戦人学園

ゆうむ

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再会~1

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 馬車が学園の校庭に到着する、しかし誰一人として言葉を発することはなかった。

 馬車の扉が開く、すると中からは頭を下げ、重苦しい空気に包まれた教官達が降りてくる。

 学園の雰囲気もいつもとは違った。

 広大な敷地に整備されたグラウンド、普段なら部活で青春の汗を流したり、帰宅する大勢の生徒達でにぎわう時間。

 だがグラウンドや校舎に、生徒の姿は誰1人として見ることはなかった。

 闇喰いの出現報告を受けた学園長、その彼の指示により全生徒を帰宅させていたのだ。

 当然命からがら逃げ帰った1年も、簡単な治療を受け病院や寮へ向かっていた。

 ここハカータの街の中心には、この国の司令塔である巨大な城が立ち誇り、様々な機関が設立されている。

 街の警備の最終的な決定権、他の街との連絡網もすべてここで連携稼動している。

 すでに中型の闇喰い出現の連絡を受けた守備隊、しかし彼らが動くことはなかった。

 学園の周囲に、しかもすぐ裏の森に出現の例など過去1度もないとの理由で、虚偽報告として内々で処理されていた。

 さらに、そのような噂や嘘が街や国に広まると、余計な混乱を招くとのことで学園には箝口令をしかれていた。

 

 守備隊からの正式な書類を受け取った学園長。

 いかにもお役所仕事とばかりに、無数の署名やハンコが押されている。

 しかし学園長はその内容に目を通すこともなく破りすて、自らの魔法で燃やし灰にしてしまう。

「まず会議室にB級以上の教官を集めてください、アテネ先生の意識が戻り次第話を聞きます」

 眉間にしわを寄せながらも、教官達には冷静を装い指示を出す。

「学園長、私は彼女達の親御さんに連絡してまいります、それでは6人の遺……いや身体のことは頼みました」

「……」

「--!!うっウル教官」 

「……あの~~」

「話は後にしろ」

 他の教官の言葉を聞き、彼は少し苛立ちを見せた。

 彼女達、教え子の無残な姿を見るたび思い出すたびに怒りが湧き上がる。

 耳に聞こえる言葉や風の音すら彼をさらに苛立たせる、そして目にするものすべてを破壊したくなる。

 仕方ないとはいえ、あのことを受け入れた過去、自分自身すら破壊し尽くしたい衝動にかられる。

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