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護衛旅 集落 8 冒険者ギルドにて 4
しおりを挟む従来のポーションよりも2割増しで高値の私のポーション。
始めに値段を言った時には、やっぱり反感を買ってしまった。いわゆる❝足元を見やがって❞ってやつだね。まあ、それでも素直に買うって言う人たちは予想より多かったんだけど、冷静なギルマスの一言、
「異様に瓶が小さいな……。もしかしてこの量で効くのか!?」
で、みんなの反応が一気に変わった。
興味津々の目で私を見つめるので、このポーションを開発したのは私で商業ギルドにも登録申請をしていること。と言うか、ほぼ登録が決まっていることを告げ、一応証拠の代わりに商業ギルドからもらった<看板>を見せる。
商業ギルドでもらった看板が、冒険者ギルドでどれほどの効力があるのかと少しだけ不安だったけど、
「その若さで商業ギルドの看板を2枚も!? ……やっぱり君はエルフ族だったのか? いや、耳は人族のモノだからハーフか」
あっさりと信用されてしまった。ただし、ギルマスの訳の分からない誤解と共に。お陰で、
「やっぱりエルフ族か~っ! ってことは、俺より年上の可能性もあるのか?」
「エルフは美形揃いって本当だったのね!」
「子供に見えてもCランクなのも納得だな!」
「耳見て人族だと思い込んだけど、ハーフか! なるほど!」
おかしな盛り上がりを見せる冒険者たちの誤解を解くのが大変だったよ。
「残念(?)だけど、普通の人族の16歳よ!」
と本当のことを言っても信用してもらえなかったので、ギルマスに冒険者カードを渡して情報を見てもらって、やっと信じてもらえたんだ。
まあ、こんなおまぬけなやり取りがあったお陰か、
「その若さで商業ギルドでも信用を得ているとは……。凄いな、君は。
君が譲ってくれるポーションなら安心して冒険者たちに回すことができるよ。全て、君の言い値で買い取らせてもらおう」
出していたポーションは全てお買い上げしてもらえて、私のお財布が少しあたたかくなった。
ついでに解毒薬や造血薬も出してみると、これらも即決で全てギルドがお買い上げ。
造血薬を見た時の冒険者たちの嫌そうな反応が面白かったのでついつい笑ってしまうと、目が合った女性冒険者が拗ねてしまったので慌てて造血薬の説明をする。多分、あなた達が思っている造血薬よりかは飲みやすいハズだよ、と。
当然、半信半疑の反応が返って来たんだけどね? これもギルマスの、
「おい、おまえ! 3日ほど前に大怪我してたよな? ちょっとこれを飲んでみろ。私のおごりだ」
「え? 俺っ!? いや、俺はもうポーション飲んで元気だぜ!? 見たらわかるだろっ!?」
「いいから飲め。まだ体がだるいだろう? それとも私のおごりの薬が飲めないとでも? だったらお前のお気に入りの受付嬢から勧めてもらおうか?」
「なっ!? なんでそんなことをギルマスが知ってんだよ! ……わかったよっ! 飲めばいいんだろ? ……………………え? 不味くない? 不味くない上に、体が楽になってるぞ!」
所属冒険者への愛情溢れる思いやりのお陰で、信用してもらえた。信用され過ぎて、
「もしかして、この造血薬も君が作った物ではないか? もしももっと売れる分があるなら全て買い取らせてくれないか!?」
さらなるお買い上げに繋がったので、私のお財布はさらにほくほくとあたたかくなった。
冒険者ギルドに来る意味合いがちょっと違っている気もするけど、寄ってみて良かったな♪
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ありがとうございました!
家族のことでご心配をいただいてありがとうございます!
少しずつ回復してくれているのですが、やはりまだしばらくは大福の時間は取れそうにありません。
お話が短くなってしまってすみません……。
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