フェイサーガ

むねじゅ

文字の大きさ
上 下
2 / 10

第02話 抽選

しおりを挟む
「ヴオォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーー」

 村長
 「また、この時期がきたか。。。」
 村長の娘
 「。。。」

 村人男A
 「奴らの声が。。。」
 村人女B
 「やだ。。。もうやだ。。。神様。。。」
 村人男C
 「巫女決めねぇと。。」
 村人女D
 「アンタ!簡単に言わないでよっ自分は男で安全だからって」
 村人男E
 「でも。。。決めねぇと村が。。。」
 村人女D
 「。。。」


ロッキの家

ロッキ(主人公12歳くらい)
 「母さん!これって奴らの声だよね!」
サイーダ(ロッキの母35歳くらい)
「そうね。。。」
ロッキ
「母さんがもし巫女に選ばれても俺が奴らを倒してやるんだ。」
サイーダ
「そんな事言うんじゃありません。殺されてしまうわ」
フェイ(ロッキの妹10歳くらい)
「そーだよお兄ちゃん、勝てるわけないじゃんっ」
ロッキ
「あいつらは父さんを殺した仇なんだ。」
サイーダ
「奴らが殺したって事実はないわ。。。」
ロッキ
「だって父さんは村を出て行ったきり帰って来ないじゃないかっ」
 「きっと、奴らに殺されたんだっ」
サイーダ
「。。。」

ドンッドンッ
 ドアを誰かが叩く。
サイーダ
「あっはいっ開いてます、どうぞっ」
 村人男(村では評判が悪いが仕切りたがる男)
 「サイーダさんクジお願いしますよ。へへっ」
サイーダ
「分かりました。。。」
 村人男
 「いつ見てもアンタ綺麗だな。へへっ」
サイーダ
「。。。」
 村人男
 「そうそう。。。フェイちゃんはもう生理きたかい?」
フェイ
「えっ。。。」
サイーダ
「冗談はやめてくださいっ!!」
 村人男
 「そっそんな怒るなって、じっじゃあ抽選場所に夜になったら来てくれよな。。。」
 男はそそくさと居なくなる。

サイーダ
「フェイはまだ巫女に選ばれる心配ないからね。。。」
フェイ
「。。。私、あの人嫌い。」
ロッキ
「俺も嫌いだ。あいつ母さんやフェイをいやらしい目でみて。。。」

その夜。。。

サイーダ
「じゃあ、母さん行ってくるわね。。。」
ロッキ
「行ってらっしゃい。。。」
フェイ
「行ってらっしゃい。。。」

 抽選が行われる夜。

 村長
 「サイーダさんの番じゃ。。。」
サイーダ
「はい」
クジを引く。と「巫女」の文字が書いてあった。
サイーダ
「そんな。。。私が。。。」
しおりを挟む

処理中です...