フェイサーガ

むねじゅ

文字の大きさ
7 / 10

第07話 女王フェイ

しおりを挟む
フェイは奴らの集団を率いるリーダであり女王だ。フェイのいうことに逆らえる奴はいない。なぜならフェイは怒ると周りの奴らの息の根を簡単に止められるのだ。
フェイを怒らせた奴らはもう何匹も死んでいる。奴らは頭が悪いが目の前で見せられたことは忘れない、実力主義なのだ。強い奴、殺せる奴が一番なのだ。
フェイは女なのに奴らに汚されずにすんだのは、フェイの念じれば殺せる能力があるからだ。
しかも、奴らは男しか産まれないのにフェイだけが女で産まれ、しかも普段産まれる時は数匹のはずが一匹だけで産まれたのは、母親がまだ生理のない子供だったため突然変異が起こったのかもしれない。
フェイは念じる能力と知能と奴らにはない理性まで持ち合わせていた、その上物凄く美しく腕力も強かった。

フェイは奴らとのねぐらに戻った。途中他の奴らがおんな!おんな!と五月蝿うるさく村を襲わせろ!と五月蝿うるさかったが、例の一声「殺されたいか?」と冷たい目で静かに言うだけで、奴らは大人しくなった。
フェイはねぐらに戻ってから奴らを全員集めて、これからは村を襲わないこと、女を犯さないことを奴らに言い聞かせた。
やはり奴らは真っ赤になってフェイに抗議した。フェイは例の力で騒いだ何匹かを半殺しにし、周りを静かにさせた。

フェイ 「お前達!勘違いしていないか!!!アタシは女王だ!アタシの言うことは絶対だ!!!いいか!肝に銘じろ!!!村は襲うな!女も犯すな!わかったか!!!」

奴らは目の前の仲間がぐったりしているのを見て「はい!」と言わざるおえなかった、命がおしいのだ。
フェイにもわかっていた、アタシがいくら言ったからといって奴らが止められるわけがない。村を襲う事と女を犯すことしか考えていないどうしようもない奴らなのだ・・・
だから、これからどうしたらいいか一人で考えたかったのである。

フェイ 「いいかい!アタシは疲れた!一人になりたいから、アタシの部屋には来るんじゃないよ!!!」

とフェイは足早に部屋に入っていった。
フェイがいなくなると、奴らはフェイに気付かれないようゴソゴソとなにかできないか頭の悪い同士で相談し合っている。
フェイにはその相談話が聞こえてきたが、聞こえないふりをした。アタシが怖いからしばらくは言う事聞くだろうと思っているのだ。

フェイ 
「さきほど会った男が忘れられない・・・なんだか嫌われていたようだった・・・すごく胸が痛かった。何故かは分からないが嫌われるのは嫌だ!こんなことは初めてだ。あの男ロッキと言ったか?あの男にこれ以上嫌われたくない!何か好かれる方法はないか?出来るなら一緒に居たい・・・」

フェイは初めての気持ちに混乱していた、奴らに対しては一緒に生活しているのにもかかわらず、懐かしさや好かれたいといった感情は一切持ったことがないのだ!逆にいつも邪魔だ!死ねばいいのに!と思っている。
フェイは思った。奴らはアタシの家族じゃない!アタシの家族はあのロッキという男だけ!奴らは醜くて臭くてバカで女を抱く事しか考えていないクズだ!アタシの家族のわけがない!アタシは奴らと正反対だし!そうだ!ロッキが言っていた「奴らを殺してやる!」と。奴らを全員殺すのは楽じゃない、きっとロッキにはできないだろう。でもアタシなら簡単だ。ロッキの代わりに奴らを全員殺せばロッキが喜ぶかもしれない・・・そう!きっとアタシを受け入れる気持ちになってくれるはず!!!いいことを考えついた!奴らを皆殺しにしよう!そして、ロッキに褒めてもらうのだ・・・

フェイは自分なりの解決の糸口を探り出し満足していた。いつもイライラしていて、寝る前に何匹からしめないと良く寝れないが、今日は寝つきも良くよく寝れそうだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

処理中です...