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────1章【久隆と咲夜】
□11「みかんと君」
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****♡Side・咲夜
葵は風呂に入るために先に上に向い、取り残された咲夜は後片付けをしていた。
「咲夜くん」
すると、食器を持っていった先で大崎邸の料理長の南に声を掛けられる。
「これ、お昼の余りなんだが良かったら持っていかないか?」
と、渡されたのは二つの冷凍みかん。”葵が喜びそうだなぁ”と、咲夜はお礼を述べ受け取った。久隆と大里は学園祭の話で盛り上がっているらしく、紙ナプキンになにやらペンでプランを書きなぐっている。自然な雰囲気の二人を見ると、ヤキモチという感情が頭をもたげてしまう。どんなに愛し合ったところで、時間には勝てない。そんな風に思ってしまうのだ。
どうしたらもっと久隆と仲良くなれるのかな?
咲夜はそんなことを思案しながら上への階段を目指した。葵の部屋のドアをあけるとお洒落な空間が広がっている。彼に与えられた部屋は間取りが久隆の部屋と左右対象になっており、久隆が書斎として使っている場所にあたる部屋は木目調が美しい家具で統一されていた。壁際に置かれた西海岸スタイルのテレビボード、ツートンカラーがお洒落な大きな棚。趣味の良いカーペットに、調和を乱さない深い茶のソファー。
咲夜は常々、葵はセンスが良いなと思っている。窓際に置かれたシンプルなカウンターに観葉植物が乗っていて、咲夜はそこに腰掛け彼を待つことに。すると突然、
「ごめん、お待たせッ」
後ろからむぎゅっと抱きつかれ、ふわっと良い匂いがした。
「髪乾かしてたの」
「お帰り」
彼が隣に座るのを確認すると、咲夜はみかんを差し出す。
「みかんー!」
可愛いなぁ。
「食べる?」
咲夜の問いに彼がコクコクと頷いた。
「剥いてッ剥いてッ」
と、あまりに可愛いので、咲夜はその唇にチュッと口づける。
「ほら」
と、冷凍みかんを剥くと指先に乗せて葵の口元に持っていく。すると、あむっと小さく開けられた唇から、口の中に含まれてゆくさまがとても官能的に見えた。
厭らしい。
ちろっと覗く舌。
パジャマから覗く艶やかな肌。
上目遣いの可愛らしい瞳。
「むぐッ」
「葵、早くエッチしようよ」
咲夜は堪らなくなって、葵にみかんを食べさせながら囁く。
「ふぁ?」
「葵が厭らしい」
「んんんッ。ちょッ」
咲夜は、彼の首筋に口づけながら胸をまさぐり、
「ほら、あと一口」
「んんッ」
無理矢理、口にみかんを押し込むと、その小柄で華奢な身体を抱き上げる。
「サクッ..」
みかんの露で濡れた葵の唇に咲夜は、更に欲情していくのを感じていたのだった。
****
咲夜が葵をベッドに下ろして組み伏せると、
「今日は積極的だねッ。珍しい」
と、彼はニコニコして見上げてくる。
「葵が厭らしいからだよ」
「えーッ。みかん食べてただけなのに」
咲夜は誘われるように彼に口づけながら、パジャマのボタンを外していく。
「ん...」
自分しか知らないその身体が愛しい。滑らかで艶やかな肌を、優しく手で撫であげると、感度の良いその身体が熱を帯び始める。
「サク。だぁい好きだよッ」
「んッ、好きッ」
咲夜は、彼の可愛らしい唇を奪いながら忙しなく胸をまさぐり、ついで柔らかい葵の胸の果実を唇で啄む。
「あッ..んッ」
脇腹を撫でると彼は身を捩った。
「可愛い」
と咲夜は彼の鎖骨をちゅうッと吸いあげると、
「ダメぇッ..そんなに吸ったらッ」
「だめ?」
「痕ついちゃッ..」
やんわりと、両手で咲夜の胸を押す葵。その両手を咲夜は掴んだ。
「つけちゃだめ?」
「ッ..」
じぃっと見つめていると彼は観念したようで。
「い..いいョ..」
葵の瞳には嬉しそうに微笑む咲夜が映っていた。
**
「なあんでッ」
いつの間にか着ていたものを剥ぎ取られた葵は、彼自身を美味しそうに舐めている咲夜に身体中に痕をつけられ困り顔だ。
「つけすぎだよぉッ」
「葵は俺のなの」
「あんんッ」
咲夜は執拗に彼の鈴口を舐めあげたり吸ったりしている。
「サクぅッ..きもちぃッ..あッあッ..んーッ」
「葵、可愛い」
「やあんッ」
最近我がK学園では、大里を巡る泥沼の三角関係の話で持ちきりである。咲夜にはそれが不満で仕方なかった。
葵も久隆も俺のなのにッ。
「はぁッ..うッ..やあッ」
咲夜は、葵の腰を持ち上げると双丘を両手で開き、更に奥の蕾を指先で拡げちゅぱちゅぱ舐め始める。
「拡げないでぇッ..うぅんッ」
咲夜は甘ったるい声で喘ぎ声をあげる彼の胸に片腕を伸ばすと、指先で胸の果実を転がした。
「あッ..やあんッ」
「葵、すっごいエロい」
「サクぅッ」
葵が腰をムズムズしはじめるので、咲夜は傍らに置いてあるジェルボトルを掴んだ。
「早くッ..くちゅくちゅしてぇッ」
「待ちきれないの?」
咲夜は、ジェルをトロトロと指先に落としながら彼を見つめる。
「うんッ..はやくサクと繋がりたいよぉッ」
「俺も挿れたい」
と、咲夜は葵の腰を降ろすと、彼の大きく足を拡げ奥の蕾に指を挿入した。
「んッ..んんッ..きもちいッ..はぁッんッ」
くちゅくちゅと厭らしい音がベッドルームに響く。
ああ、早く...
はやく入れたいッ。
葵は風呂に入るために先に上に向い、取り残された咲夜は後片付けをしていた。
「咲夜くん」
すると、食器を持っていった先で大崎邸の料理長の南に声を掛けられる。
「これ、お昼の余りなんだが良かったら持っていかないか?」
と、渡されたのは二つの冷凍みかん。”葵が喜びそうだなぁ”と、咲夜はお礼を述べ受け取った。久隆と大里は学園祭の話で盛り上がっているらしく、紙ナプキンになにやらペンでプランを書きなぐっている。自然な雰囲気の二人を見ると、ヤキモチという感情が頭をもたげてしまう。どんなに愛し合ったところで、時間には勝てない。そんな風に思ってしまうのだ。
どうしたらもっと久隆と仲良くなれるのかな?
咲夜はそんなことを思案しながら上への階段を目指した。葵の部屋のドアをあけるとお洒落な空間が広がっている。彼に与えられた部屋は間取りが久隆の部屋と左右対象になっており、久隆が書斎として使っている場所にあたる部屋は木目調が美しい家具で統一されていた。壁際に置かれた西海岸スタイルのテレビボード、ツートンカラーがお洒落な大きな棚。趣味の良いカーペットに、調和を乱さない深い茶のソファー。
咲夜は常々、葵はセンスが良いなと思っている。窓際に置かれたシンプルなカウンターに観葉植物が乗っていて、咲夜はそこに腰掛け彼を待つことに。すると突然、
「ごめん、お待たせッ」
後ろからむぎゅっと抱きつかれ、ふわっと良い匂いがした。
「髪乾かしてたの」
「お帰り」
彼が隣に座るのを確認すると、咲夜はみかんを差し出す。
「みかんー!」
可愛いなぁ。
「食べる?」
咲夜の問いに彼がコクコクと頷いた。
「剥いてッ剥いてッ」
と、あまりに可愛いので、咲夜はその唇にチュッと口づける。
「ほら」
と、冷凍みかんを剥くと指先に乗せて葵の口元に持っていく。すると、あむっと小さく開けられた唇から、口の中に含まれてゆくさまがとても官能的に見えた。
厭らしい。
ちろっと覗く舌。
パジャマから覗く艶やかな肌。
上目遣いの可愛らしい瞳。
「むぐッ」
「葵、早くエッチしようよ」
咲夜は堪らなくなって、葵にみかんを食べさせながら囁く。
「ふぁ?」
「葵が厭らしい」
「んんんッ。ちょッ」
咲夜は、彼の首筋に口づけながら胸をまさぐり、
「ほら、あと一口」
「んんッ」
無理矢理、口にみかんを押し込むと、その小柄で華奢な身体を抱き上げる。
「サクッ..」
みかんの露で濡れた葵の唇に咲夜は、更に欲情していくのを感じていたのだった。
****
咲夜が葵をベッドに下ろして組み伏せると、
「今日は積極的だねッ。珍しい」
と、彼はニコニコして見上げてくる。
「葵が厭らしいからだよ」
「えーッ。みかん食べてただけなのに」
咲夜は誘われるように彼に口づけながら、パジャマのボタンを外していく。
「ん...」
自分しか知らないその身体が愛しい。滑らかで艶やかな肌を、優しく手で撫であげると、感度の良いその身体が熱を帯び始める。
「サク。だぁい好きだよッ」
「んッ、好きッ」
咲夜は、彼の可愛らしい唇を奪いながら忙しなく胸をまさぐり、ついで柔らかい葵の胸の果実を唇で啄む。
「あッ..んッ」
脇腹を撫でると彼は身を捩った。
「可愛い」
と咲夜は彼の鎖骨をちゅうッと吸いあげると、
「ダメぇッ..そんなに吸ったらッ」
「だめ?」
「痕ついちゃッ..」
やんわりと、両手で咲夜の胸を押す葵。その両手を咲夜は掴んだ。
「つけちゃだめ?」
「ッ..」
じぃっと見つめていると彼は観念したようで。
「い..いいョ..」
葵の瞳には嬉しそうに微笑む咲夜が映っていた。
**
「なあんでッ」
いつの間にか着ていたものを剥ぎ取られた葵は、彼自身を美味しそうに舐めている咲夜に身体中に痕をつけられ困り顔だ。
「つけすぎだよぉッ」
「葵は俺のなの」
「あんんッ」
咲夜は執拗に彼の鈴口を舐めあげたり吸ったりしている。
「サクぅッ..きもちぃッ..あッあッ..んーッ」
「葵、可愛い」
「やあんッ」
最近我がK学園では、大里を巡る泥沼の三角関係の話で持ちきりである。咲夜にはそれが不満で仕方なかった。
葵も久隆も俺のなのにッ。
「はぁッ..うッ..やあッ」
咲夜は、葵の腰を持ち上げると双丘を両手で開き、更に奥の蕾を指先で拡げちゅぱちゅぱ舐め始める。
「拡げないでぇッ..うぅんッ」
咲夜は甘ったるい声で喘ぎ声をあげる彼の胸に片腕を伸ばすと、指先で胸の果実を転がした。
「あッ..やあんッ」
「葵、すっごいエロい」
「サクぅッ」
葵が腰をムズムズしはじめるので、咲夜は傍らに置いてあるジェルボトルを掴んだ。
「早くッ..くちゅくちゅしてぇッ」
「待ちきれないの?」
咲夜は、ジェルをトロトロと指先に落としながら彼を見つめる。
「うんッ..はやくサクと繋がりたいよぉッ」
「俺も挿れたい」
と、咲夜は葵の腰を降ろすと、彼の大きく足を拡げ奥の蕾に指を挿入した。
「んッ..んんッ..きもちいッ..はぁッんッ」
くちゅくちゅと厭らしい音がベッドルームに響く。
ああ、早く...
はやく入れたいッ。
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