幼馴染を追って異世界へ〜『¥300,000,000』廃課金した最強アカウントをLv1からやり直し、「超重力」属性を使って〜

甲殻類

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6章 入学試験 2次試験編

53話 超属性

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「おぉっとー!!急に動きが止まったハヤト選手どうしたんだぁ?」



 雲が降りて濃霧状態だった会場も俺がハヤトの元につく頃には完全に消えていた。そしてなぜ俺の放った魔法がハヤトの中位無効化で防げてないか……それは今回選んだ対象物はハヤトなのはそうなのだが、ハヤトを覆う大気も範囲に入っている。なのでハヤト自体には効いていないが間接的に効果ありといったところだ。

 ハヤトの固有属性は天気。この天気属性ここだけじゃなくどっかで見たようなないような……まぁそんなことはどうでもよくて天気属性は、火、水、土、風、雷属性を全て1:1になるようポイントを配分することで習得することが可能になる属性だったはずだ。

 スキルや魔法の汎用性がよく様々な種類の属性を使用できるので結構便利な固有属性だ。

 そしてハヤトはまだ水属性方面の魔法しか使っていない恐らくまだ何か隠し持っているのは間違いない。



 やるしかないか……



 警戒心を最高レベルまで上げ俺はハヤトの元まで走り出す。今のハヤトに直接的なダメージを与えられるのは超属性か超固有属性のどちらかしかないーーだが、俺はまだレベルが低いので習得しているスキルと魔法は超属性と超固有属性1つずつなので合計4種。しかもどれも威力はあるのだが超燃費が悪い。

 なので、一撃々がかなり重要、一発も外せない状況だ。使えるのは超属性魔法とスキルで1回ずつ超固有魔法とスキルで1回ずつの計4回だ。ハヤトもさっき超固有属性魔法を放っているのでかなりMPは消費しているはずだ。問題はスキルの方が残っていることと下手したらまだ魔法の方も撃てるかもしれないという不安要素だ。

 そして、もう1つは超属性系以上の魔法、スキルを持っている可能性。これが一番引きたくないハズレくじ。今俺は超属性系以上の魔法、スキルを習得出来ていない。あれはレベルが50以上でなおかつ属性によって様々な条件をクリアしたのちに出てくる物で威力や能力の強さで発現するレベルも変わってくる。

 まぁぐだぐだ可能性云々を考えても仕方ない……どんなことが起きても対処可能なように警戒心をあげるしかないのだから。

 ハヤトまで距離10m……5m。俺は超闇魔法<地獄の審判/ジャッジ・オブ・ヘル>を発動する。

 この魔法は遠距離、中距離、近距離どれにも適応する魔法で、遠距離の場合は放出系、中距離の場合は散弾系、近距離の場合は自分自身に影響する。

 そして今回は近距離、魔法を発動した瞬間俺の体は黒と紫を混ぜたような少し明るめなオーラに包まれそのオーラが左腕に収束していく。収束したことによってさっきまでの明るい色が消し飛び真っ黒な禍々しいオーラに包まれていく。


 そして、その左手に収束したオーラはさらに凝縮され左手の手のひらの輪郭を覆うように先程までの荒々しさから想像もつかないほど静かに収まる。



 左手を振り上げるとその軌道上の大気が振動する。この技を使ったのは1週間練習の最後の日だ。威力がありすぎて危うく森まで被害がいくとこだった。



 走っている勢いを上乗せして残り1mのところで踏み込みハヤトの顔面を狙い左拳の一撃を放つ。



 俺の拳がハヤトの目と鼻の先まできた瞬間。



 そう俺は見逃さなかったハヤトの口角が約2ミリ吊り上がったところをーー



 その刹那、上空から光の速さで到達する……そう雷が俺とハヤトの間に轟音を響かせ降ってきたのだ。



「なんと落雷だぁああ!!これは防ぎようがないぞぉお!!」



 警戒をしていたがすでに攻撃体勢に入っておりこれはもう防ぎようがない、まだこれが分かっている場合なら対処可能だったが……これでは警戒もクソもない。

 俺は覚悟を決め相打ち覚悟でそのままハヤトの顔面に渾身の一撃を打ち込む、黒いオーラを纏った拳はハヤトの顔に当たった瞬間重い拳へと豹変する。同時に、俺の体に落雷が直撃する。

 ハヤトは俺の拳が直撃し、また場外へ吹き飛ぶ。あの重さの負荷がかかってここまで吹き飛んだのだ相当な威力というのがよく分かる。

 当たった瞬間確実に頬骨と鼻骨を粉々になったのを拳の感触で確信する。鈍い音が響き優男でイケメンの顔面は出血と骨折で今は笑うだけでも激痛だろう。


 まぁ俺もそう言ってられるほど余裕はない。雷が頭に直撃しそのまま全身を駆け巡り足の裏を通過し地面に消えていく。

 再び脳震盪のような症状に見舞われ、視界が鈍り半分も見えなくなりしまいには全身の筋肉が痙攣を引き起こし、立っていられず座り込んでしまう。体育座りのような体勢でうずくまっている。肌のところどころが火傷を負い、全身がひりつくように痛い。



 お互い超属性の魔法を生身で受けたんだノーダメージとはいかない。



 俺は1つ目のアイテムポーションを自分に振りかける。この行為だけでもかなりの時間を有した。ハヤトも同じように自分の顔にポーションを振りかけていた。これでお互い1つ目のアイテムを消費したわけだが、俺の傷もハヤトの傷もポーション程度では完全には回復せずところどころダメージは残ったまま試合を再開する。



 ハヤトもさっきまでの余裕ぶりが無くなり笑顔は消えていた。



「僕の超天気雷スキル<雷の垂直落下/サンダーフリーフォール>はどうだったかな?」



「いい味してたぜ」



 ふふっとハヤトは笑う。何が面白いんだか……



「僕もさっき受けた拳は相当こたえたよ」



「そうなるよう打ち込んだんだ、必然だろ」



「な、なんと両者まだ立っております。ハヤト選手もアキト選手も両方とんでもない攻撃を受けたはずなのに!!凄すぎます!!さすが、ブロック決勝とんでもない戦いだぁああ!!」



「歯も何本か折れちゃったんだから」



「御愁傷様だな。俺だって目が半分見えてねぇんだお互い様だ。」



 さぁて後3発。どう当てるかとハヤトのダメージ的に残り3発で押し込めるかどうか……それに後2つのアイテム、これで勝敗が左右されるだろうな。

 それにさっきのハヤトが受けていた重力スキル<地に伏す者/グラビィテオングラウンド>は場外に出たことでリセットされていた。



 しまったなもうちょっと抑えめに打つべきだったか……



「じゃあ、今度は僕から行かせてもらうよ!!」





 その言葉を言った瞬間、ハヤトは足を曲げ腰をかがめその反動でこちらまで一気に1回の跳躍で俺のすぐ目の前まで迫る。

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