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────6章『絆』
■12「ミイラ取りがミイラに」【R】
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****♡Side・久隆
「あッ..」
何これ!
久隆は彼の愛撫に口元を押さえた。咲夜の舌が首筋を伝い、その指先が胸の果実をこねくり回している。久隆にとって、他人から愛撫されるのは初体験であった。
ううッ。
声でちゃう。
恥ずかしい。
変にプライドの高い久隆は身体を咲夜に開くことに抵抗は無いが、自分の口から甘い声が出ることが耐えられず、必死に声を抑えていると、
「ねえ、俺に溺れてよ」
と彼に耳元で甘くおねだりをされ、ぎゅっと目を瞑る。
「感じて」
「はぁッ..んッ」
理性が飛びそうだ。
おかしくなる。
「久隆は俺のもの。永遠にだよ」
久隆は、彼の欲望の塊を太ももに感じていた。挿れたいのを我慢して一所懸命、自分に愛撫してくれているのかと思うと、咲夜が愛しい。
「あ..んんッ」
「久隆が大好きなんだよ」
胸の飾りを執拗に弄っていた彼の舌は、ゆっくりと下がっていく。あの日の恐怖を書き消す為に、彼は想いを溢れさせてゆくのだ。
「ああッ」
「久隆が想ってくれていた十年分の辛かった想い、これから俺がずっと一緒にいて受け止めてあげる」
咲夜のその言葉に久隆はハッとする。
そうか。
やっと昇華することができるんだね。
これからは新しい十年を二人で紡いでゆくんだ。
「咲夜ッ..さく..やッ」
「久隆、愛してるよ」
欲しかったもの全てが今、目の前にあった。
流した涙も諦めた夢も
この手に取り戻して
愛しい君と
永遠を刻もう
どんな虚無の世界だって
一条の光や救いがあるように
君を想う気持ちは
困難を乗り越える力になるから
「ああッ」
自分自身を咲夜の口に含まれて、久隆は胸を三日月のように突き上げる。今は強がる必要はない。溺れてしまえばいいんだと、久隆は自分に言い聞かせ、彼に身を任せた。
気持ちいい。
我を忘れてしまいそうだ。
「久隆..すき」
「大好きだよ」
彼の舌使い、鈴口をちゅるっと吸い上げる柔らかい唇、愛しい彼の唇が自分の欲望を貪っているのかと思うと堪らない。しかし久隆は、それと同時に自分はやはりタチであるということを自覚する。
「んんッ」
されるのではなく、したいのだ。それは征服欲なのか。それとも、庇護欲なのかは定かではない。ついに咲夜の舌は最奥の蕾を舐め始めた。入り口を刺激されることが気持ちいいことであることはわかっている。
「ああ..んッ」
今度こそ、咲夜に抱かれてあげることができる。
もう、初めてではないけれど。
久隆は彼がジェルのボトルから、手の平にジェルを垂らしているのを見ていた。
大丈夫、怖くない。
怖くない。
だって、痛くないことがわかっているから。
「久隆、ごめんね」
「うん?」
「酷いこと言って疑って」
「いいよ、咲夜は悪くない」
つぷッと蕾に彼の指が入ってくる。
「俺、この先もきっといっぱいヤキモチ妬くよ」
彼をヤキモチ妬きにしたのは他でもない自分だ。責任なら、自分にある。
「うんッ..あッ..大丈夫ッ..ヤキモチ妬きの咲夜ッ..可愛いッ」
ぷちゅぷちゅと指を抜き差しする厭らしい音に、久隆は理性を手放しそうになった。
「久隆を好きになるまで、ヤキモチなんてあんまり妬いたことなかったのに」
「責任ッ..とる..からッ..ああッ」
やがて久隆自身を速いスピードで咲夜は扱き始める。
「んんッ..はぁッ」
「イった後の方が挿れやすいし、気持ちいいからイってよ、久隆」
「んあッ...」
奥を指で犯されながら前をしごかれ、久隆はとうとう理性を手放した。
「あああッ」
久隆は愛液が自分の胸に飛び散るのを感じ、彼はそれを指で掬いあげると胸の飾りに塗り込める。
「咲夜..?」
胸の飾りを厭らしく滑る彼の指を見つめながら、久隆が不思議そうに彼の名を呼べば、
「テラテラしてエッチだよ、久隆」
と言われ、
「!」
彼らしくないことに驚く。
「挿れていい?繋がりたい」
咲夜は久隆に酔っていた。その瞳は“久隆を犯したい”という気持ちでいっぱいなのが伝わってくるほどトロンとしていて、久隆はそれを愛しいと感じ両腕を彼に向け差し出すと、
「おいで、咲夜」
と微笑みかける。
「久隆ッ..はあッ..久隆のここエッチなの。俺ので犯すの..」
興奮MAXの咲夜自身が、ゆっくりと自分の奥に入ってくるのを感じた。
怖くない。
気持ちいいッ。
愛しい咲夜が俺を欲しがって狂っていく。
快感だ。
気が変になりそう。
「あああッ」
「久隆ッ..俺のッ..んッ。久隆の中気持ちいいッ」
結局、咲夜は溺れさせるつもりが久隆に溺れていったのだった。
「あッ..」
何これ!
久隆は彼の愛撫に口元を押さえた。咲夜の舌が首筋を伝い、その指先が胸の果実をこねくり回している。久隆にとって、他人から愛撫されるのは初体験であった。
ううッ。
声でちゃう。
恥ずかしい。
変にプライドの高い久隆は身体を咲夜に開くことに抵抗は無いが、自分の口から甘い声が出ることが耐えられず、必死に声を抑えていると、
「ねえ、俺に溺れてよ」
と彼に耳元で甘くおねだりをされ、ぎゅっと目を瞑る。
「感じて」
「はぁッ..んッ」
理性が飛びそうだ。
おかしくなる。
「久隆は俺のもの。永遠にだよ」
久隆は、彼の欲望の塊を太ももに感じていた。挿れたいのを我慢して一所懸命、自分に愛撫してくれているのかと思うと、咲夜が愛しい。
「あ..んんッ」
「久隆が大好きなんだよ」
胸の飾りを執拗に弄っていた彼の舌は、ゆっくりと下がっていく。あの日の恐怖を書き消す為に、彼は想いを溢れさせてゆくのだ。
「ああッ」
「久隆が想ってくれていた十年分の辛かった想い、これから俺がずっと一緒にいて受け止めてあげる」
咲夜のその言葉に久隆はハッとする。
そうか。
やっと昇華することができるんだね。
これからは新しい十年を二人で紡いでゆくんだ。
「咲夜ッ..さく..やッ」
「久隆、愛してるよ」
欲しかったもの全てが今、目の前にあった。
流した涙も諦めた夢も
この手に取り戻して
愛しい君と
永遠を刻もう
どんな虚無の世界だって
一条の光や救いがあるように
君を想う気持ちは
困難を乗り越える力になるから
「ああッ」
自分自身を咲夜の口に含まれて、久隆は胸を三日月のように突き上げる。今は強がる必要はない。溺れてしまえばいいんだと、久隆は自分に言い聞かせ、彼に身を任せた。
気持ちいい。
我を忘れてしまいそうだ。
「久隆..すき」
「大好きだよ」
彼の舌使い、鈴口をちゅるっと吸い上げる柔らかい唇、愛しい彼の唇が自分の欲望を貪っているのかと思うと堪らない。しかし久隆は、それと同時に自分はやはりタチであるということを自覚する。
「んんッ」
されるのではなく、したいのだ。それは征服欲なのか。それとも、庇護欲なのかは定かではない。ついに咲夜の舌は最奥の蕾を舐め始めた。入り口を刺激されることが気持ちいいことであることはわかっている。
「ああ..んッ」
今度こそ、咲夜に抱かれてあげることができる。
もう、初めてではないけれど。
久隆は彼がジェルのボトルから、手の平にジェルを垂らしているのを見ていた。
大丈夫、怖くない。
怖くない。
だって、痛くないことがわかっているから。
「久隆、ごめんね」
「うん?」
「酷いこと言って疑って」
「いいよ、咲夜は悪くない」
つぷッと蕾に彼の指が入ってくる。
「俺、この先もきっといっぱいヤキモチ妬くよ」
彼をヤキモチ妬きにしたのは他でもない自分だ。責任なら、自分にある。
「うんッ..あッ..大丈夫ッ..ヤキモチ妬きの咲夜ッ..可愛いッ」
ぷちゅぷちゅと指を抜き差しする厭らしい音に、久隆は理性を手放しそうになった。
「久隆を好きになるまで、ヤキモチなんてあんまり妬いたことなかったのに」
「責任ッ..とる..からッ..ああッ」
やがて久隆自身を速いスピードで咲夜は扱き始める。
「んんッ..はぁッ」
「イった後の方が挿れやすいし、気持ちいいからイってよ、久隆」
「んあッ...」
奥を指で犯されながら前をしごかれ、久隆はとうとう理性を手放した。
「あああッ」
久隆は愛液が自分の胸に飛び散るのを感じ、彼はそれを指で掬いあげると胸の飾りに塗り込める。
「咲夜..?」
胸の飾りを厭らしく滑る彼の指を見つめながら、久隆が不思議そうに彼の名を呼べば、
「テラテラしてエッチだよ、久隆」
と言われ、
「!」
彼らしくないことに驚く。
「挿れていい?繋がりたい」
咲夜は久隆に酔っていた。その瞳は“久隆を犯したい”という気持ちでいっぱいなのが伝わってくるほどトロンとしていて、久隆はそれを愛しいと感じ両腕を彼に向け差し出すと、
「おいで、咲夜」
と微笑みかける。
「久隆ッ..はあッ..久隆のここエッチなの。俺ので犯すの..」
興奮MAXの咲夜自身が、ゆっくりと自分の奥に入ってくるのを感じた。
怖くない。
気持ちいいッ。
愛しい咲夜が俺を欲しがって狂っていく。
快感だ。
気が変になりそう。
「あああッ」
「久隆ッ..俺のッ..んッ。久隆の中気持ちいいッ」
結局、咲夜は溺れさせるつもりが久隆に溺れていったのだった。
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