某探偵に憧れていた俺は異世界で黒ずくめの奴らと闘います!?

Rain

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第1章〜転生以前〜

第2話 尾行(後編)

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「どうしたんだい。優一くん。」
「あぁ、いえ、別にそんな訳では……  すみませんでしたぁ」
ダッシュ。ダッシュ。ダッシュ。ダッシュ。ダッシュ。
嗚呼恥ずかしい。俺が長い間(作者注:10分以内)追ってきたやつはただ野菜を運んでいる八百屋のおっちゃんだったのかぁ。
「仕方ない。YouTubeでも見るか。」そう思ってスマホを取り出し、そういえば尾行中になったらこまるから電源切ってたんだなぁ、と何気なく起動してからのリンゴマークを見つめロック画面をつけると…なんと言うことでしょう。
「学校始まるよ」「先生来たよ」「何しているの」
クラスメイトからの通知が計50件あまり来ていたのだった。
「あ、学校忘れてたぁ」
尾行したのはただ野菜を運搬していた八百屋さんだったし、学校も1時間目が終わる頃だろう。(作者注:何度も言うが10分も尾行してない。つまり1時間目も始まってすらいない。)
まぁ俺もいつかは名探偵になれるさ。
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