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────4章『手を取り合え、宝船と戦艦!』
■1「事件の顛末と夏休み」
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****♡Side・久隆
K学園高等部で起きた、大里を巡る『黒川 彩都、集団強姦未遂事件』は、風紀委員会と生徒会が介入したことにより、K学園闇ルールによる“制裁”という形ではなく学園の規則による“処分”という形になった。
首謀者である生徒は“退学処分”となり、
共謀した生徒は“停学処分”となる。
有名なセレブ校で起きたこの事件は、連日お茶の間を騒がせることとなったが、権力者を親にもつ生徒が多かったため、世間的には早々に鎮静化した。しかしこの事件の顛末が、K学園の生徒たちに多大な影響を与えたことは想像に難くない。今までK学園の生徒たちは“闇ゲーム”に強制参加させられているという意識のもと、“罰則”に巻き込まれたくないという考えのみで、身の回りで起きている事象に目を背けてきた。特に幼稚園からの俗にいうK学園内部生たちは“明日は我が身”という認識を新たにする。
それだけではない、この事件を”誰がどのように解決をしようとしていたのか”ということが生徒たちの注目を集めることとなった。
それは、
『自分たちが恐れていた“学園の王様”は、外部生である二人と力を合わせ風紀委員会や生徒会と協力し、”外部生の黒川”の為に事件を未然に防ごうとしていた』
ということ。
この事が生徒たちの意識を変えるきっかけとなり、久隆が掲げる“K学園からイジメを無くそう”という想いに賛同する者たちが現れはじめ、久隆のファンクラブなるものを作りだした。久隆は、学園に明るい兆しを感じているが、良いことばかりではない。久隆、咲夜、葵に大里を加えた四人は、信頼関係を築き仲良くなっていたが、その彼らに”真の絆”を試される事件が待ち受けていたのだ。後になって久隆は、この頃を振り返って思うことがある。
『どんなに互いを理解しているつもりでも、解釈の違いにより飛んでもない誤解を産む』
大里にとってそれは”純粋な善意”であった。
久隆にとってそれは”暴挙”であった。
葵にとってそれは”絶望と裏切り”であった。
咲夜にとってそれは”理解しがたい行動”であった。
****
夏休みに入った。
高等部一年の一学期に起こった事件の結末は、彼らに後味の悪さだけを残している。不幸中の幸いだったのは、事件以降、黒川に対しイジメがなくなったこと、以前のように大里と仲良くしていることだ。大里を含む四人は、夏休みに入るとすぐ、二泊三日の韓国焼き肉食い倒れツアーなるものに参加をし、旅行を楽しむとともに大里から近況を聞き安堵したのである。
**
「ねー、久隆くんッ。どっか行こうよー」
久隆、葵、咲夜の三人はクーラーの効いた大崎邸の二階のリビングでいつものように寛いでいた。大崎邸には二十名ほどの従業員がいるが、二階、三階の住居区には清掃などの用がない限りは来ない。久隆の家族である父も兄も仕事で忙しく、不在なことがほとんど。久隆が時計に目を向けると、時刻は午前八時を指していた。まるで葵が、休日の父にねだる子供のようだったので、咲夜が吹き出す。久隆が時計から葵に視線を移し、
「宿題やったの?」
と問うと、その様子を見ていた咲夜が更に笑い出す。しかし葵はのんびりとした声で、
「やったよお。サクに見てもらった」
と返す。すると久隆は”それならいいよ”とでも言うように、
「どこ行きたいの?夜はパーティーがあるから遠出できないけど」
と葵に希望を聞くと、
「水族館」
やった!と彼が行き先を嬉しそうに告げる。
「んじゃ、行きますかね」
久隆は微笑むと立ち上がった。葵は、
「大里誘う?誘っちゃう?」
とスマホの画面を眺めながらきゃっきゃと喜んでいるので、久隆は肩を竦めると、
「うん、いいんじゃない?」
と返事を。葵は”電話するー”と自分の部屋に向う為、ドアに向かって行ったのだった。
**
久隆は咲夜の手を取りながら、
「咲夜は着替える?」
と質問を投げかければ、
「うん。楽しみだなぁ」
と彼はニコニコしている。そんな彼に興味が湧き、
「水族館好き?」
と問いかけると咲夜は、
「好きだよ」
と微笑む。そんな彼がが可愛いくて、その身を引き寄せて口づけると、
「俺とどっちが好き?」
と久隆は聞いてみる。
「え?」
その質問に咲夜が驚く。
「久隆が水族館に負ける確率ってどれくらいなの?」
とても真面目な顔をして。
「なにその返し、斬新」
と久隆が肩を揺らして笑う。すると咲夜は、
「久隆が、大好きだよ」
久隆に、チュッとお返しをくれた。
「和、暇かな?」
「運転?」
久隆がそそ、と頷くと、
「暇かぁ~?って聞いてみたら?」
と咲夜らしからぬ冗談が返ってくる。
「課長かよッ」
二人は顔を見合わせるとクスクス笑い合った。
****
「しょうがないなぁ、久隆くんの隣譲ってあげるよ」
という葵の一言で車内の席順が決まる。大崎邸の料理長の南が豪華なランチを用意してくれたので、車の中で食べられるようにと、本日はキャンピングカーになった。
「和、ホントに良かったの?」
と久隆が和を気遣うと、
「こっちが最優先ですから。それに、皆さんと遊びに行けるのは嬉しいので」
第四秘書に仕事を押しつけてきたという和はそう言った。本日は和に加えてスペシャルゲストがいる。
「俺まで誘ってもらって悪いな。今日はよろしくな」
久隆の専属運転手の佐倉だ。和の話相手でもするつもりか、助手席に乗っていた。この間は気まずそうだったが、今日の二人は和やかである。
「ねえねえ、佐倉っち!」
そして、葵はまたしてもいつの間にか仲良しだが、久隆はもう驚きはしない。
「ん?どうした、おチビちゃん」
「チービーじゃないしッ。今度みんなで3on3やろー?」
「ゴールに届くのか?」
「失礼なッ」
大里が、慰めるようにポンと葵の肩に手を置く。それを見た和が笑っており、咲夜も隣でクスクス笑っている。
可愛いッ。
そんな風にして久隆たちを乗せたキャンピングカーは、水族館に向かっていた。
「俺の隣が良かったの?」
と、久隆が咲夜と手を繋いで座りながら彼を見上げると、
「うん」
と彼は頷き”だって”と続ける。
「久隆は、大里くんの隣だと...くっついてるし」
「やきもち妬いちゃったの?可愛いなぁ」
繋いでいない方の手を伸ばすと咲夜の頬に触れた。
「でも、大里のことはクッションにしか思ってないから」
「え」
咲夜が複雑な表情をする。
「うん?」
「ごめん、なんか妙に納得した」
「それは良かった。それより」
久隆には気がかりなことがあった。
「夜のパーティー、霧島社長くるけど咲夜大丈夫?」
その言葉に咲夜がビクッとするのがわかる。
「うん、平気。久隆、側に居てくれるよね?」
不安そうに久隆を見つめながら。
「側にいるよ」
まだ、怖いのかな?
どうしたら安心させてあげられるのかな。
久隆は咲夜を引き寄せてチュッとキスをすると、向かい側から苦情が来た。
「おいおい!イチャイチャすな!」
大里だ。
「大里、キスくらいでブーブー言わない」
しかし、隣の葵に怒られている。
「え!なんで怒らないんだよ」
「サクが良ければいーのッ」
「お前ら、霧島に甘過ぎじゃないのか?!」
大里が頭を抱え、久隆は肩を竦めた。葵がやれやれという仕草をしてこちらに目を向ける。久隆は目が合ったので、葵に合図を送った、手のひらを内側に向け三本指を立てて。
『今夜三人で楽しも?』
久隆から誘うことが初めてだったので、葵が凄く驚いているようだ。
『いいよおおおおおお!』
葵が両手の親指を立てると腕を伸ばしOKの仕草をする。
そして、
「ヤバい、テンション上がってきたあああああ!」
項垂れている大里の背中を葵はバシバシ叩く。
「は?」
大里が顔を上げた。
「歌お、大里」
「何、急に」
「歌うんだよ」
二人は訳のわからない会話をしている。
「咲夜」
不思議そうに葵たちを見ている咲夜の意識を自分に向けた。
「うん?」
こちらを見た咲夜の綺麗な髪が、さらりと揺れる。
今すぐ襲いたい。
可愛いすぎる。
「夜はいっぱい愛してあげるね」
耳元で囁けば、咲夜の頬に朱が差す。
三人でするのは久々だなぁ。
楽しみ。
久隆はウキウキしていた。
K学園高等部で起きた、大里を巡る『黒川 彩都、集団強姦未遂事件』は、風紀委員会と生徒会が介入したことにより、K学園闇ルールによる“制裁”という形ではなく学園の規則による“処分”という形になった。
首謀者である生徒は“退学処分”となり、
共謀した生徒は“停学処分”となる。
有名なセレブ校で起きたこの事件は、連日お茶の間を騒がせることとなったが、権力者を親にもつ生徒が多かったため、世間的には早々に鎮静化した。しかしこの事件の顛末が、K学園の生徒たちに多大な影響を与えたことは想像に難くない。今までK学園の生徒たちは“闇ゲーム”に強制参加させられているという意識のもと、“罰則”に巻き込まれたくないという考えのみで、身の回りで起きている事象に目を背けてきた。特に幼稚園からの俗にいうK学園内部生たちは“明日は我が身”という認識を新たにする。
それだけではない、この事件を”誰がどのように解決をしようとしていたのか”ということが生徒たちの注目を集めることとなった。
それは、
『自分たちが恐れていた“学園の王様”は、外部生である二人と力を合わせ風紀委員会や生徒会と協力し、”外部生の黒川”の為に事件を未然に防ごうとしていた』
ということ。
この事が生徒たちの意識を変えるきっかけとなり、久隆が掲げる“K学園からイジメを無くそう”という想いに賛同する者たちが現れはじめ、久隆のファンクラブなるものを作りだした。久隆は、学園に明るい兆しを感じているが、良いことばかりではない。久隆、咲夜、葵に大里を加えた四人は、信頼関係を築き仲良くなっていたが、その彼らに”真の絆”を試される事件が待ち受けていたのだ。後になって久隆は、この頃を振り返って思うことがある。
『どんなに互いを理解しているつもりでも、解釈の違いにより飛んでもない誤解を産む』
大里にとってそれは”純粋な善意”であった。
久隆にとってそれは”暴挙”であった。
葵にとってそれは”絶望と裏切り”であった。
咲夜にとってそれは”理解しがたい行動”であった。
****
夏休みに入った。
高等部一年の一学期に起こった事件の結末は、彼らに後味の悪さだけを残している。不幸中の幸いだったのは、事件以降、黒川に対しイジメがなくなったこと、以前のように大里と仲良くしていることだ。大里を含む四人は、夏休みに入るとすぐ、二泊三日の韓国焼き肉食い倒れツアーなるものに参加をし、旅行を楽しむとともに大里から近況を聞き安堵したのである。
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「ねー、久隆くんッ。どっか行こうよー」
久隆、葵、咲夜の三人はクーラーの効いた大崎邸の二階のリビングでいつものように寛いでいた。大崎邸には二十名ほどの従業員がいるが、二階、三階の住居区には清掃などの用がない限りは来ない。久隆の家族である父も兄も仕事で忙しく、不在なことがほとんど。久隆が時計に目を向けると、時刻は午前八時を指していた。まるで葵が、休日の父にねだる子供のようだったので、咲夜が吹き出す。久隆が時計から葵に視線を移し、
「宿題やったの?」
と問うと、その様子を見ていた咲夜が更に笑い出す。しかし葵はのんびりとした声で、
「やったよお。サクに見てもらった」
と返す。すると久隆は”それならいいよ”とでも言うように、
「どこ行きたいの?夜はパーティーがあるから遠出できないけど」
と葵に希望を聞くと、
「水族館」
やった!と彼が行き先を嬉しそうに告げる。
「んじゃ、行きますかね」
久隆は微笑むと立ち上がった。葵は、
「大里誘う?誘っちゃう?」
とスマホの画面を眺めながらきゃっきゃと喜んでいるので、久隆は肩を竦めると、
「うん、いいんじゃない?」
と返事を。葵は”電話するー”と自分の部屋に向う為、ドアに向かって行ったのだった。
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久隆は咲夜の手を取りながら、
「咲夜は着替える?」
と質問を投げかければ、
「うん。楽しみだなぁ」
と彼はニコニコしている。そんな彼に興味が湧き、
「水族館好き?」
と問いかけると咲夜は、
「好きだよ」
と微笑む。そんな彼がが可愛いくて、その身を引き寄せて口づけると、
「俺とどっちが好き?」
と久隆は聞いてみる。
「え?」
その質問に咲夜が驚く。
「久隆が水族館に負ける確率ってどれくらいなの?」
とても真面目な顔をして。
「なにその返し、斬新」
と久隆が肩を揺らして笑う。すると咲夜は、
「久隆が、大好きだよ」
久隆に、チュッとお返しをくれた。
「和、暇かな?」
「運転?」
久隆がそそ、と頷くと、
「暇かぁ~?って聞いてみたら?」
と咲夜らしからぬ冗談が返ってくる。
「課長かよッ」
二人は顔を見合わせるとクスクス笑い合った。
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「しょうがないなぁ、久隆くんの隣譲ってあげるよ」
という葵の一言で車内の席順が決まる。大崎邸の料理長の南が豪華なランチを用意してくれたので、車の中で食べられるようにと、本日はキャンピングカーになった。
「和、ホントに良かったの?」
と久隆が和を気遣うと、
「こっちが最優先ですから。それに、皆さんと遊びに行けるのは嬉しいので」
第四秘書に仕事を押しつけてきたという和はそう言った。本日は和に加えてスペシャルゲストがいる。
「俺まで誘ってもらって悪いな。今日はよろしくな」
久隆の専属運転手の佐倉だ。和の話相手でもするつもりか、助手席に乗っていた。この間は気まずそうだったが、今日の二人は和やかである。
「ねえねえ、佐倉っち!」
そして、葵はまたしてもいつの間にか仲良しだが、久隆はもう驚きはしない。
「ん?どうした、おチビちゃん」
「チービーじゃないしッ。今度みんなで3on3やろー?」
「ゴールに届くのか?」
「失礼なッ」
大里が、慰めるようにポンと葵の肩に手を置く。それを見た和が笑っており、咲夜も隣でクスクス笑っている。
可愛いッ。
そんな風にして久隆たちを乗せたキャンピングカーは、水族館に向かっていた。
「俺の隣が良かったの?」
と、久隆が咲夜と手を繋いで座りながら彼を見上げると、
「うん」
と彼は頷き”だって”と続ける。
「久隆は、大里くんの隣だと...くっついてるし」
「やきもち妬いちゃったの?可愛いなぁ」
繋いでいない方の手を伸ばすと咲夜の頬に触れた。
「でも、大里のことはクッションにしか思ってないから」
「え」
咲夜が複雑な表情をする。
「うん?」
「ごめん、なんか妙に納得した」
「それは良かった。それより」
久隆には気がかりなことがあった。
「夜のパーティー、霧島社長くるけど咲夜大丈夫?」
その言葉に咲夜がビクッとするのがわかる。
「うん、平気。久隆、側に居てくれるよね?」
不安そうに久隆を見つめながら。
「側にいるよ」
まだ、怖いのかな?
どうしたら安心させてあげられるのかな。
久隆は咲夜を引き寄せてチュッとキスをすると、向かい側から苦情が来た。
「おいおい!イチャイチャすな!」
大里だ。
「大里、キスくらいでブーブー言わない」
しかし、隣の葵に怒られている。
「え!なんで怒らないんだよ」
「サクが良ければいーのッ」
「お前ら、霧島に甘過ぎじゃないのか?!」
大里が頭を抱え、久隆は肩を竦めた。葵がやれやれという仕草をしてこちらに目を向ける。久隆は目が合ったので、葵に合図を送った、手のひらを内側に向け三本指を立てて。
『今夜三人で楽しも?』
久隆から誘うことが初めてだったので、葵が凄く驚いているようだ。
『いいよおおおおおお!』
葵が両手の親指を立てると腕を伸ばしOKの仕草をする。
そして、
「ヤバい、テンション上がってきたあああああ!」
項垂れている大里の背中を葵はバシバシ叩く。
「は?」
大里が顔を上げた。
「歌お、大里」
「何、急に」
「歌うんだよ」
二人は訳のわからない会話をしている。
「咲夜」
不思議そうに葵たちを見ている咲夜の意識を自分に向けた。
「うん?」
こちらを見た咲夜の綺麗な髪が、さらりと揺れる。
今すぐ襲いたい。
可愛いすぎる。
「夜はいっぱい愛してあげるね」
耳元で囁けば、咲夜の頬に朱が差す。
三人でするのは久々だなぁ。
楽しみ。
久隆はウキウキしていた。
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