273 / 305
2022’8
炎のトワイライト・アイ〜二つの人格を持つ少年〜
しおりを挟む
蒼河颯人 様
【あらすじ引用】
門宮茉莉は綾南高校に通う二年生。吸血鬼による怪事件が起こり続ける日常の中、彼女の目の前に突然一人の男子生徒が現れた。多彩性豊かに輝く青い瞳を持つ彼の名は神宮寺静藍。病弱で一見ひ弱そうに見える彼には「吸血鬼」というもう一つの顔があった。
彼は過去にかけられた呪いの為に、体内に巣食う「吸血鬼」としての血が覚醒すると、赤い瞳を持つ吸血鬼と化してしまうのだ。この呪いを解くには「芍薬姫の血」が必要だが、制限時間内に見付け出さないといけない。そんな彼を我が物にしようと虎視眈々と狙う吸血鬼達。彼等が起こす事件に茉莉達は巻き込まれてゆく。静藍は果たして無事に人間へと戻れるのか?
襲いかかる吸血鬼とそれに抗う高校生の戦いを描いた現在ファンタジー。
【読む前に感じたこと】
一番気になるのは”制限時間内”とはどんな意味合いなのか? ということ。
吸血鬼としてのもう一つの顔があるということは、時折吸血鬼に変化し完全にそっち側になってしまう前に、血が必要なのだろうか?
わがものにするとはどういうことなのか?
この辺がとても気になるところである。
【物語は】
主人公の少女が嫌にリアルな夢を見て、起床時間が登校ぎりぎりになってしまうところから始まっていく。
その後登校途中で具合の悪うそうな同学校の生徒を助け、時間ぎりぎりとなり、教室では友人に揶揄われるなど踏んだり蹴ったり。
しかしそんな彼女の日常から、近頃話題になっているという”吸血鬼事件”の話題へと。果たしてそれは一体どんな事件なのだろうか?
【吸血鬼事件について】
この物語の中では、ある一つの不可解な事件が起きていた。
それは男女問わず、血を抜かれるという謎の事件。殺人事件と断定されていることから、何者かが行っていると考えられる。
首に二つの穴が痕跡として残されていることから、吸血鬼事件と呼ばれているようだ。果たしてこの事件の犯人は?
【登場人物について】
転校生がやってきてから主人公の日常が変わっていく。
登校途中で助けた男子生徒は、なんと主人公のクラスへの転校生だった。
彼は身体が弱いのか持病持ちなのか、体育に参加することはできない。それを不憫に思っていた主人公だったのだが。
どうやら彼はドジっ子というものらしく、そのハプニングに主人公が巻き込まれる確率が高いようで、それがだんだん日常と化していた。
主人公と特に仲の良い友人は、情報通。その理由は作中にて明かされている。
転校生のハプニングに巻き込まれ、お似合いなどと言われてしまう主人公ではあったが一学年上に想い人がいるようで、その経緯なども語られていく。
【物語について】
想い人である先輩とやっとまともに話すことが出来た日、二人は吸血鬼事件に巻き込まれてしまう。主人公は間一髪で”ルフス”と名乗る不思議な男子学生に助けられるのだ。
事件の恐怖、大切な人を失ってしまった喪失感から学校を休んでいた主人公。そんな彼女を心配しお見舞いに来てくれたのは、仲の良い友人と転校生であった。
想いを吐き出したのち、主人公とその友人は転校生から彼の身に起きていることを聞かされる。それはにわかには信じがたい内容ではあったが、彼に残された時間はわずか。二人は彼に協力を申し出るのであった。
【物語の見どころ】
主人公が吸血鬼事件に巻き込まれ、転校生のもう一つの人格に助けられるところがターニングポイントとなるのだと思う。
この後、二人は友人と同じ新聞部へと入部することになり、彼のへ協力者が増えていく。
この作品はライトノベルなので、彼が吸血鬼であることに関して”偏見”を持つような流れはない。真っすぐに解決へ向けて皆が一丸となって協力していくような物語である。
主人公の想い人については、たくさん出番があるわけではないもののキーパーソンとなっているように感じた。彼の存在があったからこそ、物語は動き出したと言っても過言ではない重要人物。
他に見どころの一つとして外せないのは、二つの人格を持つ転校生であろう。彼は人格によって性格が変わる。真逆に近いその立ち居振る舞いが読者を惹きつける要素の一つだと思われる。
だが、彼が救われるということは、その人格を一つ失うということでもある。
あなたもお手に取られてみませんか? この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。お奨めです。
*備考10章まで拝読(P10かな)
【あらすじ引用】
門宮茉莉は綾南高校に通う二年生。吸血鬼による怪事件が起こり続ける日常の中、彼女の目の前に突然一人の男子生徒が現れた。多彩性豊かに輝く青い瞳を持つ彼の名は神宮寺静藍。病弱で一見ひ弱そうに見える彼には「吸血鬼」というもう一つの顔があった。
彼は過去にかけられた呪いの為に、体内に巣食う「吸血鬼」としての血が覚醒すると、赤い瞳を持つ吸血鬼と化してしまうのだ。この呪いを解くには「芍薬姫の血」が必要だが、制限時間内に見付け出さないといけない。そんな彼を我が物にしようと虎視眈々と狙う吸血鬼達。彼等が起こす事件に茉莉達は巻き込まれてゆく。静藍は果たして無事に人間へと戻れるのか?
襲いかかる吸血鬼とそれに抗う高校生の戦いを描いた現在ファンタジー。
【読む前に感じたこと】
一番気になるのは”制限時間内”とはどんな意味合いなのか? ということ。
吸血鬼としてのもう一つの顔があるということは、時折吸血鬼に変化し完全にそっち側になってしまう前に、血が必要なのだろうか?
わがものにするとはどういうことなのか?
この辺がとても気になるところである。
【物語は】
主人公の少女が嫌にリアルな夢を見て、起床時間が登校ぎりぎりになってしまうところから始まっていく。
その後登校途中で具合の悪うそうな同学校の生徒を助け、時間ぎりぎりとなり、教室では友人に揶揄われるなど踏んだり蹴ったり。
しかしそんな彼女の日常から、近頃話題になっているという”吸血鬼事件”の話題へと。果たしてそれは一体どんな事件なのだろうか?
【吸血鬼事件について】
この物語の中では、ある一つの不可解な事件が起きていた。
それは男女問わず、血を抜かれるという謎の事件。殺人事件と断定されていることから、何者かが行っていると考えられる。
首に二つの穴が痕跡として残されていることから、吸血鬼事件と呼ばれているようだ。果たしてこの事件の犯人は?
【登場人物について】
転校生がやってきてから主人公の日常が変わっていく。
登校途中で助けた男子生徒は、なんと主人公のクラスへの転校生だった。
彼は身体が弱いのか持病持ちなのか、体育に参加することはできない。それを不憫に思っていた主人公だったのだが。
どうやら彼はドジっ子というものらしく、そのハプニングに主人公が巻き込まれる確率が高いようで、それがだんだん日常と化していた。
主人公と特に仲の良い友人は、情報通。その理由は作中にて明かされている。
転校生のハプニングに巻き込まれ、お似合いなどと言われてしまう主人公ではあったが一学年上に想い人がいるようで、その経緯なども語られていく。
【物語について】
想い人である先輩とやっとまともに話すことが出来た日、二人は吸血鬼事件に巻き込まれてしまう。主人公は間一髪で”ルフス”と名乗る不思議な男子学生に助けられるのだ。
事件の恐怖、大切な人を失ってしまった喪失感から学校を休んでいた主人公。そんな彼女を心配しお見舞いに来てくれたのは、仲の良い友人と転校生であった。
想いを吐き出したのち、主人公とその友人は転校生から彼の身に起きていることを聞かされる。それはにわかには信じがたい内容ではあったが、彼に残された時間はわずか。二人は彼に協力を申し出るのであった。
【物語の見どころ】
主人公が吸血鬼事件に巻き込まれ、転校生のもう一つの人格に助けられるところがターニングポイントとなるのだと思う。
この後、二人は友人と同じ新聞部へと入部することになり、彼のへ協力者が増えていく。
この作品はライトノベルなので、彼が吸血鬼であることに関して”偏見”を持つような流れはない。真っすぐに解決へ向けて皆が一丸となって協力していくような物語である。
主人公の想い人については、たくさん出番があるわけではないもののキーパーソンとなっているように感じた。彼の存在があったからこそ、物語は動き出したと言っても過言ではない重要人物。
他に見どころの一つとして外せないのは、二つの人格を持つ転校生であろう。彼は人格によって性格が変わる。真逆に近いその立ち居振る舞いが読者を惹きつける要素の一つだと思われる。
だが、彼が救われるということは、その人格を一つ失うということでもある。
あなたもお手に取られてみませんか? この物語の結末をその目でぜひ確かめてみてくださいね。お奨めです。
*備考10章まで拝読(P10かな)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる