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第二十ニ話 食堂
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食堂に着いた時、そこはもうたくさんの生徒で溢れかえっていた。
まぁ、そりゃそうだろう。
丁度お昼時でここに全員集まってくるのだから。
しかし……めちゃくちゃでかいな……
いや、でかくて当然か。
何せ全校生徒がここで朝昼晩すべての食事をとるんだ。
そう思うと小さく見えてきたな……
「なぁ、ここで生徒全員が食べれるのか?」
「もちろんですわ。この大きさの食堂があと二つも上にあるのですから」
「え!?食堂が三階もあるのか!?」
「え、ええ。一階が一年生用、二階が二年生用、三階が三年生用といったところですわ。と言うより学園内の地図の食堂棟の所に書いてあったはずですが……。きちんと見ましたか?」
「……見てません……」
「はぁ……見ておいたほうが良いですよ。学園の情報が事細かに書かれていますから」
「……はい……すいませんでした……」
全然小さくありませんでした……
むしろデカすぎるレベル。
……ご飯食べ終わったらちゃんと地図見よ……
「……ミツル……何食べる……?」
「え?そ、そうだな……。そもそも何があるんだ?」
「……何でもいい……」
「……は?どういうことだ?」
「つまり、何を頼んでも大抵のものは作ってくれるんだ。この王国にあるものならね」
「マ、マジか……」
ローズに代わって、ボーグンが説明してくれた。
しかし、何でもいいだと……
そう言われると何を頼もうか迷うな……
……はっ!これが子供に晩ご飯何が良いって聞いてなんでも良いと返される親の気持ちか!?
違うか、違うね。
「うーん……じゃあ焼肉定食で」
あっ、しまった!
そもそも焼肉定食があるかどうかも分からないのに頼んでしまった!
頼む……!あってくれ……!
「おー!焼肉定食かー!ボリュームがあっていいよね!」
「なるほど。定食なら栄養バランスも取れますしね」
よ、良かった……どうやら焼肉定食も存在したようだ……
存在してなかったらやばかったぜ……
「……分かった……私もそれにする……」
「え?お、おう」
「僕はカツ丼にしようかな。エザはどうする?」
「私はきつねうどんにしようかしら。あ、もうすぐ順番が回ってきますわ」
エザが言った通り、俺達の順番がもうすぐそこまで来ていた。
俺達の中では俺が先頭なので俺から注文を行うことになる。
「はいいらっしゃい。あんたは何にするんだい?」
食堂のおばちゃんが聞いてくる。
おばちゃんの感じをみるに、結構なれている。
おそらく長くこの学園にいるのだろう。
「えっと、焼肉定食でお願いします」
「はいよ。隣のお嬢さんは?」
「……ミツルと一緒の……」
「あ、ローズ……彼女は俺と同じ焼肉定食です」
「はいよ。後ろの二人は?」
「あ、僕はカツ丼で」
「私はきつねうどんでお願いしますわ」
「はいよ。ほら前に進んで。後がつっかえてるから。あそこで待っていれば料理ができたら呼ばれるから。はい次の人」
おばちゃんにそう言われ、お盆を持っておばちゃんが指差した場所へ向かう。
皆が前で待っているあたり、できるまで結構時間がかかりそうだ。
しばらくここで待つことになるな。
まぁ、そりゃそうだろう。
丁度お昼時でここに全員集まってくるのだから。
しかし……めちゃくちゃでかいな……
いや、でかくて当然か。
何せ全校生徒がここで朝昼晩すべての食事をとるんだ。
そう思うと小さく見えてきたな……
「なぁ、ここで生徒全員が食べれるのか?」
「もちろんですわ。この大きさの食堂があと二つも上にあるのですから」
「え!?食堂が三階もあるのか!?」
「え、ええ。一階が一年生用、二階が二年生用、三階が三年生用といったところですわ。と言うより学園内の地図の食堂棟の所に書いてあったはずですが……。きちんと見ましたか?」
「……見てません……」
「はぁ……見ておいたほうが良いですよ。学園の情報が事細かに書かれていますから」
「……はい……すいませんでした……」
全然小さくありませんでした……
むしろデカすぎるレベル。
……ご飯食べ終わったらちゃんと地図見よ……
「……ミツル……何食べる……?」
「え?そ、そうだな……。そもそも何があるんだ?」
「……何でもいい……」
「……は?どういうことだ?」
「つまり、何を頼んでも大抵のものは作ってくれるんだ。この王国にあるものならね」
「マ、マジか……」
ローズに代わって、ボーグンが説明してくれた。
しかし、何でもいいだと……
そう言われると何を頼もうか迷うな……
……はっ!これが子供に晩ご飯何が良いって聞いてなんでも良いと返される親の気持ちか!?
違うか、違うね。
「うーん……じゃあ焼肉定食で」
あっ、しまった!
そもそも焼肉定食があるかどうかも分からないのに頼んでしまった!
頼む……!あってくれ……!
「おー!焼肉定食かー!ボリュームがあっていいよね!」
「なるほど。定食なら栄養バランスも取れますしね」
よ、良かった……どうやら焼肉定食も存在したようだ……
存在してなかったらやばかったぜ……
「……分かった……私もそれにする……」
「え?お、おう」
「僕はカツ丼にしようかな。エザはどうする?」
「私はきつねうどんにしようかしら。あ、もうすぐ順番が回ってきますわ」
エザが言った通り、俺達の順番がもうすぐそこまで来ていた。
俺達の中では俺が先頭なので俺から注文を行うことになる。
「はいいらっしゃい。あんたは何にするんだい?」
食堂のおばちゃんが聞いてくる。
おばちゃんの感じをみるに、結構なれている。
おそらく長くこの学園にいるのだろう。
「えっと、焼肉定食でお願いします」
「はいよ。隣のお嬢さんは?」
「……ミツルと一緒の……」
「あ、ローズ……彼女は俺と同じ焼肉定食です」
「はいよ。後ろの二人は?」
「あ、僕はカツ丼で」
「私はきつねうどんでお願いしますわ」
「はいよ。ほら前に進んで。後がつっかえてるから。あそこで待っていれば料理ができたら呼ばれるから。はい次の人」
おばちゃんにそう言われ、お盆を持っておばちゃんが指差した場所へ向かう。
皆が前で待っているあたり、できるまで結構時間がかかりそうだ。
しばらくここで待つことになるな。
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