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【第二部】秘密の授業
秘密の口封じ
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浩一は芽衣の首に回された腕を解き、彼女をデスクチェアから優しく立たせた。
「……おしおきは、場所を変えよう」
「はい、先生」
芽衣は、「あの教室ですね?」と期待する瞳を向けた。
リビングの隣、襖を開けた和室。
これから、二人の背徳の実習室となるところ──。
浩一は芽衣を布団の上に座らせると、自分はその前に立ち、教師然とした態度で見下ろした。
「芽衣くん」
浩一は、自分のズボンのベルトに手をかける。
「さっき、君は嘘を告白した。次は、君の『隠し事』だ」
浩一はためらうことなく、自身の熱く硬直したそれを露わにし、彼女の目の前に差し出した。
芽衣の顔が、羞恥で赤く染まっている。
「あ……」
「……どうした? 見たことはあるだろ」
「そ、それは……ありますけど……」
「じゃあ、こういうのは?」
浩一は、自分のそれを芽衣の唇にそっと近づける。
「……旦那さんと、したことはない?」
浩一の目は、教師が生徒の理解度を試すように、冷徹なまでに彼女の反応を観察していた。
芽衣はその視線に射竦められ、小さく首を横に振った。
「……ない、です。知っては……いますけど……」
その怯えたような目の動き、声の震え。
(……嘘じゃないな)
浩一は、彼女がこの点でも「未開発」であることを確信し、口の端を吊り上げた。
「そうか。じゃあ、これもレッスンだ。僕が教えてないと」
「先生……」
「大丈夫。絵の描き方と同じだよ。リラックスして」
浩一は芽衣の隣に膝をつき、その頭に優しく手を置いた。
「……あーん、して」
芽衣は、覚悟を決めたように、震える唇を小さく開いた。
未知のものが、彼女の領域に入ってくる。
「……ん……っ」
芽衣は目を固くつぶり、身体をこわばらせた。
「力を抜けって言ったろ」
浩一は、まるでデッサンの狂いを直すように、彼女の顎に指を添える。
「そうじゃない。舌を……そう、柔らかく使うんだ。円を描くように……。呼吸は鼻で……」
一つ一つの動作を、細かく指導していく。
芽衣は、その指導に従うことに必死だった。
浩一は、英恵以外にも、女性との経験は重ねていた。
そして、どんな相手にもそれを実行させてきた。
しかし完全に未経験な女性は、芽衣が初めてだった。
(彼女……既婚者なのに、こんなことも知らないなんて、本当だとしたら、まるで乙女だな)
芽衣にとっては、最初は動物的な異物を受け入れるその行為は、恥辱のような感覚があった。
しかし、その欲望が迫った時、目を上げると、彼女を愛おしく見つめる彼の顔があった。
そして、嘘に罪を重ねる自分への罰として、その生臭い侵入は、甘い『おしおき』のように思えてきた。
(口の中で……浩一さんが、喜んでる)
彼の熱と、脈動が、その舌に伝わってくる。
彼女は生徒として、彼の言うことを素直に聞き入れ、彼を喜ばせる術を身につけようと決意した。
目を閉じて、先生のそこを舌で味わうように舐めていく。呼吸の苦しさが、鼻息になっていく。
すると、彼の手が芽衣の頭を掴んだ。
相手の息遣いが変わり、腰が微かに震えるのが伝わる。
自分が相手を快感に導いているという事実が、芽衣の中にあった罪悪感を、未知の興奮へと塗り替えていった。
彼女の拙かった動きが、次第に教えられた通り、滑らかになっていく。
「……芽衣くん。嘘みたいに飲み込みが早い」
やがて浩一は深い息を吐き出し、芽衣の頭を抱きしめた。
放出が始まった。
数秒後、二人の身体が離れた。
芽衣は、けほっけほっと咽せながら、彼からティッシュを受け取ったが、間に合わずに、口の中からそれが数滴、ぽたぽたとスカートに落ちた。
口元は乱れ、瞳は熱っぽく潤んでいる。
「……先生……すごい。私が……これを?」
自分が引き起こした結果に、感動したように言葉を失っている。
「うん。すごい、よかったよ。……今日のレッスンは、ここまでだね」
浩一が満足げに笑うと、芽衣はふいにいたずらっぽく微笑んだ。
「……レッスンだけですか、先生?」
「ん?」
「まだ、です。……実演の本番」
芽衣はそう言うと、今度は自ら浩一を布団の上に押し倒した。
「芽衣くん……?」
「さっきのは、私がこうして『授業料』を支払うための、レッスンですよね?」
芽衣は、浩一の身体に覆いかぶさると、先ほど自分がされたのと同じように、彼の秘密の場所へと唇を寄せた。
浩一は、彼女の「実演」に、驚きと興奮を隠せない。
「そんな……待ってくれ。『授業料』だなんて、僕はそんな」
「これからも先生って呼びたいから、そういうことにさせて」
すると、浩一は頷いて、芽衣のスカートの中に手を伸ばし、彼女がまだ知らない「隠し事」の場所を求めた。
「あっ……!」
「僕からも一緒にやらせてもらうよ。嘘つき同士で、その口を塞ぎ合おう」
彼はスカートの中に頭を入れて、すでに潤いに満ちたそこを舌で撫でていく。
高い声が漏れた。
芽衣もまた、再び硬くなった彼自身を握りしめて、唇を這わせていく。
ここに二人は、互いの口で互いを封じ合った。
ただ、二人の湿った息遣いと水の音だけが響く。
芽衣が、浩一の先端を舌先で押しながら、「ああ……こんなの、絶対……英恵さんに、言えない……」と喘いだ。
「当たり前だろ」
浩一は、生徒の蜜を吸いながら言った。
「僕と君だけの……秘密の口封じだよ」
その後、二人は言葉もなく、秘密の時間を味わい続けた。
「……おしおきは、場所を変えよう」
「はい、先生」
芽衣は、「あの教室ですね?」と期待する瞳を向けた。
リビングの隣、襖を開けた和室。
これから、二人の背徳の実習室となるところ──。
浩一は芽衣を布団の上に座らせると、自分はその前に立ち、教師然とした態度で見下ろした。
「芽衣くん」
浩一は、自分のズボンのベルトに手をかける。
「さっき、君は嘘を告白した。次は、君の『隠し事』だ」
浩一はためらうことなく、自身の熱く硬直したそれを露わにし、彼女の目の前に差し出した。
芽衣の顔が、羞恥で赤く染まっている。
「あ……」
「……どうした? 見たことはあるだろ」
「そ、それは……ありますけど……」
「じゃあ、こういうのは?」
浩一は、自分のそれを芽衣の唇にそっと近づける。
「……旦那さんと、したことはない?」
浩一の目は、教師が生徒の理解度を試すように、冷徹なまでに彼女の反応を観察していた。
芽衣はその視線に射竦められ、小さく首を横に振った。
「……ない、です。知っては……いますけど……」
その怯えたような目の動き、声の震え。
(……嘘じゃないな)
浩一は、彼女がこの点でも「未開発」であることを確信し、口の端を吊り上げた。
「そうか。じゃあ、これもレッスンだ。僕が教えてないと」
「先生……」
「大丈夫。絵の描き方と同じだよ。リラックスして」
浩一は芽衣の隣に膝をつき、その頭に優しく手を置いた。
「……あーん、して」
芽衣は、覚悟を決めたように、震える唇を小さく開いた。
未知のものが、彼女の領域に入ってくる。
「……ん……っ」
芽衣は目を固くつぶり、身体をこわばらせた。
「力を抜けって言ったろ」
浩一は、まるでデッサンの狂いを直すように、彼女の顎に指を添える。
「そうじゃない。舌を……そう、柔らかく使うんだ。円を描くように……。呼吸は鼻で……」
一つ一つの動作を、細かく指導していく。
芽衣は、その指導に従うことに必死だった。
浩一は、英恵以外にも、女性との経験は重ねていた。
そして、どんな相手にもそれを実行させてきた。
しかし完全に未経験な女性は、芽衣が初めてだった。
(彼女……既婚者なのに、こんなことも知らないなんて、本当だとしたら、まるで乙女だな)
芽衣にとっては、最初は動物的な異物を受け入れるその行為は、恥辱のような感覚があった。
しかし、その欲望が迫った時、目を上げると、彼女を愛おしく見つめる彼の顔があった。
そして、嘘に罪を重ねる自分への罰として、その生臭い侵入は、甘い『おしおき』のように思えてきた。
(口の中で……浩一さんが、喜んでる)
彼の熱と、脈動が、その舌に伝わってくる。
彼女は生徒として、彼の言うことを素直に聞き入れ、彼を喜ばせる術を身につけようと決意した。
目を閉じて、先生のそこを舌で味わうように舐めていく。呼吸の苦しさが、鼻息になっていく。
すると、彼の手が芽衣の頭を掴んだ。
相手の息遣いが変わり、腰が微かに震えるのが伝わる。
自分が相手を快感に導いているという事実が、芽衣の中にあった罪悪感を、未知の興奮へと塗り替えていった。
彼女の拙かった動きが、次第に教えられた通り、滑らかになっていく。
「……芽衣くん。嘘みたいに飲み込みが早い」
やがて浩一は深い息を吐き出し、芽衣の頭を抱きしめた。
放出が始まった。
数秒後、二人の身体が離れた。
芽衣は、けほっけほっと咽せながら、彼からティッシュを受け取ったが、間に合わずに、口の中からそれが数滴、ぽたぽたとスカートに落ちた。
口元は乱れ、瞳は熱っぽく潤んでいる。
「……先生……すごい。私が……これを?」
自分が引き起こした結果に、感動したように言葉を失っている。
「うん。すごい、よかったよ。……今日のレッスンは、ここまでだね」
浩一が満足げに笑うと、芽衣はふいにいたずらっぽく微笑んだ。
「……レッスンだけですか、先生?」
「ん?」
「まだ、です。……実演の本番」
芽衣はそう言うと、今度は自ら浩一を布団の上に押し倒した。
「芽衣くん……?」
「さっきのは、私がこうして『授業料』を支払うための、レッスンですよね?」
芽衣は、浩一の身体に覆いかぶさると、先ほど自分がされたのと同じように、彼の秘密の場所へと唇を寄せた。
浩一は、彼女の「実演」に、驚きと興奮を隠せない。
「そんな……待ってくれ。『授業料』だなんて、僕はそんな」
「これからも先生って呼びたいから、そういうことにさせて」
すると、浩一は頷いて、芽衣のスカートの中に手を伸ばし、彼女がまだ知らない「隠し事」の場所を求めた。
「あっ……!」
「僕からも一緒にやらせてもらうよ。嘘つき同士で、その口を塞ぎ合おう」
彼はスカートの中に頭を入れて、すでに潤いに満ちたそこを舌で撫でていく。
高い声が漏れた。
芽衣もまた、再び硬くなった彼自身を握りしめて、唇を這わせていく。
ここに二人は、互いの口で互いを封じ合った。
ただ、二人の湿った息遣いと水の音だけが響く。
芽衣が、浩一の先端を舌先で押しながら、「ああ……こんなの、絶対……英恵さんに、言えない……」と喘いだ。
「当たり前だろ」
浩一は、生徒の蜜を吸いながら言った。
「僕と君だけの……秘密の口封じだよ」
その後、二人は言葉もなく、秘密の時間を味わい続けた。
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