女神の代わりに異世界漫遊  ~ほのぼの・まったり。時々、ざまぁ?~

大福にゃここ

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されて嬉しいサプライズ 4

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投稿ペースの変更のお知らせです。
諸事情により、執筆ペースが落ちていまして……。
先行投稿していた分のストックが無くなってしまいました。
諸事情が落ち着くまでのしばらくの間、投稿を3日に1度にさせていただきたく思いますが、今後もこの作品をよろしくお願いします!!

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 何か言いたそうなのに何も言わないマルゴさん。

 マルゴさんにしては珍しい態度だな、と思いながらも、マルゴさんから話してくれるのを待つつもりで話題を探していると、

「アリスはまだダンジョンに行ったことはないのだったね? 興味はあるのかい?」

 モレーノお父さまがチラリとマルゴさんに目をやり、笑いながら聞いてくれる。

 オスカーさんの見たてでは、ネフ村付近に発生しそうだというダンジョン。

 私にとってダンジョンはゲームの中に出てくる不可思議空間だけど、この世界では現実にある不可思議空間。とっても気になるので、是非行ってみたいと答えると、

「うちの村の付近にできたら、遊びに戻って来てくれるかい?」

 マルゴさんが勢い込んで聞いてくる。

 ハクやライムと顔を見合わせ、すぐさま「是非!」と答えると、マルゴさんは憂いが晴れたように、

「そうかい! 楽しみだねぇ!!」

 本当に楽しそうに笑い声を上げた。

 さっきまでの何か言いたそうなことはこのことだったのかな? でも、そんなに言いよどむようなことでもないはずだし?とちょっとだけ不思議に思っていると、

「……王都は魅力的な土地だからね。アタシも村を出て王都に居着いてからは、村に戻ろうなんて思ったこともなかったし。
 でも! たまには村でのんびり過ごしたり、ダンジョンを満喫するのも悪かぁ無いとアタシは思うよ。うちのオスカーていしゅを護衛に連れて行くと安心だし、色々と案内が聞けて楽しめるだろうしね」

 マルゴさんが少しだけバツが悪そうに苦笑を浮かべたあと、ダンジョン観光を勧めてくれる。

 でもやっぱりダンジョンは危険なところらしく、ギルドの英雄であるオスカーさんを護衛に、となんとも贅沢なプランを勧めてくれた。

(マルゴは、アリスがネフ村を忘れてしまうかもしれないと寂しく思っていたのにゃ~)
(マルゴは、アリスがむらにもどってこないかもってしんぱいになったんだね~)

 ……ダンジョンがどんな所かはわからないけど、私と従魔たちだけでも結構大丈夫な気がするけどな?と思っていたら、ハクとライムが楽し気に心話を送ってきた。

 まさかそんなこと、と思ったんだけど、どうやら2匹の見たては大きくは外れていないらしい。マルゴさんの表情を見る限り。

 マルゴさんは私に村に戻って欲しいと思ってる……? それは、なんて言うか……。うん、嬉しい!

 自分を待ってくれている人がいる。それは、予期せず過去の全てのしがらみから解放されてしまった私にとっては、とても嬉しい事だった。だから、

「ねえ、マルゴさん? 村に戻った時用に、今のうちに土地を購入して家を建てたいんだけど、いくらくらいかかりそうかなぁ?」

 以前❝マルゴさんが村長になったら永住しちゃうかも❞と言った言葉を実行に移す準備を始める。

 もちろん今すぐに戻ってネフ村で暮らすわけじゃない。でも、旅に疲れたら戻ってゆっくり休んだり、ダンジョンが発生した時の攻略の拠点となる家があっても良いかと思ったんだ。

「もしも冒険者を廃業したら、お店を始めたり【治癒スキル】で稼ぐことになるかもしれないから、離れを作れるように少し広めの土地が欲しいんだけど。あとは私が村に戻る前に家の建設を始めておいて貰いたいんだけど……。 もしかしたら、分割払いになってもいいかな?」

 図々しいかも?と思いながら希望を伝えると、マルゴさんは、

「【治癒スキル】持ち相手なら、村で土地家屋を用意して招聘する案件だよ! 何も心配せずに戻ってきておくれ」

 笑い声を立てた。

 そこにモレーノお父さまが、

「アリスの家の隣に私の別邸も欲しいのだが。金に糸目は付けないので、建設を頼みたい」

 ❝当然❞と言った表情で参戦してきた。

 ……王弟で公爵位のお父さまの別邸がある村? それって、凄い名誉なことだったりするんじゃないのかな?

 私の家の隣って言ってくれるのは凄く嬉しいんだけど、いいのかなぁ?
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