【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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「千夏さん、寄りたいところとかあったら言って」


「うん」


そんなことを話しながら歩いていると突然、横から男性の手が伸びてきた


「あ、お姉さん！
良かったらここに！」


僕を誘ってきたようだけど隣の春也を見てすぐ戻っていく


「春也くんがデカ過ぎて怖かったのかも」


「え？俺のせい？
てか、さっきの人千夏さんの方しか見てなかったし」


いじけてるような顔をするからつい笑ってしまうとまた至近距離で見られる


「も、もうびっくりするからっ
何で笑うと顔近づけるの！」　


「これ無意識
千夏さんが笑った瞬間が可愛すぎていつのまに近くにいる」


「またからかってる！」


春也の腕を軽くパシっと叩くと手を掴まれる


「だからからかってないっての！」


「からかって…あっ」


「ん？どうしたの？」


僕の目線の先には臣のパンケーキの出店が飛び込んできた

臣はというと店の前に立って周りを囲む女の子と楽しそうに話してる


「千夏さん？」


「春也くん、こっち行こ」


「え、ちょっと待ってください
俺あそこに友達の店あるんですよ」


まさか…


「友達はどの店にいるの？」


「あそこのパンケーキの店です」


春也が指差したのは臣の店


「だ、ダメだよ！！私お金ないし！！」


「え？大丈夫
俺がいるでしょ？」


春也は僕の頬を撫でる


「ね？」


甘い笑みを浮かべる春也に思わずうなづいてしまうけど…


まずい、まずい！！


臣の店に近づくたびにどんどん足取りが重くなる