【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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「あの止めてくれないと、俺暴走しそうなんですけど」

「ご、ごめん」


臣が眉を顰めて困ったように笑うから思わず謝ってしまった
臣は胡座をかいてその場に座り直すと、軽く両腕を広げた


「おいで」


僕はこの三文字は魔法の言葉だと思ってる
なぜならこの言葉をきいて僕は絶対に抗えないから
普段心の奥底に溜め込んでいる甘えたいという気持ちがじわっと溢れ出してくる


どんなに喧嘩をしていてもこの顔面国宝においでなんて言われて抵抗できる力は僕にはない


臣の方に駆け寄り、広げられた両腕の中に飛び込む
腕の中に飛び込むと、臣の匂いで全身が包まれるような感覚になって興奮が止まらなくなる


「へへっ」

「何笑ってんの」


膝の上に顔が向き合うように座り、恐らくだらしない笑みを浮かべているであろう僕に対して臣も笑みを浮かべると、顔を近づけて違いの額を合わせた



臣の恐ろしく整った顔面を近くで至近距離でみるということほど刺激的なものはない
そっと正面を見ると、こっちを見つめていた臣と目があった



何年も付き合っているというのに相変わらずこの顔には慣れないというか

むしろ年々なぜか耐性が弱くなってくる
そのせいで目の前の臣から顔を動かして視線を逸らすと、顎を掴まれ元の視線の位置に戻される


「目逸らさないでよ」


小さな声で囁かれたその声は僕の耳の中で何度も響き渡る
その色気のある声に耳までが臣に侵食されてしまいそうな勢いだ


そして見つめあった後、お互いの額が離れて今度は横から顔をを覗き込まれる

　
「んっ」　　


お互いの唇がやっと重なり合った


まるでご褒美のような形で触れ合った唇に嬉しさを覚えて、臣の首元に腕を回して前のめりのような形になりながら臣に唇を押し付ける