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第58話 王都帰還と石
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テッドと別れてから、約一日くらいで町に着いた。
俺たちは、一目散に爺さんの店を訪ねた。カランコロンと店のドアを開ける。
セシル 「爺さん!ただいまー!!!今、戻ったよー!!!」
爺さんはうれしそうに、セシルを抱きしめた。
俺もただいまーの意味を込めて光った。
スピネル 「セシル!ようへいくん!無事じゃったか!早かったのー!村の嬢ちゃんたちには報告できたかのー?」
セシル 「うん!姉妹は元気そうだった!両親も無事で家族一緒で幸せそうだったー。」
スピネル 「おー。よかったのー。行き帰りは何もなかったかの?心配してたんじゃ!」
セシル 「それがさー・・・村から帰る途中で、あたいがヘマしてさー。落馬して死にそうになったんだ!でもようへいが治してくれたから大丈夫!!!」
スピネル 「大丈夫かの?怪我は?」
セシル 「それがさー。あたい!ようへいを飲みました!それで、ようへいが体内から治してくれて、あたい!ようへいと話せるようになりましたー!!!!」
スピネル 「ついに!!!!飲んだんじゃな!!!!やはり!それで話せるようになったとな!!!体は大丈夫じゃったか?無事、体内からようへいくんは出たんじゃな?どうやって?」
爺さんは研究者魂に火が付いたのか、セシルを質問攻めにし始めた・・・
セシル 「それなんだけどさーあんま、覚えてないんだよねー・・・なんか、大丈夫だった!」
セシルはあのことをとぼけることにしたようだ・・・
スピネル 「そうかー。残念じゃのー。ようへいくんがどうやって出るか興味があったんじゃがなー。でもセシルが元気ならいいんじゃ!よかったのー。命が助かって!ようへいくんのおかげじゃ!!!ありがとう。ようへいくん!」
俺はどうってことないよ!の意味を込めて光った。
スピネル 「それとセシル。傷なんじゃが、以前体中にあった傷はどうしたんじゃ?それも、ようへいくんかのー?」
セシル 「なんか、ようへいにとってあたいを治すなんて簡単だったらしいよ。しかも!その時傷も消えたんだ!スゲーだろ!ようへい!!!ガハハ!」
スピネル 「そうか、そうか。傷も治ってよかったのー。それに、セシルはようへいくんとしゃべれるんじゃな!今度からセシルに通訳してもらえるのー。便利じゃ!!!」
俺たちは再会の祝福をした。
爺さんがいつも豪華だった食事を更に豪華にしてご馳走してくれた。
セシルは豪華な料理にがっついている。両手にご馳走、口の周りにもご馳走が付いている。
わんぱくな子供みたいでかわいかった。
たらふくご馳走を食べた後に、爺さんとセシルはお茶をしながら、この馬旅であったことをセシルは爺さんに話していた。
たとえば、テッドに崖を登ってもらった事、きれいな湖のこと、ヨルセの世話のこと、マリーとアリシアのこと、自分が怪我して回復したこと、テッドと宴会をしたことなど数え切れないくらい話していた。
爺さんはセシルの長い話を本当にうれしそうに聞いていた。ときどき俺がなんて言ってるかセシルに聞きながら。
この日は、セシルの報告会のようだった。
その話を爺さんは酒の肴にしているようだった。その光景は孫が爺さんに自慢話を聞いてもらっているようで微笑ましかった。
爺さんは俺たちと離れて、仕事は忙しかったが寂しかったようだ。
セシルと一緒に食事をしている表情が物語っていた。
俺たちはこれから、色々考えることが山積みだが、今はこの団欒を楽しもうと思う。
これからいくらでも時間はあるのだから・・・
俺たちは、一目散に爺さんの店を訪ねた。カランコロンと店のドアを開ける。
セシル 「爺さん!ただいまー!!!今、戻ったよー!!!」
爺さんはうれしそうに、セシルを抱きしめた。
俺もただいまーの意味を込めて光った。
スピネル 「セシル!ようへいくん!無事じゃったか!早かったのー!村の嬢ちゃんたちには報告できたかのー?」
セシル 「うん!姉妹は元気そうだった!両親も無事で家族一緒で幸せそうだったー。」
スピネル 「おー。よかったのー。行き帰りは何もなかったかの?心配してたんじゃ!」
セシル 「それがさー・・・村から帰る途中で、あたいがヘマしてさー。落馬して死にそうになったんだ!でもようへいが治してくれたから大丈夫!!!」
スピネル 「大丈夫かの?怪我は?」
セシル 「それがさー。あたい!ようへいを飲みました!それで、ようへいが体内から治してくれて、あたい!ようへいと話せるようになりましたー!!!!」
スピネル 「ついに!!!!飲んだんじゃな!!!!やはり!それで話せるようになったとな!!!体は大丈夫じゃったか?無事、体内からようへいくんは出たんじゃな?どうやって?」
爺さんは研究者魂に火が付いたのか、セシルを質問攻めにし始めた・・・
セシル 「それなんだけどさーあんま、覚えてないんだよねー・・・なんか、大丈夫だった!」
セシルはあのことをとぼけることにしたようだ・・・
スピネル 「そうかー。残念じゃのー。ようへいくんがどうやって出るか興味があったんじゃがなー。でもセシルが元気ならいいんじゃ!よかったのー。命が助かって!ようへいくんのおかげじゃ!!!ありがとう。ようへいくん!」
俺はどうってことないよ!の意味を込めて光った。
スピネル 「それとセシル。傷なんじゃが、以前体中にあった傷はどうしたんじゃ?それも、ようへいくんかのー?」
セシル 「なんか、ようへいにとってあたいを治すなんて簡単だったらしいよ。しかも!その時傷も消えたんだ!スゲーだろ!ようへい!!!ガハハ!」
スピネル 「そうか、そうか。傷も治ってよかったのー。それに、セシルはようへいくんとしゃべれるんじゃな!今度からセシルに通訳してもらえるのー。便利じゃ!!!」
俺たちは再会の祝福をした。
爺さんがいつも豪華だった食事を更に豪華にしてご馳走してくれた。
セシルは豪華な料理にがっついている。両手にご馳走、口の周りにもご馳走が付いている。
わんぱくな子供みたいでかわいかった。
たらふくご馳走を食べた後に、爺さんとセシルはお茶をしながら、この馬旅であったことをセシルは爺さんに話していた。
たとえば、テッドに崖を登ってもらった事、きれいな湖のこと、ヨルセの世話のこと、マリーとアリシアのこと、自分が怪我して回復したこと、テッドと宴会をしたことなど数え切れないくらい話していた。
爺さんはセシルの長い話を本当にうれしそうに聞いていた。ときどき俺がなんて言ってるかセシルに聞きながら。
この日は、セシルの報告会のようだった。
その話を爺さんは酒の肴にしているようだった。その光景は孫が爺さんに自慢話を聞いてもらっているようで微笑ましかった。
爺さんは俺たちと離れて、仕事は忙しかったが寂しかったようだ。
セシルと一緒に食事をしている表情が物語っていた。
俺たちはこれから、色々考えることが山積みだが、今はこの団欒を楽しもうと思う。
これからいくらでも時間はあるのだから・・・
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