幼馴染を追って異世界へ〜『¥300,000,000』廃課金した最強アカウントをLv1からやり直し、「超重力」属性を使って〜

甲殻類

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7章 魔導学園 1年生編

63話 本

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 俺、トルス、メガネくんの3人各々自分の部屋の扉の前に立ち、深呼吸。学生証を扉に翳すと扉が開閉する仕組みなので全員利き手に学生証を持つ。

 最初にメガネくんが覚悟を決め扉に学生証を翳す。すると、目の前の扉がマンゴーにナイフを入れたような滑らかな動きで扉が開く。扉は両開きになっていてそれが左右にスライドして開閉する仕組みだ。

 そのままメガネくんは歩みを進め部屋に入って行く。それを見てトルスも続いて部屋に入る。2人が入ったのを確認して俺も扉に学生証を翳す。



 2人と同じように扉が開き中へ入る。入った矢先に迎えてくれるのが学園の校章の入った玄関マットとその上に置いてあるスリッパだ。玄関マットが置いてある所と靴置き場の間には段差があり、この辺りは見慣れた景色だ。



 そのまま靴を脱ぎスリッパに履き替え目の前に続く廊下を歩く。

途中、右手にトイレがあったが流石に風呂まではなかった。

水浴びるにしてもどこでやればいいんだろうかと思ったが早く部屋が見たいので一旦後回しだ。



 俺はトイレをチラ見だけして続く廊下を歩く。と、言ってもそんなに長い廊下ではないので10秒ほどで部屋に着く。部屋に入る一歩手前で止まる。

そして間髪入れずに部屋に入る。



 まず、目についたのが2人で寝れるくらいの大きさがあるシングルベッドだ。シルクのような肌触りの生地で日本にいた時でもこんなベッドで寝たことはない。

掛け布団の生地も同様で保温性、排熱性両方に長けており、夏と冬両方いける。



 最初はベッドにダイブしようかと思ったのだが見るからに高そうなベッドだったので通常の50%の勢いでダイブした。



 ベッドで大の字で仰向けになりながらこの部屋を見渡す。

 部屋の大きさはざっと18帖、1人用と考えるとなかなかに大きい。今乗っているベッドは角に置いてあり、部屋に入ってすぐ右の壁にクローゼット、左には高さ1m50cmはある本棚。ベッドの向かいに机と椅子があるここはまぁ普通の1人暮らし部屋といった感じだ。



「は~い。一旦みんな集合~」



 シェル先生が俺達3人を招集する。



「一旦説明することがあるので1階に行きましょう~」







ーーーーーーーーーーーーーーーー







 いつものランニングペースで学園内を走っている。学園内の地図を頭に入れたいのと早朝トレーニングをどこでやるかの選定、そしてもう1つ行きたい場所……図書館。

 魔法やスキル、この世界の地図、転生者など調べたいことは山ほどある。1人何冊まで借りれるんだろうか……まぁまずは行ってみよう。



 シェル先生に図書館の話を聞いたが場所が少し分かりづらいということだったので地図を描いてもらったのだが……全く読めん。自力で探そーー

 それから30分ほどかけやっと図書館を発見した。以外にも寮の近くにあって探し損だった。まぁ茂みをかき分けて探すとは思いもしなかったが……

 そうこの学園の図書館は2つあり、1つはすぐに見つけることが出来たが人が多くしかも貴族っぽい雰囲気の奴らがうじゃうじゃ居たので断念してきた。そしてもう一方がここなのだが、お化け屋敷という名が付いているらしい。人気が全くなく、外観は殆ど自然と一体化していて、洋館のような雰囲気だ。自然と一体化していてわかりづらいが奥行きがかなりあって見た目より建物が大きい。

 俺は真っ赤に染まった若干錆びている扉の前に立つ。そして寮と同じ要領で魔法陣に学生証を翳して扉を開ける。錆びているからか扉が開くのに時間がかかる。

 扉を抜けた先にすぐ見えるのが2階へ続く階段。そしてその中央にある階段の左右には所狭しと本棚が並んでいる。2階にもかなりの数本が置かれている。外からは想像も出来ないほど清潔感が保たれており、辺りを照らす光は明るすぎず暗すぎずと読書するには持ってこいの場所だった。

 だが、この本の数は凄いがあの建物の奥行きからいってもっと奥に行けそうなのだが道が無い。隠し扉でもあるのかと仕掛けがないか本棚をいじってもみたが何にも反応しない。



 まぁいい。一旦この中から探すか……







**







 あれから1時間ほど探しているがなかなか見つからない。地図やスキル、魔法関連のものはたくさんあり逆に迷ったが、転生者についてのものだけはいくら探しても見つかることはなかった。

 まぁ今日はこれくらいにして一旦借りるためにカウンターに向かう。

 この学園の図書館は無人でカウンターに置かれている魔法陣の描かれた辞書のような本の上に借りたい本を数秒置くだけで貸し出しOKとなる。返す時も同様の作業をしてその本の横にある箱の中にいれるだけだ。



 帰り道も同様にランニングしながら寮へ向かう。といってもすぐ近くだが……



 そして黒い棟が視界に入る。



 なぜ棟が色分けされているかシェル先生の話でよくわかった。これは学園内のクラスの色を示しており、俺達の配属しているクラスが黒色すなわち黒聖というらしい。他には白聖、金聖、銀聖、銅聖がある。1番成績の良いクラスが白聖ともかく強いやつがいるクラス、2番が銀聖どちらかというと戦略や後方支援など幅広いクラス、3番という訳ではないが銅聖は医療系の女子の多いクラスと分けられる。黒聖はただ単純に実力とかではなくただ単純に平民と変人が集まったクラスだ。

 ちなみに2次試験で優勝したバルト、推薦の平民の子の2人だけが今回黒聖クラス以外に入ったらしい。しかもバルトは1番上の白聖クラス……大出世を果たしたなバルト。

 俺は部屋に戻り、借りてきた本を一旦本棚に置き椅子に座る。明日から授業が始まり本格的な学園生活が始まる。

 クラスに知らない人しかいないっていうのがないだけでましだがまぁなんとか頑張りたいが……

 それに、けんについての情報も先生などと通してそれっぽい情報を聞き出したい。1番良いのは学園長だけど……面会できるのかなぁ。
 あと、風呂についてだが嬉しいことに全ての寮にあるらしく。しかも1年生、2年生、3年生と別れていて実質貸切風呂だ。

 しかも大浴場が付いているという。これまで水浴びしか出来なかったがついに待望の風呂にありつくことが出来た。

 俺の中ではこれが今日1番最高の出来事で図書館帰りにシェル先生に聞いて思わずそのまま入りに行こうとしたがやっているのが夜の18時から22時までらしくまだ入れなかった。



 風呂までこの沸き立つ高揚感を抑えながら本を読んだりしていたが全然頭に内容が入ってこなかった。

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