Gifted College students

カピバラ

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始まりの時

事件の始まり

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なにか暗闇の中に何かが見える。何だこれは!?




「お母さん、これ買って」
「高いからダメ」
「えーーーー」
「じゃあお父さんこれ買って」
「わかったぞ!」
「やったー」




これは何だ!?

 
「グチャグチャグチャ  hgihestdopifind」









「何だったんだ今のは!?」


目が覚めた。夢だったのか。
さっきの暗闇の中の声と薄暗い中に見えた人の顔、それらが何だったのか分からない。
俺は、時々こんな感じの夢を見る。


 
「チリりりりリーン」毎朝聞く音が鳴っている。今何時か確かめるためにスマホを取りホームボタンを押した。
「7時30分」
結構寝たなー。今日も学校かー。


「今日入試でしょー」1階からおばさんの声が聞こえた。



「エッ!やばい!今日は、高校入試だ!」
「確か高校の集合時間は8時、間に合うか! いや、間に合わせないとやばいんだよ。」そう呟いて俺は、異様なスピードで準備をして、玄関に出た。
「おばさん、行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
すぐに外に出て、エレベーターで1階まで降りようとした。

「うわ!」思わず声をあげてしまった。なんでこんなにエレベーターに並ぶんだよ。なんと、エレベーターに30人くらい並んでいたのだ。今日は、いつも学校に行くと時より30分程度早いからちょうど通勤の時間なんだと思った。
「チクショー」
エレベーターが使えないのなら階段しかない。
でも階段だと今いる22階から降りるのに時間がかかる。
まあエレベーターを待つよりいいか。そう思いながら階段の方へ走った。
今何時だ? 腕時計を確かめた。
あれ? 「持ってくるの忘れたー」
思わず口に出してしまった。
取りに戻るか、やめておこう今は一秒でも時間が惜しい。


「階段長いな――」
また口に出してしまった。

「そんなこと言わないの」
背後から声が聞こえた。

「葵! お前も寝坊したのか?」
「うん!」
「なんで嬉しそうなんだよ!?」
「だって、もし遅れたとしても2人いれば怒られる量も半減されるじゃん!」
この女子は、俺と同じマンションに住んでいるとても頭脳明晰で運動神経もいい、おまけに容姿もそこそこ良い、ようするに完璧だ。今から受けに行く高校は、俺と葵からしたらそんなに難しい高校じゃあない。かといって、一応この県では一番難しい高校だから、なめてかかると危険だ。それ以前に......................
「間に合うかなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」また声に出しちゃった。
「何言ってるの連君」葵は的確な突っ込みを入れた。
そう、俺の名前は、死天 連 (してん れん) なかなか変わっている名前だと思う。

「もう少しで1階につくんじゃない」
「何言ってるの、まだ2階しかおりてないでしょ」
「連君さっきからおかしいよ、入試落ちちゃうんじゃない?」
「そんなこと言わないで―」
「冗談だよーー、連君が落ちたら私も落ちちゃうよ。」
「そんな話いいから、急ぐぞ」
時速30キロくらいの速さで走ってる気になって階段を下りて行った。




「やっと降りた――」 
22階を階段で降りるっていうのは馬鹿げてる。疲れすぎて死にそうだ。
高校までの距離はあまり遠くないのであとは、楽だ。

「ねえねえ、連君コンビニ寄っていい?」
「なんで!?」
「筆箱おいてきちゃった、テヘッ」
「テヘッじゃねえよーーーーーーーーーーーー            あっ   俺もおいてきちゃった、テヘッ」
「連君もか、呆れちゃったよ」
「葵には言われたくないな!」
全くなんで二人とも遅れてさらに二人ともっ筆箱忘れるのかな、そんなこともあるもんだね。




「ついたー」
「なんとか間に合いそうだね」
「早く鉛筆、消し、ゴム、コンパス、定規を買うぞ」
「ラジャー――」
「どこにあるかなーー」
なかなかコンビニで文房具を買わない俺からすると、文房具を探すのが難しい。





「バン」


聞き慣れない音が鳴り響いた。

「キャー――――――――――――――――――――」

女性が血を流して倒れている。その隣には子供が二人。
そして、後ろには拳銃を持った覆面をかぶった男が二人。
「金を出せー、さもないとこの子供を撃ち殺すぞ」

これは入試どころじゃないな!そう思いながら周りを見回した。

子供が大声で泣いている。
「うるせーー、黙れガキ」
「ちょっと待ってください、今からお金を出しますから」
若いコンビニの女性の定員がレジからお金を取り出そうとしている。
声が、がくがく震えていた。俺も実際に強盗の現場を目にしたことがなかったので、動揺している。
それも、ナイフで脅しているだけじゃなく拳銃で女性を撃っていることから、恐怖で心がいっぱいだ。
「葵大丈夫か?」小さな声で聞いた。
「…」
返事がない。葵の方を振り向くと気絶していた。ある意味気絶してるのは、ありがたかったかしれない。ここからもっと過激なことが起こる恐れがある。そんなものは、絶対に見るべきではない。

「兄貴、なんで強盗なんてするんすか?」
「そんなの金が欲しいからに決まってるだろ」
「でも兄貴、前にhighest…っていうのを、見つければ大金持ちになれるとか言っていたよな」
「それはダメだ」
「何でー?」
「10年位前に誰かがそれを見つけて手にした途端、その人が行方不明になったっていうことがニュースになってな、だからそれにはもう関わるな」
「へーーーい」
「high」なんだ?最も高い?なんか聞き覚えがある。何だったっけ。


突如頭の中が真っ暗になった。



何だここ?
今日の朝もこんな感じなものを見たことがあるような。
「highest…を探すんだ、その先にまだ知られていないこの国の陰謀が隠されている」
この声はお父さんの声……。
 

「ピカッ」
何だったんだ。短い間だったけどお父さんの言葉だ。「highest」を探せだっけ。



「オイッ、そこの学生今から俺が言うように動け」
ボーとしていたため、誰のことと一瞬迷ったけどこのコンビ二には、学生が俺と葵しかいないから、俺のことを言っているのだと分かった。
「今から、このガムテープで客と定員の足と手を縛れ」
強盗犯は、俺にガムテープを渡してきた。俺は、言われるままにみんなを縛った。
「これからどうすればいいんですか?」
「こっちに来い」
拳銃を持っている相手。それも2人、いくらジークンドーを8年間続けてきた俺でも2人を仕留めるには、無理がある。

緊張しているせいか心臓の音と血液の流れる音が正確に聞き取れた。
ゆっくりと強盗犯に近づいて行く。



「ガン」

突如背後から固いもので殴られた。
どんどん意識が遠くなっていく..................................................................................................................................................................................................................................................











太陽の光か?目前が明るかった。
後ろの方で音が聞こえる。
「今日午前7時45分頃、浅蔵町2丁目のコンビニで強盗がありました。重傷者と負傷者が1人ずつ他の客や定員は、無事でした」という言葉が聞こえた。
「テレビか?」

「目が覚めたのね」
そこには、看護婦さんがいた。
「入試は!」
「中止になりましたよ」
「よかったー」
「明日には退院できると思いますよ。それにしても不運でしたね」
「はい...」



あの時の暗闇の中の言葉は何だったんだろう。
確か「highest…」

「あなたその言葉を知っているんですか!」
看護婦さんがその言葉に飛びつくように聞いてきた。
「はい、聞いたことがあるくらいですけど」
看護婦さんの目が少し怖かった。



「何なんですか?」







「それは数年前人々を狂わせた物 highest pibo」







僕は、この時これが開けてはいけないパンドラの箱ということには気づかなかった。






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