【R18】平凡な男子が女好きのモテ男に告白したら…

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「聞いたらしていいんじゃないの？」


「僕が許可してないんだからダメに決まってるでしょ！！」


「僕？」


「いやっ！あ…もう…」


ここまで来たら誤魔化しようがないのか
りっくんから視線を逸らして、誤魔化すしかない
すると、りっくんは僕の手を握って僕の太ももの上へとその手を置いた


「俺の好きな人さ、ちぃなんだけど」


「は？！え？！？！」


これは冗談なのか
でも、男相手にキスをしたということはそういう可能性もなきにしもあらずということ…

先ほどからりっくんからの予想外の行動により、心臓の動きが休まることなく加速していく


「じょ、冗談？？」


「ちぃと会うためにまた日本に戻ってきたのにそんなこと言うの？？」


りっくんが握る手の力が少し強まった


「え？！？！」


「まあ、それは半分冗談
親父の仕事を継ぐため勉強しに、この大学にきたのは確かだよ」


りっくんが笑顔を見せてくれるから、少しだけ落ち着きを取り戻す


「だ、だよね…だとしたら！
僕が好きっていうのも…」


「それは冗談じゃないよ
ちぃのことは好き」


「それはとも…だちとしてだよね？？」


「いいや、じゃなかったらちぃってわかっててこんなことしないでしょ
写真見た時、ちぃに似てるなと思って半信半疑だったけど、女装姿見て確信した」


臣でさえめちゃくちゃ似てると言っていたくらいで気づかなかったのに…


「女装姿のちぃも可愛いけど、いつからそんな趣味になったの？？」


「趣味なんかじゃなくて、無理矢理…！！わっ、ちょっと！！」


僕の姿を下から上へとじっと眺めた後、
ワンピースの裾をシルバーの指輪がついた２本指で摘み、持ち上げようとしてくるためその手を払うと、スカートの中に手を入り込ませようとしてくる


「ダメ？」


可愛く首を傾げても、そんなんでいいと言ってあげられるほどの余裕はない


「ダメだよ
男の下着見て何が楽しいの！」


「好きな人の下着だったらなんでもいいよ」


手を払い除けるも、また手を伸ばしてくる
そんな攻防戦を何度か繰り返し、ようやくりっくんが諦めを見せた

すると、りっくんは僕の手に指を絡ませて握り、真剣な目で僕を見つめた


「ねえ、ちぃ
俺ちぃのこと大事にするよ
めちゃくちゃ尽くすし、ちぃの隣から一生離れない
俺は男が好きなんじゃなくて、ちぃが好きなんだ」　


「なんで僕が好きなの…
そのりっくんはかっこいいから向こうでもめちゃくちゃモテるだろうし、こっちでもいろんな女の子に興味持たれてるし…
僕みたいな地味な男を…」