R18【同性恋愛】リーマン物語if2『万年筆が繋ぐ愛』

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4話『開かれる真実の扉』

5 もっと甘えて【R】

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****♡Side・課長(唯野 修二)

 修二は、従順な塩田を満足げに見つめる。
 繋がった場所から卑猥な音を響かせて、いつになく甘えた声で修二の名を呼ぶ彼。ゆっくりと身を引けば、ぎゅっとしがみつく。
「修二……ッ」
 十以上も年の離れた年下の恋人。
 早く正式な恋人になれたならどんなに良いだろう?
 そんなことを思いながら、何度も何度も彼に口づける。

 普段はあまり表情を変えることのない彼が、上気した顔で修二に縋りつく。たまらなく愛おしい。
 二人の間にある彼自身に指を絡めれば、
「修二の指……好き」
と言ってキスを強請る。
 初めて塩田を抱いた時から、彼の心はきっと自分だけのものだった。
 彼に酷いことをしてしまったなと思う。
 修二に傷つけられた彼は、さらに自分自身を傷つける行為をしたのだ。他の男をここに受け入れるのは、辛かったろう。

 そんな彼に嫉妬を向けることしか出来なかった自分。
 どうして追い詰めてしまったのだろう?
 距離を置かれたからといって、離れるべきじゃなかった。
 自分がすべきだったのは、説明なのだ。

「んんッ……」
「またきそうなのか?」
 彼の立ち直りが早いのは、若いからだけじゃない。
 好きな人に抱かれているから。
 続けて二度、三度挑む者もいるがそれはきっと、ただの性欲だけじゃないだろう。
 彼は我が道をひた歩く男。けれども、倫理道徳に反することは好まない。だからこの関係は彼を苦しめている。分かっているけれど。

──この手を二度と放さないと決めたんだ。
 決して離れたりなんてしない。
 もう、泣かせたりはしないと誓った。

「愛してるよ、塩田」
「んッ……俺も」
「一緒にこう」
 修二の言葉に彼は頷く。
 奥がキュッと締まり、修二は強く腰を押し進める。
「あ……ッやあ……ッ」
「いい子だ」
 塩田を絶頂に導き、修二は彼の中を汚した。

 びくびくと鈴口から愛液を放ち、ぐったりとする彼。
 奥から修二が自分自身を引く抜くと、トロリと愛液があふれ出す。
「満足した?」
と塩田に問われ、
「最高だな」
と修二は答えた。

 自分の彼に対する独占欲は留まることを知らない。
 自分に縛り付け、快楽だけを教え込み壊れてしまいたいとさえ思ってしまう。だがそんな歪んだ愛情は、誰も幸せにはしない。
 同じ時を過ごし、一緒に楽しいことをして笑い合うのが幸せというものだ。
 束縛が産むのは崩壊だけ。

「おいで。風呂場に連れって行ってやろう」
「修二」
 自分だけには素直に甘えてくれる彼でいて欲しいと願う。
 こんな彼を見たら、きっと欲しくなるだろうから。
 そんなことを思いながら、塩田を抱き上げる。
 苦しいと思うこの先に、いつの間にか光が差し始めているとも気づかずに。


「どうした? 恥ずかしいのか?」
 塩田は壁に手を突き、足を広げるがキュッと奥を締めたまま。
 修二はシャワーの温度の確かめながら、そんな彼の双丘を割り、蕾に触れる。
「出ちゃうから」
と彼。
 ほんのり頬を染めて。
「出さないと、腹を壊すぞ。緩めて」
「ああああ……ッ」
 胸を撫でながら、蕾を優しく撫でまわす。
 彼はとても敏感なのか、胸を仰け反らせた。
 別なとこへ意識が向けられたせいか、少し緩められた蕾からトロリと白いものが零れ落ちる。修二はその蕾を人差し指と親指で拡げるとシャワーを軽くあてる。

「全部出したか?」
「そんなことばかり聞くなよ」
 普段はどんな質問をしても涼しい顔をしている彼の顔が赤い。
「可愛いな」
と漏らせば、涙目で睨まれる。
「気持ちよかったろう?」
「それは……まあ」
 塩田は修二たちに比べると身長も低いが華奢だ。だがその肌は吸い付くようにもっちりとして、滑らか。
 抱き寄せて首筋に口づければ、
「口にもして」
とおねだりされる。

──塩田は、ホント可愛いなあ。
 
 彼の唇に自分の唇を押し当てながら、修二は心の中でため息をついたのだった。
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