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念願の異世界転移!
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俺の名前は紫上和也(むらかみかずや)。
異世界転移を、夢見る高校生だ。
異世界転移なんて小説やアニメの中の話だろう?と思うかもしれない。
俺も夢見てはいたが、そんな事あるわけないよなと思っていた。
下校途中、足元に魔法陣が現れるまでは。
周りには人がいるのに、この魔法陣は他の人には見えないようだ。
一切、気にしている素振りが無い。
そして段々と魔法陣の光が明るくなっていく…。
眩し過ぎて目を閉じる。
そして目を開くと目の前には大きなお爺さんが現れた。
誰だろう?まぁ神様なのかな。
「やぁ。急に目の前に現れたこのお爺さんは誰だ?と思っているようじゃな」
心を読まれた?
小説でもよくある、思った事は全部筒抜けって事だな。
「そういう事じゃ。儂の名はゼン。お主が憧れる異世界転移をしてもらおうと思うのじゃよ」
キタキタキタキタ!!
「…!」
あ、喋れないやつじゃん。
「おお、すまんすまん。今のお主のように興奮して叫び出す奴がたまにいるんじゃよ。来た人間は喋れないようにしてあるんじゃ 」
まぁ、しょうがないな。
チートは貰えるのか?
俺が1番気になっている事を心の中で問いかけてみる。
やっぱりチートが無いとね。
「もちろん、チートと呼ばれる類の物は与えよう」
ありがとう!
「魔王を倒してきてもらいたいんじゃ。もちろん魔王を倒せば、元の世界に帰還してもらうぞ。その時にチートも返してもらうのでな」
やっぱり魔王討伐か。
まぁ、元の世界に戻れるなら全然問題無いな。
いくら憧れていても、異世界で一生を終える気は無いからな。
チートも仕方ないだろう。
「随分、話がわかる奴が来たもんじゃな。ではすぐに転移を始めたいのじゃが」
結構あっさりしてるもんだな。
小説だと結構ダラダラ長引いたりしてたんだけどな。
まぁいいや。
「前に来た奴は長かったぞ、5年間程いたはずじゃ。お主のように来てすぐに転移するのは久しぶりじゃ」
5年間…。何してたんだろうか?
「5年間、延々と食事をしていたんじゃよ」
食事!?
何の為に?
「まぁ、儂にもよく分からんかったのじゃ」
そりゃそうだ。
まぁいいか、転移を始めて欲しい。
「わかったのじゃ。では転移を始めるぞ。チートは転移している最中に付与されるからな」
よし、念願の異世界転移!
どんな世界なんだろう?
マヨネーズはあるのか?
可愛い獣人はいるかなぁ?
楽しみだなぁ。
「では、いくぞ!チートはマシマシにしておくのじゃ」
「転移!!」
俺の足元に魔法陣が出現する。
体から力が抜けていく。
徐々に意識が遠のいていく……。
転移対象「紫上和也」にチート付与を開始します。
頭に無機質な声が響く。
《体力増強・超》
《魔力増強・超》
《攻撃力増強・超》
《脚力増強・超》
《頑丈》
《聖魔力》
《自動戦闘》
《魔王特攻》
《勇者の一撃》
《結界魔法》
《予知》
を取得しました。
《体力増強・超》
体力がすごく上がる
《魔力増強・超》
魔力がすごく上がる
《攻撃力増強・超》
攻撃力がすごく上がる
《脚力増強・超》
脚力がすごく上がる
足を使った攻撃時、攻撃力が上がる
《頑丈》
体が頑丈になる
《聖魔力》
魔力が全て聖属性になる
《自動戦闘》
自身に意識が無い時、近くに魔王が存在すると無意識下のまま自動で戦闘を行う
《魔王特攻》
魔王に対して攻撃力がすごく上がる
《勇者の一撃》
魔物に対して最初の一撃は攻撃力がすごく上がる
《結界魔法》
魔力を使って、結界を作り出すことができる
《予知》
未来をほんの少し予知できるかも
「あ、しまったのじゃ。転移位置を間違えてしもうた。ん?魔王城の上じゃと?やってしもうた。今回の勇者は運が悪かったのか」
ゼンは紫上和也の転移に失敗していた。
元々ある王国の近くに転移させるつもりだった。
転移位置を間違えて魔王城の上空に設定してしまっていた。
転移した直後は勇者には意識が無い。
そんな状態の勇者を見つけた魔王は、勇者が目を覚ます前に終わらせてしまうだろう。
ゼンは、気の毒に思いつつも既に和也の事を放置し、新たな勇者の選定を始めた。
新たな勇者など必要無いことを知らずに…。
一方、転移完了した和也は…。
もちろん上空に転移してしまったので、魔王城の上空で意識が無い状態で落下していた。
どんどん加速しながら落下していく。
魔王城に近づく頃には城の中にいる魔王達も和也の存在に気づいていた。
魔力の大きさなどから魔王達は転移されてきた勇者だろうと結論づけた。
魔王達は、勇者が意識の無い状態で落下してきているという奇跡的状況に喜んでいた。
遂に和也が魔王城に直撃する。
そして《頑丈》の効果で屋根を突き抜ける。
速度を落とさず落下を続ける。
魔王城の中に入ったことにより、魔王が近くに存在するという《自動戦闘》の条件を満たし、加速したまま蹴りを魔王に繰り出す。
《攻撃力増強・超》の効果で素の攻撃力が強化される。
蹴りを魔王に繰り出した事で《脚力増強・超》《魔王特攻》が発動し、攻撃力が強化される。
この時点で既に素の攻撃力とは桁違いの数値になっていた。
そして《勇者の一撃》の効果により、さらに攻撃力が上がった。
そんな勇者の攻撃を受けてしまった、魔王は木っ端微塵となり、討伐された。
しかしこの無意識勇者は止まらない。
かなりの速度で落下していた為に魔王に攻撃した後も速度が落ちず、このままでは《頑丈》を発動しても和也の肉体に何らかの影響が出てしまう。
と、《自動戦闘》が認識し、地面に着地する瞬間に《結界魔法》を発動する事で衝撃を和らげようとする。
そして《結界魔法》を発動させた結果、《魔力増強・超》《聖魔力》の効果で膨大な聖属性の魔力が《結界魔法》に注ぎ込まれ、暴走してしまう。
結界が波のように広がり、魔王城の周り一帯を聖属性の結界が覆った。
聖属性は魔物にとっては危険物に等しい。
触れた瞬間に体が消滅してしまうからだ。
魔王の配下であろう魔物たちが一斉に消滅していく。
そして魔王城一帯は聖域とも呼べる程の聖属性の魔力が漂い、地面に降り立った勇者が以外、誰1人としていなくなった。
ここで魔物がいなくなったことにより、《自動戦闘》が解除され、勇者が目を覚ます。
「んんっ……。おお!ここが異世界なのか!」
子どものように目を輝かせて周りを見渡している。
「それにしてもここはどこなんだ?」
城の中だが人の気配がしない。
「まぁとりあえず外へ出てみるか」
と動こうとした瞬間。
和也の足元には、魔法陣が出現した。
「えっ?なんで魔法陣が?」
そう言葉にした瞬間にはもう目の前にはゼンがいた。
「ん?お主帰ってきたのか?」
「そうみたいです」
あっ喋れるようになってる。
「まぁ帰還者は興奮して叫ぶ奴は少ないからの」
「というかお主、生きておったのか。魔王城に転移してしまったというのに」
「えっ?あれ魔王城だったんですか。誰もいなかったですよ」
「そんな訳ないじゃろ…少し巻き戻してみるぞ」
そう言ってゼンはタブレットのような物を取り出した。
何をするんだろうか?巻き戻す?
「これはな、世界の監視カメラのようなものじゃな。何かあれば巻き戻したりして確認できるんじゃよ」
そしてゼンが操作した画面には俺が落下している場面が映っていた。
そして魔王や配下の魔物達を一掃した事ももちろん映っていた。
「お主は運が良いのか悪いのか」
ん?どういうことだろう?
「お主が魔王を倒したおかげで世界は救われたのじゃ。お主念願の異世界を満喫する前にな」
「ってことは……」
「そうじゃ、元の世界に戻ってもらう」
「俺の可愛い獣人がぁ」
和也は崩れ落ちた。
「すまんの、あそこまでチートがチートだと思わんかった」
「まぁ、世界を救えたということで諦めます」
「お主は最後まで物分かりの良い奴じゃの」
「それになんだか、またチャンスが訪れる気がするので」
「そうか、ではな。紫上和也」
和也の足元に4度目の魔法陣が現れる。
もう慣れたよ。
和也は少し笑って、目を閉じた。
すまんが、記憶は消去させてもらうぞ。
転移の間際、ゼンがそう言った気がした。
主神 ゼウスから勇者 紫上和也に貸与されていたチートを全て返還します。
《体力増強・超》を返還
《魔力増強・超》を返還
《攻撃力増強・超》を返還
《脚力増強・超》を返還
《頑丈》を返還
《聖魔力》を返還
《自動戦闘》を返還
《魔王特攻》を返還
《勇者の一撃》を返還
《結界魔法》を返還
《予知》を返還
ん?
俺は少し気を失っていたようだ。
信号待ちしていて気を失うなんて、危なかった。
寝不足なのかもしれない。
なんだか周りがザワザワしている。
そりゃそうか、信号待ちで気を失ってたら注目を集めるかもな。
でも立ったまま気を失ってたようだから気づかれないと思うんだけどな。
後ろで人が悲鳴をあげている。
まぁ俺が最前列にいるから後ろにしかいないんだけどね。
後ろでなんかあったのかなぁ?
異世界転移とか?なわけないか。
あんなの小説の中だけだよな。
ダァン!
ん?俺、浮いてる?
あれ、体に力入んないんだけど。
あぁ、そっか。
トラック。
俺、トラックにはねられたのか。
さっきの悲鳴は暴走したトラックを見たからか。
全然気づかなかった。
思い返せば、周りに誰もいなかったように思う。
俺だけが暴走したトラックにはねられる。
まるで決まっていたかのように。
なんてな。
あぁ、こんなとこで死ぬのか俺は、異世界行ってみたかったなぁ。
和也は意識を失った。
「やぁ、よく来たね。私の名前はゼン」
目を覚ました時には目の前に綺麗なお姉さんが立っていた。
異世界転移を、夢見る高校生だ。
異世界転移なんて小説やアニメの中の話だろう?と思うかもしれない。
俺も夢見てはいたが、そんな事あるわけないよなと思っていた。
下校途中、足元に魔法陣が現れるまでは。
周りには人がいるのに、この魔法陣は他の人には見えないようだ。
一切、気にしている素振りが無い。
そして段々と魔法陣の光が明るくなっていく…。
眩し過ぎて目を閉じる。
そして目を開くと目の前には大きなお爺さんが現れた。
誰だろう?まぁ神様なのかな。
「やぁ。急に目の前に現れたこのお爺さんは誰だ?と思っているようじゃな」
心を読まれた?
小説でもよくある、思った事は全部筒抜けって事だな。
「そういう事じゃ。儂の名はゼン。お主が憧れる異世界転移をしてもらおうと思うのじゃよ」
キタキタキタキタ!!
「…!」
あ、喋れないやつじゃん。
「おお、すまんすまん。今のお主のように興奮して叫び出す奴がたまにいるんじゃよ。来た人間は喋れないようにしてあるんじゃ 」
まぁ、しょうがないな。
チートは貰えるのか?
俺が1番気になっている事を心の中で問いかけてみる。
やっぱりチートが無いとね。
「もちろん、チートと呼ばれる類の物は与えよう」
ありがとう!
「魔王を倒してきてもらいたいんじゃ。もちろん魔王を倒せば、元の世界に帰還してもらうぞ。その時にチートも返してもらうのでな」
やっぱり魔王討伐か。
まぁ、元の世界に戻れるなら全然問題無いな。
いくら憧れていても、異世界で一生を終える気は無いからな。
チートも仕方ないだろう。
「随分、話がわかる奴が来たもんじゃな。ではすぐに転移を始めたいのじゃが」
結構あっさりしてるもんだな。
小説だと結構ダラダラ長引いたりしてたんだけどな。
まぁいいや。
「前に来た奴は長かったぞ、5年間程いたはずじゃ。お主のように来てすぐに転移するのは久しぶりじゃ」
5年間…。何してたんだろうか?
「5年間、延々と食事をしていたんじゃよ」
食事!?
何の為に?
「まぁ、儂にもよく分からんかったのじゃ」
そりゃそうだ。
まぁいいか、転移を始めて欲しい。
「わかったのじゃ。では転移を始めるぞ。チートは転移している最中に付与されるからな」
よし、念願の異世界転移!
どんな世界なんだろう?
マヨネーズはあるのか?
可愛い獣人はいるかなぁ?
楽しみだなぁ。
「では、いくぞ!チートはマシマシにしておくのじゃ」
「転移!!」
俺の足元に魔法陣が出現する。
体から力が抜けていく。
徐々に意識が遠のいていく……。
転移対象「紫上和也」にチート付与を開始します。
頭に無機質な声が響く。
《体力増強・超》
《魔力増強・超》
《攻撃力増強・超》
《脚力増強・超》
《頑丈》
《聖魔力》
《自動戦闘》
《魔王特攻》
《勇者の一撃》
《結界魔法》
《予知》
を取得しました。
《体力増強・超》
体力がすごく上がる
《魔力増強・超》
魔力がすごく上がる
《攻撃力増強・超》
攻撃力がすごく上がる
《脚力増強・超》
脚力がすごく上がる
足を使った攻撃時、攻撃力が上がる
《頑丈》
体が頑丈になる
《聖魔力》
魔力が全て聖属性になる
《自動戦闘》
自身に意識が無い時、近くに魔王が存在すると無意識下のまま自動で戦闘を行う
《魔王特攻》
魔王に対して攻撃力がすごく上がる
《勇者の一撃》
魔物に対して最初の一撃は攻撃力がすごく上がる
《結界魔法》
魔力を使って、結界を作り出すことができる
《予知》
未来をほんの少し予知できるかも
「あ、しまったのじゃ。転移位置を間違えてしもうた。ん?魔王城の上じゃと?やってしもうた。今回の勇者は運が悪かったのか」
ゼンは紫上和也の転移に失敗していた。
元々ある王国の近くに転移させるつもりだった。
転移位置を間違えて魔王城の上空に設定してしまっていた。
転移した直後は勇者には意識が無い。
そんな状態の勇者を見つけた魔王は、勇者が目を覚ます前に終わらせてしまうだろう。
ゼンは、気の毒に思いつつも既に和也の事を放置し、新たな勇者の選定を始めた。
新たな勇者など必要無いことを知らずに…。
一方、転移完了した和也は…。
もちろん上空に転移してしまったので、魔王城の上空で意識が無い状態で落下していた。
どんどん加速しながら落下していく。
魔王城に近づく頃には城の中にいる魔王達も和也の存在に気づいていた。
魔力の大きさなどから魔王達は転移されてきた勇者だろうと結論づけた。
魔王達は、勇者が意識の無い状態で落下してきているという奇跡的状況に喜んでいた。
遂に和也が魔王城に直撃する。
そして《頑丈》の効果で屋根を突き抜ける。
速度を落とさず落下を続ける。
魔王城の中に入ったことにより、魔王が近くに存在するという《自動戦闘》の条件を満たし、加速したまま蹴りを魔王に繰り出す。
《攻撃力増強・超》の効果で素の攻撃力が強化される。
蹴りを魔王に繰り出した事で《脚力増強・超》《魔王特攻》が発動し、攻撃力が強化される。
この時点で既に素の攻撃力とは桁違いの数値になっていた。
そして《勇者の一撃》の効果により、さらに攻撃力が上がった。
そんな勇者の攻撃を受けてしまった、魔王は木っ端微塵となり、討伐された。
しかしこの無意識勇者は止まらない。
かなりの速度で落下していた為に魔王に攻撃した後も速度が落ちず、このままでは《頑丈》を発動しても和也の肉体に何らかの影響が出てしまう。
と、《自動戦闘》が認識し、地面に着地する瞬間に《結界魔法》を発動する事で衝撃を和らげようとする。
そして《結界魔法》を発動させた結果、《魔力増強・超》《聖魔力》の効果で膨大な聖属性の魔力が《結界魔法》に注ぎ込まれ、暴走してしまう。
結界が波のように広がり、魔王城の周り一帯を聖属性の結界が覆った。
聖属性は魔物にとっては危険物に等しい。
触れた瞬間に体が消滅してしまうからだ。
魔王の配下であろう魔物たちが一斉に消滅していく。
そして魔王城一帯は聖域とも呼べる程の聖属性の魔力が漂い、地面に降り立った勇者が以外、誰1人としていなくなった。
ここで魔物がいなくなったことにより、《自動戦闘》が解除され、勇者が目を覚ます。
「んんっ……。おお!ここが異世界なのか!」
子どものように目を輝かせて周りを見渡している。
「それにしてもここはどこなんだ?」
城の中だが人の気配がしない。
「まぁとりあえず外へ出てみるか」
と動こうとした瞬間。
和也の足元には、魔法陣が出現した。
「えっ?なんで魔法陣が?」
そう言葉にした瞬間にはもう目の前にはゼンがいた。
「ん?お主帰ってきたのか?」
「そうみたいです」
あっ喋れるようになってる。
「まぁ帰還者は興奮して叫ぶ奴は少ないからの」
「というかお主、生きておったのか。魔王城に転移してしまったというのに」
「えっ?あれ魔王城だったんですか。誰もいなかったですよ」
「そんな訳ないじゃろ…少し巻き戻してみるぞ」
そう言ってゼンはタブレットのような物を取り出した。
何をするんだろうか?巻き戻す?
「これはな、世界の監視カメラのようなものじゃな。何かあれば巻き戻したりして確認できるんじゃよ」
そしてゼンが操作した画面には俺が落下している場面が映っていた。
そして魔王や配下の魔物達を一掃した事ももちろん映っていた。
「お主は運が良いのか悪いのか」
ん?どういうことだろう?
「お主が魔王を倒したおかげで世界は救われたのじゃ。お主念願の異世界を満喫する前にな」
「ってことは……」
「そうじゃ、元の世界に戻ってもらう」
「俺の可愛い獣人がぁ」
和也は崩れ落ちた。
「すまんの、あそこまでチートがチートだと思わんかった」
「まぁ、世界を救えたということで諦めます」
「お主は最後まで物分かりの良い奴じゃの」
「それになんだか、またチャンスが訪れる気がするので」
「そうか、ではな。紫上和也」
和也の足元に4度目の魔法陣が現れる。
もう慣れたよ。
和也は少し笑って、目を閉じた。
すまんが、記憶は消去させてもらうぞ。
転移の間際、ゼンがそう言った気がした。
主神 ゼウスから勇者 紫上和也に貸与されていたチートを全て返還します。
《体力増強・超》を返還
《魔力増強・超》を返還
《攻撃力増強・超》を返還
《脚力増強・超》を返還
《頑丈》を返還
《聖魔力》を返還
《自動戦闘》を返還
《魔王特攻》を返還
《勇者の一撃》を返還
《結界魔法》を返還
《予知》を返還
ん?
俺は少し気を失っていたようだ。
信号待ちしていて気を失うなんて、危なかった。
寝不足なのかもしれない。
なんだか周りがザワザワしている。
そりゃそうか、信号待ちで気を失ってたら注目を集めるかもな。
でも立ったまま気を失ってたようだから気づかれないと思うんだけどな。
後ろで人が悲鳴をあげている。
まぁ俺が最前列にいるから後ろにしかいないんだけどね。
後ろでなんかあったのかなぁ?
異世界転移とか?なわけないか。
あんなの小説の中だけだよな。
ダァン!
ん?俺、浮いてる?
あれ、体に力入んないんだけど。
あぁ、そっか。
トラック。
俺、トラックにはねられたのか。
さっきの悲鳴は暴走したトラックを見たからか。
全然気づかなかった。
思い返せば、周りに誰もいなかったように思う。
俺だけが暴走したトラックにはねられる。
まるで決まっていたかのように。
なんてな。
あぁ、こんなとこで死ぬのか俺は、異世界行ってみたかったなぁ。
和也は意識を失った。
「やぁ、よく来たね。私の名前はゼン」
目を覚ました時には目の前に綺麗なお姉さんが立っていた。
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