用品、あれはどこで仕入れたのか気になった。村に出入りしてないみたいだったし、一人で持ち運ぶには無理な量だっただろ?」
「別の町で買ったとかじゃないの?」
「だからおかしいんだろ。チビの話じゃ、最低でも二年は森から出ていないはずなんだからな」
「あ……」
ウィルの言いたいことを理解する。四年前、ハカセさんはセーメイ地方にいた。
妖精の森に引っ越してから辞典類を買ったのだとしたら、とても面倒なことをしている。
カハズ村ではないどこか遠くの町で本を仕入れ、そして妖精の森に戻る。
明らかに遠回りだ。ある程度は自給自足ができているみたいだったけど。
「魔法で日用品を作れるとしても、だ。あの住処自体が怪しいんだよな」
言われてみればと頷ける話だった。ゴチャゴチャしていたとはいえ、あの家には生活感があったし。
「あいつは自分の異様さを自覚していて、他人を驚かしたくないから森にいるって言ってるけどさ、本当にそれだけなのか? 心珠がなくてもチビが花に化ければ解決のはずだ。なのに、森から外にでようともしない。なんでだ?」
「それも、心珠が偽物だとバレると大変だから?」
私に聞かれてもわからない。ハカセさんが森の外にでないのも、ココネを森から出そうとしなかったのも、まだ他に事情があるんじゃないかとウィルは睨んでいた。
「まさか、な……」
そういって、村のほうに視線を向ける。
空に数羽、ハトが森の方に飛んでいくのが見えて、私たちはそれを目で追った。
なにか思いついたのか、私はウィルに尋ねようとしたのだけど、彼は首をふってウンと伸びをした。
「考えすぎか。帰ろうぜ、今日はもう疲れた」
「そうね」
頭の回転が早いウィルがそういうのだから、私が聞いてもよくはわからないだろう。
木陰からのぞく夕日の影を目に映し、足を家のほうに向ける。
ココネの羽は三日で治るという。数日したら村に遊びにきてくれるとも言っていた。
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