Gifted College students

始まりの時

Highest pibo

夕日が病室を照らしている。

「highest piboってなんですか？」
普通に訳すると最も高い秘宝的な感じになるけど、それは違うのかなと思った。

「highest piboとは、最高の秘宝という意味だよ、以外とそのままの意味なんだよ。
9年ほど前にhighest piboという組織が組まれていたんだ。この組織は、殺人や麻薬の密売など様々なな犯罪を起こす組織だったため、もしこの組織を見つければ一生遊んで暮らせるくらいのお金が懸賞金としてかけられていたんだ。だから、多くの人が組織をみつけようと試みたが、なかなか見つからなかった。
みんなが諦めようとしていた時、死呼 という人が、組織の手がかりを見つけたのだ。
その後、死呼という人は国にそのことを知らせたのだ。そこまでは、順調だったんだけどね、手がかりを知らせた後に事件が起きたんだよ。突然、死呼さんが行方不明になり、さらにその手がかりを知っている人全てが行方不明になったんだ。たしか、541人行方不明になったはず。この事件があって以来誰も、組織について捜索する人は、いなくなりました。また、この組織についての情報が一切なくなり、子供達ができる限り組織に関することを耳にしないように「highest pibo黙秘法」という法律が制定されました。今このように話すことは、実際よくないことだけど、組織の名前を知っているっていうことは、何か関わりがあるだろうから、伝えたの。この情報は、もらしたらダメだよ。いつどこで、監視されているかわからないよ。」

看護婦さんは、俺の話す、隙を与えないで、つたえていきた。これは知るべきだったのかは、分からないが、この組織を調べた先に両親の行方の鍵があるなら、知ってよかったと思える。
あと、多分だが1番最初に組織の手がかりを見つけたのは俺の両親のことだろう。なにせ、死呼なんて苗字は、珍しいからな。

「もし、組織のことを調べるとしたらなにをするべきですかね？」

「もし調べるなら、とことん事件に遭遇していくことが一番いいと思いますよ。」

事件を解決か～、警察になったりしたらいいのか。あとでゆっくり考えよう。

「ありがとうございます」
「油断禁物だよ！一歩間違えればどうなるか分からないよ。」
「はい！」威勢良く返事をした。
「それじゃあ、明後日の入試頑張りなさい」


「あっ......................忘れてたっっっーーーーーーー」



今日は、いろんなことがあったな。突然両親の居場所の手がかりのヒントがわかるのは、嬉しかったがそれと同じくらい絶望も感じる。
ひとまず、明後日の入試に向けて体を休めようかな。うん！寝よう。



「連大丈夫！！！！」
葵の声だ。
「大丈夫だよ」
「よかった～、私が気絶したあとどうなったか分からないけど、連が無事でよかった」

こうやって誰かに心配されるっていうのは、いい感じだな。これまで、あまりこのような機会がなかったから、幸せを感じられる。
「ありがとな」
「高校受験に遅れずにすんでよかったな、葵」
「まあ、そうだね」
「でも、大怪我をせずにいられたことが一番よかったことだよ！」
「そうだね」
「何気ない普通の会話をして改めて気づいたんだけど、会話って楽しいよな」

「どうしたの突然？今日の連くん不思議だね」

「だって、こうやってたのいしく当たり前のように会話ができるっていいことじゃん。
葵暗くなる前に帰れよ」

「分かったよー」



入試頑張るぞーっていうことより組織のことの法が頭に残る。
組織のことの前にまずは入試だ！