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しおりを挟む「じゃあいつもより長く一緒にいれるね」
周り聞こえない声で僕の耳元で呟く
僕のサークル内でよく女子達が言う、耳が妊娠するというワードを馬鹿にしながら聞いていたけどそう言いたくなる女子の気持ちもわかる気がする
「けど、今日は早く帰った方が…」
部屋にいる人たちの方へと視線を向けると、臣は僕が何を言いたいのか察したよう
「大丈夫
あいつら暇潰しに来てるだけだからすぐ帰る」
「本当?」
「うん、それまで待てる?」
「待てる!!」
本当は臣に抱きつきたかったけど、その気持ちを必死に抑えてバレないように指だけ握った
「いい子~」
臣は口角をあげて、僕の頭を乱暴に撫でた
そして数時間後
「で、その女とどうなったの?」
「その後、ホテルに行こうとしたらその子の彼氏から電話かかってきて、その時に彼氏持ちって判明したのよ
それに彼氏が超コワモテ」
「ヤリチンは一回そういう人にお説教されとけ」
ガハハと大胆な笑い声が部屋に響く
この人数いると尽きる話題がないのか夜になってもずっといる
男子学生特有の女の子関連の話がどんどん出てくる
僕はそんな話に参加できるわけじゃないし、女の子との関わりも少ないから聞いていてもわからない
たまに僕にも気を遣ってか話しかけてきてくれるけど全く会話の内容について行けず、臣が横から会話のアシストをしてくれる
明らかに浮いている存在
僕は出来るだけ影を消すようにして、部屋の隅っこでぼーとしていると僕の頭上に影を落とす
「先輩、隣いいすか?」
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