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祭の開幕
妖精の森の謎2
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「で、成果はどうだった?」
でも、なんだかんだでウィルも気にはなっていたようだ。
手短にだけど、クローバー船長から教えてもらったことを全て話した。
ウィルは終始表情を変えず「なるほどな」の一言だけ感想を述べた。元々、ハカセさんとはあまり関わろうとしていなかったので、それほど興味もないのかもしれない。
「チカ。もう妖精の森に入るな。手紙も、チビに届けさせるようにしろ」
「え……どうして?」
そこでウィルはギロリと私を睨んだ。
あ、しまった。
「やっぱりお前、何度も森に入ってやがったな。もう行くなって言ったのに!」
「ご、ごめん。でも、誰にもまだバレてないから」
「バレてるぞ。お前かどうかは判断がついてないみたいだけど、最近になって森に入ってる子供がいるって、そんな話が村長さんの耳に入ったんだと」
「……!」
え、ウソ。村長さんに? でも、どうしてウィルがそれを。
「委員長に聞かれたんだよ。クローバー船長の部屋から二人で出たときにな。オレが妖精の森に入ってないか、いろいろ質問された」
「私は聞かれてないわ。なんでウィルが」
「心珠が咲いてないからだ。ウソをつけるからな。心珠が咲いていればウソはつけない。村のルールを破るやつってのは、心珠の咲いてない子供が疑われるんだよ」
そういう意味では私も当てはまるけど、ココネが心珠に化けてくれている。
だから疑われないのだ。
「俺たちより下の学年も怪しまれてるらしい。それと、舞空祭が終われば森に見張り番が作られるらしいぜ。だから、もうあそこには近づくな」
見張り番って……それってどれくらいの期間なんだろう。舞空祭が終わったらずっと?
もしそんなことになれば、ハカセさんの家に行きづらくなるし、ココネにも会えなくなるかも。
「慰めになるかわからないけど、妖精のチビだけはどうにか一緒にいられるかもしれないぜ」
「え、どういうこと?」
「話をそらすつもりで委員長に聞いたんだよ。あそこはもう妖精がいないのに、どうして『妖精の森』って名前のままなのかって。なんでも、追い出してしまった妖精に戻ってきてほしいから、そのままにしてるんだそうだ」
私もココネもウィルの話に固唾を呑んだ。
そういえば、初めて妖精の森に入る際ウィルはこんなことを怪しんでいた。
立ち入り禁止のはずなのに、森へ続く橋はかけられたままなのはなぜなのか。
その入り口付近には、誰かが何度も通った獣道らしきものがあった、とも。
「大人たちは、妖精に戻ってきてほしいの?」
「意見が割れてるんだと。昔あった事件のせいもあるけど、妖精たちのことは許してあげても良いんじゃないかって言ってる大人もいるって。少なくとも、村長さんは戻ってきてほしいから森の名前は変えたくないって言ってるらしい」
だから、ココネだけなら村に受け入れられる可能性は大いにある。
将来的にはココネとずっと一緒にいられるかもしれないけど、そうなると今度はハカセさんが一人ぼっちになってしまう。それはイヤだ。
「待って。じゃあ、森の入り口に獣道があったのって、妖精が戻ってきてないか村人の誰かが確認に来ていたってこと?」
ココネがそんな推論を唱えた。
確かにそれなら辻褄は合う。私たちがその村人の誰かと出会わなかったのは、舞空祭の準備が始まっていたから。今も舞空祭の真っ最中だから。
「……そうかもな」
ウィルがココネの推理に頷く。でも、なんだろう。どこか上の空というか、あまり同意したくないような苦々しい顔をしていた。
私も思いついたことを言ってみる。
「じゃあ、もしかしたらハカセさんのことを知ってる大人がいるかもしれないね」
「そう、なんだけど。私、ハカセが誰かと一緒にいるところ見たことないわよ。チカと出会う前だって、私とハカセは大体ずっと一緒にいたわ。何ヶ月かに一度留守番を頼まれることがあったけど。遠くまで材料を採集してくるから実験器具を準備しておいてほしいって頼まれてさ、そのときハカセは森の入り口とは全く逆方向に出かけてるし、すぐに戻ってきてる。誰かと仲良くしてるようには見えないわよ」
あの獣道はハカセさんがつけたモノではないと、ココネは断言する。
じゃあ、村にはハカセさんを知る大人はいないってこと? 本当に?
私たち以外にハカセさんを心配する大人がいれば、ハカセさんを森の外に連れ出せるかもしれないのに、わからないことが多いままだった。
そこでウィルは息をついた。頭の中で何か整理がついたのか、まとめて私にこう忠告する。
「とりあえず、手紙を届けたら妖精の森には一切近づくな。チビも、外にでないほうが賢明だぜ。妖精が追い出される可能性だってゼロじゃないんだからな」
「で、でも……」
抗議をしようとしても、ウィルはまた強く睨んできた。本当に怒ってるみたいで、私の言い分を聞いてくれない。
代わりにココネが懇願してくれる。
「そんな……じゃあハカセの病気はどうするのよ。あのままじゃずっと一人ぼっちで」
「あいつの病気なんか知らねえよ。船を降りた理由も、あんなの誰にだって起こりうることだろ。それをグチグチずっと一人で抱え込んでるあいつが悪いんじゃねえか」
「なんですって!」
飛びかかろうとするココネを私は手で押さえつけた。それでも暴れ続けて少し悲痛な気持ちになる。でも今のは……。
「ウィル、言い過ぎだよ」
「オレは別に間違ってねえ」
ウィルの両親の話を思い出す。都会の職場で仕事仲間とギクシャクしてしまい、カハズ村に引っ越してきたこと。
誰にも言うなと釘を刺されてるから、ココネにも話してないけど。
「お前たちのことを思って言ってるんだ。もしそこのチビと森に住んでるあいつが村に知れてみろ、間違いなく森への監視は強化される。妖精の処遇には希望はあるかもしれないけど、チカ、それを庇うんならヘタすりゃお前村から追い出されかねないぞ。わかってんのかよ」
「…………」
ぐうの音もでなかった。
妖精は嘘つきだと伝わる村で妖精が見つかれば、間違いなく警戒されるだろう。それに加え、心珠がないという感情のない大人の男性が妖精と一緒に森に住んでいるとなれば、危険視されるのは当然。
「チビとあいつに限っても最悪追放だ。妖精の森でおきたこと知ってるだろ? それが繰り返されるかもしれない……そう思う大人は間違いなくいる。だから今は極力動くなって言ってんだよ」
ウィルの主張を聞いて、ココネは暴れるのをやめた。わかってくれたのだろうか。いや、わかってはくれたけれど、わかりたくはなかったのだ。
追放なんてさせたくない。ココネとハカセさんは村人にウソをついてない、追放された妖精のように悪さはしていない。
そんな二人がどうして森から出ていかなきゃいけないのか。
悔しさが手の中で震えている。ココネは静かに泣いていた。
声を殺して、ひそかに、静かに。
そうやって黙っていると人の気配がした。慌ててココネを胸の中にいれる。リリさんが戻ってきたのだ。
「よかった。竜はまだ来ていないみたいですわね。……どうかされたんですか?」
「…………」
話せない。リリさんのお父さん、村長さんや村の大人たちの耳に知れたらどうなるか、怖くてたまらなかったから。
「オレは謝らないからな」
それだけ言ってウィルは私たちと距離をとった。もう話すこともないらしい。
「フン、相変わらず頑固なままですのねまったく。チカさんも気にしなくて良いですわ。もうバカバカしくなってきましたし」
どうやら私がウィルを説得してたのだと、リリさんは勘違いしているらしい。ウィルもきっとそれを狙ってあんなことを言ったのだろう。私とココネに向かって。
「ねえ、今度は私たちだけで祭をまわりましょう? ウィルさんなんかほうっておいて」
「勝手にしてろ」
リリさんはつんとウィルから顔をそらす。そして二人だけで舞空祭の計画をもり立てるのだった。
「飛行船の着陸も迫力はありましたけど、最終日の目玉はやっぱり離陸ですわね。巨体がどのように浮くのか実際にみたくありません? 良い席を用意しますから、ぜひチカさんも一緒に──」
嬉々として誘ってくれる一方で、私は楽しげなリリさんにまったく共感できないでいた。半分も話が頭に入ってこなくて、ずっと考えていたのはココネとハカセさんのこと。
いったい、どうしたら良いんだろう。
頼みの綱はクローバー船長の手紙しかなかった。ハカセさんがそれを読んで、船長さんに助けを求めるようになってくれたら良いのだけど。
もしそうなった場合、ココネとハカセさんとは離ればなれになってしまうのだろうか。それは寂しいことだけれど我慢しなくちゃいけない気がする。
あの病気が治ることを信じて送り出せば、別れにもきっと耐えられる。
クローバー船長の手紙は翌日にきた。言っていたとおり、二通届いている。
一通はハカセさん宛てに。
そして、もう一通は私とココネ宛てだった。
ハカセさんの過去よりつらいことだと、船長さんは私たちに言ってたっけ。
なんだか怖い。
その言葉どおり、私たちは手紙を読んでショックを受けた。
内容は、ハカセさんがどうして感情をなくしてしまったのかについて。
その原因はココネにある、と書いていた。
でも、なんだかんだでウィルも気にはなっていたようだ。
手短にだけど、クローバー船長から教えてもらったことを全て話した。
ウィルは終始表情を変えず「なるほどな」の一言だけ感想を述べた。元々、ハカセさんとはあまり関わろうとしていなかったので、それほど興味もないのかもしれない。
「チカ。もう妖精の森に入るな。手紙も、チビに届けさせるようにしろ」
「え……どうして?」
そこでウィルはギロリと私を睨んだ。
あ、しまった。
「やっぱりお前、何度も森に入ってやがったな。もう行くなって言ったのに!」
「ご、ごめん。でも、誰にもまだバレてないから」
「バレてるぞ。お前かどうかは判断がついてないみたいだけど、最近になって森に入ってる子供がいるって、そんな話が村長さんの耳に入ったんだと」
「……!」
え、ウソ。村長さんに? でも、どうしてウィルがそれを。
「委員長に聞かれたんだよ。クローバー船長の部屋から二人で出たときにな。オレが妖精の森に入ってないか、いろいろ質問された」
「私は聞かれてないわ。なんでウィルが」
「心珠が咲いてないからだ。ウソをつけるからな。心珠が咲いていればウソはつけない。村のルールを破るやつってのは、心珠の咲いてない子供が疑われるんだよ」
そういう意味では私も当てはまるけど、ココネが心珠に化けてくれている。
だから疑われないのだ。
「俺たちより下の学年も怪しまれてるらしい。それと、舞空祭が終われば森に見張り番が作られるらしいぜ。だから、もうあそこには近づくな」
見張り番って……それってどれくらいの期間なんだろう。舞空祭が終わったらずっと?
もしそんなことになれば、ハカセさんの家に行きづらくなるし、ココネにも会えなくなるかも。
「慰めになるかわからないけど、妖精のチビだけはどうにか一緒にいられるかもしれないぜ」
「え、どういうこと?」
「話をそらすつもりで委員長に聞いたんだよ。あそこはもう妖精がいないのに、どうして『妖精の森』って名前のままなのかって。なんでも、追い出してしまった妖精に戻ってきてほしいから、そのままにしてるんだそうだ」
私もココネもウィルの話に固唾を呑んだ。
そういえば、初めて妖精の森に入る際ウィルはこんなことを怪しんでいた。
立ち入り禁止のはずなのに、森へ続く橋はかけられたままなのはなぜなのか。
その入り口付近には、誰かが何度も通った獣道らしきものがあった、とも。
「大人たちは、妖精に戻ってきてほしいの?」
「意見が割れてるんだと。昔あった事件のせいもあるけど、妖精たちのことは許してあげても良いんじゃないかって言ってる大人もいるって。少なくとも、村長さんは戻ってきてほしいから森の名前は変えたくないって言ってるらしい」
だから、ココネだけなら村に受け入れられる可能性は大いにある。
将来的にはココネとずっと一緒にいられるかもしれないけど、そうなると今度はハカセさんが一人ぼっちになってしまう。それはイヤだ。
「待って。じゃあ、森の入り口に獣道があったのって、妖精が戻ってきてないか村人の誰かが確認に来ていたってこと?」
ココネがそんな推論を唱えた。
確かにそれなら辻褄は合う。私たちがその村人の誰かと出会わなかったのは、舞空祭の準備が始まっていたから。今も舞空祭の真っ最中だから。
「……そうかもな」
ウィルがココネの推理に頷く。でも、なんだろう。どこか上の空というか、あまり同意したくないような苦々しい顔をしていた。
私も思いついたことを言ってみる。
「じゃあ、もしかしたらハカセさんのことを知ってる大人がいるかもしれないね」
「そう、なんだけど。私、ハカセが誰かと一緒にいるところ見たことないわよ。チカと出会う前だって、私とハカセは大体ずっと一緒にいたわ。何ヶ月かに一度留守番を頼まれることがあったけど。遠くまで材料を採集してくるから実験器具を準備しておいてほしいって頼まれてさ、そのときハカセは森の入り口とは全く逆方向に出かけてるし、すぐに戻ってきてる。誰かと仲良くしてるようには見えないわよ」
あの獣道はハカセさんがつけたモノではないと、ココネは断言する。
じゃあ、村にはハカセさんを知る大人はいないってこと? 本当に?
私たち以外にハカセさんを心配する大人がいれば、ハカセさんを森の外に連れ出せるかもしれないのに、わからないことが多いままだった。
そこでウィルは息をついた。頭の中で何か整理がついたのか、まとめて私にこう忠告する。
「とりあえず、手紙を届けたら妖精の森には一切近づくな。チビも、外にでないほうが賢明だぜ。妖精が追い出される可能性だってゼロじゃないんだからな」
「で、でも……」
抗議をしようとしても、ウィルはまた強く睨んできた。本当に怒ってるみたいで、私の言い分を聞いてくれない。
代わりにココネが懇願してくれる。
「そんな……じゃあハカセの病気はどうするのよ。あのままじゃずっと一人ぼっちで」
「あいつの病気なんか知らねえよ。船を降りた理由も、あんなの誰にだって起こりうることだろ。それをグチグチずっと一人で抱え込んでるあいつが悪いんじゃねえか」
「なんですって!」
飛びかかろうとするココネを私は手で押さえつけた。それでも暴れ続けて少し悲痛な気持ちになる。でも今のは……。
「ウィル、言い過ぎだよ」
「オレは別に間違ってねえ」
ウィルの両親の話を思い出す。都会の職場で仕事仲間とギクシャクしてしまい、カハズ村に引っ越してきたこと。
誰にも言うなと釘を刺されてるから、ココネにも話してないけど。
「お前たちのことを思って言ってるんだ。もしそこのチビと森に住んでるあいつが村に知れてみろ、間違いなく森への監視は強化される。妖精の処遇には希望はあるかもしれないけど、チカ、それを庇うんならヘタすりゃお前村から追い出されかねないぞ。わかってんのかよ」
「…………」
ぐうの音もでなかった。
妖精は嘘つきだと伝わる村で妖精が見つかれば、間違いなく警戒されるだろう。それに加え、心珠がないという感情のない大人の男性が妖精と一緒に森に住んでいるとなれば、危険視されるのは当然。
「チビとあいつに限っても最悪追放だ。妖精の森でおきたこと知ってるだろ? それが繰り返されるかもしれない……そう思う大人は間違いなくいる。だから今は極力動くなって言ってんだよ」
ウィルの主張を聞いて、ココネは暴れるのをやめた。わかってくれたのだろうか。いや、わかってはくれたけれど、わかりたくはなかったのだ。
追放なんてさせたくない。ココネとハカセさんは村人にウソをついてない、追放された妖精のように悪さはしていない。
そんな二人がどうして森から出ていかなきゃいけないのか。
悔しさが手の中で震えている。ココネは静かに泣いていた。
声を殺して、ひそかに、静かに。
そうやって黙っていると人の気配がした。慌ててココネを胸の中にいれる。リリさんが戻ってきたのだ。
「よかった。竜はまだ来ていないみたいですわね。……どうかされたんですか?」
「…………」
話せない。リリさんのお父さん、村長さんや村の大人たちの耳に知れたらどうなるか、怖くてたまらなかったから。
「オレは謝らないからな」
それだけ言ってウィルは私たちと距離をとった。もう話すこともないらしい。
「フン、相変わらず頑固なままですのねまったく。チカさんも気にしなくて良いですわ。もうバカバカしくなってきましたし」
どうやら私がウィルを説得してたのだと、リリさんは勘違いしているらしい。ウィルもきっとそれを狙ってあんなことを言ったのだろう。私とココネに向かって。
「ねえ、今度は私たちだけで祭をまわりましょう? ウィルさんなんかほうっておいて」
「勝手にしてろ」
リリさんはつんとウィルから顔をそらす。そして二人だけで舞空祭の計画をもり立てるのだった。
「飛行船の着陸も迫力はありましたけど、最終日の目玉はやっぱり離陸ですわね。巨体がどのように浮くのか実際にみたくありません? 良い席を用意しますから、ぜひチカさんも一緒に──」
嬉々として誘ってくれる一方で、私は楽しげなリリさんにまったく共感できないでいた。半分も話が頭に入ってこなくて、ずっと考えていたのはココネとハカセさんのこと。
いったい、どうしたら良いんだろう。
頼みの綱はクローバー船長の手紙しかなかった。ハカセさんがそれを読んで、船長さんに助けを求めるようになってくれたら良いのだけど。
もしそうなった場合、ココネとハカセさんとは離ればなれになってしまうのだろうか。それは寂しいことだけれど我慢しなくちゃいけない気がする。
あの病気が治ることを信じて送り出せば、別れにもきっと耐えられる。
クローバー船長の手紙は翌日にきた。言っていたとおり、二通届いている。
一通はハカセさん宛てに。
そして、もう一通は私とココネ宛てだった。
ハカセさんの過去よりつらいことだと、船長さんは私たちに言ってたっけ。
なんだか怖い。
その言葉どおり、私たちは手紙を読んでショックを受けた。
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